2012年09月12日
都市秘境散策最終回
講座の最終回は遠藤邸の見学から始まった。地下鉄南北線のすすきの駅に集合で、歩いて遠藤邸に着く。正面の門のところで当主の遠藤隆三氏が出迎えてくれる。ここで記念撮影をする。
軟石の塀の中には立派な庭とお屋敷がある。庭には池があり、暑さがぶり返してきたような本日の天気では、涼しさを感じられる場所となっている。屋敷の建物は1999(大正8)年に大星組の設計・施工で建てられている。北海道では珍しい瓦葺の屋根で、広い縁側がある。屋根瓦は積雪で結構割れてしまうらしく、保守が大変だとの話を聞く。邸内に入って、玄関部分や天井の高い洋間もなかなかなものである。土蔵が母屋につながってあり、耐火用の厚い扉が開いていて蔵内を見ることができた。ガラス戸のガラスは建築当時のもので、割れても現在では手に入らない代物である。
一通りお屋敷内を見せていただいて、勝手口に当たるところから塀の外に出る。塀の外側から撮ったパノラマ写真である。
この後、札幌祖霊神社、梁田貞の胸像と梁田が作曲した「どんぐりころころ」の楽譜碑、資生館小学校前の二宮金次郎像などを見て回る。
最後は講座の締めで、東急インの2Fの満漢楼で中華バイキングのランチ会である。引率者としてはこれと言った事故もなく、全コースを終えてほっとしている。明日は人間ドックの日に設定してある。