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2008年11月18日

サクシュコトニ川の水源

 サクシュコトニ川の川水は藻岩山の山麓にある調整池から、地下を通って構内の湧き出し口までやって来る。このため、冬でもこの川は水が枯れることはない。秋も深まると川の周囲にある木々は枯葉を川に散らしていく。その落ち葉が川底に重なっているのが見える。コリー犬を連れた夫婦と思われるカップルが、川の湧き出し口をバックに犬の記念撮影を行っている。犬の方は胸を張ってポーズが様になっている。川の水源探査で水源地まで辿りついた記念撮影のようにも見えてくる。

枯れ落ち葉 枯れぬ川水(かすい)の 底に見え

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水源を 極めた犬の 勇姿かな

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2008年11月03日

イチョウ並木

 構内のイチョウ並木は札幌市民の観黄葉のスポットに定着してきている。このため大学当局も11月上旬の日曜日はこの並木道を歩行者天国に指定している。この時は、この並木道には学外からの見物客で混み合うことになる。写真撮影をしたり、銀杏拾いをしたりで、構内は観光地の様相である。イチョウ並木の横の電子科学研究所の建物が、かつて応用電気研究所と呼ばれたことを知る人はほとんどいない。この建物の向かい側には看護学校があったけれど、その建物は、今は無い。

この季節 学外の人 溢れ居り

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応電と 呼ばれし建屋 並木横

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2008年11月02日

黄葉

 工学部の六階建ての教官室の主だった時代に、建屋の前庭のイチョウや北十三条の通りのイチョウ並木が、この時期かくも人気を博して、構内を多くの市民が訪れていた記憶はない。幹は同じものが残っても、枝の黄葉は毎年散って新しい葉に替わっていく。建物は同じように見えても、建物の部屋の主は少しずつ替わって行く。医学部の前庭の木は見事な黄葉を枝につけている。黄葉の豊かさと最近の医師不足は何の関係もないのに、有り余る数の黄葉と医師不足の対比が浮かんでくる。

黄葉も 建屋の主も 替わり行き

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黄葉の 葉は多けれど 医師不足

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2008年10月31日

クラーク像を追って

 北大にはクラーク会館と名前がつけられた建物がある。名前がついているのでこの建物を、クラーク先生を祭る神社かその精神を広めるお寺にでもなぞらえると、その本尊はこの建物の二階のロビーにあるクラーク先生の像であろう。戦後クラーク像が復元されて中央ローンの角に設置されていて、その復元を手がけた加藤顕清が制作したクラーク像がクラーク会館に置かれているものである。付属図書館北方資料室に石膏のクラーク像が保管されていて、制作者も制作経緯も不明である。

本尊は 名前冠した 建屋内

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作不詳 何故ここに 著名像

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2008年10月29日

クラーク博士の大志

 クラーク博士の固有名詞は即「大志」の言葉に結びつき、具体的なイメージは、今や羊ヶ丘の右手を伸ばした立像になっている。この像は坂坦道が制作している。観光で訪れた子供がこの立像のポーズをとっているのが、大志を形だけ真似しているようにも見える。寄贈されたクラーク博士のブロンズ像が北大の保険管理センターある。制作者は畑満で、台座のところに一句彫られていて、「かげろうや 大志の若人 楡の幹」とある。かげろうも消え、大志は部屋の隅に収まっている。

形だけ 大志を真似る 子供あり

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かげろうの 大志おさまり 部屋の隅

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2008年10月28日

クラーク像の歴史

 中央ローンの角にあるクラーク像は、一九二六年、寮歌に詠まれた憧れの地で、創基五十年を迎えた北大の記念事業の一つとして建てられた。制作は田嶼碩郎(たじま せきろう)である。このブロンズ像は第二次世界大戦時に金属資源不足を補うために調達され、戦後再建された。既成のキリスト教の様式から独立した、札幌独立キリスト教会に残っている田嶼による原型を基に、加藤顕清の責任で制作された。加藤は石膏のクラークを制作し、これが大学本部の大会議室に置かれている。

信仰に 独立の実の 育ちたり

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憧れの 地に種を蒔き 見続けて

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2008年10月24日

サクシュコトニ川の秋

 北大構内を流れるサクシュコトニ川は人工の川で、藻岩山の山裾辺りから、水を地下トンネルで北大の中央ローンまで導いて来て地上に放流させ、源としている。小川の水を集め、流れが次第に太くなる自然の川とは異なり、この人工の川は流れが次第に弱くなっていく。百年記念会館の辺りでは流れが止まっているようにしか見えない。芝生の手入れも行き届いていて、枯葉が見えるものの、季節も人工的景観の中で歩みを止めているようである。止まった流れに弱い秋の日が反射している。

人工は 季節と水の 流れ止め

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止川水 秋の弱日が 顔を出し

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2008年10月19日

百年記念会館横の池

 北大創基百年を記念して、一九七七年にこの会館が建てられた。一階のロビーには北大百年史に関する資料などが展示されている。会館の横には、規模は小さいながら庭園風の造りになっていて、池がある。秋ともなると落ち葉が池の水面に落ち、一面に浮かんでいる。飛行艇みたいな落ち葉、葉行艇とでも呼んでおこうか、が枝から離れての飛行で無事水面に着水したかのようでもある。水面のキャンバスに枯れ枝が描かれていて、物足りないので黄葉を描き加えたようにも見える。

池の上 着水するや 葉行艇

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水画布で 枯れ木に黄葉 描き足して

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2008年10月14日

伝統の古河記念講堂

 古河鉱業は足尾銅山鉱毒事件を起こし世間の非難を浴びた。その贖罪も込めて同社は国立大学に当時のお金で百万円を寄贈し、その一部が当てられて一九〇九年に現在に残っている古河記念講堂が建てられた。林学教室として誕生した洋風の建物で、玄関内の窓枠に“林”の字のデザインを見ることができる。建物の前には中央ローンがあり、クラーク像もこの建物とペアのようになって設置されている。伝統の建物の傍らで楡の木が色づいて早々に葉を落とし、壁の白を引き立てている。

伝統は 窓に林の 文字残し

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年毎に 重なる落ち葉 白ペンキ

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2008年10月13日

石炭車の記憶

 かつて北大の暖房が全て石炭に頼っていた頃、夏から秋にかけてSLに牽かれた石炭車が構内を通っていた光景が記憶に残っている。必要があって、その時の写真を新設された大学の文書館に探しにゆき、四点ばかりをコピーして来る。SLが走っている場所は農学部の果樹園があったところである。今、その場所はどうなっているかと見に行くと、線路のあった場所は直線道路になっていて、傍らの柵には蔦が色づいている。線路の先は花木園に変わっていて線路を思い出す跡もない。

この光景 記憶にありて 石炭車

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SLの 走りたる道 蔦赤く

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2008年10月12日

植物園の芝生

 北大植物園は都心の季節の変化を確かめる格好の場所である。都心の秋はどのくらい進行しているのか見に行ってみる。芝生がきれいに刈り取られていて、その筋目が寄せてくる波の波頭のようにも見える。芝生の上に落ち葉も見られるけれど、植物園の木々が本格的に色づくのはもう少し先のことのようである。カラスが芝生の上に群れているけれど、何をしているのかわからない。芝生を刈った後に食べ物でも落ちているのだろうか。芝生の波に乗って泳ぎ遊んでいるようにも見える。

芝生上 寄せ来る波頭 秋の波

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芝生波 カラス泳ぐや 植物園

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2008年10月11日

秋のクラーク像

 北大にクラーク像は五つある、というのを調べていて、中央ローンの角にあって今や北大の象徴ともなっているブロンズ像が二代目であることを知る。元々は一九二六年(大正十五年)北大創基五十年記念事業の一つとして建立され、田嶼碩郎制作である。第二次世界大戦時に金属資源不足を補うために調達され、現在のものは戦後に復元されたものである。このクラーク像は季節の移り変わりがよく見える場所に設置されていて、落ち葉を撮る彼方にクラーク像が被写体で入ってくる。

ラーク像 秋景色見て 二代目なり

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落ち葉見て 遠目に入る クラーク像.

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2008年10月04日

大野池

 中央ローンから流れ出すコトニサクシュ川が、工学部横で一休みするような池がある。北大の都市伝説の講演で、建築が専門の若い研究者の講師が、大野池の話題を持ち出し、学生が「ひょうたん池」と呼んでいるのは心外で、大野池と呼ぶべきだ、という話が記憶に残っている。この固有名詞は、この池の周囲の環境整備に貢献した工学部長だった故大野一男先生に由来する。名前の話はともかく、この池は季節を映す鏡となっている。池が姿を消す雪の季節には未だ間がある秋である。

秋空が 池深く掘り 鴨浮かぶ

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水鏡 秋の気配を 反射して

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2008年09月29日

秋の第一農場

 大都会札幌の中央部に北大の農場があると、面白い写真が撮れる。第一農場の北側から東南方向を見ると、南に広がる農場と構内の建物、さらにその背後にJR札幌駅付近の高層ビルが見える。望遠レンズを使うと、距離が圧縮されて、ビルの付近に牛が居るように見え、ビル街で牛も市民生活を送っているような錯覚を持つ。高層ビルのマンションと農場の牛の傍の小屋の対比も面白い。農場は秋色が濃くなってきて、季節感を増幅させた大都会の景観をここから眺めることができる。

ビル迫り 牛も市民で 大都会

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牛小屋と 彼方マンション 秋半ば

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2008年09月22日

老いる北大のポプラ並木

 北大名物のポプラ並木は、二〇〇四年秋の風台風で多くの老木が倒れたこともあり、危険防止のため現在は並木道の入口に立ち入り禁止の立札がある。根を地上に晒して倒れていたポプラの木は無残なものがあった。倒壊した後に、若いポプラの木を植えていても、残った老木は面会謝絶といったところである。秋に入っているのに、暑さが居座り、ポプラの葉はまだ緑である。しかし、並木道の入口のところでトンボが枯れた花に止まっていて、季節が秋であることを知らせてくれる。

齢老いて  面会謝絶 ポプラの木

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トンボ居て 今は秋なり 並木道

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2008年09月20日

サクシュコトニ川の秋

 秋を迎えた構内にはトンボが飛んでいる。サクシュコトニ川が構内から流れ出て、エルムトンネルの出口辺りで暗渠に吸い込まれるところは水辺になっている。夏草の残りが川を隠しているが、秋の気配が濃厚である。この川の果てになる水辺に近づいてみると、水面が現れ、トンボが葉に止まっている。水面のアメンボの足が水面を歪ませていて、その影が写真にも写っている。夏の強い日差しは既に去り、秋の柔らかい日差しの中で、虫達は残り少ない生の季節をいとおしんでいる。

赤トンボ サクシュコトニの 川の果て

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トンボ葉に アメンボ水面(みなも) 水辺秋

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