Search


Archives

2011年04月03日

積雪の中で咲くハンノキ

 ハンノキの垂れ下がった雄花に初めて気がついた時、これは冬を越した木の実かと思った。しかし、春先に咲く木花であると知って、驚きである。花びらがないので花と認識していなかった。雄花は垂れ下がっていて、雌花は雄花の上に小さく咲いている。風に乗った雄花からの花粉を受粉して、雌花は実になっていく。松かさのような実が枝に残っていて、雄花と一緒に同じ枝についていることがある。3月の末では、ハンノキの周囲は積雪が残っていて、雪景色の中にこの木花がある。

ハンノキの 雄花下がりて 雪景色

%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%81%AE%E3%80%80%E9%9B%84%E8%8A%B1%E4%B8%8B%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%81%A6%E3%80%80%E9%9B%AA%E6%99%AF%E8%89%B2A.jpg

実と雄花 枝に並びて 4月なり

%E5%AE%9F%E3%81%A8%E9%9B%84%E8%8A%B1%E3%80%80%E6%9E%9D%E3%81%AB%E4%B8%A6%E3%81%B3%E3%81%A6%E3%80%804%E6%9C%88%E3%81%AA%E3%82%8AA.jpg

2010年04月28日

早春の延齢草

 宮丘公園の「春の小路」と名づけられた遊歩道があり、春先に遊歩道の雪が解けると、一番手に咲き出す花は延齢草である。浅い春の言葉通り、遊歩道に春の雰囲気は希薄である。四月も終わりに近づいたというのに、大気は冷気で満たされている。解けた雪の下に積み重なってあった枯葉は、まるで草花の布団のようで、布団から延齢草が顔を出している。三枚の葉の上に顔を出した黒紫色の花(ガク)は、まだ眠りから覚めずに、頭を葉の方の垂れて眠っているかのようである。

浅き春 枯葉布団に 延齢草

%E6%B5%85%E3%81%8D%E6%98%A5%E3%80%80%E6%9E%AF%E8%91%89%E5%B8%83%E5%9B%A3%E3%81%AB%E3%80%80%E5%BB%B6%E9%BD%A2%E8%8D%89A.jpg

寒き朝 眠り覚めずに 花垂れて

%E5%AF%92%E3%81%8D%E6%9C%9D%E3%80%80%E7%9C%A0%E3%82%8A%E8%A6%9A%E3%82%81%E3%81%9A%E3%81%AB%E3%80%80%E8%8A%B1%E5%9E%82%E3%82%8C%E3%81%A6A.jpg

2010年04月26日

ハリギリの冬芽

 ハリギリ(針桐)の冬芽は面白い格好をしている。大きな芽が親で、その胸元に小さな子供を抱えているようにも見える。スカイダイビングで、熟練者が初心者を抱きかかえて降下するタンデム形式の連想にもつながる。ハリギリの若木には棘が目立つが、大木になると幹の棘はほとんど消えてしまって、あっても若木の名残みたいなところがある。

ハリギリは 親子タンデム 遊歩道

%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%8A%BD%E3%81%AF%E3%80%80%E8%A6%AA%E5%AD%90%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A0%E3%80%80%E9%81%8A%E6%AD%A9%E9%81%93A.jpg

ハリギリの 棘の目立ちて 浅き春

%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%8A%BD%E3%81%AE%E3%80%80%E8%8A%BD%E5%90%B9%E3%81%8D%E7%8B%99%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%80%80%E6%B5%85%E3%81%8D%E6%98%A5A.jpg

2010年04月23日

冬の居残る春の小路

 今年(2010年)の春は遅く、4月の終わりに近づいているにもかかわらず、宮丘公園の「春の小路」と名づけられた遊歩道には残雪が居残っている。熊笹の緑を除けば、地面の黒茶色に枯れ木の灰色が加わって、春の手前の色である。遊歩道の雪が完全に姿を消す頃に、スプリング・エフェメラルが咲き出すのだろうけれど、その前兆も感じられない。春の草花は地表面近くで息を殺すように潜んでいるのだろう。北国の春は足踏みしているようで、一度走り出すと、その速度は速い。

遊歩道 冬の居残り 卯月なり

%E9%81%8A%E6%AD%A9%E9%81%93%E3%80%80%E5%86%AC%E3%81%AE%E5%B1%85%E6%AE%8B%E3%82%8A%E3%80%80%E5%8D%AF%E6%9C%88%E3%81%AA%E3%82%8AA.jpg

春息吹 残雪が消し 春小路

%E6%98%A5%E6%81%AF%E5%90%B9%E3%80%80%E6%AE%8B%E9%9B%AA%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%97%E3%80%80%E6%98%A5%E5%B0%8F%E8%B7%AFA.jpg

2009年12月28日

冬芽とブログ

 マクロレンズを購入したので、花の写真を、と思っても、この時期戸外に花が咲いている訳もなく、代わりに冬芽を撮りに行く。

 標石にも雪が積もっていて、雪を靴で払いのけると、雪文字となって、春の植物観察デッキと読める。この遊歩道にスプリングエフェメラルが現れる頃を目途に、花の本を出そうと準備している。原稿は冬芽の状態で、やってくる春の準備を今のうちから行っている、といったところである。

%E6%98%A5%E3%81%AE%E6%A4%8D%E7%89%A9%E8%A6%B3%E5%AF%9F%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%ADA.jpg

 このブログにも、件の本の原稿の一部はアップしている。しかし、ブログの原稿は冬芽の状態であり、花が満開になったのに対応するものでない。他のブログでは、ブログの画面に満開の花を咲かせているものもある。ブログで満開の状態にしてしまうと、それ以上のものを見せることができない。ここは冬芽で通し、それが咲いた時にはどんなものとなるか、に期待を持ってもらうことにしよう(というよりは自分で期待しよう)。

 バニーガールとでも表現したくなる冬芽がある。これが花になると、どんなに見えるかも写真に摂ってある。しかし、面白い形の冬芽である。

%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%ABA.jpg

 この棘のある冬芽は、セイウチとかトドとかの海獣の頭に見えてくる。想像をたくましくすれば、坊主が袈裟を着ているのを、上から撮ってようにも見えてくる。

%E6%B5%B7%E7%8D%A3%E3%81%AE%E9%A0%ADA.jpg

 枯れ草は、空中に巣を張って、そこに身構えている蜘蛛にも見える。

%E6%9E%AF%E8%91%89%E3%81%AE%E8%9C%98%E8%9B%9BA.jpg

 誰も居ない冬の林の中で、こんな冬芽を撮っていると時間の経つのを忘れる。冬には冬の見所がある。

2009年09月02日

山道のホタルブクロ

 宮丘公園の遊歩道にホタルブクロが咲いているのが目についた。ホタルブクロは、小さな鐘の意味のあるカンパニュラの学名でも知られている。よく庭に植えられているので園芸種かと思っていると、野生のものが咲いている。蛍を釣鐘状の花の中に入れて持ち運ぶことから名前が付けられたといわれているけれど、実際に蛍を入れたところを見たことはない。蛍とホタルブクロの花が同時に手にすることができる自然が都会には残っていないので、名前の持つ意味が薄れている。

山道に ホタルブクロの 密かに

%E5%B1%B1%E9%81%93%E3%81%AB%E3%80%80%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%96%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AE%E3%80%80%E5%AF%86%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%8AA.jpg

花袋 ホタルを中に いかなりや

%E8%8A%B1%E8%A2%8B%E3%80%80%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%92%E4%B8%AD%E3%81%AB%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%82%84A.jpg

2009年08月25日

朝の散歩道のコスモス

 コスモスの原産地はメキシコである。茎が細くて背丈があるので、風にそよぐと可憐な感じがする花である。しかし、反面生命力の強い花で、すっかり日本の風土に根付いている。秋桜の和名もある。花びらが伸びきるまで広げた様子は、メキシコ人に溶け込んでいるラテン系の陽気さを連想する。人間にとっては早朝でも、蜂には蜜集めに油の乗った時間帯なのであろう、花を一つひとつチェックして回っている。総選挙も近く、何か立候補者が戸別訪問をしている感じでもある。

大開き 原産国の 陽気なり

%E5%A4%A7%E9%96%8B%E3%81%8D%E3%80%80%E5%8E%9F%E7%94%A3%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%80%80%E9%99%BD%E6%B0%97%E3%81%AA%E3%82%8AA.jpg

早起きの 個別訪問 成果あり

%E6%97%A9%E8%B5%B7%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%80%80%E5%80%8B%E5%88%A5%E8%A8%AA%E5%95%8F%E3%80%80%E6%88%90%E6%9E%9C%E3%81%82%E3%82%8AA.jpg

2009年08月24日

散歩道のネジバナ-2009年夏

 宮丘公園には幾つか異なる散策路が用意されている。朝の散歩にどの道を選ぶかはその日の気分次第なのだが、今年もあの花が咲いているか確かめようと選択する道もある。その花とはネジバナである。夏の後半になり咲き出す花で、今年も咲いているのを確認すると安心する。しかし、昨年は2株ほどあったような記憶があるが、今年は1株である。昨年同様捻れて咲いていて、捻れが消えることはない。それにしても、どうしてらせん状に花をつけるのか、考えると不思議である。

この道を 選ぶ動機は ネジリ草

%E3%81%93%E3%81%AE%E9%81%93%E3%82%92%E3%80%80%E9%81%B8%E3%81%B6%E5%8B%95%E6%A9%9F%E3%81%AF%E3%80%80%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%AA%E8%8D%89A.jpg

昨年も 今年も捻れ そのままで

%E6%98%A8%E5%B9%B4%E3%82%82%E3%80%80%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%82%82%E6%8D%BB%E3%82%8C%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%A7A.jpg

2009年08月13日

夏の朝のススキ

 夏の盛りに秋の七草の一つのススキが目に付くと、秋の前触れを感じる。しかし、秋の名月に添えられているススキは枯れススキで、イネ科のこの植物は花を付け、その時期のススキは白い穂ではない。夏の朝に目にするススキは周囲の緑に茶色が目立ち、これがススキの花の色と思えば、ススキが現れても秋がすぐ傍に居る感じはしない。ススキの花とやらをもっとよく観察してみようと思っていると、今朝は雨の朝である。このススキが白く変わる頃になれば、本格的秋の到来である。

夏の朝 秋を先取る ススキかな

%E5%A4%8F%E3%81%AE%E6%9C%9D%E3%80%80%E7%A7%8B%E3%82%92%E5%85%88%E5%8F%96%E3%82%8B%E3%80%80%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%81%8B%E3%81%AAA.jpg

枯れる前 ススキの咲いて 夏の朝

%E6%9E%AF%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%80%80%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%92%B2%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%80%E5%A4%8F%E3%81%AE%E6%9C%9DA.jpg

2009年07月22日

ジャガイモの花と実

 散歩道にジャガイモの花が咲いている。花が咲けば実がなるのは、植物成長のお決まりのコースである。しかし、ジャガイモの実はほとんど目にすることはない。実のならない種類のジャガイモが多いことと、実が生るものでも、ジャガイモの芋の部分に栄養が行くように花が咲くと摘んでしまうことが行われるらしい。この状況でジャガイモの実を見ることはあまりない。実の生らぬ花は淋しいところもあって、そう思ってみるとジャガイモの花は何となく素朴で健気な花に見えてくる。

ジャガイモの 実はいずこなり 夏の朝

%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%81%AE%E3%80%80%E5%AE%9F%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%9A%E3%81%93%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%80%80%E5%A4%8F%E3%81%AE%E6%9C%9D.Ajpg.jpg

実の無くて 群れて咲きたり 芋の花

%E5%AE%9F%E3%81%AE%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%80%80%E7%BE%A4%E3%82%8C%E3%81%A6%E5%92%B2%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%80%80%E8%8A%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1A.jpg

2009年06月10日

雨の日のセミ

 雨の日にはセミも鳴かない。じっと木の幹や枝に止まっているのだろう。鳴き声がないとセミがどこにいるのか、あるいはいないのかわからない。この状況で、雨で黒ずんだ幹にセミがしがみついているのが目に留まった。偶然といえば偶然である。写真を撮るとフラッシュで羽が光ってみえる。残り少ない生の期間を、雨にたたられては気の毒である。少し明るいところで写真を撮るため、爪を立てて動こうとしないセミを幹の明るいほうに移動させたけれど、セミには迷惑だったろう。

雨光り 翅も光りて 黒き幹

%E9%9B%A8%E5%85%89%E3%82%8A%E3%80%80%E7%BE%BD%E3%82%82%E5%85%89%E3%82%8A%E3%81%A6%E3%80%80%E9%BB%92%E3%81%8D%E5%B9%B9A.jpg

移されて 写されるセミ 雨の中

%E7%A7%BB%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%80%80%E5%86%99%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%80%80%E9%9B%A8%E3%81%AE%E4%B8%ADA.jpg

%E7%88%AA%E5%8F%A5%E9%9B%8626Z.jpg

2009年05月25日

レンギョウ

 早春早々に、庭に黄色のアクセントをつけてくれるこの花は中国原産である。漢字名は連翹であり、漢字の発音が花名になっている。しかし、中国で連翹と呼んでいる花は日本のレンギョウとは別の花で、日本では誤って連翹とレンギョウが同一の花になっている。公園に大掛かりにレンギョウの植栽があり、しだれる枝に黄色の花だけをつけて咲いている。近づいて見ると、個々の花は四花弁であり、シンプルな姿である。この花が咲き終わる頃、木々の緑は本格的なものになってくる。

レンギョウの しだれ姿が 道に伸び

%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%81%AE%E3%80%80%E3%81%97%E3%81%A0%E3%82%8C%E5%A7%BF%E3%81%8C%E3%80%80%E9%81%93%E3%81%AB%E4%BC%B8%E3%81%B3A.jpg

十字花 消える頃には 初夏緑

%E5%8D%81%E5%AD%97%E8%8A%B1%E3%80%80%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E9%A0%83%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%80%80%E5%88%9D%E5%A4%8F%E7%B7%91A.jpg

2009年05月19日

ボケの花

 漢字名は木瓜である。春に早々と低い木に赤い花をつけている。花がつぼみの時、瓜の形に似ていてこの名になったのだろうか。外来種の花木で、原産は中国である。寒さに強い花のようで、札幌でも公園や庭に咲いているのを見かける。赤い色が鮮やかなので、遠目にも映える花で、ボケの花だろうと予想して近づいてみると当たっている。朝の散歩道で出会って写真を撮る。写真をPC画面で見ると、花びらが赤い和紙か布で作られているかのように見え、園芸の花の感じが強くする。

近づけば 予想通りの ボケの花

%E8%BF%91%E3%81%A5%E3%81%91%E3%81%B0%E3%80%80%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%81%AE%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%80%80%E3%83%9C%E3%82%B1%E3%81%AE%E8%8A%B1A.jpg

花びらは 布か和紙かと 園芸花

%E8%8A%B1%E3%81%B3%E3%82%89%E3%81%AF%E3%80%80%E5%B8%83%E3%81%8B%E5%92%8C%E7%B4%99%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%80%80%E5%9C%92%E8%8A%B8%E8%8A%B1A.jpg

2009年05月16日

ユキヤナギ

 この花の漢字名は雪柳で、柳に雪が張り付いたようにも見える。春に、枝いっぱいに花が咲くので、この花のある庭は豪華になる。バラ科の低木の花で、近づいて見ると五弁の花である。中国原産といわれ、日本の自生のものは、最初植えられたものが野生化したと考えられている。日の光がまだらに射すと、日の当たるところは白く輝き、影になる部分は輝く部分を支える白い陰影となっていて、何か人間の社会の日の当たるところと、陰になるところを表しているようにも見えてくる。

近づけば 五弁の花みせ ユキヤナギ

%E8%BF%91%E3%81%A5%E3%81%91%E3%81%B0%E3%80%80%E4%BA%94%E5%BC%81%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%81%BF%E3%81%9B%E3%80%80%E3%83%A6%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%83%8A%E3%82%AEA.jpg

まだら陽(び)で 影日向でき 人世(ひとよ)なり

%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%82%89%E9%99%BD%EF%BC%88%E3%81%B3%EF%BC%89%E3%81%A7%E3%80%80%E5%BD%B1%E6%97%A5%E5%90%91%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%80%80%E4%BA%BA%E4%B8%96%EF%BC%88%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%88%EF%BC%89%E3%81%AA%E3%82%8AA.jpg

2009年05月09日

柴桜の絨毯

 花の絨毯の言葉はこの花に最適である。集まって咲いていると、遠くからみるとどんな花でも花の絨毯に見える。しかし、柴桜は近づいて見ても絨毯と呼べるのは柴桜が最右翼である。柴桜は農園や公園のようなスペースのある場所でも、住宅地の狭いところでも見られる春の花である。名前の通り、五弁の桜花が地上で咲いている。色もピンクや薄紫と、組み合わせた柴桜の模様が人目を引く。朝の散歩道で、農地が住宅地に変わっていく区画に柴桜の絨毯が農地を守るように咲いていた。

遠目にも 近づき見ても 花絨毯

%E9%81%A0%E7%9B%AE%E3%81%AB%E3%82%82%E3%80%80%E8%BF%91%E3%81%A5%E3%81%8D%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%82%82%E3%80%80%E8%8A%B1%E7%B5%A8%E6%AF%AFA.jpg

住宅地 農地守るか 柴桜

%E4%BD%8F%E5%AE%85%E5%9C%B0%E3%80%80%E8%BE%B2%E5%9C%B0%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%80%80%E6%9F%B4%E6%A1%9CA.jpg