2011年07月07日
長い舌を出したニオイハンゲ
ニオイハンゲを漢字に直すと、匂半夏となる。半夏は薬草のカラスビシャクを指す。半夏生(はんげしょう)の略でもあり、夏至から11目頃になる。サトイモ科の花で、良い匂いがするそうで、匂いを嗅いでみたけれど、風の吹く道路脇であったせいか、匂いはしなかった。蛇の頭のように見えるのは花を包む苞で、この苞に隠れて肉穂花序と呼ばれる細かな花が密集している。苞の外に長い舌を伸ばし奇怪な形で、舌は画面を突き抜けている。同じサトイモ科のウラシマソウに似ている。
奇怪な ニオイハンゲの 長き舌
名につられ 鼻近づけて 匂い嗅ぐ
- by 秘境探検隊長
- at 13:48
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