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2014年07月30日

人文・社会科学総合教育研究棟玄関ホールの遺跡

建屋内 遺跡を生かし 学舎なり

遺跡撮る 我が姿あり 研究棟

 人文・社会科学総合教育研究棟の建築時に、敷地内で遺跡が発見された。約千年前の擦文文化と約二千年前の続縄文文化が重なった地層の出土である。研究棟の玄関ホールには出土した屋外炉跡などを平面の状態で見られるように、床にガラス張りの部分を作り足元で覗き込めるようにした。壁の部分には遺跡の地層の断面を、地表から3 m以上も深く切り取りはめこんで展示している。この建物に出入りする人は目にすることがあっても、良く知られていない遺跡である。(2014.3.17-14)


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今日(2014-8-02)の道新夕刊に、国特別史跡の三内丸山(青森市)遺跡で大規模な直線状の人工の道路らしき遺跡が新たに見付かったと大きく報道されておりました。
人工の道路が遺跡の対象になり得るとは、考古学から見る史跡としての専門的意義は大きいのでしょうね。
住居跡などの場合は、土器や石器や土偶など様々な形態が考古学の対象ですが、物によっては、発掘されてからの外気風化から保護し保存する方法は重要課題であり、北大の場合は、大都市札幌市中心部から異例とも言える近距離に在り、人文・社会科学総合教育研究棟玄関ホールに保存を兼ねて見学出来るとは、さすが最高学府に相応しい科学的対処とつくづく思いました。

  • 伊東 裕
  • 2014年08月02日 21:18

 北大は埋蔵物文化財の保存は専門的立場から力を入れているようです。近年は構内の遺跡や遺構の案内展示にも力を入れているのがわかります。市民に開放されたキャンパスなので、学外者にも札幌の遠い昔を知ってもらう上でよい取り組みだと思います。

  • ブログ子
  • 2014年08月02日 22:09
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