2014年01月07日
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人見えず鳥の声降る秘境駅 いいね です。
わたしも俳句を鑑賞するのは好きな方で、今朝の句には、小鳥という季語と、写真の残雪の2つの季語を含んでいるとの見解です。
小鳥は、春夏秋冬に共通の明快な季語と思います。
これを写真の「雪という季語」が補強しております。
では、秘境駅は季語か?については、秘境の写真から、都度判断すれば良いと思います。
爪句の魅力の裾野をさらに広げてみました。
爪句にすでに登場している三角山など「山の日」について、1月5日の北海道新聞は、超党派の[山の日]制定議員連盟が8月11日を[山の日」を祝日とする祝日法改正案を1月召集の通常国会に提出することがわかったと載っておりました。
又、今朝の北海道新聞には郵政の民営化後の経営効率化の一環として札幌の2郵便局「植物園前」と「豊平三条」を3月15日を目処に廃止する方針を固めたと載っております。
この両郵便局は[風景印で巡る札幌の秘境」(2009-12-20初版発行)に記事が載っており、貴重な記録です。
さらに同紙総合欄には[北海道の夜明けを撮る韓国人写真家 洪美熙さん」の[夜明けの風景として北海道は再高の場所」と絶賛しており、爪句にしばしば登場するプログ子先生のご自宅からの鮮やかな朝日が思い浮かびます。
2011-10-23の朝日新聞は北大名誉教授・青木さん創作「爪句」を紹介し「五・七・五で写真歳時記」の標題で、爪句という造語は写真とセットの為季語が要らないのも特徴だと述べております。
爪句series第一号の前書きでも[爪句とは何か」について[俳句の決まりごとの季語は写真が代用していることが多い」と記されており、石川啄木の短歌を想い出しました。
「空知川、雪に埋もれて鳥も見えず、岸辺の林に人一人居き」です。
この短歌では五・七・五・七・七ですが爪句では似たような情景を写真と五・七・五で短く表現しているとの共感です。
長くなりましたが爪句の魅力は北海道の自然を題材にして生まれた「類例の無いデジタル文芸」として鑑賞させて頂いていると思うわけです。
郵便局も無くなっていきますか。風景印の拙著も、過去の郵便局の資料本として利用されることになる日がくるかもしれません。