2011年09月23日
ハナアブを誘うツユクサの無言劇
花が虫を誘って声を掛けているように思えるシーンがある。ツユクサの周囲をキタヒメヒラタアブと思われるハナアブが飛び回っている。ツユクサは蕊を出して手招きしているかのようである。ここで花のセリフを考えるのも面白い。「早くいらっしゃい」とか「じらさないで」とかはどうだろうか。画面に別のツユクサが写ってくればセリフも変る。「こっちの方がいいわよ」、「ほかの言うことなんか聞かないで」と、花同士でハナアブを囲んで火花を散らして場面も想像できる。
ツユクサが ハナアブ誘う 無言劇
ハナアブを 誘う手管の 競い合い
- by 秘境探検隊長
- at 00:13
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人影も無い山あいのひまわり畑で、只1人黙々と花粉を採取して居りますと,似たような光景に出会います。
広大なひまわり畑では、一斉に開花しているように見えても、近く寄って見ますと一つ一つ微妙な違いが判りますので、なるべく大き目の花托に花粉が盛り上るような最適の状態の花を、少し離れた位地から見渡して素早く選びながら近寄り機械採取しておりますと,一面満開の花達が一様に、早く来て取って頂戴と手招きしているように見えます。
ひまわりが蜂を誘っている時は,花同士も火花を散らしているのかも知れませんが,私に対しては大体こんな風に誘い掛けておりました。
最近ひまわりは緑肥用に開花後数日で丸ごと鋤き込まれますので、こんな博幸の身の上を知っているかのように見えます。
ツユクサの花同士の会話や蜂の争奪戦などを解析した今朝のプログを花や虫たちから見れば、逆に、無言劇が当たり前の世界から言語の世界を見るような好奇心と驚きを誘っているかも知れませんね。
伊東さんもヒマワリの花粉採取時はヒマワリと一体の世界に没入しているようですね。何かに入れ込むとそういう状態になるようです。普通の人から見れば、興じているうちに狂じてしまうのかもしれません。ヒマワリ(の花粉の)季節は逝ってしまいましたか。虫の季節ももう終わりに近づいています。