2013年06月26日
道新文化センター講座2013年春10回目
道新文化センターの「身近な都市秘境を歩いてみよう」の講座も10回目で、今年の最終回となる。最終回は「弥永北海道博物館」の見学である。
(「弥永北海道博物館」前の看板)
この博物館は館長の弥永芳子さんが創設されたもので、御歳94歳になる弥永さんから説明を受ける。頭脳明晰、言語明瞭で、どう見ても94歳には見えない。参加者は弥永さんの孫みたいな年齢と言われてみると、確かにその通りである。
この博物館に展示されているものは、弥永さんの研究資料として集めたものであるとのことで、単なる蒐集の結果ではない点が強調されていた。
(説明中の弥永館長)
元は貨幣の研究から出発していて、貨幣の収集品が多い。造られたけれど終戦で使われなかった貨幣などの珍しいものもある。終戦当時、金属も紙も不足して、焼き物の貨幣が造られた証拠品もあり、興味深い。
(貨幣について説明する弥永さん)
弥永北海道博物館見学終了後は北大構内のファカルティ・ハウスに行く。2Fの会議室にある新渡戸稲造の揮毫した扁額を見る。最終回なので、同施設の1Fにある「エンレイソウ」で昼食会となる。来年も講座がされば参加したい、という人が多かったけれど、さて体力と気力が年を跨いで持続するかどうか・・・