講座の7回目は北海道立総合研究機構の総合研究プラザでした。朝方雨で天気も良くなく、欠席者が多いのではないかの予想に反して、欠席者は1名でした(参加者は22名)。講座が終わるまで雨は降らず、午後から一時雨になりました。
地下鉄東西線の北18条駅に集合で、歩いて北大構内に入ります。札幌農学校第二農場の横を通り獣医学部の施設の横の道を選びます。途中オオハナウドの花や大木にからまって高く伸びた藤の花を見ながらの散策です。
(オオハナウドの咲く北大構内)
獣医学部の動物病院の裏手に畜魂碑があるので、これを見学です。畜魂碑の中には入れないので予め取材しておいた碑文を配布した資料に載せておきました。畜魂碑のパノラマ写真をQRコード付きでこれも配布資料に載せていますが、ほとんどの参加者にはQRコードもパノラマ写真も利用価値のないものでしょう。
(畜魂碑のパノラマ写真:5月13日撮影)
北海道総合研究プラザは北大北キャンパスと接してあります。総合研究機構の連携推進部主幹の中本洋氏に出迎えていただき、中本氏からビデオ紹介も交えて、総合研究機構で行っている研究の全体像の紹介がありました。
(総合研究プラザで説明を聞く参加者:パノラマ写真)
研究機構の構成は農業研究本部、水産研究本部、森林研究本部、産業技術研究本部、環境・地質研究本部、建築研究本部があり、これらを道総研本部が管理している構成になっています。ビデオでは各研究本部が研究を継続し得られた成果の紹介があり、その一部はテレビや新聞で紹介されているのものがあり、参加者も知っていました。
(中本氏の説明を聞く参加者)
研究プラザの広いホールには研究成果のパネルがあり、それぞれを中本氏が説明していくのを聞いて質疑応答が行われました。道内企業や道民のニーズに対応した研究で、道民としては知見の広がる研究成果です。参加者にも参考になった研究事例がいくつもあったと思われます。
(パネルの説明をする中本氏)
研究成果の展示ケースの中には実際に商品化になった研究例が並んでいました。リンゴをカットすると赤く変色するのを防ぐ方法で、シロップや添加物を加えない真空パックの「レアフル」という商品もありました。これは一度食してみたい商品です。その他にも色々研究成果物が展示ケースの中に並んでいました。
(開発した商品「レアフル」)
総合研究プラザを辞してからは北大構内を通って帰路につきました。途中獣医学部の施設横で新施設建築のための地下埋蔵文化財の調査のための発掘作業も眺めながら、構内の北13条通の所で散会となりました。
(獣医学部施設横での地下埋蔵文化財調査)