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2012年10月31日

シリーズ354・パノラマ写真「ここはどこ」

 札幌に新しく建立された啄木の歌碑です。「アカシアの並木にポプラに秋の風吹くがかなしと日記(にき)に残れり」の歌が刻まれています。さて、この歌碑のある場所はどこ。



今日(10月31日)の一枚

ホトトギス 紅葉見上げ 妍競い

 自宅の軒下にホトトギスが咲いている。毎年紅葉が見ごろになる頃、この花も最盛期を迎える。北側の軒下で目に止まることが少ないけれど、気が付くと、高い場所の紅黄葉を見上げ、ホトトギス鳥の斑模様で鮮やかさを競うかのようである。


日光の旅⑥

結構と 呟いて見る 陽明門

 日光東照宮の一番の見所は陽明門である。一日見ていても飽きないことから「日暮の門」の別称があるのは良く知られている。国宝である。門の前では観光客が次々と石段を登ってくるので、石段正面のところではパノラマ写真撮影が難しい。そこで、正面の脇のところでパノラマ写真撮影である。唐獅子や麒麟のような動物や装飾の庇の部分が幾重にも重なっていて、詳しくは見ていられない。この点パノラマ写真では視界を移動させ、ズームインやズームアウト操作で見てゆけるので、旅行後に再度見るのに適した写真技術である。正面に掲げられた額には「東照宮大権現」の文字があり、大権現とはここに祭られている徳川家康を指している。



シリーズ353・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅舎内で文字情報が溢れています。そこからこの駅の情報が得られると思います。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月30日

今日(10月30日)の一枚

眼を焦がす 学府随一 紅楓

 数日前に北大構内クラーク会館前の見事に紅葉した楓を撮って今日の一枚とした。この楓を根元のところから見上げパノラマ写真を撮ったらどのようになるかと、土盛の上に登って改めて撮ってみる。木は小さいながら、構内随一の紅葉である。




(画像クリックでパノラマ写真)
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日光の旅⑤

外人の 休みてここは 三神庫

 世界文化遺産の東照宮を見に行く。陽明門に到る途中の参道に上神庫、中神庫、下神庫の三神庫の建物がある。ここには神社の行事であある春秋の渡御祭に使用する道具などが収められている。大きめの小石を敷き詰めた広場に三神庫の建物があって、石の階段のところに外国人が腰をかけていた。



2012年10月29日

木古内の坊

 江差線の全駅のパノラマ写真撮影のため、早朝宿をチェックアウトして車で出発である。最初に海辺に近いコンビに寄ると、日の出の空が赤くなってくる。国道228号に沿った場所で、国道と海の間に石像がある。「木古内の坊」と呼ばれた目の悪い孝行息子の像で、実在した人物だったらしい。この石像の背後に海が広がり、彼方の空が、未だ現われていない朝日の余光で赤くなっている。日の出前なので少し暗かったけれど、パノラマ写真を撮ってみる。



今日(10月29日)の一枚

昨日の 車中観楓 今日は居間

 昨日は渡島地方の山間を自動車で走って、全山黄葉の景色を眺め、車中からの観楓会であった。雨模様の今日は外出することもなく、庭の黄葉の木を見てミニ観楓会となる。ナツツバキ、カエデ、ツツジが競うかのように紅黄葉を見せている。


日光の旅④

 東武鉄道の浅草駅から特急「きぬ」に乗る。この電車の行き先が鬼怒川温泉なので特急名が「きぬ」であることに気がつく。途中利根川を渡って下今市で普通電車に乗り換え、東武日光駅に着く。駅のプラットホームのパノラマ写真を撮る。シリーズの「どこの駅」は道内で、道外は際限がないのでこのシリーズにはいれないで、駅の様子を撮ったパノラマ写真をそのまま載せる。




シリーズ351・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅舎につながってある商店街です。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月28日

今日(10月28日)の一枚

紅葉と 赤鉄橋の 挟み撮り

 早朝から木古内の宿を発ち、江差線沿線の駅のパノラマ撮影である。同行はF氏、W氏、Y氏である。宮越駅付近の天野川(天ノ川)を列車が通過するのを待って、周囲の黄葉をバックにして写真を撮る。かろうじて鉄橋を渡る列車が撮れた。

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今日(10月27日)の一枚

沈む陽を 車窓に捉え 噴火湾

 北大案内を務めた後、構内でシンギスカン昼食会となる。その後、木古内に行くため、札幌発の特急北斗16号に乗る。昼食会のビールのせいか、眠ってしまい目が覚めると噴火湾に陽が沈むところである。車窓に流れる景色の彼方の夕陽を撮る。

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2012年10月27日

日光の旅③

 都営地下鉄浅草線駅から東武鉄道の駅に行く間に、浅草の雷門があるのに気がつく。パノラマ写真を撮ることを目的として寄り道する。門の下でパノラマ写真を撮るのだが、門をくぐる見物客が多くて、人が流れていく場所でのパノラマ写真撮りは難しい。雷門は来た記憶が鮮明でなく、見たのか見なかったのか、自分の事ながら忘却の彼方である。



シリーズ349・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅舎内の文字情報にこの駅につながるものがあるとは思うのですが・・・さて、ここはどこ(の駅)。

瓢箪絵 駅名有りて クイズ解




2012年10月26日

日光の旅②

 羽田空港から京急ー都営地下鉄の乗り継ぎ無しの電車で都営地下鉄浅草線の浅草駅で降りる。東武鉄道の日光行きの特急に乗るため、地下鉄駅の地上に出て歩くと、東京スカイツリーが見えてくる。歩いている人も、ケータイやカメラでこの高さ634mの新東京名物の写真を撮っている。こちらもパノラマ写真を撮ってみるけれど、通行人の多い場所での撮影は難しい。


今日(10月26日)の一枚

錦葉に 誘われ撮りて 学府秋

 北大クラーク会館の前に毎年見事な紅葉を見せてくれるカエデの木がある。構内の紅黄葉が未だ見ごろを迎えないのに先駆け、ひときわ目立つ存在で錦葉の枝を広げている。通りかかる人はしばし立ち止まり、カメラを向けて撮影に余念が無い。

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日光の旅①

 輪王寺境内での「電子1期生同期会」参加者集合写真



(画像クリックでパノラマ写真)

2012年10月25日

今日(10月25日)の一枚

眼前に 巌頭吟の 滝瀑布

 朝宿を出て借りたバスに電子工学科一期生の面々と乗り込んで華厳の滝を見に行く。日光も華厳の滝も見るのは初めてである。この滝は藤村操の「巌頭之感」と結びつけて覚えていて、実際の瀑布を大勢の観光客と一緒になって眺め写真を撮る。

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シリーズ348・パノラマ写真「ここはどこ」

 「撮り鉄」のマニアなら、駅名標を入れた写真を撮るところ、「当て鉄」問題作成者の当方は、手間をかけ駅名を消す作業を行ってパノラマ写真をアップしています。さて、駅名の消されたこここはどこ(の駅)。



2012年10月24日

シリーズ347・パノラマ写真「ここはどこ」

 列車の行き先から駅はかなり絞り込めます。さて、ここはどこ(の駅)。



シリーズ346・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅前の旧道から跨線橋を渡って新国道に出ることができます。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月24日)の一枚

鳥句集 機内持ち込み 渡り鳥

 大学の同期会に出席のため今日から日光行きで、今日の一枚は昨夕届いた「爪句@札幌の野鳥」の豆本である。冬になると南に渡る鳥になった気分で、これで19巻目を数える新刊の豆本爪句集をポケットに入れ、久しぶりの飛行機の客となる。


2012年10月23日

シリーズ345・パノラマ写真「ここはどこ」

 停車中の特急はトワイライトエクスプレス号です。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月23日)の一枚

わらわらと 雪虫湧いて 雨上がり

 虫が湧くとはこのことかと思うように雪虫が飛んでいる。昨日まで姿を見なかったものが、少し気温が高くなった雨上がりの朝の大気の中で浮遊している。雪虫は小さい飛翔体なので、望遠レンズで撮るのが難しいところを、何枚か撮ってみる。

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2012年10月22日

シリーズ344・パノラマ写真「ここはどこ」

 プラットホームの端から撮っていて、駅に関する文字情報はありません。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月22日)の一枚

火の花に 凍える素手を かざしたり

 散歩道の紅葉が盛りを迎えようとしている。木の枝から地面に視線を移すと、この時期最後の見せ場を作るかのように目立つ花がある。サルビアが朝日の中で赤さを増して火の花のようである。カメラを持つ手が少し凍え、手袋の季節である。


シリーズ343・パノラマ写真「ここはどこ」

 無人駅のプラットホームに立つと、広がる田園風景が目に入ってきます。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月21日

シリーズ342・パノラマ写真「ここはどこ」

 大きなお寺です。さて、ここはどこ。



今日(10月21日)の一枚

秋舞台 早出の役者 山桜 

 今年の紅葉は遅いと思っていても、山の頂や峠に初冠雪のニュースが伝えられると庭の木も色づき始めた。春一番に咲く山桜が秋一番で赤くなっている。山桜は何事にも気が早い。周囲の朴やモミジの緑葉が額になって紅葉の印象を強めている。


シリーズ341・パノラマ写真「ここはどこ」

 降りたことがなければ、駅舎の周囲の風景からこの駅を同定するのは難しいかもしれません。さて、ここはどこ(の駅)。



シリーズ340・パノラマ写真「ここはどこ」

 無人駅の遮るものが無い広いプラットホームでパノラマ写真を撮ると、駅名がやたらに写ってきて、ここはどこの駅の設問用に駅名を消す作業が大変です。このパノラマ写真でもあるいは消し忘れ、痕跡残りがあるかもしれません。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月20日

今日(10月20日)の一枚

朝焼けに 元気もらいて 散歩旅 

 土、日に発行のJRの格安運賃の「一日散歩きっぷ」を利用して、道内の駅のパノラマ写真を撮り歩いている。早朝に出発駅の発寒中央駅に行く。今朝は朝焼けで、列車の来る直前にプラットホームで写真を撮る。日の出はかなり遅くなっている。

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シリーズ338・パノラマ写真「ここはどこ」

 新聞で報道されていた吉永小百合主演の映画「北のカナリアたち」の宣伝が見えます。11月には映画館で上映されるようです。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月19日

シリーズ337・パノラマ写真「ここはどこ」

 一両のワンマン列車しか走っていませんが、駅舎は土産物店やそば屋があり立派です。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月19日)の一枚

初冠雪 ニュース急かせて 紅黄葉

 ラジオから手稲山初冠雪のニュースが耳に入ってくる。自宅や周辺から手稲山の山頂を見ることができない。散歩道の木々が、ニュースで秋の装に急いで衣替えしようとするかのように色づき始めて来ている。カメラを持つ手に冷気を感じる。


シリーズ336・パノラマ写真「ここはどこ」

 プラットホームに鐘があります。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月18日

今日(10月18日)の一枚

目を見張る 小物陶芸 並びたり

 昨日のHTBテレビ番組で紹介された極小陶芸をススキノラフィラまで見にゆく。会場ではドールハウスの展示と販売が行われていてブースが並んでおり、小さな作りの部屋や家財道具などがある。茶器ブースのパノラマ写真を撮らせてもらった。




(画像クリックでパノラマ写真)
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シリーズ335・パノラマ写真「ここはどこ」

 跨線橋から見ると、あまり高い山も見えません。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月17日

HTB「イチオシ」北海道珍百景放送

 HTBのテレビ番組「イチオシ」で時々「北海道“珍”百景」が放送される。今日(10月17日)放送されたものはもう8弾目を数えている。この番組は最初は「都市秘境百選」といったようなタイトルであったはずで、それから数えてもかなりの年数が経っている。プロデュサーも最初のG氏から今回はI氏に変わっている。テーマのBGMは最初から変わっていない。

 番組のキャスターはお馴染みヒロ福地さんと森さやかさんである。このご両人は都市秘境番組の初回から司会を務められていたと記憶している。HTBの顔のお二人である。

 今回のテーマの一つはスクワットするコリー犬である。このワン公、フライングフリスビーのキャッチの世界大会で優勝している。競技の合間に見せるインドのヨガのスクワット動作が得意で、これは普通の犬には出来ない技である。こんな技を披露されると、飼い主も可愛くてたまらないだろう。

 次のテーマは極小の陶芸作家の話題で、作られた茶器の小ささには驚く。その制作現場のビデオを視たけれど、細心の注意を払わねば作れない代物である。細部の細工には息を止めてやるというから、大変な作業である。

 大きさ数ミリの湯呑みにお茶を注いでこれを飲むところが放映された。飲んだ後でコメントを求められたので、少な過ぎてお茶の味がしなかった、とコメントしている。

 この小物の展示会が明日からススキノラフィラホール8Fで開催されるとテレビに案内が出ていた。
開催期間中に見に行ってみようと思っている。


シリーズ334・パノラマ写真「ここはどこ」

景気良き 駅名なれど 寂れおり

 景気の良い地名を駅名につけている。しかし、駅前から国道242号に真っ直ぐに延びる道路脇に廃屋が目立つ。地域の衰退がよくわかるのは駅前通りで、ここもその例に漏れない。近くの丘にあった小学校も無くなり跡地に鉄道工事慰霊碑がある。



今日(10月17日)の一枚

極小の 文字を重ねて “珍”百景  

 新聞のテレビ番組欄にHTB[「イチオシ」の見出しに「北海道“珍”百景特集 極小の世界にも発見」とある。以前中国出張時に成都市で米粒に自分の名前を書いてプラスチックに封じ込めたものを携帯のストラップにしていてマクロ撮影してみる。

シリーズ333・パノラマ写真「ここはどこ」

 列車の車体に手掛かりがあります。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月16日

今日(10月16日)の一枚

祝賀会 会場カエデ 写したり  

 札幌生まれの、今や世界でライブ公演を行っている有名キャラクターが某賞受賞(新聞紙上発表は11月3日)で、その祝賀会の会場を決めるため大通公園まで出向く。会場予定のテレビ塔と数本の紅葉したカエデを入れてパノラマ写真を撮る。




(画像クリックでパノラマ写真)
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シリーズ332・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅舎内でヒントが満載ようですが、直接駅名は見つからないでしょう。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月15日

今日(10月15日)の一枚

紅黄葉 探す眼に入る 青葉かな 

街に出る用事があったので、ついでに北大に寄る。10月の折り返しに入ったのに、構内の草木は青々としている。気温も高い。今年は残暑に引きずられて、紅葉の季節もかなり日にちがずれている。構内の紅黄葉も見ないうちに秋は逝きそうだ。




(画像クリックでパノラマ写真)
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シリーズ330・パノラマ写真「ここはどこ」

 跨線橋に駅舎があります。さて、ここはどこ(の駅)。



シリーズ329・パノラマ写真「ここはどこ」

 小屋の待合室で特急を待つ駅は珍しい。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月14日

日々の情景(2012年10月14日)

アカゲラは 火の鳥に見え 日の出時

 昨日の天気予報で期待していなかった朝日が、紅葉の遅い山の木々を赤く染めている。アカゲラも朝日を浴びて、白い毛の部分が赤味がかっている。赤毛の部分も加わって、火の鳥のような雰囲気である。木を突き朝餉にありついたのだろうか。

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2012年10月13日

今日(10月13日-番外)の一枚

数ミリの 湯呑みで飲みて 茶会なり

 北海道テレビ放送の「イチオシ」の北海道珍百景番組の取材を受ける。ディレクター氏が見せてくれた極小の急須と湯呑みでお茶を飲む(仕草)をする。珍しい一品なので写真を撮らせてもらう。テレビ放送は17日(水)の予定と告げられる。


シリーズ327・パノラマ写真「ここはどこ」

 文字情報を消し忘れたところがあります。処理するのも面倒なのでそのままにします。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月13日)の一枚

鬼灯や 秋の地の顔 紅を点(さ)し

 庭の地面は未だ緑に覆われている。朴の木の大きな葉も未だ黄葉は始まらず、枝に残ったままで、今年の記録的残暑の影響が現われている。そんななかで鬼灯の実は赤くなっている。秋の訪れをいち早く迎え、地の顔に紅を点したようである。


シリーズ326・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅名が入らないように駅舎から離れた場所で撮影です。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月12日

シリーズ325・パノラマ写真「ここはどこ」

 ここはどこ(の駅)324はコメントで正解が寄せられていますが、どこの駅かの同定にトライする他の方もおられと思われるので、難易度を少し下げて、列車の窓から景色が見えるものを載せます。設問324と合わせて、ここはどこ(の駅)。



中の川のカワガラス

 中の川にサケが遡っていないかと流れに沿って歩いていると、野鳥が横切る。全身が黒茶色でカラスより小さいけれど、スズメなどよりは大きい。遠くから写真を撮り、拡大して野鳥図鑑で調べるとカワガラスである。北海道全域に通年で生息していて、川から離れない鳥と知る。それにしてはこの鳥を目にするのは初めてのような気がする。野鳥に興味がなかったので気がつかなかっただけかもしれない。これからこの小川は雪で埋もれてしまうけれど、餌場を確保できるのだろうか。

サケ探す 目にカワガラス 雨上がり

円らな眼 何を狙うか カワガラス


シリーズ324・パノラマ写真「ここはどこ」

 パノラマ写真を見て霊感で当ててくる人が居るので、設問も難しくせざるを得ない。今回は停車した列車の内から写したもので、列車のドアから駅舎がわずかに見えるだけである。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月12日)の一枚

地に垂れる 枝が計りて 秋重さ

 雨上がりの朝である。リンゴの木のある家の横の歩道から、実が赤く色づき枝にたわわに生っているのを写真に撮る。実の重さのせいか、枝が地面に近づいている。雨に打たれた後で、へたってしまったイヌサフランの花が地面に倒れている。

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シリーズ323・パノラマ写真「ここはどこ」

 設問322は難し過ぎるので、同じ駅のより易しい設問です。ただし、不本意ながらパノラマ画像中の駅名は消してあります。さて、ここはどこ(の駅)。




2012年10月11日

シリーズ320・パノラマ写真「ここはどこ」

 よく知られた駅で設問にするまでもないのですが、ここはどこ(の駅)。



小学校跡地の追悼碑

学び舎の 記憶更地に 追悼碑

 留辺蕊町に金華と呼ばれる地区がある。無人駅の金華駅から国道242号に出て北の方向に少し歩くと、常紋トンネル工事殉難者追悼碑の標識が見える。階段を登ると小高いところに平地が広がる。金華小学校跡の石碑があるので、かつてここに学校があり、廃校後更地にしたようだ。常紋トンネル工事に従事し、過酷な労働による犠牲者の追悼碑である。痩せこけうなだれた人物像がレンガの塔に張り付いている。制作は本田明二で、この作家の作品とここで出会うとは思いもよらなかった。




(画像クリックでパノラマ写真)

シリーズ322・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅名を当てるためのパノラマ写真でプラットホームや駅舎内を写していては、どこかに必ずヒントが現われてきます。それを防ぐとなれば跨線橋内のパノラマ写真しか思いつきません。そこで跨線橋のパノラマ写真ですが、ヒントは窓の外の景観です。この特徴のある景観の一部を見て、さてここはどこ(の駅)。



今日(10月11日)の一枚

ぬっと出る 日の出を撮りて 小雨なり

 時折小雨がぱらつく朝である。東の空は雲が垂れ込めていて、地平と雲の間に隙間ができている。この状況での日の出は見応えがあり、カメラを構え陽が現れてくる瞬間を待ち構える。陽は地平からぬっと現われて秒を追って全体が見えてくる。


シリーズ321・パノラマ写真「ここはどこ」

 今回は禁じ手の駅名を消しています。さて、ここはどこ(の駅)



2012年10月10日

今日(10月10日)の一枚

飛ぶ野鳥 紙に綴じ込め 爪句集

 「爪句@札幌の野鳥」の色校のため出版社まで出向く。19巻目の爪句集である。爪句集のテーマを決めるとその対象に集中して写真を撮る。しかし、一旦爪句集になってしまうと、対象はカメラの前から消えてしまう。最近は野鳥を撮らない。


シリーズ319・パノラマ写真「ここはどこ」

 先の設問の駅で、パノラマ写真を撮った反対側のプラットホームから降りて、線路から見た風景です。駅舎が少し写っています。さて、ここはどこ(の駅)。




シリーズ318・パノラマ写真「ここはどこ」

 田舎の無人駅のプラットホームの端から撮ると、駅の手がかりになるものがほとんどなく、駅の同定は無理かもしれません。



2012年10月09日

機雷のような松隈康夫の「あっちこっち」

 ススキノに置かれた松隈康夫の作品は機雷を連想させる。作品名は「あっちこっち」で機雷が浮遊してあっちこっちに流れていくのか、あっちこっちに触手があるのか、作品名に選んだ意図はわからない。松隈は札幌大谷大学短期大学部美術科教授で、石山緑地をデザインした彫刻家集団CINQ(サンク)のメンバーの一人である。この集団に属する作家達がススキノの繁華街に抽象作品を並べていて、思い思いの作品名をつけている。いずれの作品名も何を意味しているかはっきりしない。

機雷置き 用心せよと 歓楽街

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連想は 「あっちこっち」と 定まらず

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(クリックでパノラマ動画)

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今日(10月9日)の一枚

一抹の 不安を含み 快挙なり

 朝刊に大きく京大の山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞が報じられている。皮膚の細胞から新しい生命を生み出す可能性につながる貢献で、快挙ながら科学技術の進歩に一抹の不安を覚える。駅取材の整理をしながら記事を読んでいる。


シリーズ317・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅の周辺に新興住宅地が整備されているようです。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月08日

今日(10月8日)の一枚

鹿衝突 車内放送 ケーキ食べ

 早朝、札幌駅から特急「スーパーおおぞら」に乗る。この特急は石勝線から根室本線に接続して道東に向かう。帰りの特急でチーズケーキを買って食べようとすると、トマム駅で車内放送があり、下り特急が鹿と衝突で上りも遅れてしまった。


シリーズ315・パノラマ写真「ここはどこ」

 玄関のところに彫刻があります。さて、ここはどこ。



2012年10月07日

今日(10月7日)の一枚

ヒロインの 横顔見えて 架空駅

 深川駅から留萌駅までの普通列車に乗って、留萌本線の駅の写真を撮る。途中に恵比島駅があって、駅舎内に座った女性の横顔が見える。NHKの連続テレビ小説の舞台になったこの駅を、明日萌駅の名前にしてヒロイン萌の人形を置いている。

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シリーズ314・パノラマ写真「ここはどこ」

 ビルの谷間に駅のプラットホームがあり、殺風景な駅です。さて、ここはどこ(の駅)



川の流れを表現する銀色の柱

 札幌の姉妹都市は現在5都市ある。そのうち、最初の姉妹都市になったのはアメリカオレゴン州ポートランド市で、1959年のことである。豊平川に架かる幌平橋は補強のため橋の上にさらにアーチ橋があり、このため広い歩道部分がある。ここに姉妹都市ポートランドの名前を採った広場があり、同市から贈られたリー・ケリーの彫刻「サーモン・リバー」が置かれている。銀色に輝く4本の柱からなる造形で、川の流れを表現しているようである。豊平川は秋になると鮭が遡る川である。

鮭遡(のぼ)る 川の流れの 銀柱

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ポ市広場 雪に埋もれて 閉鎖なり

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(クリックでパノラマ動画)

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2012年10月06日

シリーズ313・パノラマ写真「ここはどこ」

 プラットホームの行き先案内から、この駅から線路が分かれていくのがわかります。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月6日)の一枚

爪句集 アイス菓並べ 石北線

 三連休有効の格安鉄道パスを購入して駅の写真撮りに出かける。石北線で日帰りのできるところまで行くことにする。途中車内販売があり、月変わりのアイスクリームとして“かぼちゃ”テーストを求め、鉄道の爪句集と並べ車内撮影である。

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捕虫網の無くなった少年像

夏の日に どこに失せたか 捕虫網

 「風景印でめぐる札幌の秘境」(北海道新聞、2009)を出版する際に札幌北郵便局の風景印を取材すた。風景印のデザインは同郵便局の近くの安春川に架かるバルコニー部分にある土田副正の「夏の日」である。少年と少女がそれぞれ捕虫網と虫籠をもっている。パノラマ写真では捕虫網がみあたらないけれど、風景印には捕虫網は描かれている。最初は捕虫網があったものが、年月が経つうちに棒と網輪の部分が無くなってしまったようである。彫刻では細長い棒状のものは要注意である。




(画像クリックでパノラマ写真)

2012年10月05日

シリーズ311・パノラマ写真「ここはどこ」

 この形の駅舎なので、候補は絞られてくると思います。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月5日)の一枚

陽が知らせ 秋の只中 日の出位置

 写真を撮りたくなるような日の出に出会っていないな、と思っているうちに陽の昇る位置はどんどん南にずれてきている。今朝、久しぶりに撮った日の出位置は、写真にシルエットで写るJRタワーからかなり南側になっている。秋の只中である。

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ささ舟を流す姉弟

姉弟(きょうだい)で ささ舟流す 蘇生川

 JR学園都市線の新琴似駅近くのガード下辺りから安春川が流れ出している。この川は創成川水処理プラザで汚水が高度処理されて流されている。川に沿って公園化が行われ、新琴似安春公園が整備されている。その公園近くの安春川を跨ぐ橋の東側の歩道のところに三木勝の「ささ舟」がある。姉と弟なのだろう、ささ舟を作って流れに乗せようとしている。流す川はここでは安春川となる。それにしても、ささ舟を作って流す遊びは、都会の子どもには無縁なものとなってしまっている。




(画像クリックでパノラマ写真)

シリーズ310・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅舎内の商業施設の看板を見るとここがどこかわかります。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月04日

シリーズ309・パノラマ写真「ここはどこ」

 長い跨線橋が目に付く駅です。さて、ここはどこ(の駅)。



湖風の吹く大通公園

琵琶湖風 公園に吹き 初夏の入り 

 大通公園3丁目に山田良定の「湖風」がある。山田は滋賀県に生まれ、滋賀大学教授を勤め、日本芸術院賞受賞者である。第7回日展で作品「湖風」で特選を受賞している。その特選作のコピーが大通公園のものなのだろう。作品名にある湖は、具体名がなくとも琵琶湖をイメージしているようだ。湖で漁を生業にしているとも想像できる若者が、力の漲った姿で表現されている。野外彫刻は札幌市と縁のある作家の作品が置かれのだが、作家の山田と札幌市とのつながりが不明である。


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(クリックでパノラマ写真)

シリーズ308・パノラマ写真「ここはどこ」

 駅舎は線路近くの比較的大きな建物かと思うと外れで、プラットホームに接してある小屋が駅舎です。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月4日)の一枚

産卵の サケの赤班 白背びれ 

 昨日中の川で遡上するサケを見たので、今朝の散歩コースはこの小川沿いである。川に近づいて浅瀬にじっとしているサケを撮ってみる。産卵の時を迎えた印の赤い班が身体にある。背びれはちぎれ白くなり、このサケの最後が近いのが知れる。

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札幌西校の輔仁会々員戦没者記念碑

輔仁会 馴染みなけれど ハトの居り

 札幌西校の校庭に同校の卒業生である彫刻家本田明二が制作した「輔仁会々員戦没者記念碑」がある。ここで「輔仁会」は同校の同窓会名である。しかし、元々「輔仁会」は学習院大学で設立された組織で、西校と関係があるのか無いのか不明である。言葉の意味は『論語』顔淵篇の「君子以文会友、以友輔仁(君子文ヲ以ッテ友ト会ス、友ヲ以ッテ仁ヲ輔(たす)ク)から採られている。記念碑の彫刻は碑の上部の3羽のハトで、平和の象徴の鳥を置き、平和への願いが込められている。



2012年10月03日

シリーズ307・パノラマ写真「ここはどこ」

 気が早いのですが、今年のクリスマスも同じような駅舎内の光景が見られるのかな、と思っています。さて、ここはどこ(の駅)。



銀行名の痕跡の上の男女像

 現在の北洋銀行札幌南支店のビルの壁に坂坦道の「鈴蘭」の男女像がある。彫刻の男女像がスズランの上に立っている構図から作品名を採っているのだろう。男性像は竪琴を手にしており、ギリシャ神話の竪琴の名手オルフェウスのようである。すると女性の方は、夫のオルフェウスが黄泉の国から連れ戻すのに失敗した妻のエウリュディケとなる。作品の下にネームプレートをはずした痕跡がある。痕跡の文字数から、破綻した北海道拓殖銀行南支店の名前がそこにあったと推察する。

ビル谷間 咲くスズランに 男女乗り

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像の下 行名の跡 かすかなり

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(画像クリックでパノラマ写真)

今日(10月3日)の一枚

撮らえたり 残暑の後の 遡上鮭

 今年は記録的な残暑で、海水温も高く、秋鮭漁は振るわないとの予想である。これでは近くを流れる中の川には鮭は遡上して来ないかな、と思っていた。この予想に反して、今朝の散歩時に鮭が数匹流れの中に居るのを見つけ写真撮影である。


小学校のシンボルの少年像

ぐんぐんと 伸びる瞬時を 像に止め 

 札苗緑(さつなえみどり)小学校は1993(平成5)年開校なので校史は浅い。初めて校名を見ると「さつびょうりょく」とも呼んでしまいそうである。校庭の隅に今谷孝の「ぐんぐん」がある。ぐんぐんと育ってほしい、といった意味なのだろう。作家の今谷は2011年開催の本郷新記念札幌彫刻美術館での「具象彫刻30人展―北の作家たち-」に名前を連ねている。しかし、同作家の野外彫刻の作品はこの「ぐんぐん」しか目にしていない。同校の開放図書館は「ぐんぐん」名になっている。




(画面クリックでパノラマ写真)

シリーズ306・パノラマ写真「ここはどこ」

 跨線橋の中間に駅舎があります。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月02日

シリーズ305・パノラマ写真「ここはどこ」

 注意深く見ると駅名が分かります。さて、ここはどこ(の駅)。



今日(10月2日)の一枚

雨粒を 背負いしトンボ 陽に光り

 早朝は雨模様で散歩に行きそびれた。代わりに庭に出て花やトンボのマクロ撮影を行ってみる。トンボは極端に近づくと逃げない性質があるようで、目玉の先にレンズを持ってゆき、朝日を反射している姿を撮ってみる。秋明菊の季節である。

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札幌小学校門横のお下げ髪の少女像

 札幌小学校の門の近くに「希望」像がある。作家として伊藤英世と森川昭夫の二人の名前がある。伊藤は彫刻を森川は油絵を手がけているので、森川が像のモデルの絵を描き、伊藤がそれを基に彫刻を制作したのではなかろうか。これは推測で、共同制作の経緯についてはわからない。作品は小学校に設置するのに相応しい、清楚な少女像である。モデルの少女は髪を一つに編んだお下げ髪にしている。少女の定番のヘアスタイルだったけれど、最近の子どもには見かけなくなっている。

歴史校 校舎の前に 「希望」立ち

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校庭で 清楚な少女 お下げ髪

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(クリックでパノラマ動画)

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シリーズ304・パノラマ写真「ここはどこ」

 海が見えています。さて、ここはどこ(の駅)。



2012年10月01日

今日(10月1日)の一枚

台風に 花落とされず 神無月

 日本列島を縦断して北海道に近づいた台風17号の影響で、天気は良くない。家に籠りパソコンでデータ整理の一日となる。外の空気を吸うのも大切かと、晴れ間に庭に出て見ると、トンボが飛んでいる。秋明菊が咲いていて神無月に入った。


三越デパート前のライオン像

早朝は ライオン一匹 一番街 

 以前札幌の都心部での待ち合わせ場所の最右翼を占めたのが三越デパート札幌店前のライオン像であった。像の作家としてランドシャーとメリーフィールドが併記されていて、原作と複製の関係のようであるけれど、正確なことはわからない。ライオン像はロンドンのトラファルガー広場にある巨大なライオン像のコピーといわれている。トラファルガー広場に大勢の人が集まるので、それにあやかってデパート前にも多くの人だかりができる場所にしたかったのかな、と推測してみる。


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(画像クリックでパノラマ写真)


散る桜の中の梟家族

散る桜 梟家族 見つめたり

 清田区に住宅に囲まれて細長く延びる真栄春通り公園がある。この公園にはいくつかの彫刻があり、彫刻のためにスペースを確保した公園の感がある。「梟家族」は手塚登久夫の作品である。手塚は栃木県生まれで、東京芸術大学美術学部彫刻科教授を勤めた。作品の方は、一見では二体の石像が並んでいる。作品名の家族ということでよく見ると、一体は父親で、もう一体は母親とその頭に止まった子どもの梟である。桜の季節で、桜の花びらが親子三羽の梟家族の周りに散っていた。

(画像をクリックでパノラマ写真)





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