道新文化センターの「身近な都市秘境を歩いてみよう」講座の第14期目が4月19日(水)に始まりました。受講生の定員は20名で、丁度定員数の参加者となりました。受講者のうち一名だけが新規参加者で、残りはリピーターです。リピータが多いと、毎期異なる場所を見学対象として選ばねばならない点が、この講座を続けていく上で大変なところです。
毎期初回は道新ビルから出発する関係上、道新ビルから歩いて行けるところを訪問対象に選びます。天気が良くなかったので地下街を歩いて最初の訪問先、南1条西5丁目にある札幌証券取引所(札証)に着きました。
(札幌証券取引所玄関ホール:パノラマ写真)
札証の総務部長の石井薫氏が出迎えてくれました。後で説明されたのですが、かつては取引の立ち合い場所であった部屋が、旧来の取引方式からコンピュータ化による現方式に変わって、広いスペースの取引場がイベント場や研修室へと模様替えしたところに案内されました。
(札証の研修室で説明を聴く参加者)
石井氏から札証の歴史から始まり、証券取引所とは何か、上場のコストとメリット、札証の地域経済活性化に期待される役割、札証の各種イベント等々についての説明がありました。
(説明中の石井薫札証総務部長)
ビデオやスライドの説明で、現在証券取引所は東京、名古屋、福岡、札幌の4カ所で大阪証券取引所というのが無いのは意外でした。
株価変動の説明でローソク足というのが出て来て、筆者はビットコインのウオレットのアカウント開設の経緯でローソク足の説明を聞きかじっていたので、興味深く聞きました。関連して筆者はビットコインに関するコメントをしました。多くの参加者には何の事なのかさっぱりわからなかったのではないかと思っています。
(説明のスライド)
札証を辞してから近くの昭和ビルの1Fの通路から、ビルの壁に囲まれてある二宮金次郎像を見ました。ここにどうして金次郎像があるのかは今もってわかりません。
(昭和ビルの二宮金次郎像:パノラマ写真)
次に歩いて南1条西8丁目にある「札幌スイーツ&カフェ専門学校」に行きました。ここにこんな専門学校があったとは知らず、たまたま歩いていて見つけています。2013年開校という新しい専門学校で、目に留まらなかったのでしょう。
(札幌スイーツ&カフェ専門学校:パノラマ写真)
学校のスタッフの方からパテシエ養成の現状や、同校に関する説明を聴きました。小学校の女子児童の人気職業の第一位はパティシエで、ここ数年続いているとの事です。菓子やパン職人さらにはコーヒー店のスタッフを目指す女性(+男性)が増えていて、それに対応した実技教育を同校では行っています。2年間学んで卒業後は技術を生かせる職場に就職していくそうです。
(スタッフによる専門学校の説明:パノラマ写真)
木曜日と金曜日は学生の作ったスイーツやランチが一般市民に商品として提供されています。人気の商品らしく、参加者も機会を改めて買い求めに行く様子でした。スタッフの話では、学期が始まってすぐの5月頃よりは、学生の腕が上がる12月頃の方がお買い得であるとの説明には頷いてしまいます。
(教室内の様子)
窓越しに包丁砥ぎの実習を見ました。プロの先生が研いだ包丁で新聞紙をスパスパ切っているのに対して、学生の方はなかなか新聞紙が切れず、苦労していたシーンもありました。初回の見学はここで終了です。
(包丁砥ぎの実習)