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2012年11月29日

閑散とした佇まいの勇払駅

 勇払駅は苫小牧工業団地の開発が進めば、団地の拠点駅として賑わうはずであった。しかし、この開発計画は頓挫した状態で、利用客も少なく、駅舎は閉鎖状態にある。駅舎からプラットホームまでは離れていて、ホームの周囲には枯れた雑草の空地が広がっている。駅名標の彼方に煙突が見え、これは海岸に接してある北電の火力発電所のものである。ホームには一部屋根のある部分があり、実質これが待合所の機能を果たしているようである。

苫東の 夢の果たせず 枯れ空地

屋根ホーム 駅舎に代わり 待合所



(画像クリックでパノラマ写真)

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在職中苫小牧支店に3年ほど勤務した経験から、確かに勇払原野から受けるイメージは良いとは言えませんでしたが、この地域沖合いは南下する千島海流と黒潮の合流点であり 夏場の濃い霧を発生し日照を妨げていると聞いておりましたが、本州の厳しい蒸し暑さや、道央や裏日本地域のような豪雪や吹雪がなく、除雪の苦労と無縁なのは大変なメリットでした。
札幌への距離が室蘭に比べて60キロも近く、道東太平洋岸に比べて地震の震度も少なく、何んと言っても大きな恵みは、原発や処理済み燃料からの目に見えない被曝被害リスクが無く、今のところは、オスプレイのキナ臭い轟音とか墜落への恐怖に曝されていない貴重な聖域と思っております。

  • 伊東 裕
  • 2012年11月29日 10:49

 開発をまぬかれた原野が残っている荒涼とした光景は、北海道らしく、ある意味貴重な景観かもしれません。勇払原野という言葉も、何か地の果てといった響きを感じさせてくれます。

  • 当て鉄作家
  • 2012年11月29日 14:11
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