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2011年02月01日

光で変わる蔓木の連想

 蔓木という特別の木があるわけではない。切断された幹が両腕と頭のように見え、何かの蔓がからみついて胴体にみえる自然の造形を見かけた。人がバンザイをしているように見え、とりあえずバンザイの蔓木と呼んでみる。晴れた日に朝日が当たると、この木は燃えているかのような色に染まる。これが大雪の日には、黒い衣服をまとって両手を挙げておどかしている怪物のようにも見えてくる。光や天候によってイメージを変えていくバンザイの蔓木を写真に撮って、面白がっている。

朝日浴び バンザイで燃え 蔓の人

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大雪で バンザイの怪 里に降り

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これほど見事なツルは見たことは有りませんが、西野に住んでいた頃、裏の河川敷地にコクワの大木が有り鬱蒼と茂っておりましたが、河川工事で根元近くまで抉り取られてからは、全体が年々垂れ下がっていた状況に何となく似ているようにも見えます。
多分かなり太い楓科の大木に絡んでいたコクワのつるは、樹の方が徐々に枯れて万歳の太い枝を二本だけ残し、垂れ下がったツルも枯れ始めて、見事なまでの万歳人間を創り上げたように推測します。
それにしても、素材を活かして様々な色彩効果を駆使する芸術手法には感嘆措く能わざるです。

  • 伊東 裕
  • 2011年02月02日 21:18

伊東さん バンザイの蔓木はコクワの可能性がありますか。雪が解けてから確かめてみようと思います。キュウイのような果物を店で買うことができなかった時代、コクワは山で採る果物だったのですが、今はコクワを見ることはなくなりました。山でコクワを取って食べてみたいものだと思っています。

  • 都市秘境作家
  • 2011年02月03日 01:28
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