2023年01月17日
2022年01月20日
1道都の玄関口の札幌駅
島式ホーム5面10線に副本線1本を加えた、道都の玄関口の威容を誇る駅である。特急から普通列車まで、ほとんどがこの駅から出発し、終着している。特別仕立ての「旭山動物園号」が停車していて、トワイライトエクスプレス号やカシオペア号などと同様、カメラの被写体になっている。駅西側コンコースの安田侃の「妙夢」と題された彫刻を始め、本郷新、流政之らの彫刻家の作品が駅舎の内外に設置され、ギャラリーの様相を呈している。
追記:札幌駅から千歳線、日高本線、苫小牧駅から長万部駅までの室蘭本線、長万部駅から小樽駅までの約100駅の爪句と一部パノラマ写真の駅巡りの原稿書きは、今回の札幌駅で完結である。原稿整理を行って「爪句@北海道の駅ー道南編1」として出版の予定である。出版の時期は7月22日(月)~27日(土)に札幌時計台ギャラリーで開催予定の「北海道の駅パノラマ写真展」グループ展に合わせ、会場で販売する予定である。出版費用の1/30でも回収できれば大成功だと思っている。しかし、展覧会の会場費が出版費用の2/5ほどもかかるので、確たる目的がなく、素人が会場を借りて展覧会をするのは大いなる無駄といえば無駄である。まあ、今回の写真展にはF工業というスポンサーがついているので、会場費に頭を悩ませることはない。
追記2:爪句集の第9集は「爪句@北海道の駅ー道央冬編」で約100駅を採り上げている。今回出版を予定している爪句集とは千歳線の区間だけが重複している。この爪句集ご希望の方に定価でお売りします。注文いただければ郵送します(注文ってどうやってするのか、というご質問には、注文自体が皆無だと思われるので特に書きません。ただ在庫があるのだという意味で書いています。悪しからず)。
5ビルの壁に囲まれた新札幌駅
札幌の副都心の位置づけにある新札幌の玄関口の駅にしては、両面をビルの壁に囲まれた相対式2面2線のホームで、ホームも充分な長さがない。駅の改札口が商業施設アークシティデュオの中にあるため、駅舎といったまとまった建屋が見えるようにはなっていない。乗降客は多く、札幌、手稲に次いで3番目にランクされている。ほぼ全部の列車が停まる駅である。特急のFURICO列車が停まっているところをパノラマ写真に収めてみた。
12読みのわからない長都駅
駅名はアイヌ語の「オ・サッ・ナイ(川下の乾いている川)」が語源である。長(オサ)は読めるとしても都(ツ)の読み方はほとんど耳にしないので、この地名は難読の部類に入れてもよさそうだ。相対式ホーム2面に2線がある。「おさつスカイロード」と名づけられた、駅の東西をつなぐ透明のフードのある自由歩道が設けられ、駅の特徴となっている。3月も終わろうとしているのに、駅舎の前の広場は雪が残り、立木には緑が戻っていなかった。
23ひらがなと漢字表記のむかわ町鵡川駅
むかわ町は平成の大合併で、旧鵡川町と旧穂別町が一緒になり生まれた。新しい町になった時、町名の漢字表記をひらがな表記に改めた。駅名の表記は変えず漢字のままである。かつて、この駅から分岐して富内線が延びていた。二面のプラットホームは進行方向にずれ、ホーム間の構内踏切を乗降客が行き来する。駅舎は三角大屋根の立派なものである。特産品のシシャモ(柳葉魚)は「鵡川ししゃも」の商標が登録され、町の魚となっている。
鵡川駅 漢字で残り むかわ町
構内に 踏み切りのあり 客急ぐ
2022年01月18日
50小奇麗な駅舎の錦岡駅
74サミット記念碑のある洞爺駅
78鉄道マニアが訪れる秘境駅小幌
84難読駅名の熱郛(ねっぷ)駅
熱郛とは難読の地名である。アイヌ語のクンネネッベツ(黒い漂木のある川)からきているという説がある。元は歌棄(うたすつ)郡熱郛村であったものが、1955(昭和30)年に黒松内村、樽岸村の一部と合併し、三和村となり、その後黒松内町となっている。熱郛ホールの文字がある駅舎が線路脇にあった。最初は正しくは読めない歌棄は、今はその名が消えているけれど、江差追分に「忍路高島およびもないが せめて歌棄磯谷まで」と歌われている。
難読の 熱郛(ねっぷ)の読みを 反芻し
2022年01月17日
95ウィスキーの宣伝のある余市駅
98裕次郎の等身大写真のある小樽駅
石原裕次郎と小樽の関係は、幼少の頃兄の慎太郎(前東京都知事)と小樽で過ごしたことにある。裕次郎の通った小学校は市内の稲穂小学校である。裕次郎の死後、思い出の品々を展示した裕次郎記念館が小樽港に開館した。裕次郎ホームの標識があるホームのはずれの方に、裕次郎の等身大の写真が立てられてある。観光客がわざわざこのホームまでやって来て、裕次郎の写真を撮っている。裕次郎ホームは愛称で、正式には4番ホームである。