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2011年11月16日

北大総合博物館の鉱物展示

 鉱物(鉱石)の学名は最後にiteがつきます。日本で最初に発見された新鉱物は、赤井川村の轟鉱山で発見された轟石で、学名はTodorokiteです。発見者は北大の吉村豊文助教授です。日本で2番目の新鉱物は手稲鉱山で発見された手稲石で、こちらの学名はTeineiteです。発見者はやはり吉村助教授です。
 このように北海道に縁の鉱物の標本を博物館の展示棚に見ることができます。数年前まで札幌市にも鉱山がありました。南区にあった豊羽鉱山で、採掘していたインジウムでは世界最大の鉱山でした。鉱山の地熱が高く、鉱区が深くなるとダイナマイトが自然発火してしまうため、採鉱法で難問が生じ、閉山になりました。そのインジウム鉱石の標本なども見ることができます。

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