2011年05月09日
雨滴の花を咲かせるルピナス
ルピナスは冬の眠りから寝覚め、夏に向かって花を咲かせる前段階で、若葉を広げた状態にある。そこに雨が降ると、傘を逆さまにしたように広がる葉に雨滴が溜まる。まるで雨滴の花が咲いたように見える。葉の縁に細かな毛があって、これにも小さな雨滴が付いて、本来の花とは似ても似つかない雨滴の花が咲いている。雨滴がガラス玉になって、葉の付け根に置かれたかのようでもある。ガラス玉の中が周囲より明るく見えていて、雨滴の花を活ける手法として生かせそうである。
ルピナスに 雨滴の花咲き 雨上がり
雨滴花 活け花にして 新手法
- by 秘境探検隊長
- at 00:35
comments
コメントを入力してください
一昨年と昨年と続けて小樽の北海道ワインへ花壇整備のお手伝いに出向きました。
その折りに手入れしたカラフルなルビナスを良く観察しておりましたので、爪句で真上から見た万華鏡のようなマクロ写真にすっかり驚かされましたが、今朝はさらに、水滴とのコラボの世界を見せて頂き、二度目のビックリです。
それにしても、秘境の色々な切り口の楽しみかたの再発見です。
雨滴(時には霜や雪)と花を組み合わせた写真は、面白いものが期待できます。花でなくても、草や木の葉でもよいのですが、やはり花は見栄えがよいものを画像として表現できます。カメラの目は、人の目とはまた違った世界を抽出してくれます。