HTBのテレビ番組「オハ天」の12月19日朝の放送で、江別・北広島の秘境の紹介があった。放送のビデオ画面の静止画像をブログに載せるのは、許諾無しでは問題がありそうだが、3枚程度なのでまあよいか、と載せておきます。
最近出版した『江別・北広島秘境100選』も、番組冒頭で女性のアナウンサーがしっかりと紹介してくれていましたので、これはよい宣伝になったと思っています。よかった、よかった。
ほくでん総合研究所のマリモ研究は、この秘境本のせいかこれまで3回テレビ局の取材があったそうです。所長の宮本英一氏には、前書でアッシュブリックについて執筆してもらっていて、火力発電で廃棄物として出る灰をレンガの材料にするという、電力会社としてはより本業に近い研究成果もあります。しかし、都市の秘境で視聴者受けということもあって、アッシュブリックよりはマリモ培養の研究となったようです。宮本所長談では、マリモであれ何であれ、研究所がアッピールできればよろしい、とのことでした。
北広島市の平和の灯公園の、分火された原爆の灯が見えない(消えているのではない)というテーマでは、市の職員も動員されての取材です。見えない灯であれば、燃えているかいないかは、信ずるか信じないかの問題だ、という私のコメントが放送されていました。
達磨寺の巨大数珠の取材の場面は、録画処理がうまくいかなかったので、自分で撮った写真で以下に紹介します。
達磨寺を都市秘境の対象にしたのは、偶然本堂で巨大数珠を見つけたためである。秘境の本に記事を載せ、これがテレビ局番組制作者の目に留まり、取材ということになった。この寺の歴史は浅く、巨大数珠も数年前に造られた新しいものである。この数珠がどのくらい大きいか、小さな本堂で広げてみる。長さを測ったところ、9.2メートルあった。法要には車座になった信者が数珠を回していく。大玉が手元に来ると、手の内にある間に願い事するので、念珠の呼び名の通りである。
広げ見る 小さき寺の 巨大数珠
住職が カメラに向かい 念珠なり
マスコミの取材というのは集中する傾向があって、本日は読売新聞の札幌圏担当の記者の方とのインタビュー、明日(20日)はHBCラジオの朝の番組「中村美彦の一筆啓上」(7:00~7:50)の生出演が予定に入っている。新聞記事のインタビューはあれこれと思いつくことを順不同で話して、記者の方がインタビュー記事をまとめて書くので気楽である。
テレビ放送も録画取りであれば、変なことを言っても編集段階で適当にカットしてもらえるので(沢山録画していてもそのごく一部しか放送されないことに馴れてきて、これもそれほど緊張はしない(でも少しは緊張して舌がもつれることもある)で対応している。
しかし、生放送はいけません。喋ったことがそのままON AIRですから、なまじその状況を想像すると(想像力が豊かなので(^_^;)、思考も舌もこわばります。最近は歳のせいもあって、適当な言葉がすぐに口からでてこないで、回り道をしていたりする。英語で喋っていて、適当な単語が出てこないで(最初から知らないで)、その周辺の言葉を捜して、これでどうだといった話方をしている。日本語の発音も不明瞭になってきて、英語で話していて、この発音でよいのだろうか、を日本語でも確認している。思考は喋ることに行ってしまい、話の内容は二の次になってしまう。歳を取るということはそういうことかもしれない、と思っている。