2011年06月01日
恵迪寮碑とオオバナノエンレイソウ
北大の校章はオオバナノエンレイソウをデザインしたものである。かつて構内で原始林と呼ばれた林の横に木造二階建ての恵迪寮があった。恵迪寮が新築で移動し、原始林の方は「恵迪の森」の名前が付けられた。ここにオオバナノエンレイソウの群生地がある。恵迪の森を貫くようにして造られた道の傍には恵迪寮碑があり、恵迪の名前が採られた「書経」の一節「恵迪吉従逆凶惟影響」が彫られている。この碑を校章の花が見上げている構図の写真を撮ろうとするのだが、難しかった。
目に緑 碑に恵迪の 文字を追い
校章の 花の背後に 寮碑あり
- by 秘境探検隊長
- at 02:46
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この校章碑をエンレイ草が見上げている構図の写真は難しかった、とのご説明の通り私も最初は確かに惜しかったように思いましたが見る側からはこのままでも構成の意図は伝わっております。
試しに、上下の写真を繋げて、二枚の間にある「校章の花の背後に寮碑あり」の名句を、繋げた絵のあとに移動し載せてはどうかと想像しますと、丁度良くエンレイ草が石碑を見上げている情景にぴったりの構図になりますが、特にその必要も無いと思いました。
近くに「都ぞ弥生」の歌碑があって、こちらは有名ですが、「恵迪寮の碑」は学外者にはほとんど知られていません。学生も知らない方が多いと思います。春夏秋冬、この碑を撮っています。