2022年07月31日
ホログラフィと20-15
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- by 秘境探検隊長
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- in 爪句 ≫ 爪句@天空に記す自分史(2023年:S52)
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貸切の 観鳥広場 野鳥撮る
今朝はきれいな日の出が見られず、サクランボ山で空撮を行う。小型の野鳥が飛び回っていて、コサメビタキの幼鳥らしい。コゲラは木の幹で採餌で見つけると撮影し易い。遠くの鳥影を撮り拡大するとヤマガラのようである。セミの声が大きい。
2022年07月30日
年を経て 受賞の評価 変わるかな
この回の記事を読むと「叙勲なら固く辞退したい」の文言がある。しかし、80歳の年に瑞宝中綬章を受けている。一応最初は辞退と言っていたけれど周囲がそれを許さない雰囲気だった。この齢になると周囲が喜んでくれるならそれも良と思った。
(空撮2022・7・21)
鳥果得て 名前知りたく 幼鳥(おさなどり)
輪郭のはっきりしない日の出を空撮後サクランボ山を探鳥散歩。幼鳥と思われる鳥を撮る。図鑑で調べるとコサメビタキかノビタキの幼鳥に似ている。親鳥が見つからないので確信が持てず。セミの声がする。木の幹や葉にエゾアカゼミを見つける。
2022年07月29日
第一線 並び進めず 映像(ぞう)研究
音響ホログラフィの世界の先進研究を目の当たりにして、彼我の差にどうしようもない焦りを感じた。北大の教育も受け持つ環境で第一線の研究者でいようとした焦燥感でもある。次第に第一線研究者から退き研究支援者の立場に変身して行った。
(空撮2022・7・20)
ホオジロの 鳴き声経で 墓参かな
お盆の墓参りを前倒しで今朝行ってくる。自宅庭に咲く桔梗とヒオウギズイセンを持って行き供える。霊園の木にホオジロが一羽止まっていて盛んに鳴いている。早朝で広い霊園に人影は無く野鳥の声のみが渡っていく。帰宅してから朝食となる。
2022年07月28日
2022年07月26日
研究や 世界先例 自慢なり
研究者には何か自慢できる事がある。著者の場合ロサンゼルス市で開催された第1回目の音響ホログラフィの国際会議に、数少ない米国以外の研究者として論文を提出できた事である。出席出来ずホログラフィ発明者のGabor先生と会えず残念だった。
(空撮2022・7・19)
野鳥撮り カラスも加え 曇り空
久しぶりに宮丘公園を朝の散歩コースに選ぶ。夏場は花が乏しくハエドクソウやモウズイカを見かける程度である。アカゲラやゴジュウカラを撮る。ついでにカラスを撮ると公園に接する住宅街が写る。空撮写真には曇り空の下の西野の街が見える。
2022年07月25日
偶然の 発見促進 新研究
研究者には研究を飛躍的に発展させた偶然の発見に出遭う事があり、その時の興奮が研究促進剤として作用する。著者の経験例ではガスレンズが像を結ぶ事、電波・音波のホログラムを縮小して顕微鏡装置で観察した時再生像が観察できた事である。
(空撮2022・7・18)
2022年07月24日
研究や 技能の人が 支援かな
大学での研究は教育の要素も加わり、学生や大学院生の指導に気を配らねばならない。修士や博士課程の学生に研究テーマを与え成果が出るようにする。学生の持つ資質や技能で成果が出たり出なかったりで、優れた学生と組める先生は幸運である。
(空撮 2022・7・17)
曇り日に キュウリもぎ取る 夏の朝
庭の小さな畑にキュウリ、ズッキーニ、トマト等々を植え収穫を楽しんでいる。今朝は真っすぐに伸びたキュウリ2本をもぎ取る。ズッキーニはもう10本ほどを取っただろうか。散歩道では大きくなっているトウキビや未だ青い栗の実が目に入る。
2022年07月23日
編鐘(ビエンゾン)を 叩き古代の 楽音(おと)を聞き
中国科学院武漢物理所を研究交流目的で1981年11月に訪問した。その折湖北省博物館で1978年に発掘された編鐘を始めとする古代楽器を目にして「魚眼図」に書いている。石の楽器編磬を叩く物理所の韋宝鍔教授と編鐘に触れる自分の写真がある。(空撮2022・7・22)
2022年07月22日
難関を どうにか越える 若さかな
我ながらよく頑張ったと言える国際学会への論文準備と出席である。2度は同じような経験はしたくないけれど、この得難い経験はその後の研究生活に益したと思っている。この最初のアメリカ旅行や後に続くカナダ留学では言葉の壁が高かった。
フィルム無く 電場記録や 新工夫
光ホログラフィとのアナロジーでマイクロ波ホログラフィの研究を開始した。電波に感光するフィルムが存在せず工夫が必要だった。アンテナを二次元平面で走査し、電界強度を光強度に変換後これを開放カメラで記録して電波ホログラムを得た。
(空撮2022・7・16)
2022年07月21日
古人類 研究武器や DNA
オンライン勉強会で講師は地球徘徊老名和昌介氏。演題は「古人類趾巡礼 ヒトと神の交差点 レバント地方」でこの地方はネアンデルタール人とホモ・サピエンスが交雑した地と考えられている。この地を始め古人類趾を巡る名和氏の旅の紹介がある。
寮歌から 「紫雲書房」と 出版社名(しゃめい)かな
マイクロコンピュータの研究会機関誌の出版から始まり、定年退職後の爪句集出版まで個人的な出版プロジェクトに費やした経費は膨大である。趣味の範疇の出版業なので出費は気にならない。出版事始めの事情を「北工会誌」(1982・2)に書いた。(空撮2022・7・19)
2022年07月20日
逝く人や 如何に聞いたか 爪句(く)の世界
道新朝刊第1面に土屋HD会長の土屋公三氏死去の記事が載る。土屋氏との接点は一度あり、札幌大通倫理法人会のモーニングセミナーで講演した時に土屋氏がおられた。2020年1月のことで「技術と文芸の融合を目指して-爪句の世界」を話した。
2022年07月19日
世界的 研究横目に 己が道
後にマイコンの伝道師と評される道に入り込まず、ホログラフィの研究一筋でやったとしたらこの方面の大家になり得たかと自問する時がある。優れた研究者は伝統の中で育まれるとの思いに至っている。新設の電子工学科にはその伝統がなかった。
(空撮2022_7_15 Lohmann教授)
2022年07月18日
半々で 幽明異にし 同期かな
「μコンピュータの研究」誌の1979年7月の記事に引用した写真に写っている4名の同期生のうち2名は鬼籍入りをしていて時間が経ったのを感じる。がんを患っている自分も後何年生きるのかと、自分史テーマの爪句集出版に拍車をかけている。
(空撮2022・7・14)
空撮や 霞む遠景 花散歩
雨が来そうな中、日課の散歩。西野川沿いのアスファルトの道を歩く。アザミの花を見つける。アスパラガスの繁茂した枝に雨粒が乗っている。コスモスの花弁も雨粒で濡れている。インゲン豆の紅白の花の背後に、壁に描かれたフクロウが見える。
2022年07月17日
懐かしき 学者の名前 記事に見え
光学は学会分類では応用物理である。研究者の籍は電子工学でありながら応用物理の学会で発表したり「応用物理誌」に論文を投稿していた時期があった。東大の久保田広先生とか阪大の一岡芳樹先生のお名前がこの連載記事に現れてきて懐かしい。
(空撮2022・7・13)
道々の 花を撮り撮り 雨上がり
天気予報は雨でも雨上がり。庭で空撮後散歩。ハマナスの花弁に雨粒が残っている。ユリの花弁にも雨粒があり、夜に雨が降ったようである。モウズイカの花には決まったように蜂が飛び回っている。焦げたような花弁のルドベキアは夏の花である。
2022年07月16日
我が著作 資料で残り 文書館(もんじょかん)
北海道立図書館に寄贈した本・資料のうち不適当と判断された3冊を取りに同館に出向く。爪句集50巻に加えて自費出版の都市秘境本、画文集、サッポロバレー本等15冊ほどと「μコンピュータの研究」や「いんふぉうえいぶ」の資料が寄贈となる。
(画面クリックでパノラマ写真)
新発見 結像作用や ガス・レンズ
研究には思いがけない発見がありそれに遭遇すると新研究に繋がる。しかしそのようなチャンスは滅多にない。当時光通信のためレーザ光伝送の研究が始まりガスレンズが提唱された。レンズなので結像作用に発見的に気づき興奮し、論文も書けた。
(空撮2022・7・12)
2022年07月15日
ベランダで 日の出とモエレ 山を撮り
地平とその上空の雲のわずかな隙間に日の出が見えてくる。その陽になかなかピントが合わない。そうこうしている間に陽は雲に隠れる。ベランダからの撮影で、はるか彼方のモエレ山を写してみる。近くの家の屋根が邪魔になり構図が制限される。
数式で 追跡するや 光路(ひかりみち)
M.BornとE.Wolf著の「Principles of Optics」の分厚い原書を読んで光学の勉強をした。その成果もありレンズ状媒質中の光線追跡で新しい公式的法則を見つけ米国の光学学会誌JOSAに投稿した論文が採録された。自分の数学的解析力の証明だった。
(空撮2022・7・11)
2022年07月14日
IT史 語り部詰まる 会誌かな
「北海道マイクロコンピュータ研究会」は1976年7月に会誌を発行し1982年11月号(通巻69号)まで続いた。会誌全号を合本にして残してあったものを道立北海道図書館で引き取ってもらえないか持ち込む。しかし、雰囲気として無理のようだ。(空撮2022・7・13)
2022年07月13日
2022年07月12日
レーザ光 伝播伝送 事始め
レーザ光の出現は次に光通信技術の展開を約束していた。電気通信が電波による無線と通信線路を使った有線に分けられるようにレーザ光も空中を伝播させる無線方式と光導波による有線方式があり、レーザ伝播と光導波の両研究に手をつけてみた。
(空撮2022・7・10)
洗礼受け 量子力学 学徒かな
研究事始めの頃量子力学の勉強に熱中した。量子力学そのものが研究に生きた事はなかったけれど、Diracの状態と観測のブラケット表現は後に「オペレータ法による信号処理」の専門書を著す時に用いた。若い頃の量子力学の勉強は無駄ではなかった。
(空撮2022・7・9)
2022年07月11日
懐かしき 研究見返し 15年
北海道マイクロコンピュータ研究会の月刊機関誌「μコンピュータの研究」の第4巻1号(1979年1月)から第7巻8号(1982年8月)まで「ホログラフィと15年の連載を行った。毎回A4判2ページの記事で、研究を介した自分史になっている。
(空撮2022・7・8)
天壇や 日本人(リーベンレン)耳に ランニング
初めて中国を訪れたのは文化大革命が終息して間もない頃の1978年の4月から5月にかけてである。この時の旅行記を北大工学部機関誌の「北工会誌」に書いている。中国各地でランニング観光を行っていて北京は宿泊ホテルから天壇まで走った。(空撮2022・7・10)
2022年07月10日
三十年(みそとせ)後 大きくなりて 我が娘
1969年から71年にかけカナダのケベック市に大学研究者として滞在した。娘は2歳~3歳で夏は一家でキャンプ旅行をした。セントローレンス川のオルレアン島で松崎氏ヨランさん夫妻との写真もある。30年後妻・娘とかつて住んだ場所を訪れる。(空撮2022・7・9)
2022年07月09日
2022年07月08日
国慶節 思い出消えず 絵と写真
外国人専門家として中国に貢献した事で国慶節に招待され1987年の9月から10月に北京と瀋陽を旅行した。ホスト役の谷牧中国国務院委員との記念撮影や夜の宴会に出席。10月1日は八達嶺長城の見学でスケッチ。瀋陽工業大学の祝賀会もあった。(空撮2022・7・8)
土手道と 流れの中に 季節花
空撮後の散歩で中の川沿いを歩く。ノラニンジンの花が咲き出している。花の壺を連想させたり大輪の打ち上げ花火が広がったように咲いている。梅花藻も花が水面に顔を出していて、これからその数を増してゆくだろう。カモが流れに乗っている。
2022年07月07日
北大の 大志のかけら 国を越え
札幌市と瀋陽市が友好都市となって10年目の1990年に、札幌から訪問団が瀋陽を訪れている。新聞や翌年発行された「札幌―瀋陽 10年のあゆみ」に瀋陽工業大学に寄贈した「大志文庫」も取り上げられた。日本語の本は学生達に読まれただろうか。空撮2022・7・7)
慎重に 修理後機体 日の出撮る
墜落させ損傷したMini 2が修理完了で昨日取りに行く。修理後の機体を新規登録する。今朝の日の出時の空撮を行い動作の確認で高度150 mの上空から撮影。空撮後の散歩でホザキナナカマドに来た蜂やパセリの花の上のアカスジカメムシを撮る。
2022年07月06日
ぬっと出る 日の出撮る朝 涼しけれ
雲により日の出が始まる予兆の光が遮られていると、太陽は急に現れる。眩しくない赤い円球が地平の上に浮かんでいる。空撮でその様子を撮る。空撮後の散歩でカリンズや名前の知らない白い花と赤い実を撮る。早々とコスモスが咲き出している。
4Sと 名付け創業 黒子役
中国瀋陽市と札幌市の大学・企業連携の合弁企業立ち上げに関わった。企業名の「4S技術開発有限公司」のSは瀋陽、札幌、システム、ソフトウェアの頭文字を採っている。瀋陽市での開業式には板垣武四札幌市長、武迪生瀋陽市長が出席した。(空撮2022・2・10)
2022年07月05日
自筆跡 変化確かめ 受賞稿
電子通信学会が若手の研究者を表彰する米沢記念学術奨励賞があり1968年の第3回目に受賞した。学会発表の論文は「音波ホログラムと光学的像再生II」で修士生塚本信夫君と鈴木道雄先生も共著者である。賞状の現物は無く写真のみが残っている。(空撮2022・7・5)
ガスがかる 朝に散歩や 涼気吸う
ガスがかった朝で早朝のひんやりした大気の中を散歩。モウズイカの花が咲いている。足元の蝶はセセリの仲間だろうか。中の川に番のカモがいて水中に頭を突っ込み採餌中である。今年は庭のテッセンが良く咲いている。散歩後に庭で空撮を行う。
2022年07月04日
聘書から 20年(ふたとせ)経ちて 知事訪問
黒竜江省の省都パルピンにある黒竜江大学から留学の洪海氏が研究室で博士号を取得して帰国、帰国後同大学内に黒大イーストという会社を立ち上げた。2006年に北海道と黒竜江省友好関係20周年で高橋はるみ知事らが同市訪問時に同社を視察した。(空撮2022・7・4)
2022年07月03日
年号が 重なり見えて ホログラフィ
サッポロテクノパーク中核施設の札幌市エレクトロニクスセンターは1986年に竣工。記念行事として翌年から札幌国際コンピュータグラフィックスシンポジウムが開催された。これに合わせてCG原画のテレホンカードを作成し、新聞で報道された。(空撮2022・7・3)
2022年07月02日
ポイントに 釣られ街に出 写真展
朝刊に6月30日に始まったマイナポイント付与にアクセスが集中で札幌市の窓口閉鎖の記事。妻のマイナンバーカードを作成する予約をしていたのでチカホの会場まで出向く。カード申請後ホテルのロビーで開催されていた浦河町の写真展を観る。
著書書名 膾炙されずに 忘れられ
専門書や教科書を何冊か出版している。その中に「波動信号処理」(森北出版、1986)があり、力を注いだ本であったけれど売れなかった。口絵に電波ホログラフィーの実験の様子とCG原画作成ホログラムを印刷した。光ホログラフィーも解説した。(空撮2022・5・9)
2022年07月01日
お宝は 要人署名 テレカかな
中国に貢献した外国人専門家として1987年北京で行われた国慶節の式典に招待され札幌から出向いている。瀋陽工業大学計算機学院立ち上げに際し制作したホログラムテレカに式典会場で谷牧国務委員や喬石副首相からサインをもらい道新に載った。(空撮2022・7・1)
文月や 暦めくりて 我が作品
今日から7月。本州各地では猛暑日が続いていても札幌は涼しい。日の出の空撮写真に、暦をめくって7月にしたものを貼り付ける。札幌市西区発行の暦には優秀作品に選ばれた自分の写真が採用されている。自家製暦は深山峠の空撮写真である。