2011年08月20日
豆に針金を刺したザトウムシ(座頭虫)
このクモに似た虫は変わっている。細い針金を関節で折り曲げ、豆の形の身体に刺したようである。拡大してみても、体のどちらが前か後ろかわからない。命名の仕方もユニークで、ザトウムシは座頭虫と書く。長い足で周囲を確かめながら歩行する様子を、目の見えない座頭が杖で前を探りながら歩いて行くのに擬えてこの名前になっている。実際には小さな目が付いているので、座頭の名は当たってはいない。8本の足を器用に動かして歩行するけれど、それにしても長い足である。
ザトウムシ アザミに見せて 長き脚(あし)
前後ろ 豆の身体(からだ)で 不明なり
- by 秘境探検隊長
- at 02:44
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今の今まで、てっきり足の長い蜘蛛と思っておりましたので、有名なタラバガニが正確にはヤドカリの仲間であると知ったときの驚きに似ております。
実のところブログ子もこれはクモの一種だとばかり思っていました。座頭虫のネーミングが面白く、この虫の名前は一度覚えると忘れません。