2011年10月10日
クマの目撃された西野ひよこ公園パノラマ・レポート
ネットで新聞が配信されるようになると、新聞写真の多くはパノラマ写真になるのではないかと予想している。現在の新聞写真は、現場の一部分を切り取ったもので、その現場の全体像が見えてこない。この点、パノラマ写真では全体を見ることができ、読者が注目したい部分を拡大して見ることができる。テキスト情報の記事に書かれていないことでも、パノラマ写真から状況を読み取ることができる。
こうなると、事件の現場に駆けつけて、パノラマ写真を撮り、記事を書くフリーランスのジャーナリストがパノラマ写真で食べてゆける時代となるのだろう。
例として、この数日札幌市内でクマの目撃があいつで、どこそこの公園と報道されるけれど、その公園がどんな場所であるかの情報が充分でない。西野ひよこ公園も新聞報道で知名度が上がったけれど、実際どんな公園か知りたい人もいるに違いない。
そこで自称パノラマ写真記者に早変わりのブログ子が、この公園をパノラマ・レポートする。驚くなかれ自動車がビュンビュン走る北一条宮の沢通と西野屯田通の傍の写真の公園である。この車の流れを避けてクマがこの公園で遊んでいたとは、にわかには信じられない。と、まあこんな風になる。
- by 秘境探検隊長
- at 11:07
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今日はテレビでもヒグマ出没関連の二ユースが流れ、内容も次第にエスカレートしてきましたので、戦前小学校の副読本にも載っていた日本で発生した最大の害獣被害事件で知られる苫前の「羆嵐」の詳細をインターネットで見ていて、改めて羆の恐ろしさを思い出しておりましたが、末尾にその後に起きた第二の規模の羆災害事件が「石狩沼田幌新事件」として、こともあろうに幌新で起きていた事を初めて知り愕然としております。
私の父が昭和15年に国鉄で勤務中の事故で亡くなったあと、毎年夏休みと冬休みには3歳年下の弟と一緒に恵比島の幌新に住む叔父宅で長く過ごす習慣があり、苫前の「羆嵐事件」は幾度となく聞いておりましたので羆の恐ろしさは骨の髄まで沁みておりますが、第二の規模の羆災害が幌新で起きていたとの認識は今の今まで全く無く、幌新事件の詳細も先ほどのネットで初めて知り鳥肌が立つ思いです。
テレビでは羆に突然遭遇した時の対処の仕方を専門家が詳細に説明しておりましたが、なぜ今年に限り頻繁に出没するのかに就いては、春先に生まれた羆が初めて縄張りを決めるために住宅近くまで徘徊しているとの説明については聊か疑義があります。
当初から報道されているように、純然とした冬眠を目前にしたドングリなどの餌不足とか、人気の高い山菜や茸採りで、羆の生活圏に入り込み過ぎているのが原因のように思いますので、若しも出没する若い羆の中に成獣が紛れていないとは限らないように危惧しております。
羆が餌探しを諦めて冬眠するとしても11月まで警戒は必要とのことですから、折角のパノラマの腕前発揮に水を差すようで申し訳ないのですが、老爺心ながら、くれぐれもご注意されます事を心の底から願っております。
苫前の羆事件は「慟哭の谷」という本になって、共同文化社から出版されています。宣伝もしていないのに毎年売れている、と爪句集出版で同社で校正をしている時に聞きました。幌新(場所がはっきり頭の中にありませんが)でも同じような事件があったのですか。恐ろしいというより、市街地に現れる羆の写真が撮れないものか、と思う気持ちの方が強いです。