2011年08月08日
肉付きの良い開拓の母子像
大通公園の西2丁目の北側に佐藤忠良の「開拓の母」の像がある。作品名をそのまま受け取れば、北海道開拓時代に生きた母が、子育てしている状況をイメージする像となる。母子共々肉付きが良くて、食料も栄養も十分ではなかったと想われる開拓期のイメージから遠い。開拓時代を生き抜き、子育てをした開拓の母の力強さを、肉付きのよい身体で表現している、というのが作者の意図かもしれない。母親が笹の葉を手にかざして子供をあやしているところが開拓のイメージと重なる。
開拓の 母子肉付きの よかりけり
笹の葉で 開拓の母 子をあやし
- by 秘境探検隊長
- at 02:51
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