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2013年11月28日

HPFhito15・祝賀会で挨拶する北洋銀行会長横内龍三氏

 北洋銀行会長の横内龍三氏には都市秘境をテーマにした著作の共著者になってもらったことがある。横内氏が副頭取で北洋銀行に迎えられて間もない頃に「札幌秘境100選」(マップショップ、2006年10月)を出版した。この都市秘境本に「札幌市資料館女神テミスの顔面レリーフ」というテーマで執筆されている。
 現在は札幌市資料館になっているかつての「札幌控訴院」の玄関上部にある、法と正義を司るギリシャ神話の女神テミスが、目隠しの顔になっている由来を解説されている。日本銀行から弁護士に転じた氏の、法曹界に関連した都市秘境発見記である。
 今は無き旧北海道拓殖銀行本店が北洋銀行大通支店になっていたこともあり、横内氏の案内で同行内を写真撮影し、その探訪記を前掲書に書いた筆者の原稿もある。この時地下の大金庫室も取材している。当時現役で利用されていた大金庫の扉は、旧拓銀ビルが取り壊され、北洋銀行の本部の建物として新築された時、地階の歩行者通路「チカホ」と接した場所に展示された。
 横内氏は都市秘境本シリーズの2巻目の「小樽・石狩秘境100選」(共同文化社、2007年11月)でも共同執筆者のお一人として加わってもらった。執筆テーマは「金融資料館(旧日銀小樽支店)のシマフクロウのレリーフ」である。同資料館の外壁と内壁に30体あるシマフクロウの彫刻について解説されている。
後年、同行頭取を経て会長職についてから、2013年に「北海道シマフクロウの会」を立ち上げ、絶滅危惧種のアイヌ民族の神の鳥の保護を資金的側面から支援する運動を開始されている。JR北海道の車内誌(2013年11月)にも「シマフクロウたちの森」の特集記事が載っており、同会と横内氏が紹介されている。
 都市秘境本での協力を得た関係もあり、高橋はるみ北海道知事より平成25(2013)年度の北海道功労賞を贈呈された時、贈呈式で受賞者の紹介をする挨拶を行っていただいた。さらに後日、有志による受賞祝賀会でも、冒頭でご挨拶をいただいた。その挨拶時にパノラマ写真撮影である。
 パノラマ写真には受賞記念本の原稿執筆者の札幌市教育委員会教育長の町田隆敏氏や開会での乾杯の音頭を取られた功労賞受賞者の小樽の光合金製作所の井上一郎会長、中締めの乾杯者の前北海道文化放送(UHB)社長新蔵博雅氏も写って居られる。
新蔵氏はスピーチで、くるくる回りながら写真を撮る筆者を、赤塚不二夫のギャク漫画「天才バカボン」に登場する「カメラ小僧」であると絵のコピーを示して話された。爪句作家としての筆者の俳号「曲直」は、本名「由直」に幾何問題を解く際の補助線1本が加わっており、これが筆者の理解の助けになる、という話と合わせて、新聞記者のセンスで上手い喩えを持ち出すものだと感心した。
 司会は札幌人図鑑の福津京子さんで、横内氏の取材について会場で横内さんに仲介した。横内氏も近い将来福津さんのインタビューを受け、札幌人図鑑に登場することになるのだろう。


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お陰様で北洋銀行横内会長を直ぐ近くでお目にかかりラッキーでした。
中々気さくな立派な方です。
さらに、北海道公営企業管理者伊藤邦弘氏とは旧たくぎん札幌東支店に勤務しておりましたが、今日の北海道功労賞受賞祝賀会の青木先生の人脈のおかげで退職後初めて名刺交換出来ました。

  • 伊東 裕
  • 2013年11月28日 20:37

 伊藤邦弘氏とは旧拓銀が主催したアメリカ先端産業視察団でご一緒させていただきました。その視察団に加わった方々5名程が祝賀会に参加してくれました。30年近くも昔のことで、団員だった方々もその後色々あったのだと思います。

  • ブログ子
  • 2013年11月28日 22:29

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今日の祝賀会に参加された5人の方は多分服部裕之氏、村田利文氏、森成市氏などと拝察しますが、その方々が、その後色々有っただろうことは、私にとっても大変興味あるところです。
「サッポロバレーのその後」については、道新でも時々取り上げられており、断片的に承知してはおりましたが、功労賞祝賀会開催に先立ち頂いた「私のなかの歴史 サッポロバレーを育てて」は大変読みやすく、一気に読了させて戴き理解出来ました。
余興の不思議な手品師が先生のご長男さんであるとは初めて知りましたし、この本を印刷頂いたアイワードの木野口功氏には私も以前から何かとお世話になっており、浦河出身の同窓であるとは、人脈の定義は様々な形態ですね。
最後に重要な感想です。
北海道新聞社の魚眼図に初掲載された「自殺プログラム」についてです。
本来、全ての生物に備わっている細胞のアポトーシス(自殺機能)については、秋に木の葉が散る自然現象として良く知られておりますが私の場合、ひまわり花粉が受精して、花粉管を伸ばして花粉の数千倍も先にある子房に到達する細胞たちの健気な偉業についてです。
14年前自費出版本「ひまわりからの贈り物・ひまわり花粉」についての推測記述は、このとてつもない距離を恰もトンネルを掘削する如く又は納豆の糸の如く延伸し、水分や栄養分を補給していると考えておりましたが、実際にはそうではなく、先端部分が過ぎ去った跡の部分は機関車が長い連結貨車を1輌ずつ切り離すように、つまり命令実行後に消し去るほどではないにしても、身軽になって先へ進むのではないかとの仮説です。
では、闇の中の先への指令はどうなのか?について、東大研究室は、途中の花粉柱に沿った花粉構は子房から放出されたホルモン系の前駆体が胚嚢へ誘導するらしいとの研究結果を発表しております。
つまり先生の懸賞プログラムのように、命令実行後に自分自身を生物のアポトーシスし消し去るほどの仰天システムではありませんが、研究スタート後14年も経つ今も理解出来ていない部分です。
今朝の、一年の経過スピードを濁流の如くとの意味合いとは、バイオの奥行きの深さに圧倒されている日々の苦労の実感からです。

  • 伊東 裕
  • 2013年12月02日 21:13
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