2018年12月31日
今日(12月31日・その2)の一枚
大晦日 今年最後の 写真なり
ブログの写真にするつもりでもなかったけれど、手許にスマホがあったので今年最後の写真撮影。カメラを構えて構図に留意して等と考えもせずシャッターマークを押していく。思い出す時の手がかりになるかと1枚をブログ用に使用してみる。
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2018年12月31日
大晦日 今年最後の 写真なり
ブログの写真にするつもりでもなかったけれど、手許にスマホがあったので今年最後の写真撮影。カメラを構えて構図に留意して等と考えもせずシャッターマークを押していく。思い出す時の手がかりになるかと1枚をブログ用に使用してみる。
木材の 運搬消えて 温泉客
駅舎の屋根に温泉郷への歓迎看板が見え、温泉地への玄関口でもある。単式と島式の2面のホームに3線がある。ホーム間には跨線橋がある。島式ホームの南側に木材置場が見える。かつてこの駅からの引き込み線で木材の鉄道輸送が行われた。(2014・6・21)
屋根付きは 観光客への 配慮かな
島式ホーム1面2線がある。駅舎からホームには跨線橋で渡る。ホームは全体が屋根付きである。駅近くに工場があり、かつて専用線がこの工場内に延び、工場の貨物輸送を行った。その専用線も無くなり、現在は観光に力を入れる駅になっている。(2014・4・2)
2018年12月30日
ラッセル車 雪中走行 想像景
相対ホームの2面2線でホーム間に跨線橋がある。2線間に引き込み線があり後部で連結したラッセル車が停まっている。多雪地なのでこの路線ではラッセル車が活躍する。鉄道ファンはラッセル車の雪中走行の姿を撮影するのに情熱を傾ける。(2013・2・8)
二路線の ここが終点 合い別れ
二つの路線の終点駅であるため、線路がこの駅で途切れた状態にはならず、つながっている。単式と島式の2面3線でホーム間に跨線橋がある。駅は市の中心部から少し外れていて、駅の北側にはホテルが並び、南側は林の丘陵地になっている。(2013・1・11)
車身(み)を切られ 上り下りに 行く列車
単式と島式のホームの2面3線の駅で、ホーム間に跨線橋がある。この跨線橋は出入口が3ヶ所並んでいる。これは駅舎前にホームが無く、跨線橋でそれぞれのホームに行く。島式ホームのところで連結列車の切り離しが行われ、上り下りに別れる。(2012・12・29)
2018年12月29日
すれ違う 特急撮りて 仮名の駅
リゾート客のための駅で、停車する特急はあっても、普通列車は運行していない。相対式の2面のホームと2線があり、ホーム間は跨線橋でつながっている。この跨線橋は道道を跨ぐ人道橋も兼ねている。ホームで特急の待ち合わせ時に写真を撮る。(2012・10・8)
束の間の 眺望を得る トンネル間
狭い場所に造られた相対式ホームの2面2線の高架駅である。駅舎も待合所も無く、道路脇の階段を上ってホームに着く。線路の東西にトンネルがあり、ホーム前後のわずかな空間で眺望が開けている。駅から少し西に市の地名発祥の坂がある。(2014・10・25)
2018年12月28日
駅名の 漢字表記や 和名風
駅名はアイヌ語からのものでも、漢字では和名風である。相対式の2面のホームで跨線橋がある。駅の辺りでは線路は南北に延び、線路の東側に市街地が、西側は田園地帯になっている。駅の北に人道橋があり、市街地と田園地帯を結んでいる。(2014・12・12)
寒波来て 人影の無く 師走街
日本列島を寒波が襲い,札幌も時折の雪と風も強く天気は悪い。朝の散歩は取り止めで、自動車でショッピングモールに行く。今日の一枚は庭でドローンを上げて空撮。強い風でもドローンが静止し撮影データを得て、パノラマ写真が合成できた。
(空撮パノラマ写真)
跨線橋 海 原野見る 展望台
駅の出自は運炭にあり、この駅から炭鉱鉄道が分岐していた。その鉄道は廃止され、当時の様子を写した写真が駅舎内に貼られている。対面式の2面のホームと2線があり、ホーム間に海の見える跨線橋がある。2019年に廃駅の予定となっている。(2013・3・14)
蓋絵には 冬のスポーツ 市の自慢
線路に沿って市のベッドタウンが西に延びて来て、住民も利用している駅である。駅の西側で路線の分岐があり、東側でも路線が別れて行く。島式と単式の3面のホームと3線がある。人道橋が駅の南北をつなぎ、南口にマンホールを確認できる。(2014・12・13)
2018年12月27日
待合所 消えて稲穂の 実りたり
この駅名、つまり地名は難読である。アイヌ語の発音に漢字を当てはめていて、日本語の姓にこの文字があり、駅名の発音には辿りつかない。田園風景の中に板張りデッキのホームがあり、以前あったとされるホーム上り口の待合所は消えている。(2012・9・22)
下りには 長い路線の 続きたり
駅の北側で北からの線路と西からの線路が合流する。2線が乗り入れていることもあり、単式と島式のホームがあり2面4線となっている。駅名はアイヌ語の「臭いがするところ」の音に漢字を当てはめたとされている。観光の拠点駅でもある。(2014・8・1)
2018年12月26日
日の出撮り 爪句描きこみ 新趣向
空撮全球パノラマ写真でカメラが写せない部分に文字を書き込んで合成した写真のコメントに、文字として爪句を入れたら、というのがあった。今朝の日の出の空撮全球パノラマ写真に爪句を描き込んでみる。時間はかかるけれどこれは面白い。
(空撮パノラマ写真)
駅舎壁 児童の消えて 絵も薄れ
車掌車改造駅舎のある駅付近には小集落しかないのにGoogleの地図には駅前に児童小公園とある。これは駅近くの廃校になった小学校と関連していて、廃校後は市の施設になった。消えかかった駅舎壁の絵は児童達も協力した作品のように見える。(2014・4・27)
2018年12月25日
空撮や 我れが先行く 記事作り
毎年道新の1頁を使ってサンタクロースを出汁に荒唐無稽の宣伝を兼ねた記事が出る。それにしても記事の作り方(写真の作り方)が下手である。ドローンを飛ばし天空に文字を描いた写真をパノラマで見せる芸当は新聞記者には出来ないだろう。
(空撮パノラマ写真)
ワンマンの 表示のありて 後尾なり
駅は相対式のホームの2面2線で、ホーム間は跨線橋でつながっている。これといって特徴のある駅ではないけれど、ホームにかつて用いられたランプ用油の貯蔵庫が残っている。レンガ造りで明治時代の建物である。町は線路の東側に広がる。(2013・3・15)
自転車が 客に代わりて 席を占め
この路線の下り方向の最後の列車交換のできる駅である。列車交換のためホームに停車する時間があり、それを利用して車内の写真を撮る。列車内の写真に写っている客は鉄道ファンらしい。携行バックに収めた自転車が客のように写っている。(2012・9・23)
2018年12月24日
名入れロゴ 噴水塔の 碑文なり
今年も残り少なくなり、年の変わり目の準備。カレンダーは毎年印刷している自家製のものを使う。2日前に大通公園の蘭陵王の面の彫刻のある噴水塔で撮ったパノラマ写真と来年のカレンダーを並べる。名入のロゴは塔の碑文の「無」を用いた。
(画面クリックでパノラマ写真)
2018年12月23日
石彫が 人に変化か ベンチ上
市街地の中心に駅があるり、ほぼ南北に走る線路で市が東西に分断されている。駅には東西の市街地をつなぐ通路が線路を跨いである。この通路上に橋上駅舎がある。駅舎前の通路のベンチにはこの市出身の著名な彫刻家の作品が置かれている。(2012・9・8)
難読の 駅消えるとは 寂しけり
駅のある路線が廃線と決まってから駅舎を見ると、建物の飾り屋根のような三角形の造りが死者に着ける三角巾に見えてくる。この駅名、つまり地名は難読である。アイヌ語の発音に漢字を当てはめていて、湯桶読みが難読の度合いを高めている。(2012・9・22)
2018年12月22日
スマホ向け 撮るきらめきや 冬至なり
この時期恒例のホワイトイルミネーションが大通公園で行われている。毎年撮っているので今年も撮っておかねば、と会場に出向く。気温は例年より高く、見物客も楽しんでいる様子である。パノラマ写真なのでなるべく人混みを避けての撮影となる。
(パノラマ写真)
緑屋根 難読駅を 離れ見る
難読駅は地名のアイヌ語に、よりによって難しい漢字を当てはめた結果によっていたりする。この駅名はその典型的なものである。「ペッ」はアイヌ語で「川」を意味し、その発音部分に普段目にしないこの漢字が当てはめられては難読駅名である。(2012・11・25)
2018年12月21日
花の名は 駅名稀で 跨線橋
跨線橋の窓に外の景色が映っていないので、駅同定の手がかりは跨線橋の上部に掲げられた病院の看板だけである。跨線橋に病院の看板があるのは珍しい。跨線橋は相対式のホームをつないでいる。辺りに多かった花が村名とそして駅名になった。(2013・10・3)
手がかりは 窓から見える 駅舎屋根
単式と島式のホームがあり、ホーム間は屋根付きの跨線橋でつながっている。跨線橋内部のパノラマ写真には駅を同定する手がかりがほとんどない。跨線橋の窓からわずかに赤橙色の駅舎の屋根と、駅舎近くにある電柱の頭の部分が見えている。(2015・2・6)
雪漕ぎに 疲れ昼食後(しょくご)は 午睡なり
スノーシューを履き、裏山の積雪笹薮を直線状に登り西野市民の森の遊歩道に達する。遊歩道沿いを少し歩いてから下り、上空が開けたところでドローンを飛ばし空撮を行う。帰宅して空撮データを処理する。昼食後は疲れたせいか午睡となる。
(空撮パノラマ写真)
天空に 灯火飛び散り 明け明星
明け方東の空から明けの明星が昇ってくる。望遠で撮っても明るい円が写るだけである。空撮パノラマ撮影なら、大都会の夜景と組み合わさった金星の写真になる。ドローンでは、天頂方向の写真は撮れないので、金星が高くならない時刻を狙う。
(空撮パノラマ写真)
虚数i 聞いた後には 忘年会
今年最後のeシルクロード大学。北大病院で大手術を行い退院したばかりの中本伸一氏による講義で、虚数iの話から通信の原理に関して30分間の話となる。最後の勉強会なので各自持ち込んだ食べ物、飲み物で忘年会となり、スピーチが続いた。
(パノラマ写真)
駅前の 路面で確認 町の位置
駅名は町の名前と同じである。その町の名前は古事記から採られている。2016年からは道内の最西駅になった。駅前にマンホールがあり、蓋に北海道の地図と地球儀が描かれ、町の位置が星で示されるデザインとなっている。駅は無人駅である。(2014・10・4)
青空の 代わりに見立て 駅舎壁
線路と並行して走る国道から駅につながる道はあるものの駅前には何も無く、車掌車改造駅舎が取り残されたようにある。駅舎のあるホームと線路、構内踏切でもう一つのホームに渡るとその先に線路がある。3線の真ん中を取り除いた結果である。(2014・10・3)
2018年12月19日
堂々と 難読駅の 跨線橋
本線は単線であるけれど、駅は列車交換ができるようになっていて対面のホームがある。ホーム間には屋根付きの跨線橋がある。難読駅名に入れてもよさそうな駅名である。線路は東西に走っていて、駅の南に集落があり、その先に漁港がある。(2015・2・21)
除雪車と いずれが大か 貨車駅舎
北海道の貨車駅舎は車掌車改造のものがほとんどであるのに対して、本駅舎はワラ1形有蓋車を改造したものである。線路の西側を走る国道から駅への出入口があり、駅前広場がある。乗降客のためか大型の除雪車が駅前広場で作業をしていた。(2015・2・6)
2018年12月18日
寂れても 花が客なり 貨車駅舎
貨車駅舎の写真だけからは廃駅の対象になりそうな駅である。しかし、パノラマ写真を回転させていくと駅前に診療所の建物があり、小集落があるのがわかる。集落を控えた駅なので廃駅を免れそうである。2017年には駅舎は新しく模様替えした。(2013・8・12)
腰痛や 墜落記憶 苦さ増し
3日目のぎっくり腰は快方に向かわず。歩いた方が良いかと近くの草野球場まで足を伸ばす。ここは昨年12月ドローンを飛ばして林の上で見失い、墜落事故を経験した場所で、苦い記憶が残っている。今日はドローンを頭上のみに上げ空撮を行う。
(空撮パノラマ写真)
駅名は 錆が消し去り クイズなり
打ち捨てられた駅(舎)の表現がぴったりの駅である。駅につながる道はあるものの、周囲は原野と林だけで、民家がない。駅舎をクイズにする場合、駅名を消す処理を行うが、車掌車改造駅舎の壁の錆が駅名を消し去っていて処理の必要がない。(2013・8・12)
2018年12月17日
力作の 並ぶ画廊や 駅舎壁
車掌車改造待合室の壁には楽しい絵が描かれている。SLの牽引する車両にはこの辺りで見られる鹿、狐、牛、熊、リスの客が乗っている。その他にも鳥や昆虫、花の絵があって、待合室壁がギャラリーになっている。小学校の児童達の力作である。(2013・1・10)
熊牛も 人も隠れて 雪野原
駅の住所が「熊牛原野」で漢字の字ずらからは熊が出て牛が放牧されている原野のイメージである。アイヌ語の「クマ、ウシ」(魚を乾かす棚のあるところ)が語源と知ると意外さを通り越す。廃貨車改造駅舎が雪野原にあって、人影が無かった。(2013・1・10)
2018年12月16日
若者が 行き来するなり 人道橋
大学が廃線の防波堤になり、この駅から下り方向の路線が廃止となる中、この駅までの路線は残った。線路と並行した道路上に人道橋が設けられ、乗降客が車を気にしなくても道路を横切れる。人道橋にはコンビニもあり、客の便宜を図っている。(2012・9・23)
2018年12月15日
乗り鉄を 自任し下りる どん詰まり
市の中心の最寄り駅は南の隣駅であるけれど、この行き止まりの駅の方が有名である。観光客はこの駅から観光地に足を延ばす。橙色の建物が見えており、ここも観光客相手の商売をしている。この建物の屋上に少し出ているのはホテルである。(2012・9・17)
2018年12月14日
功労賞 受賞者逝去 像を見る
平成30年の北海道功労賞の贈呈式と祝賀会に出席。受賞者の藤戸竹喜氏は10月26日に亡くなられ、奥様と息子さんが檀上に並ぶ。藤戸氏の作品も檀上に飾られ、式後高橋はるみ知事が居られて写真を撮る。帰路札幌駅で同氏の作品エカシ像を見る。
(画像クリックでパノラマ写真)
戻りたり 駅の出自の 信号所
ここは信号所から駅に昇格して2016年に再び信号所に戻った。現役時には道内最西端駅であったけれど、上り方向の隣駅にその座を譲った。駅が廃止され、ホームやホームの傍にあった待合所も撤去されたので、パノラマ写真の風景はもう見られない。(2014・10・3)
2018年12月13日
宿題の 山の同定 残りたり
雲の無い晴れ渡った青空が広がっている。ドローンを上げて西区や手稲区、さらに石狩市から石狩湾が空撮に収まる。増毛方向の山塊や樺戸山系も雪を頂いた姿で写っている。札幌から遠望できる山々の同定は宿題で、未だやり残したままである。
見上げれば 塔の造りで 駅舎なり
田園地帯にぽつんとある駅舎は、一度目にすると記憶に残る建物である。駅舎内の広さは1坪程度である。駅舎内で見上げると4面に窓のある塔状の造りであるのがわかる。駅舎前の階段で上る木製デッキのホームの長さは列車1両分しかない。(2013・6・23)
この小道 歩く客見る 白昼夢
木製デッキのホームだけの駅で、駅に行く道路が無い。東西に延びる線路と交わる道路の踏切から線路沿いの小道を歩いて駅に行く。線路と小道を隔てる鉄パイプが踏切からホームまで続いている。利用客の無さそうな駅は2017年に廃駅となる。(2013・10・3)
2018年12月12日
人道橋 長き姿が 窓に見え
広い駅構内の北側に島式ホームがあり、2線が駅を通過する。しかし、この駅で乗降できるのは1線のみである。跨線橋と兼ねた人道橋が駅の南北をつないでいる。駅舎は跨線橋の出入口にある。長い人道橋は全天候のウオーキングコースになる。(2015・5・27)
ホーム立ち 駒の背の山 認めたり
海岸近くにある駅でホーム線路ホーム線路の駅構造になっている。ホーム間は構内踏切で行き来する。道路に近いホームには待合室がある。待合室の近くに浮き球の漁具が積まれて置かれている。国道が線路より一段高いところに走っている。(2013・10・3)
2018年12月11日
廃駅や 行くに難義は 語り草
この駅が現役であった頃は秘境駅だった。駅の近くを国道が線路と並行して走っているのだが、国道から駅に行けない。遠回りで線路を横切ってから駅への道が紛らわしい。駅舎はあっても乗降客は皆無に近いと思われた。2017年に廃駅となる。(2013・10・3)
珍しき 写真探して 見入るなり
道新朝刊第1面に、道知事選の自民党候補者は鈴木直道夕張市長を軸に調整、との記事。5年以上前に夕張シューパロダムの工事現場で鈴木市長の挨拶のパノラマ写真を撮った。秋元克広札幌市長(当時副市長)に並んでもらい撮った写真もある。(撮影日2013・7・15)
(画面クリックでパノラマ写真)
客の無く 身を持て余し 跨線橋
普通列車の一部は通過する駅なのに跨線橋は出入口と階段が3つもある。これは単式と島式の3面のホームと3線があったためである。現在は単式2面のホームが使われている。乗降客の姿はほとんど無く、跨線橋が身を持て余しているようだ。(2013・3・30)
2018年12月10日
看板絵 駅から見える 活火山
駅の東側で海回りと山回りに線路が分かれる。分かれた線路はまた合流して南下していく。駅ホームに大きな看板絵がありこの山が描かれている。絵には海もあり駅の近くに港がある。単式と島式のホームがあり、島式ホームには跨線橋で渡る。
手がかりは 島式ホーム 建屋なり
無人駅で島式と単式の3面のホームがあり3線構成である。単式ホームは駅舎から離れているため駅舎から各ホームへの跨線橋は3つの出入口と階段がある。2番線の線路は列車の切り離しに使われ、この駅から上り下りに分かれる列車がある。(2014・10・24)
2018年12月09日
有酸素 アカゲラ勝り スノーシュー
有酸素運動も必要かとスノーシューを履いて裏山を歩く。ドラミング音がして雪の積もった笹の上を歩いて音に近づく。アカゲラが盛んに木の幹を突いている。スノーシューでゆっくり歩くのに比べ、アカゲラの有酸素運動ははるかに勝っている。
線路先 駅舎で終わり 海の都市
列車を下りたホームの先は屋根付きの通路になっている。通路を進むと駅舎につながっている。かつては貨物輸送の拠点駅も今や客のみを運ぶ終点駅になっている。旅行客を惹き付けようと、ホイールウオッチング等の海の観光宣伝が目に付く。(2012・10・20)
今はもう 渡る客無く 跨線橋
漢字の駅名を目にすると景観の良い所かと思ってしまう。しかし、アイヌ語の地名音に漢字を当てはめただけで、漢字の意味とは無関係である。島式のホームに跨線橋で渡ると、線路近くに特徴のある鉄塔がある。2017年廃駅となり信号所になる。(2013・3・30)
2018年12月08日
日の出位置 三角山を 登るなり
朝食の最中に日の出となる。食事は一時中断で、ドローンを抱えて雪の積もった庭に飛び出す。日の出の位置は三角山の頂上に迫りつつある。昨日からの雪で家々の屋根と道路は白く塗りつぶされている。この後雪雲が発達して曇りから雪になる。
(空撮パノラマ写真)
全視界 我が身回して 写真撮る
道内では札幌駅に次いで2番目に乗降客の多い駅で、列車が到着すればホームは客で身動きが出来ないほどの混雑ぶりである。パノラマ写真はホームに客の居ない時刻を選んで、三脚代わりにしてカメラを固定した自分の身体を回転させて撮影する。(2012・10・7)
踏切で ホーム小屋撮り 秘境駅
ここ数年秘境駅として人気が出てきて、この駅に鉄道ファンが集まってクリスマスイベントが行われる新聞記事が載っている。板張りのホームの端に置かれたプレハブ小屋が待合室である。客一人が入れば満杯状態でも客が居ないので心配はない。(2013・8・12)
2018年12月07日
雪かきの 一日となり 冬本番
天気予報通り吹雪模様になる。全球パノラマ写真で撮った方が大雪になりそうな感じが出るかと自宅前の道路から撮影する。朝に1回、昼に1回、雪かきをする。この様子では夕方にもさらに1回の雪かきが必要だろう。野鳥撮影どころではない。
(パノラマ写真)
演出は 憩いの空間 駅広場
メルヘン調の駅舎で物産センターの建物と併設されている。ただし、物産センターの主力は駅の南側に隣接した建物内にある。駅前に演奏する一家の像があり、駅舎の雰囲気に合わせている。駅の西側の国道から線路を横切り直接駅には行けない。(2014・6・21)
生徒消え 今や秘境の 駅となり
かつては商業高校の生徒の通学駅として利用されていた。しかし、廃校で利用客が激減し廃駅の瀬戸際にある。今や秘境駅の様相の駅は跨線橋があり構内は広い。ホームに上がる階段の近くに車掌車改造駅舎があり、跨線橋の階段と重なって写る。(2014・11・8)
2018年12月06日
文学の 道を通りて 駅舎なり
ガラス張りの堂々とした建物を目にして、これが駅舎とは思えない。それもそのはず文学館及び図書館との併設施設である。駅前広場の南西にも広場があり文学の道が冠されている。その道にマンホールがあり蓋に網走土木現業所の文字が見える。(2014・6・21)
爪句集覚え書き―38集
文章は手紙にもあれば最近ならメール文もある。小説や研究論文も目的に合った文章で構成される。歌詞や俳句も文章のうちである。それぞれの文章は、より効果的に目的を果たすために、書き方とか約束事がある。手紙の書き方とか文章読本、俳句入門等と読むと為になるお手本がある。しかし、お手本を読まねば文章が書けないかと言えばそんな事はなく、伝えたい事、書き残したい事があれば、出来の良し悪しはさておいて、自分の言葉で文章を綴ればよい。
さて爪句である。これは写真に付けられた短い文章である。写真も目的によって色々である。花や野鳥の観察の記録であったり、景色のすばらしさを伝えるものであったり、消えていく列車や駅を残そうとするものであったりする。すると、それにつける爪句は、写真を撮る目的に右倣え、のところがある。わずか17文字で季節感を季語に込めて、自分の感性を表現しようとする短詩の俳句とは、前述の説明にある爪句は異なっている。
本爪句集は「クイズ・ツーリズム」のガイドブック(問題集)として編集されている。パノラマ写真に撮った場所がどこであるか、スマホやタブレットに360°視野の写真を展開して撮影場所を当ててもらい、インターネット上での疑似観光旅行をしてもらう事を想定している。写真に付けられた短文はクイズの設問文のようなものである。従って、爪句はその設問文の見出しの役目をしている。この状況では、爪句に場所を示す言葉を直接入れてしまうと、解答を先に示す事になり設問にならない。
このような状況では、場所や状況を端的に17文字に表現する事から少し離れる必要がある。それでも写真の対象を説明しているように工夫する事も考えねばならない。対象に直に迫って感じた事を表現する俳句とは、文字数は同じでも全く別物である。この辺りに「爪句」と命名した17文字の俳句形式の融通無碍のところがある。しかし、俳句とは似て非なるもの、と考えた方がよい。
クイズ・ツーリズムの問題集作成の立場からは、爪句の推敲に時間をかけたくない気持ちもある。設問のために言葉を並べる爪句と推敲を重ねる俳句の創作の差みたいなものである。本爪句集は爪句問題集であり、写真の場所のヒントにつながる爪句になっていればOKといった気持ちで作句している。問題集に採用した写真の点数も多い事から、対象の場所に関連する語句が頭に浮かんだら即17文字に閉じ込める、といった作業の結果が本爪句集となっている。
クイズ・ツーリズムは、この方式が面白いと問題を解く事に時間を割いてくれる読者が居なければ、アイディアだけで終わってしまう。本爪句集の問題は、既に著者のブログに載せている写真に、爪句を含む設問文を新たに加えたものである。元のブログの「ここはどこ」のそっけない質問には解答のコメントを寄せる読者はほとんどいなかった。爪句と設問文を加えた効果があって、この問題集がそれなりに読者を捉える事ができれば、クイズ・ツーリズムの面白さを広めることができるかな、と期待もしている。
観光旅行を考えてみると景観、温泉地、史跡・旧跡、人によっては山とか海等も現地を訪れて体験したい対象である。本爪句集はそういった広範囲の対象の全球パノラマ写真を基にした問題集の構成になっている。当初は鉄道に関するものも考えた。鉄道ファンの目に留まれば話題も広まるだろうと考えた。しかし、豆本では紙幅が足りない。鉄道に関する問題集は巻を改めて、と今回は見送った。クイズ・ツーリズム問題集の鉄道編を出版するかどうか、本爪句集の評価も関係すると考えている。
本爪句集はクイズ・ツーリズムを広めるプロジェクトをクラウドファンディング(CF)で行っていて、の返礼品の位置づけでの出版でもある。このCFの成果は本爪句集の出版直前に判明する予定で、この「覚え書き」を書きながら好結果を期待している。
化石なり マンホール蓋絵 貨車駅舎
線路と道道が並行して南北に走り、駅前の出入口で道道から東に折れたところに車掌車改造駅舎がある。廃駅の議論があり今のところは現状維持である。駅前通りと道道の交差点付近の歩道にマンホールがあり、蓋絵は恐竜とアンモナイトである。
2018年12月05日
平成と 明治の建屋 向い居り
引き込み線があった関係から広い構内に島式のホームがあり、跨線橋で渡る。跨線橋の上から撮影すると駅舎とホームが見え、ホームには明治後期に建てられたといわれる木造の待合室が写っている。駅は大都会の市街部の西のはずれに位置する。(2014・11・8)
新聞の 記事で処理する 秘境駅
道新で「秘境駅応援 Xマス会人気」の見出し記事を目にする。宗谷線の糠南駅に12月24日に鉄道ファンが集まりホームでパーティを行う。糠南駅のパノラマ写真の未処理データを処理して新聞記事と重ねてみる。撮影は2013年8月12日だった。
(画面クリックでパノラマ写真)
固有種の 花が蓋絵に 咲きにけり
高波災害のあった2015年1月以前は、札幌で土日利用の1日散歩切符を買い格安料金でこの駅の往復ができた。それも元に戻ることもなく、この駅へ列車が来ることもないだろう。駅前広場にマンホールがあり町の木と花がデザインされている。(2012・11・11)
2018年12月04日
列車来ず 役目果たせぬ 駅舎かな
以前は車掌車改造駅舎であったものがログハウス風駅舎に一新した。しかし、列車は2015年より運行しておらず、駅舎の役を果たせないでいる。駅前の通りのマンホールの蓋絵にはレコードから音楽が流れ出すイメージ図がデザインされている。(2012・12・13)
2018年12月03日
動き追い 失敗重ねて エナガかな
昨日に続き風の無い良い天気。ドローンを飛ばして空撮を行うか、野鳥撮りに専念するかと迷い、野鳥撮りを選ぶ。林の縁を歩き回って小さな野鳥を撮る。エナガで今年は初対面である。人気の野鳥なので上手く撮ろうとしても動きが速くて難しい。
産業の 変遷示す 星座かな
広い構内の駅はかつて運炭で活気のあった歴史を偲ばせる。線路は北西から南東に延び、直角方向に駅前広場がある。広場端に星座をデザインしたマンホールがある。さそり座で星の降る里の惹句も見える。産炭地から観光都市への変身である。(2014・9・21)
駅舎借り 繁盛したり レストラン
北に延びる道道が東西に走る線路にぶつかるところに駅がある。駅の北は防風林と砂浜が広がる。駅舎内にラーメン喫茶店があり、人気の店のようである。駅の南側の小集落の住民だけではやってゆけぬと思われ、観光客の利用も多いのだろう。(2013・1・10)
2018年12月02日
ベッドタウン 原野と接し 駅のあり
集合住宅と並行して線路が10時-4時方向に延びていて、駅は集合住宅と並んである。線路を跨いだ人道橋があり、橋の上に立って見ると駅の北側と東側に原野が広がっている。大都市のベットタウンが原野を押しのけ開発されてきたのがわかる。(2013・3・13)
2018年12月01日
駅名や 栗(九里)より(四里)美味く 何里かな
拠点O駅からの距離が駅名になった。駅の周囲に農家はあっても集落と呼べるようなものが無いところにどうして対面の二面のホームを持つ駅が置かれたのか不明である。乗降客が極端に少ない事から2016年3月に駅が廃止され信号所となった。(2014・9・5)