2013年04月28日
2009年03月17日
知ることは、悩みの元で 金次郎
札幌市内の小学校の金次郎像を追い求めて、琴似、簾舞、定山渓、苗穂、月寒の各小学校の金次郎像を写真に収めて、札幌秘境本の原稿を書いた。この原稿の再校の段階で、白石小学校の金次郎像をみつけてしまった。さて、どうするか、悩ましい。
再校の段階で、白石小学校の金次郎像の存在を知らなかったら、校正作業はそのまま進行して、出版作業に支障はなかったはずである。しかし、出版後に取材の不備は指摘されるだろう。出版前のトラブルに対処するか、出版後の指摘に耐えるか、悩ましい。
一般的な話でも、なまじ知ったばかりに得られたものもあるけれど、知らねば心安くいられた状態を失う場合も多いものだ、とこの金次郎像の写真を見ている。
金次郎も寸暇を惜しんで、柴負い姿で本を読んでいるけれど、知識が増えるに比例して悩み事も多くなるだろう。心安く居るためには本は読まない、なんていうと当然怒られるよね。
2009年02月22日
ドニチカキップとエコキップ
冬場は自転車が使えないので、札幌市内を取材で巡って歩くのに地下鉄を利用している。取材のため、地下鉄駅の外に出なくてはならず、地下鉄を乗り降りすると交通費が馬鹿にならない。交通費を浮かす算段として、一日乗り放題のドニチカキップを利用している。
このキップ500円で、取材目的で動き回る時には便利である。しかし、土日しか発売されていなくて、平日でなければ用事が足せない場所を回るには有効ではない。
平日でも使える一日乗車券にエコキップというのがある。これは毎月の5日と20日に発売されていて、これらの日がうまく平日に当たれば、これが利用できる。料金は700円である。ドニチカキップとエコキップを利用して、気が向くけば市内の都市秘境(もどき)巡りをしている。
2009年02月18日
街の中の農場
2008年12月21日
ビットタッチからレラカムイの試合観戦
アルファコートドームに都市秘境の素材がないかと考えていたとき、ビー・ユー・ジー社が開発したビットタッチのシステムが、プロのバスケットボールチーム「レラカムイ」の試合に際して用いられるとの新聞記事が目に留まった。これを切り口にアルファコートドームの秘境が見えてこないものかと、ビー・ユー・ジー社に聞いてみると、開発したシステムを貸し出しているだけで、特に技術者が付いているわけでもない、とのことである。
そこから話はビットタッチを見るついでに、レラカムイの今年最後の試合の観戦ということになって、ビー・ユー・ジーの服部CEOと初めてのプロバスケを観てきた。
インターネットで送られてきたチケットを印刷して、入口で印刷用紙を見せて中に入る。入口付近にビットタッチの装置が並べられていた。これは、お財布ケータイをこの上にかざすと、試合を見に来たバスケクラブの会員のポイントが溜まり、それを景品等に引き換えることができるシステムである。
しかし、現時点ではお財布ケータイを持つ人は少ないらしく、この装置にケータイをかざしている人は、短時間では見ることができなかった。子供達が、これは何かと覗き込んでいるのが目についた。
ビットタッチの方は写真を撮っただけで、試合の観戦ということになった。今日の試合はプロのレラカムイと実業団チームの三菱電機の試合である。実業団チームは親会社からお金が出ているとして、プロのバスケチームは選手に給料を支払わねばならず、アルファコートドームの観客席を満員にしても、経営は大変なのではなかろうか。試合の成り行きより、こちらの方に関心が行く。
試合は62:81でレラカムイが負けた。ど素人観戦者の目にも、レラカムイの選手の動きが鈍く、シュートも決まらず、フリースローで同じ選手が二回も失敗するのがあって、プロの選手にしてはお粗末という感じがする。基本の練習をきちんとしているのだろうか、とも言ってみたくなる。
試合の前とか、休憩時間にチアガールズのアトラクションがあって、バスケの試合より、こちらの方に目が行った。どうもスポーツ好きでもない人間が、スポーツの試合を観戦すると、余興の方が面白く感じられたりする。
2008年12月14日
新渡戸稲造の揮毫
「Let's 中央」という施設がある。これは札幌市が設けている、勤労青少年の活動支援の施設である。ここに「遠友夜学校記念室」が併設されている。施設の建物の入口のところに、山内壮夫作の新渡戸稲造・真理子顕彰碑が設置されている。この台座のところに、稲造の筆で「学問○○実行」と書かれた言葉のプレートがはめ込まれている。
この言葉は、記念室内にある稲造揮毫の扁額のもので、「学問○○実行」の○○が初め読めなかった。まあ、あてはまる言葉を考えれば、「学問より実行」となる。で、よく見ると○○の部分の漢字は「与里」と読める。昔は平仮名を使わず漢字で書くとこうなるのか、と納得である。
最近はどこかの国の総理大臣でも漢字がよく読めないようだけれど、夜な夜なホテルのレストランで会食している暇があれば、夜学校で漢字の勉強をした方がよろしいのではないだろうか、と言ってもみたくなる。
この扁額の下の方にある細かな文字は、夜学校の校歌で、有島武郎が作詞している。北大の校歌は、寮歌の都ぞ弥生がその位置を占めているけれど、「永遠(とこしえ)の幸」という校歌が別にあって有島武郎が作詞している。歌詞の中に「イザ、イザ、イザ うちつれて 進むは今ぞ」のフレーズがある。夜学校の校歌にも「オー、否、否、否」と三回繰り返すフレーズがあって、有島武郎の作詞の定形を見るようである。北大関係者でもなければ北大の校歌は聴いたことはないだろうが、メロディーは耳にすることtがあるかも知れない。それは曲の方は、米国人作曲家ジョージ・F・ルートが作った 『Tramp, Tramp, Tramp』が原曲だからである。
2008年12月08日
モデルバーンの謎
札幌農学校第二農場には、クラーク博士の構想の下に建てられたモデルバーンがある。ここは、現在一般にも開放されていて、中に入ってみることができる。建てられた当時は、1階部分に牛が飼われていて、2階は牧草などの飼料置き場になっていた建物である。
このモデルバーンの2階の妻壁部分に出入り口と思われるドア部分がある。そのドアの上部には牛の頭部の飾りもあり、出入りする者を見つめているかのようになっている。
さて謎は、どうして2階のこの部分に出入り口と思われる部分があるか、である。当然ここから牧草などを運び込んだはずであるけれど、それはどのようにして行われたか、である。これはちょっと思いがけない方法なのである。
こんな疑問も、都市秘境のテーマにして、都市秘境遍路を続けている。
2008年11月29日
魚のアルビノ
2008年10月16日
トンネル
2007年12月10日
恵迪寮歌のCD
北大恵迪寮100年記念事業に寄付しておいたら、「都ぞ弥生」を始めとする寮歌が納められたCDが送られて来た。合唱は北大合唱団OBによるものである。100年記念事業の一つで、その他事業としては寮歌碑の新装も含まれていて、新しくなった歌碑は秘境を歩く講座で訪れている。寮歌祭も行われたらしいが、どうもいい歳をして寮歌を高歌放吟するのは気がひけて、この類の会は遠慮している。
同窓会誌「恵迪」の7号は百年記念号で、表紙には北海道開拓の村に移築された恵迪寮の写真が載っている。この建物は「札幌秘境100選」にも写真を載せてある。
復元された寮内の廊下部分に南寮、中寮、北寮、新寮の棟の名前を書いた幟が飾ってある。筆者は新寮に住んでいた。実際の寮と復元されている寮は似ているとは言え、雰囲気は天地の開きがある(実際の寮は、五人一部屋で部屋によってはここが人間の住むところか、と思えるほどだった)。
2007年12月08日
一億円の札束
2007年12月02日
HBC本社屋上
秘境を歩こう講座は何週間前から歩く場所の準備をします。次回はNTT東の洞道、HBC本社、日本銀行札幌支店と許可をもらう必要のあるところばかりで、準備に手間取ります。以前訪れたことのある場所を選定していますが、15名を超える一般の見学者では連れては行けない場所もあります。HBC本社の屋上なんかもその一つです。講座のレジュメの準備で画像データが出てきたのでアップしておきます。
ビルの屋上から街を見ると新しい発見があり、ビルの屋上は都市秘境になり得ます。ただ、ビルの屋上は大抵一般の人にはアクセス不可で、取材ができない点で都市秘境の条件をクリアしません。HBCの屋上からは道庁の庭が目の下によく見えます。雪の季節に屋上から撮った写真がありました。
2007年09月22日
豆本の大きさ
「札幌秘境100選ー中国語版」豆本がやっと印刷されて手元に届きました。サイズはA7です。どのくらいの大きさかを、元のA5サイズの「札幌秘境100選」と並べておきます。
小さいので文章の内容は簡略化されています。中国語の他に日本語の原文があります(中国語の翻訳がおかしい場合に対応した処置です)。ただし、日本語は私のように視力の落ちた者は拡大鏡を用いなければ見えません(豆本の印刷技術がどの程度かのチェックをしたかったこともあります)。この本には札幌の航空写真の綴じ込み地図を織り込んであります(見る時は広げます。これも豆本で試みてみたかった)。定価は400円です。
この豆本の内容は秘境システムhttp://www.hikyo-100sen.com/}の紙ベースのものの位置づけでもあるので、同サイトにアクセスしていただくと、内容を見ることはできます(ただし、完全に全部をサイトに載せてはいません。が、豆本のテーマ以外のものがサイトでは見ることができます。)
eSRU豆本series1の位置づけです。もし、この豆本の叢書が続けば、この最初の豆本にはプレミアムがつくと思っています。書店ではなかなか手に入らないのではないかと思います。私のところまで注文していただくとメール便で送ります。
2007年09月21日
美園リンゴ並木
2007年09月14日
採石山 蘇ったり 新公園
2007年08月29日
何時開く ミステリアスな 小屋の店
2007年08月09日
アジアアロアナ
HBCのHanaTVのお盆の企画に(放送は13日(月)の午後4時以降)、秘境探検のテーマで番組を作るとのことで、あちらこちら取材に協力です。そのなかで、オムライスの店でアジアアロアナが泳いでいたので写真に納めました。
東南アジアに生息する淡水魚で、20年以上も生きるものもあるそうです。餌がすさまじくコオロギやムカデ(のような虫)、小エビなんかだそうで、シーラカンス似のこの古代魚を飼うのも大変そうです。怒らせると飛び上がり水槽の蓋に身をぶつけるのだそうです。そのためか、水槽の蓋には重しが置かれていました。
ペットとして飼う人もいるようですが、大きな水槽に水を循環する装置なんかをつけて、餌まで考えると、これはお金のかかる趣味であると思いました。