2006年11月25日
小樽・石狩・札幌三市境界点
出版済みの「札幌秘境100選」のテーマの一つとして、札幌・江別・北広島三市境界点というのがある。この境界点に立てば三市を瞬間的に移動出来るという触れ込みで、テレビ番組的であることもあって、テレビ局(HTB)の三市境界点の取材に付き合ったことがある。札幌秘境のこのテーマ例に倣って、今回の小樽・石狩両市の秘境探しで、札幌市も加えた三市が接する境界点の現場を見て来た。
小樽市と札幌市の境界として、国道337号線に沿った部分があり、この国道が石狩市に入るところに三市の境界点が現れる。この場所に車で行ってみる。札幌側から新川に沿った真っ直ぐな新川通を小樽方向へ走り、前田森林公園を過ぎた辺りで前述の国道337号線とぶつかるので、これを右折する。この337号線は地図からは小樽市に組み込まれているので、札幌から小樽に入って小樽市の縁を北東方向に走ることになる。
この道路はここから少し先で、石狩市に入っていく。つまり石狩市の境界に達することになり、三市の境界点が現れることになる。この境界点は札幌市と石狩市を分ける3線と名前がついた写真の道沿いにあり、写真の道の前方を横切る337号線の左角部分に位置する。境界点にこれといったものがある訳でもなく、何の変哲もない場所である。
この境界点に立って337号線の小樽側を写した写真には、吹雪を防ぐためと思われるフェンスが道路沿いに設置されている。ここら辺は、冬になると石狩湾からの強い風や大量の雪が交通に支障を及ぼすので、それを少しでも防ごうとして設置されているのだろう。昔から風雪を防ぐ防風林がこの辺りには植栽されている。
境界点から石狩市側を見ても、写真に示すように337号線が伸びているだけで、特に両市の境界で何かが変わる訳でもない。この337号線は札幌市から離れて石狩市と小樽市の境界を北上し、国道231号線につながり、231号線は花畔(ばんなぐろ)大橋で茨戸川を越えて札幌方面にいくのと、北上を続け厚田方面にいく道に分かれる。
三市の境界点に何か特別のものでもあるかと期待して出かけてみたが、単に道路が走っているだけだった。
- by 秘境探検隊長
- at 15:54
comments
40年前は十銭浜への途中山口のはずれで小さな川が流れていた所に石標があったような記憶がありますが 違うでしょうか?
地図に何線と記されているのは、道路ではなく用水路に付けられた名前なのでしょうか。小樽・石狩・札幌の境界点には多分礎石があるのでしょうが、見つけれませんでした。今度もっとしっかり調べてみます。