2011年07月27日
雨滴の残る蜘蛛の巣と花
雨上がりで、蜘蛛の巣に雨滴が残っている。蜘蛛の巣の傍に花を捜すと、申し訳程度に咲いているのが見つかる。蜘蛛の巣の上に顔を出しているのはドクダミの花である。ドクダミの白い苞の下にネットのように広がっている巣は絹製の衣装で、大きな雨滴はアクセサリーに見えてくる。これだけ雨滴で占拠されてしまっては蜘蛛も巣を放棄せざるを得ないだろう。咲き残ったラベンダーの一本茎の下の方に蜘蛛の巣がある。ラベンダーの花粒に倣って、雨粒が並んでいるかのようである。
ドクダミの 衣装蜘蛛の巣 雨上がり
花粒に 倣う雨粒 夏の庭
- by 秘境探検隊長
- at 01:50
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ドクダミは戦後に抗生物質がまだ出回っていない頃まで、腫れ物によく効くき、大抵の家の空き地に植えられておりましたが、今日通りかかった旧家のブロック塀の角の内側にタタミ10畳ほどもの広さに、白い花のドクダミが真っ盛りですが、花が目的とは到底思えず特に殖え易い薬草とは言え、手入れする人が居なくて広がったのか、何か目的があるのか全く不思議なことです。
ブログ子もドクダミを煎じて飲まされた記憶があります。雑草並みに強い花ですので、放っておくと、広がってしまうようです。花(苞)を見る限りでは、そいれほど強い花とも思えないのですが、生命力のあるのは確かです。