2011年09月25日
虫同士のニアミス
ザトウムシはその長い脚を8本持っているので、同じく脚が8本のクモの仲間になる。ワカバグモの前をザトウムシが歩いて行く。ワカバグモにその長い脚が捕まえられたとしても、ザトウムシは脚だけを残して逃げるのだろう。事実、このザトウムシの脚は6本で、すでに2本を失っている。カメムシの両手を合わせているところを撮って、後で拡大して見ると、赤い粒のような虫が写っている。もし脚が8本であればダニの可能性が高いのだが、小さくてこの写真だけではわからない。
ザトウムシ ニアミス相手 ワカバグモ
カメムシの 拝む手の横 粒の虫
- by 秘境探検隊長
- at 01:43
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ワカバグモとザトウムシの異常接近は、これから繰り広げられる弱肉肉強食の前哨戦を予想したのですが,ザトウムシはトカゲの尻尾切りの如く、足の2・3本を呉れてやる作戦とは、流石戦いの行方を読んでおりますね。
さらに、下のカメムシに異常接近している赤い粒の虫は、先生のプログの通り、多分ダニと思いますので,こちらは間違いなく捕食の前触れのように思います。
カメムシが拝む手は、前の接近戦の流れからすると、何となく獲物を横目で睨みながら刃物ような前足を研いでいる様に見えます。
若しかしてこの写真は、これまでの、人間にとってカメムシ害虫説を覆す貴重な決定的瞬間かも知れません。
虫の世界は弱肉強食の世界です。その現場にあまり出くわさないので、見落としがちですが、草や花の陰でいつも追ったり、追われたりしているのだと、虫達を見ると想像しています。