2013年12月10日
HPFhito19・炭の家を熱く語った札幌商工会議所特別顧問青木雅典氏
青木雅典氏にはお世話になっている。日の目を見なかった「風景社印プロジェクト」を企画したことがあった。「風景印でめぐる札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)を出版して、郵便局で捺印してもらう「風景印」の企業版を思いついた。企業に風景印に対応したものを新しく制作してもらい、その絵柄について都市秘境をからめて取材し、本の出版を考えた。
このプロジェクトの参加募集に札幌商工会議所の機関誌「さっぽろ経済」に1ページの広告を載せたことがある。当時同会議所の副会頭であった青木氏に会議所の応接室でお会いして、この訳のわかり難いプロジェクトを説明したことを覚えている。青木氏の鶴の一声で広告は載せてもらえることになり、前書の宣伝も行っている。結局参加企業も少なく、このプロジェクトは頓挫した。現在、青木氏は長年の札幌商工会議所副会頭を退き、特別顧問になっておられる。
青木氏の本業は「㈱ホーム企画センター」の社長で、筆者が講師役を務めている道新文化センターの講座「身近な都市秘境を歩いてみよう」の受講生と同社を見学したことがある。青木氏は北海道日中友好協会会長やニュージーランド名誉領事を務められ、社内にある名誉領事室で受講生と一緒に名誉領事としてお話を伺った。
社業の「炭の家」という、始めは馴染みのない言葉の家造りについても説明していただいた。炭の持つ空気洗浄効果を生かして、屋根裏、床下、壁の内側に1トンもの炭を埋め込むことで、室内を空気汚染から護ろうとするコンセプトの家造りで業績を伸ばして来た。実際にビンに炭を入れ、作りだした臭気が消えていく実験も見せてもらった。
中央で活躍する経済人やオピニオンリーダを招いての定期的な講演会の懇親会に出席していて、青木氏と顔を会わせる。商工会議所副会頭の時、革新系の上田文雄札幌市長と札幌経済界や自民党との交通整理を行ってきた話などが出る。丁度よい機会なので、懇親会場で青木氏のパノラマ写真を撮る。この時の講演会の講師は経済評論家の三橋貴明氏でテーマは「アベノミクスへの直言!三本の矢の真実」であった。
(講演会懇親会での青木雅典氏)
- by 秘境探検隊長
- at 08:28
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私の家系は呼吸器系疾患により「炭の家」には関心が深く、付属小屋の室内壁と外壁との間に、断熱と空気清浄を兼ねて高価な木炭の代わりに籾殻を封じ込めた経験があります。
目下、ひまわり花粉が呼吸器系の機能強化に効果大きいとの治験を確信しており、悪性微粒子PM2.5への対策上と、人工林対策としての行政上からも「炭の家」は、今後ますます注目されると思います。
炭の家の庭にヒマワリを植えるなんかは、健康の家の宣伝になりそうですね。
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木炭1グラムの表面積は300平方メートルで、畳150畳にもなりますから、この優れた吸着性機能を利用しない手は無いと思います。
また、湿度を吸着&放出する調整機能も無視出来ません。
北海道は冬季間部屋を締め切り、乾燥防止の加湿器が必要で、空気清浄に要する電力量の節約効果は経済的にも家計を支援しますし、何よりも健康効果は計り知れません。
「炭の家」の空き地にひまわりを植える健康効果は良いアイデアで、相乗効果抜群と思います。
クレオパトラ美容伝説の花粉を実際に利用したり、種は小鳥を呼び寄せますが、アメリカの野球選手は、ひまわりの種だけで長時間の死闘に耐えるエネルギーを補給しております。(健康専門誌 壮快 平成13年8月号特集記事にイチロー選手が種を食べている写真掲載)
話は飛びますが、木炭の微粉末とコークスの微粉抹とを高圧焼結し備長炭のように持ちの良い燃料は出来ないだろうかとの発想は如何でしょうか。
木炭の微粉末とコークスのハイブリッド燃料ですか。燃焼の専門家でないので何ともいえません。燃焼温度や燃焼速度が異なると、長持ちする点での利点が有るのか無いのか、どなたかに調べてもらわないと・・・。