2010年06月09日
秘境散策講座9回目
早いもので、4月から始まった「身近な都市秘境を歩こう」講座も本日(6月9日)で9回目である。今回は地下鉄真駒内駅に集合してから、駅の東側に広がる健康保安林の散策から始まった。天気も良くて、さながら森林浴といった感じである。春ゼミがうるさいぐらい鳴いていて、セミの抜け殻も木の幹に残っている。保安林内では山野草や木花があって、その撮影会のようになる。
木花はほとんど見かけないところ、名前がはっきりしない木花があったので、撮ってみる。
山野草はチゴユリ(稚児百合)、クルマバソウ(車葉草)、マイズルソウ(舞鶴草)が目についた。白いスズランに似た花があって、これは後で調べるとランの花のギンラン(銀蘭)であった。写真のジンヨウイチヤクソウ(腎葉一薬草)はその場ですぐ名前が出てきた。これは花がなく、実だけがあった。
保安林から抜けて、慧照寺のハスとスイレンを見に立ち寄るけれど、花は未だで、水の入ったカメの中には葉が浮かんでいるだけであった。この寺のハスの花は拙著「さっぽろ花散歩」で取り上げているので、寄ってみた。
次に澄川開拓記念碑を見る。石段を登り、山之神、熊之神、豊受姫神等の碑を見学する。佐藤昌介揮毫の碑が説明板に書かれてあったのだが、その碑ははっきりしなかった。
澄川開拓記念碑から、さらに精進川に沿って北に歩いて、澄川公園に入り、崖の斜面にある公園で、開拓民の彫刻のある拓魂碑を見る。その後地下鉄自衛隊前駅に行き今回の講座は終了である。ほぼ2時間歩いたことになり、日ごろの運動不足解消の一日であった。