2011年09月03日
幼虫時代に泡の仲に棲むアワフキ
近づくととんで逃げる小さな虫がいる。飛ぶのか跳ぶのか、逃げる動作は素早い。図鑑で調べるとアワフキムシのようである。名前は泡吹きの意味で、幼虫時代に自分の吹いた泡状の巣の中で生活することからの命名だそうである。泡を巣にする発想を知ると、自然界の思いもかけないアイディアに驚く。セミに近い種のようで、成虫を拡大して見ると、セミの雰囲気の翅を持っている。アワフキに似たものにツノゼミ科やヨコバイ科の虫がいて、小さいので区別がはっきりつかない。
アワフキと 幼虫の巣が 名に固定
アワフキは 朝露に濡れ 不動なり
- by 秘境探検隊長
- at 00:53
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小径木の幹と枝との窪みに、2センチ程の真っ白な泡が発生しており、中にうごめくプログのような数匹の虫は、てっきりセミと思い込んでいた時期がありました。
泡の内に居るアワフキムシの幼虫はよく見たことがありません。今度機会があれば観察してみようと思っています。