2011年09月13日
鞘翅のデザインの大胆なナナホシテントウ
ナナホシテントウは、名前の通り鞘翅の赤い部分に黒の斑点が7個ある。黒の斑点は筆で絵付を行ったようなシンプルなもので、赤に黒の配色も大胆である。この目立つデザインは警告のためであるといわれているけれど、テントウムシの中でも出色のものである。顔部の眼の横に白い斑点があるのも洒落た感じである。テントウムシはアブラムシ等を食べるので益虫とされている。成虫は冬を越すといわれているけれど、北海道の厳しい冬をどのようにしてやり過ごしているのだろうか。
名の通り 七星あるか 数えたり
大胆な 鞘翅(さやはね)デザイン 目立ちたり
- by 秘境探検隊長
- at 08:37
comments
コメントを入力してください
てんとう虫がアブラムシを食べる天敵である事は知っておりましたが、オオ二ジュウヤホシテントウがウドンコ病菌を食べるとは初めて知りました。
シナヒラタヤドリバエの場合は、素人の想像ですが、プログの堂々たる太鼓腹を見て、人間のメタボ腹とは違って、天敵としての刺客を腹部に満タンしている極めて稀な貴重な映像と思いました。
昆虫シリーズに登場したトンボやスズメバチなどの天敵は、蜘蛛の場合のように捕食する昆虫類は多分益虫よりも害虫の方が遥かに多いように思います。
これらの天敵は人間の目の届かないところで大きな威力を発揮しており、農作物の被害防御などは人間にとって都合の良いほんの一面であり、基本的には、地球上の壮大な生態系の絶妙なバランスを担っている役割と重要性を認識させて戴いております。
益虫か害虫かは、農業従事者や林業関係者には切実な問題で、昆虫の見てくれなど問題にならないでしょう。虫の写真を撮る方としては、益虫、害虫については余り考えもせず、写真写りの良いものを捜しています。