2011年06月08日
花名が美味しそうなユキモチソウ(雪餅草)
テンナンショウ(天南星)属のユキモチソウは、マムシグサ同様これが花とは思えない。花茎の先端に、薬を混ぜ合わす乳棒のような付属物があって、仏炎苞から少し顔を出している。この白い部分が雪餅に似ていることからの命名である。しかし、雪餅そのものは食した記憶がない。花の部分は乳棒の下の部分にあるため、苞を裂かないと見られない。仏炎苞の外側は茶と黒紫を混ぜたような色である。マムシグサの場合、仏炎苞は緑色で、形は似ていても、仏炎苞の色で区別がつく。
雪餅は いかなる味ぞ ユキモチソウ
仏炎苞 包み込む内 花のあり
- by 秘境探検隊長
- at 06:50
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ユキモチソウの花茎先端は確かに乳棒そっくりで,久し振りに乳鉢にエタノールに溶いたひまわり花粉粉砕に挑戦してみました。
充分粉砕した頃合を見計らってスポイトでスライドガラスに載せ顕微鏡を覗いたところ花粉の破片らしき映像を多数確かめました。
以前の実験では花粉は乳鉢で粉砕不可能との結論を得ていたつもりでしたから、実験は不完全だったようです。
科学研究者への戒めの諺に「学習を伴わぬ経験は経験を伴わぬ学習よりましである」。
最近の研究スタイルを振り返りますと、遺憾なことですがこの戒めに全く反して学習一辺倒です。
学習と経験は車の両輪のようです。うまくかみ合うと、経験が学習効果を増大させます。学習がよりよい経験に導きます。ただ、両者をうまくかみ合わせるのが難しいところです。