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2011年02月16日

今朝(2月16日)の一枚

何を擂る 雪のすり鉢 オンコの木
 
 今朝は典型的な雪空である。空の灰白色と地上の積雪の色の区別が無くなっている。庭のオンコと桜の木の根元の積雪の状況が異なっている。桜の幹は根元が雪で埋まっているのに、オンコはすり鉢状である。オンコに葉が有るせいなのだろう。

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冬樹に降り積もった雪の根元の状態に、このように明確な違いが発生している光景を見せて頂き,夜半に降った雪の上部の状態次第と説明が付くと、今更のように成るほどと合点がゆきました。
風や雪質、気温などの条件が複雑に絡んだり、数日間の降り方次第に出現する誠にありふれた些細な情景のようで、見過ごして当たり前ですが、タイミング良く捉えたものと思います。
先日書店で見つけたのですが「花に潜む森羅万象」の中で、ひまわりの花は「黄金の花」と言う項目があり、太陽の光をバランス良く、効率良く受けるために、同心円とか蚊取り線香型でもなく、「宇宙のらせん黄金角の法則に従った見事な配列である」との説明です。
さっぽろ花秘境でも、枯れたひまわり花托面に現れる模様に触れており,流石に眼の付け所が違います。
オンコの根元の、蟻地獄のような、すり鉢状の雪から、そんな連想が思い浮かびました。
都市秘境に登場するテーマが意外な真理に迫る事例はゴロゴロしているのかも知れません。
日常生起する様々な状況は、政治経済金融外交など重要なテーマにも、このようなコロンブスの卵のように、うっかり見過ごしている事例は、足元に満ち満ちているのかも知れないとつくづく思いました。

  • 伊東 裕
  • 2011年02月16日 14:04

 ヒマワリの筒状花(周囲の舌状花に囲まれた内部)が作り出す螺旋パターンは、フィボナッチ数列でつながっているパターンですね。太陽の光線を一番効率良く受ける平面配列を、フィボナッチ数列で表現される黄金角で平面に展開していき、ヒマワリの花輪が成長していくとすれば、筒状花の配列が螺旋状のパターンになるという例ですね。フィボナッチ数列は、先行する2数の和で新しい項の数が作られるという、いとも単純なルールで生成される数列なのに、自然界の見事なパターンにつながっているとは、不思議といえば不思議です。

  • 都市秘境作家
  • 2011年02月16日 17:52
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