2012年07月25日
都市秘境散策講座-円山動物園
今日は都市秘境散策講座で見学先は円山動物園である。地下鉄円山駅に集合で、歩いて動物園まで行く。は虫類・両生類館を主に見学する。新しく建てられたこの館はバックヤードをガラス越しに見ることができる。今回はそのバックヤードに入室させてもらった。20名近くの見学者ではバックヤードはいっぱいになる。
バックヤードで出迎えてくれたのはこの館の飼育員の本田直也氏で、氏は知る人ぞ知る、円山動物園のカリスマ飼育員である。ヨウスコウワニを国内で初めて孵化、飼育した実績の持ち主でもある。鷹匠役もこなし、動物園で鷹を使ったイベントにも出演する。なお本田氏は出版されたばかりの「爪句@札幌街角世界旅行」の共著者でもあり、は虫類・両生類館の動物の写真に爪句をつけている。
バックヤードでは丁度生まれて間もないカメレオンの飼育が行われていて、生餌としてコオロギにカルシウムの粉を振りかけたものを与えていた。カメレオンが餌を捕る瞬間をカメラに収めようとするけれど、カメレオンの舌の動作が速くて、普通の撮影では無理である。
カメレオンに与えていた餌のコオロギを飼っている地下の部屋を覗かせてもらった。えらい数のコオロギが動いていて、コオロギの鳴き声も聞こえる。ここは正しく動物園の秘境の場所である。
ついでに蛇等の餌になるハツカネズミが飼育されているボックスも覗かせてもらった。生まれたばかりの仔ネズミがボックスの中にいる。ハツカネズミの名前の通り、二十日もすれば一人前のネズミになるそうである。これらのネズミを飼育・管理する労力は大変なようである。
は虫類・両生類の展示館のので、正規の展示ルートでヨウスコウワニやガビアルモドキ、各種の蛇、カメを見て回った。
この館の見学後は熱帯鳥類館に行く。雉舎ではキンケイやニジキジを見る。大型のフライングケージ内のショウジョウトキやクジャクバト等々の鳥を見る。ナキサイチョウやサンショクキムネオオハシの奇妙な鳥も檻の中に居た。
フラミンゴがフライングケージの外に出ていたので、これを見て散会である。これだけでは見足りなかった参加者は、園長の見上氏を囲んだ昼食後、園内を巡っていた。
- by 秘境探検隊長
- at 17:59
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