2011年09月08日
同定に自信のないカスミカメムシ
透き通る翅で飴色の身体の小さなカメムシがいる。図鑑やインターネットでこのカメムシに似たものを探してみるのだが、一致するものが見つからない。しかし、カスミカメムシらしい。カスミカメムシの種類は多く、同定は霞を掴むようである。以前はメクラカメムシと称されていたのが、差別用語への配慮から現在の名前に変更されたそうである。メクラといっても複眼の目は付いていて、最初の命名が不適切でもあった。この目は瞳のように映る部分があって、単眼に見えてくる。
同定は 霞み掴みの カスミカメ
複眼に 瞳の影で 偽(ぎ)単眼
- by 秘境探検隊長
- at 02:07
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カメムシについては、数年前に農作物に甚大な被害を齎した困った害虫との印象が強いのですが、人に危害を加えたり、病原性も無くカラスなどの餌として地球上の食物連鎖の一端を担っているかも知れず、人工では真似の出来ない見事な甲冑を身に付けた体形にはすっかり認識を新たにしました。
虫の写真を撮っていると、カメムシが一番撮り易く種類が目につくので、勢いカメムシの写真が並びます。それにしても、近くの草むらにこんなに多くの種類のカメムシが居るのには驚いています。