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2011年06月18日

錫杖を持って歩く女子衆

 祭列にひたすら歩く女子衆が加わる。女性なのに手に錫杖を持っている。錫杖は修験僧の持ち物で、女性に錫杖は最初奇異な感じがする。修験僧は仏教で神社の祭りにはお客である。これは神仏習合の名残なのだろう。修験仏教は役(えんの)行者に始まり、明治政府の神仏分離と修験の廃止で、修験仏教の一部は神道に吸収され、それが神社のお祭りに顔を出しているのだろう。女性に錫杖を持たせ歩かせるようになった経緯はわからない。錫杖は軽そうに見え、杖代わりなのだろう。

錫杖は 祭列用具 見慣れたり

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錫杖を 杖の代わりに 女子衆

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「女性なのに錫丈を持ってひたすらに歩く」
或る対象を評価する時、コンテンツの良し悪しで決める事例が多く、ではその良し悪しの基準は何かについては、説明文なり解説文にストーリー性の有無が決定的と思うのですが、さらにストーリー性があったとしても、共感性とクオリテイの高低が重要な判定要因と思います。
今朝のプログから、そんな難問と、爪句のもう一つの醍醐味を見つけました。

  • 伊東 裕
  • 2011年06月18日 10:09

 爪句の説明文を書くため、写真の対象の気になった部分について調べたりします。これが結構勉強になり、雑学的知識が増えていきます。祭列も漫然と見ているより、ひっかかる点を掘り下げていくと、なかなか面白いものです。

  • 探検隊長
  • 2011年06月18日 10:36
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