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2012年05月28日

天狗山から見下ろす小樽の街と海

 塩谷丸山から遠藤山を経由し小樽の天狗山に抜けるコースでは、天狗山は下り部分になる。冬のスキー場の草地から、小樽の街と港を下の方に見てパノラマ写真を撮る。港の外に大型船が見える。

天狗山 見下ろす先は 港町

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雪消えて ゲレンデ草地 夏準備

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(クリックでパノラマ写真)

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2012年05月26日

無人の江部乙駅と駅前道路

 菜の花畑の写真を撮る目的で、JRの普通列車に携行バッグに入れた自転車を乗せて、無人駅の江部乙駅に降りる。乗客も少なく、この駅で降りた客は他にいない。駅舎の前に道路が延びていて、時たま車が通るだけで人影はない。駅前には「カフェ・つぼみ」の看板のある店舗があるけれど、廃屋のような気配である。駅舎前の道路の真ん中に立ってパノラマ写真撮影である。写真を撮り終わり、かつてのカフェの前に立つと、人の出入りの無くなった玄関先に猫が一匹寝そべっていた。

江部乙は 駅舎も道も 無人なり
(クリックでパノラマ写真)

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つぼみ嬢 迎えるカフェに 猫一匹

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2012年05月25日

JR滝川駅前広場の菜の花

 滝川市は、菜の花が咲く季節に各地から観光客を呼び込もうとしている。その市の表玄関にあたるJR滝川駅に菜の花が配置されている。菜の花畑の圧倒的な黄色の絨毯に比べると、菜の花はこんなものと言ったサンプル的なものが、駅前広場の裸婦像の周囲に植えられている。写真の被写体とするには菜の花はまばらな状態なので、菜の花を通して見える駅周辺の風景を撮ってみる。人待ち風の女性がいる。菜の花に囲まれた裸婦像の方は、ポーズを取っているけれど、見る人はいない。

菜の花や 待つ人の居て 駅舎なり

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裸婦囲む 菜の花見えて 花祭り

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2012年05月24日

雪の峰々を背景にした菜の花畑

 江部乙に菜の花畑の写真を撮りに行き、国道12号を滝川駅の方向に自転車を走らせる。国道沿いに菜の花畑があり、増毛方向の山塊の雪が未だ残っている峰々を背景に黄色の絨毯を広げている。菜の花畑は日本の各地にあるのだろうが、雪の山々と組み合わせて写真が撮れるところはあまりないと思われ、この地区の売りである。それを無料で写真撮影に及ぶ。手前の菜の花にピントを合わせると、遠くの山並みは霞んだように写り、焦点合わせで対象を選択する試みで時間が消えていく。

売り景は 菜の花畑 雪の峯

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菜の花を ピント合わせで 選びたり

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2011年03月06日

雪の北大第一農場から見る札幌の山

 雪の季節、北大第一農場は一面の雪原に変わる。雪原の農場に立つと見通しが良く、南から西にかけて札幌を取り巻く山々を眺めることができる。南の方角には桑園のビル群が見え、その背後に少し高い山頂が見えるのが藻岩山である。藻岩山から西の方向に連なる山並みがあり、低山の大倉山や三角山を確認できる。さらに西の方に目をやると、山頂部分が平らな手稲山が見える。農場の雪原には一本の踏み跡道が出来ていて、学生が農場を横切って、桑園地区から通う雪道である。

農場の 彼方顔出し 藻岩山

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手稲見て 延びる雪道 学路なり

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2011年02月28日

雪の藻岩山登山道の石仏

 藻岩山は市街地に接していて、多くの札幌市民が登る人気の山である。観音寺横に登山口があり、頂上まで登山道の所々に石仏が置かれている。多数の石仏が並んでいるものもあれば、木の根をお堂にしたように、雪を避けて二体が寄り添うようにしてあるものも見える。経年変化で石仏の多くは、顔の形はあっても、表情が消えてしまっている。よく見ると、石仏の足のところにノリウツギの花が供えられている。雪の季節でも、登山道でノリウツギの枯れた花を見ることができる。

石仏に 供(そな)え枯れ花 ノリウツギ

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雪多く 木の根のお堂 役不足

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映画祭の行われる雪の夕張市

 2007年に財政再建団体の指定を受けて、全国に名前が知られるようになった夕張市は、国際映画祭でも知られている。財政再建団体になり、映画祭の存続が危ぶまれていたけれど、市民の熱意が実を結んで継続され、2011年は21回目を迎えている。町のいたるところに内外の名作の大看板が描かれていて、映画祭の方は毎年2月の末に行われる。見たことない映画でも、懐かしい俳優の顔は思い出される。かつて、炭都で栄えた町が、映画看板に占拠され、映画祭の町に変わっている。

往年の 名優の顔 壁にあり

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この季節 雪と看板 映画祭

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2011年02月23日

ニセコ温泉郷の別荘地の冬景色

 蘭越町に、ニセコ温泉郷の方が通りがよい別荘団地があり、カラマツ林に囲まれて別荘が点在している。冬山歩きに誘われて、そのような別荘の一つに泊ったことがある。別荘なので、常時人が居るわけでもなく、滞在する人の居ない家は雪の中に埋もれている。車の通る道路は除雪が行われているものの、個々の家の玄関先は雪が積もるままになっていて、冬に訪れる人には雪かきの重労働が待っている。車を玄関先に停めておいても、雪の翌朝には、車に厚い雪布団が掛けられている。

玄関を 攻(せめ)る人無く 雪砦

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自動車に 夜中掛けたり 雪布団

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2011年01月17日

雪で覆われたモエレ沼公園

 モエレ沼公園は夏と冬では景観が随分と違ってくる。夏の芝生の緑と水の流れが一面の雪野原に変化している。雪で覆われた大地とその上に広がる空の境目に松並木が続いていて、これが天地を分ける境界線を太めに描いたようになっている。この境界線が緩やかなカーブを描いて盛り上がり、人造のモエレ山の稜線になって行く。木も造形物も無いモエレ山の山腹に、幾筋もの滑降の跡がある。スキーやソリに興じてできた跡で、雪遊びを楽しんでいる人たちが点のように見えている。

空と地を 分ける地平の 松並木

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山腹に 滑り筋見え 雪遊び

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2010年10月03日

秋の石狩浜灯台

 夏には、海水浴客や観光客で賑わっただろう石狩浜が、初秋にはどんな景観になっているか見にゆく。海浜の花も何か残っているかと、少し期待して出向いてみる。観光客はものの見事に姿を消している。石狩浜灯台が見える木道を歩きながら、目に入ってくる明るい色は、ハマナスの実の赤さぐらいである。北からの潮風に吹かれるせいか、ここは秋の訪れが早いようである。砂地を埋めるススキやアキグミの低木は、もうすぐ雪に覆われることになるのを知っているかのようである。

灯台の 居残る浜を ススキ埋め

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秋色に 赤白点描 浜灯台

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2010年09月30日

西野自宅近くでの日の出

 自宅は西野の平地より少し高いところにある。自宅から少し歩いて視界が広がるところで、西野地区から西区の市街地を見下ろせるところで、日の出の写真を撮ってみる。東の空に雲がかかっていて、雲から朝日が顔を出してくる。西区の市街地には高層マンションが出来て、その建物の上の方がシルエットになって写ってくる。9月も下旬に入ると気温が下がってくる。今年の夏のあの暑さはどこに行ったのかと思うばかりである。今日は晴れそうで、どんな一日になるのだろうか。

日の出時 高層ビルが シルエット

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朝雲は 今日一日の 占い卦

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2010年09月07日

夕日の中の追分駅

 石勝線の上りで追分駅に近づくにしたがって、日はどんどん西に傾いてきて、車窓から地平の彼方に見え隠れしている夕日を撮ってみる。追分駅の構内に列車が着く頃には、地平に沈みかけた夕日が、写真に収まるのを念じながらシャッターを押している。車窓から夕日を撮ると、窓の外の風景が流れていくので、夕日と組み合わせる風景を選べないもどかしさがある。夕日の空の雲を浮き立たせた写真を撮ると、弱まった光の中にある地上のものは、露出不足で影絵のように写ってくる。

追分の 駅で捕らえる 夕日かな

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雲撮りて 日暮れの地平 影絵なり

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2010年09月05日

JR千歳駅前の秋の空

 北海道で珍しく残暑の続くこの夏であっても、9月に入れば空は秋空である。列車の時間合わせで、JR千歳駅で降りて見上げた空には、うろこ雲の崩れた、水の波紋のような雲が天空に広がっている。市のシンボルのモニュメントも、千歳線の高架も、逆光の中でシルエットになって写っている。しかし、路上にある身にとっては、陽の力はやはり強く、陽射しを浴びるか、ビルの陰に入るかで、気温の差を身体で確かめる。ついでに、ビルの境目に太陽が来るように写真を撮ってみる。

暑き夏 秋の池空 雲波紋

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天空に 落とす陽の石 雲波紋

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