2011年06月24日
昼食会場のオオデマリ
新聞社系の文化教室で、街歩きの講座の講師を務めている。その最終回の昼食会の会場探しで、レストランの集まっている場所に出向いた。レストランが囲むようにしてある庭に、オオデマリの木花が咲いている。最盛期のようである。木に掛けられた札に「スイカズラ科大てまり」とあって、文字通りこれは大きな花の手毬である。ヤブデマリを改良した園芸種で、この時期札幌市内のそこここで見かける。花弁が地面に散って、白い絨毯を敷いたようで、この見事さで会場を決めた。
木に掛かる 札の花名は 大てまり
見事なり 掃除ためらう 花絨毯
- by 秘境探検隊長
- at 00:50
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土地付中古住宅に移り住んで真っ先に考えるのは、球根や木花等の花壇と思うのですが、私が最初に苗木市場で買い求めたのは、価格が高くて手が出ない写真の大手毬ではなく、背丈も低く、ピンポン玉位の花を付けていた岩手鞠でした。
そんな想い出があるため、枝にはまだまだ盛りの見事な花が咲いているのに、地面にも敷き詰められたような真っ白な絨毯との両方が同時に見られるのは誠に圧巻です。
目前の花の光景を「掃く手ためらう」と絶句するような言語描写を軽妙な5.7.5に纏めるところは、まさに爪句の真骨頂であり、読み手は、現時点での鮮明な情景が目に浮かぶだけでなく、遥か彼方の追憶までも懐かしく連想させます。
イワデマリ(岩手鞠)はトサシモツケの名前もある木花ですね。インターネットで画像を見ると、コデマリと呼ばれているものとも少し違った感じの木花です。庭に八重咲きコデマリを買ってきて植えてみましたが、さて根付くかどうか・・・