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2009年12月26日

本の広告

 昨日(25日)の道新朝刊に「風景印でめぐる札幌の秘境」の新聞広告が出ていた。ブログにメモを残しておきたいので、広告の部分の写真を載せておく。新聞社の出版局から出した本は、新聞に広告を載せてもらえるので、売り上げを(多分)伸ばすことができ、この点が新聞社系以外の出版社に対して有利な点である(新聞広告は広告料を支払うと、どの出版社でも出版本の広告は載せれます。念のため)。

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 この日は、街に出たついでに紀伊国屋書店札幌本店の売り場を覗いてきた。今年出版した秘境本が平積みになっていた。さて、売れ行きはいかがなものか、気になるところではある(自前の宣伝媒体が無いので、気にするしか能が無い。このブログというのもあるけれど、宣伝効果は微々たるものだろうう)。

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2009年11月21日

書名が決まって

 風景印の本の書名が「風景印でめぐる 札幌の秘境」と決まって、ようやく出版までカウントダウンの状態に入りました。北海道新聞社からの出版となります。総ページ数、230ページ近くのオールカラーで、定価1260円ということです。前回の「札幌の秘境」の、シリーズ2巻目の位置づけです。著者としては、売れるようにと念じています。

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2009年08月18日

少々気が抜けてしまって

 虚脱状態というには大袈裟過ぎるけれど、仕事のカタがついてしまった状況で、気が抜けて何もしたくなく、ボケーとしている。本当に何もしたくない時があるものである。で、ブログに書き込んでいる。何もしたくなくてブログに書き込んでいるではないか、といわれそうであるけれど、ブログは何か目的があって書き込んでいるようなものではなくて、まあ、何もしないと体調をくずしそうなので書いている(本当に何もしないと調子が悪くなる)。

 風景印に関する本の原稿も索引まで仕上がって、この後にくる校正という作業もあるのだけれど、仕事台風の目の中に入ったみたいで、束の間、アンニュイな気分に浸っている。

 そもそも、風景印になんでこだわっているのかと問われると、はっきり答えられない。1年以上も前に、自費出版で出向いた印刷会社の向かい側にあるサッポロファクトリー内郵便局で風景印を押してもらった。その動機が何であったのか今では思い出せない。

 そのうち「札幌の秘境」の出版があって、風景印に描かれている場所や建物も都市秘境に重なることだと気がついた。では、風景印の切り口で札幌の秘境を取材してみようか、といった、今度は動機がはっきりしたことで風景印に関する取材に入っている。

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 サッポロファクトリー内郵便局の風景印も最新のもの(日付だけが変わっているだけであるけれど)を押してもらおうと今月のものを押してもらってきて原稿に加えている。

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 今回は写真のキャプションに爪句をつけていて、400枚以上ある写真に、あまり推敲もしない爪句をつけている。爪句とは写真のキャプションである、という考え方で出発しているので、あんまり文芸性を考え出すと原稿が書き終らない。実際のところ原稿は仕上がっているので、いかにもキャプションといった爪句が並ぶことになる。今の予定では、秋も深まる頃にはこの本(書名が未だ決まっていない)が書店の店頭にならぶはずなので、機会があれば手に取ってみてください。

2009年08月10日

青葉中央公園

 風景印の取材漏れの場所を回っている。

 子ら滑り ウォータースライダー 水しぶき

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2009年08月02日

同じ郵便局舎の二つの窓口

 風景印を押印してもらうには郵便局の窓口で頼むとよい。ある郵便局の窓口で風景印をもらったらこの郵便局は仕事済みと思っていたら、これが違っていた。郵政民営化後は、郵便局には異なる会社の窓口がある郵便局があって、それぞれの窓口で風景印を用意している。

 例えば札幌西郵便局の異なる窓口で押印してもらった風景印を並べてみる。まったく同じではないかといわれそうであるけれど、異なる会社(郵便局会社と郵便事業会社)で異なる風景印にしておかなければならないので、ある部分が異なっている。さて、それはどこか。わかりますか。

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2009年08月01日

羊ヶ丘-豊平郵便局

 札幌観光の目玉の羊ヶ丘展望台は北海道農業研究センターの敷地内にある。同センターの前身の北海道農業試験場と札幌観光協会の話合いで、一九五九年から羊ヶ丘の展望台に指定された場所へ観光客が入ることができるようになっている。

 風景印に描かれているように、観光用に羊の放牧が行われており、羊の行動と時間が合えば展望台から羊の群れを眺めることができる。道農業センターの緑の圃場とその背後に広がる大都会のビル街を背景に、羊の群れが草を食んでいる光景は、他の大都市では見ることのできない景観である。

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人は目に 羊は口に 夏の草

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2009年07月31日

手稲稲積公園、手稲山-手稲稲積郵便局

 ていねプールが開園するのは学校が夏休みに入る頃と重なり、子供達とその保護者でプールは賑わう。水が流れているウォーターストリーム、波が押し寄せるビックウェーブ、チューブの中を滑っていくウォータースライダーと子供も大人も楽しませる仕掛けが揃ったプールである。その分、子供を除いた大人の入場料は値段が張る。風景印に描かれている構造物はウォータースライダーの一部のようである。

 取材した年(二〇〇九)年の夏は雨が続き、青空を背景にした手稲山とプールの写真を撮ろうと機会を伺っていたけれど、その機会も得られず、入場料の高さも足を引っ張って、風景印にある手稲山の写真の方は撮る機会を逃してしまった。

逃げる夏 プール引き込み 曇り空

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2009年07月30日

水車、豊平川、サケ、テレビ塔、藻岩山-北海道水車町郵便局

 現在の社は一九五六(昭和三十一)年に改築されたものである。鳥居はあるのだが、鳥居から続く道は無く、社は豊平川に背を向ける位置で建っている。社の引戸は自由に開き、中西みゆきと思われる女性の白黒写真があり、内はよく利用されている集会場の雰囲気である。昔の「講」が今でも続いているのかどうかはわからないけれど、町内の集会場の役目を果たしているようである。

難得は 講で創祀の 大龍神

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2009年07月29日

福井囃-札幌福井郵便局

 福井郵便局の風景印には福井ばやしが描かれている。 福井ばやしは一九七九(昭和五十四)年、福井県織田市をふるさと訪問した西区福井町内会の有志が、同市に伝わる明神ばやしを伝承したことに始まっている。福井ばやし保存会が設けられ、これまで町内の行事等で披露されている。二〇〇九年七月には、全面開園した五天山公園で第一回目の五天山ふれあい夏祭りが開催され、五天山を背景に福井ばやしの威勢のよい太鼓の音が響き渡った。

太鼓音 山駆け登り 五天山

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2009年07月28日

雪華の像とアイスアリーナ-北海道真駒内上町郵便局

 インターネットで調べると、これは真駒内公園にある「雪華の像」らしい。この像は札幌冬季オリンピックを記念して本郷新により制作された像である。像は真駒内公園を貫く五輪通の南側にあり、高い塔の上に木を手にする二人の裸婦の彫刻である。木はオリンピックに因み月桂樹である。

 この彫刻をどの方向から見ると風景印のような構図になるか、再々度出向いて写真に撮ってみる。風景印の絵がはっきりしないのでカメラアングルを同定するのが難しい。脚の曲がり具合、手にした月桂樹、反り返った上半身を、実物の像と風景印のインクの塊とで一致する判定を行って何枚か写真を撮ってみる。このくらいのところかと、曇り空をバックの写真で決着である。

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デザインの 角度探して 雪華像

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2009年07月27日

東8丁目篠路線-札幌北二十四条郵便局

 風景印もきれいに押してもらってはいなかったこともあり、夏に入りかけた頃に、再度この郵便局に風景印を押してもらいに行く。札幌で日中真夏日を記録した最初の日である。地下鉄南北線の北二十四条駅を出て、東に歩いて創成川通を横切り、北光線に出る。さすがにこの暑さで歩くと汗が出てくる。ただ、この年(二〇〇九年)の夏は雨模様の天気が多く、夏日が続くことは少なかった。

 北光線に沿った花屋の店先には花の鉢が並んでいて、通行人の目を楽しませてくれる。通りの両側にある街路樹にも緑が戻ってきている。これといった特徴のある建物や景観を欠く真っ直ぐな道路が南北に伸びている。この道路は南で道道札幌夕張線につながり、同線は白石区を抜けていく。北は伏籠川のところで道道花畔(ばんなぐろ)札幌線につながっていく。

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真夏日に 道に花あり 北光線

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2009年07月26日

北園公園-札幌北二十条東郵便局

 北園(きたぞの)公園は地下鉄東豊線の元町駅近くにある。札幌市内最初の冒険公園と紹介されている。ここで冒険公園とは何かとの軽い疑問が湧いてくる。字面をそのまま解釈すれば、山あり川ありで、冒険が体験できる公園となるのだが、大都会の中規模公園ではそれはなく、冒険を模擬した遊具のある公園のことである。

 すると、冒険公園を標榜するからには、ある程度の遊具が揃っていなければならない。その点、この公園には確かに色々な遊具がある。ターザンロープ、吊り橋、忍者渡り等々と揃っている。そのような遊具の一つとして定番の滑り台もあり、これが風景印に描かれている。

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遊具傍 キャッチボールの 子の立てり

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2009年07月25日

旭山記念公園-札幌南九条郵便局

 この公園を舞台に、札幌の夏の夜景を借景にしてステージが設けられ、旭山音楽祭が行われている。市民手作りの音楽祭で、暮れて行く札幌の市街地を背景に、歌い手の市民の大合唱団がステージに並ぶ。本州では猛暑が伝えられるなか、夜風で寒いくらいの芝生席でゆったりとスペースを確保して大合唱を聞く贅沢は、札幌市民の誇れるものである。

 これに豊平川での花火大会を見る余禄が加わる。花火の日本情緒とステージのオペラの歌声と、これは総合舞台演出である。写真撮影が趣味の人には、音楽と花火の組み合わせの写真を撮るのに夢中になるのではなかろうか。手持ちのコンパクトデジカメで三脚も無く撮った写真は、新聞に報道された見事な写真からはほど遠いけれど、大都会札幌の夜景が花火とともに写っている。

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暮れなずむ ビル街背負い 大合唱

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目に花火 耳にオペラで 旭山

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2009年07月24日

旧国鉄月寒駅跡地碑-白石栄通西郵便局

 この碑の碑文を読むと、ここが旧国鉄の月寒駅があった場所であることがわかる。月寒駅は一九二六(大正十五)年八月北海道鉄道千歳線の開通と同時に開業している。その後(昭和十八)年に旧国鉄が買収して国鉄月寒駅となり、地域の住民の足の拠点として親しまれた。

 一九七三(昭和四十八年)九月、千歳線の切り替えが行われ、駅は近くにあるアサヒビールの工場からのビールの積み出し駅になっている。一九七六(昭和五十一)年十月この駅が廃止され、駅舎跡にアサヒビール物流センターが出来て現在に至っている。

 切り替えられた千歳線の線路跡の方は現在サイクリングロードになっている。このサイクリングロードはアサヒ物流センターとアサヒビールの工場の間を抜け、南郷通と並行に走って厚別川を越え厚別区に入っていく。サイクリングロードを逆の方向にたどると、風景印に描かれている環状夢の橋を通過して、札幌大地公園までつながっている。切り替えられた新旧の千歳線の間をつないで、アサヒビールの積み出し用引き込み線となっていた部分が、サイクリングロードとして残っているのである。

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月寒の 駅の記憶が 碑に残り

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2009年07月23日

藤野リュージュ競技場、十五島公園、藤野三豊山-札幌藤ヶ丘郵便局

 風景印には山が三つ描かれている。これは藤野三豊山である。この三山は豊平山、豊栄山、豊見山である。Fu´sは五百六十二mの豊栄山の斜面を利用して造られている。豊平山は焼山とも呼ばれ、急峻な三角形をした山で、国道230号からその特異な山容を見ることができる。

 機会を得て、緑も濃くなった春の終わりに焼山に登ったことがある。登山道は無く、登った経験のある人の後ろについて熊笹の藪を漕ぎ分けての登山である。この山の片側は砕石場になっていて、山肌がえぐられている。シラネアオイの花が目に付く。

 山頂は三百六十度のパノラマが広がり、札幌近郊の山から遠く樽前山や余市岳まで視界に入ってくる。六百六十三mの低山ではあるけれど、ここに登山道が整備されれば、この眺望であれば札幌でも人気の山になるのは請け合いである。藤野三豊山の他に藤野富士と呼ばれる山があり、その山裾は大規模霊園になっている。

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2009年07月22日

白川(しらいかわ)浄水場、北方自然教育園-北海道藤野郵便局

 浄水場は水道水を造る工場である。札幌市には豊平川を水源にする藻岩浄水場、白川浄水場、定山渓浄水場がある。その他、琴似発寒川と星置川をそれぞれ水源とする西野浄水場、宮町浄水場があり、札幌市の水道水はこれら五つの浄水場から供給されている。

 風景印にある白川浄水場は白川(しらかわ)地区にあり、地区名と同じ白川が浄水場の名前になっているのに、読みの方は「しらいかわ」である。どうして読み方が異なっているかはわからない。それはともかく、一九七一(昭和四十六)年に通水したこの浄水場は、現在給水能力が六十五万㎥/日で、札幌市の給水量の八十%をまかなっている。

 浄水場の建物の横にプールがあって水が貯えられている。多分沈殿池であろうと思われるけれど、大きなものである。浄水場は警備が厳しく、浄水場入口のところから写真を撮らせてもらっただけである。

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白川(しらかわ)で 浄水場は 白川(しらいかわ)

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2009年07月21日

環状夢の橋-北海道白石南郷一郵便局

 夢の橋の上にあるアーチは自転車の車輪をイメージしてデザインされていると言われている。そうすると橋の上にかぶさるようにしてある四角の主塔門は、自転車のフレームをイメージしてデザインされたとも考えられる。橋の構造としては主塔で橋桁を支えていて、アーチはデザインのみのものである。

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デザインは 自転車の輪(わ)で 夢の橋

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 橋の上からは環状通が見下ろせる。中央分離帯を持つ片側三車線の幅の広い道路で、分離帯には白石区ではバラ園、豊平区ではリンゴ並木が整備されている。サイクリングロードと並行に走っている南郷通が環状通と交わるところに地下鉄東西線の白石駅があり、その辺りの繁華街もこの橋の上から望むことができる。

 環状夢の橋の下に描かれている地下鉄の車両は、白石駅のある東西線を走るものとなる。しかし、現在東西線に使用されている地下鉄の車両は最新型の8000型である。地下鉄の車両は6000型から始まり、この型は現在使用されていない。次の7000型が風景印に描かれているものであろう。この型は地下鉄東豊線を走っている。

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2009年07月19日

きたえーる-北海道豊平三条郵便局

 「きたえーる」とは北海道立総合体育センターの愛称である。「鍛える」と「北(に)エール」を掛けている。風景印に描かれた施設は地下鉄東豊線の豊平公園駅に隣接してある。地上から施設に入るところに、風景印にもあるガラスの円錐の構造物が見え、この施設の象徴になっている。

 建物内の体躯施設はメインアリーナとサブアリーナが主要な施設となる。メインアリーナは縦の最長部分が八十四・三m、横は四十九・七mある。バレーコートなら四面、卓球にいたっては二十面を確保でき、観客の最大収容人数1万人であるから大きな施設である。アリーナは必ずしもスポーツ競技に使われる訳でもなく、メインアリーナの写真を撮りに行った時は、公開公式戦のJT将棋日本シリーズの対局が行われていた。

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駒動く 狭き盤面 頭脳戦

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きたえーる-北海道豊平三条郵便局

 「きたえーる」とは北海道立総合体育センターの愛称である。「鍛える」と「北(に)エール」を掛けている。風景印に描かれた施設は地下鉄東豊線の豊平公園駅に隣接してある。地上から施設に入るところに、風景印にもあるガラスの円錐の構造物が見え、この施設の象徴になっている。

 建物内の体躯施設はメインアリーナとサブアリーナが主要な施設となる。メインアリーナは縦の最長部分が八十四・三m、横は四十九・七mある。バレーコートなら四面、卓球にいたっては二十面を確保でき、観客の最大収容人数1万人であるから大きな施設である。アリーナは必ずしもスポーツ競技に使われる訳でもなく、メインアリーナの写真を撮りに行った時は、公開公式戦のJT将棋日本シリーズの対局が行われていた。

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駒動く 狭き盤面 頭脳戦

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2009年07月17日

リンゴ並木-札幌平岸五条郵便局

 りんごの碑が示すように、リンゴ並木は豊平区の名所である。郵便局の近くを環状通が走っていて、環状線と羊ヶ丘線の二股に分かれる分岐点の角地に豊平区役所がある。区役所にリンゴに関する何かがあるかと行ってみる。正面の入口のところにリンゴをデザインした金属製のオブジェが設置されている。その傍らにリンゴの木があって、リンゴの実が生っている。

 リンゴの実は適当に間引きしなければ大きくできないので、大きくする実はすでに新聞紙の紙袋が被されている。紙袋が取れている実もあって、こちらは間引きされる運命なのか、あるいは紙袋が自然に取れてしまったのかわからないけれど、実の育ちは今一である。秋になり、市民が区庁舎を訪れる時、ここに赤いリンゴの実を見つけると、これは心の和むものであろう。秋になってからリンゴ並木を見るついでに、区役所の玄関のこのリンゴの木の様子を見ることもスケジュールに加わった。

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2009年07月16日

円山動物園、円山球場、島判官碑-札幌円山郵便局

 風景印には円山の見所が満載である。円山動物園はキリンが代表で描かれている。動物園は大人になって一人で見に行くことは無くなっている。今回は風景印の取材もあり、加えて六十五歳以上は無料とも聞いているので、その特権を生かすことにした。

 動物園のチケットカウンターで六十五歳以上を示す証明書に類したものの提出を求められ、生年月日の入った北大発行の「名誉教授証」を出してみる。住所が記載されていないし、運転免許書とか健康保険証とか、お役所発行の証明書でなければ駄目だとの、これまたお役所的対応である。国立大学法人に変わった北大はもはやお役所ではないのである。もっとも北大は以前もお役所ではなかったろうけれど、態度はお役所的といわれていていた。

 とまあこんないきさつがあり、札幌市の敬老手帳なるものを申請して入手してから再び無料入園に挑戦である。今度は手帳にチラリと目をやった係りが中に入れてくれて拍子抜けである。最近の円山動物園の話題は、昨年(二〇〇八年)十二月生まれたホッキョクグマの双子と今年誕生のユキヒョウの双子である。ホッキョクグマは現在絶滅危惧種に指定されていて、指定後国内で育っている初めての子どもである。いの一番にホッキョクグマのプール付き住居にお邪魔である。動物の子どもだけあって、半年もするとかなりの大きさに育っている。それでも子供には違いなく、二匹で相撲の真似をしている。母親はと見ると、隅の方で昼寝である。育児の手がかからなくなったか、のんびりした雰囲気である。

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夏場所は 白熊の仔の 好取組

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2009年07月12日

見下ろした赤れんが庁舎-北海道庁赤れんが前郵便局

 風景印の赤れんが庁舎は窓から見下ろした構図で描かれている。多分局舎の入っているビルの高い階からスケッチしたものだろう。その階には行けそうもないので、別のビルの、入れそうな階の窓から赤れんが庁舎を見下ろして写真を撮ってみる。風景印の構図と一致しないけれど、窓から見下ろした赤れんが庁舎が写真に納まっている。
 赤れんが庁舎の後ろに写っている右側のビルが現北海道本庁舎で、左側のさらに高い建物は北海道警察本部庁舎である。道庁舎も道警本部庁舎も北海道の予算で建てられ、北海道が所有する。この二つの建物を外観からみるだけであるけれど、道庁舎より道警本部庁舎の方がはるかに立派な建物である。

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赤れんが 見下ろす構図 探し撮り

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2009年07月11日

路面電車とロープウェイ-札幌南二十一条郵便局

 この郵便局の前を路面電車の線路が走っている。この電車の線路を西に行くと電車の車庫がある。ここを出発した電車が、一日の仕事を終えるとここに戻って来る。電車の整備が行なわれ、ささら電車のように雪の季節に活躍する電車が夏季に格納されている場所でもある。

 電車の車体は老朽化が進み、新車体に切り替えたいところであるけれど、その費用が膨大で市当局は踏み切れない状況にある。最近、市電の赤字解消に役立てようと、車体に宣伝を入れるのが増えてきている。電車の標準車体は緑色であるけれど、宣伝の彩色が目立つ車体の方が宣伝の無いものより数が多くなっているのではなかろうか。車庫の中にある電車も車体に宣伝が描かれているのが多い。

 風景印には電車の上にロープウェイのゴンドラの車体も描かれている。ロープウェイは藻岩山の山麓と山頂近くを結ぶもので、電車の車庫の近くにロープウェイの山麓駅がある。風景印にあるように、走っている電車からロープウェイのゴンドラが見える訳ではない。ロープウェイのゴンドラの車体はカラー模様があるけれど、宣伝が車体を埋めてはいない。

 昔の話になるけれど、四月一日の新聞(北海道新聞)に、市電とロープウェイを連結させる技術が開発され、電車がそのままロープウェイのゴンドラとして藻岩山の山頂まで運ばれるという、写真入りの記事が出た。これはエプリルフールの記事で、写真は勿論合成写真であったのだが、かなりの読者はこの記事を本当と思ったのではなかろうか。風景印のデザインを見て思い起こしている。

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宣伝を 体に背負い 車庫の中

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車庫前を 過ぎ行く車体 赤で決め

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2009年07月09日

中島公園とパークホテル-札幌南八条郵便局

 札幌市民にとって、公園の言葉でまず頭に浮かぶのは大通公園と中島公園ではなかろうか。どちらも札幌の公園の老舗である。かつて中島公園には野球場、遊園地、夏にはプール、冬にはスケートリンクがあって、市民のレジャーランドの様相を呈していた。今は遊びの感覚に合ったものを探すと、中島公園のボート乗りぐらいで、これが風景印に描かれている。
 風景印に合わせて、ボートが池に浮かんでいる写真を撮ってみる。ボートに乗るのはカップルか親子ずれと相場が決まっているようである。池の上でカップルはどんな会話を交わしているのだろうか。ケータイ全盛の時代に、池の上の限られた二人だけの空間を造り、顔を向かい合わせての会話はボートの不安定が加わると、さてどうなるのやら…

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水の上 交わす会話も 揺れ動き

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2009年07月03日

豊平町役場跡碑-北海道豊平六条郵便局

 風景印に描かれた石碑の文字は「ここに豊平村役場ありき」と読める。この町役場跡の石碑は国道36号沿いにあるけれど、注意深く見て行かないと見落としてしまう。石碑は豊平四条六丁目のパン屋の横にある。黒御影石に前述の文字が彫り込まれている。碑の横に豊平村役場跡の略譜がある。読んでみると、豊平外四カ村戸長時代が一八八〇(明治十三)年から始まっている。
 この役場跡地には現在店舗があって、菓舗「いとう」の看板が見える。看板はさらに「豊平町役場跡記念碑の店」とある。店の人に聞くと、役場が移転してこの方ここで商売をしてきているので、百年は続いている店である。札幌で百年とは立派な老舗である。

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役場跡 百年経たる 老舗あり

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2009年06月20日

八紘学園と月寒アルファコートドーム-北海道月寒郵便局

 八紘学園の農場の入口辺りに八紘学園資料館の名前が付けられているサイロがあり知られた景観になっている。風景印に描かれているサイロと牛舎は八紘学園の農場にある学生の実習に使われている現役のもので、八紘学園の農場を貫くポプラ並木を行くと道の傍に見えてくる。実習用農園の向こうに、風景印に描かれている北海道立産業共進会場の建物の白いドームが見える。月寒グリーンドームと呼ばれていたが、北海道が命名権を売却して月寒アルファコートドームとなっている。

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サイロあり ここで学ぶか 学園舎

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2009年06月13日

美しが丘南公園-札幌美しが丘南公園前郵便局

 美しが丘は1992年と93年に住居表示を「里塚」から変更した新しい地名である。風景印には美しが丘南公園が描かれている。テニスをする女性、野球をする少年、パークゴルフをする年配者と描かれていて、これらの運動施設を有する公園であることを示している。ただ、特徴の無い公園らしく、清田区のHPに紹介されている公園にはなかった。実際に平日この公園を訪れてみると、人がほとんど居なかった。遊具があって、親子連れが一組遊んでいたのが目についただけである。

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新名の 美しが丘 親子連れ

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2009年06月12日

北野ふれあい橋-札幌北野六条郵便局

 風景印にある橋は北野ふれあい橋である。1988(昭和63)年に完成した厚別川に架かる歩道橋である。長さは59mで、一応つり橋のようである。しかし、太いワイヤーで橋桁を吊っていないので、補強のためのつり橋構造かもしれない。橋の東側には市営北野団地があり、西側には住宅地が広がる。橋の上から厚別川の流れと、川岸の両サイドの厚別川緑地を見下ろすことができる。風景印には風見鳥のオブジェが描かれていて、これはふれあい橋の袂にある風見鳥のオブジェである。

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風見鶏 ふれあい橋を 見張り居り

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2009年05月29日

丘珠飛行場上空の飛行機とつどーむ-丘珠郵便局

 この郵便局の近くに丘珠空港があり、同空港を利用している全日空の子会社のエアーニッポンネットワーク(A-net)が、運行している全五路線を丘珠から新千歳空港に移転すると発表して、問題化している。風景印にある建物は丘珠空港に隣接する札幌市のコミュニティドーム・つどーむである。空港に東側にある丘珠緑地公園から、丘珠飛行場の滑走路やつどーむの建物が、遮るものもなく眺めることができる。プロペラ機が発着するのを望遠レンズを利用して写真に撮ってみる。

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プロペラ機 待機の向こう ドーム見え

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2009年05月22日

エルムの森公園の遊具-札幌北二十四条西郵便局

 風景印にエルムの森公園の文字が見え、建物が描かれている。局員に尋ねると、郵便局の近くの公園の木製遊具だそうである。写真でも撮ってくるかと出向いてみると、雪の公園にはそれらしき建物もなく、工事が行われている。どうも、木製の遊具は撤去され、新しいものを造っているようである。出来た遊具については、春になり見にいってみる。以前の屋根付小屋風の遊具はなくなっている。変わって滑り台のついた遊具になっていて、遊具の傍のブランコで子供達が遊んでいた。

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ブランコに 人気譲りて 新遊具

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2009年05月20日

日の丸農場記念之碑-北四十一条郵便局

 風景印に碑が描かれていて「日の丸農場記念碑」の文字も読める。この記念碑はひのまる公園に設置されてあり、公園の辺りに日の丸農場があった事を示している。日の丸農場は1908(明治41)年に始まっている。元々この辺りは烈々布(れつれっぷ)と呼ばれた土地で、この地名はひのまる公園の近くにある烈々布神社に残っている。札幌でも開拓が遅れて始まった地区であるけれど、水田が拓かれ、札幌でも有数な稲作地帯に発展した。しかし、都市化で水田はその姿を消した。

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烈々布(れつれっぷ) 日の丸農場 田を拓き

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2009年05月17日

開園した五天山公園-札幌福井郵便局

 風景印に「札幌福井ばやし」と五天山が描かれている。五天山は採石のため階段状になった山肌が露出していて、風景印にもその様子がうかがえる。五天山に緑を取り戻して、公園にする事業が1996年から始まって、2009年に完成して全園が開放された。公園の一画には桜の木も植えられ、山肌にも緑が戻ってきている。水場も造られ、園内にはホタルの幼虫を育てて見せる施設もできている。ホタルが成虫になる頃は園内の水場でホタルが見られるようにする準備のようである。

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新しき 桜木も見え 五天山

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2009年05月12日

ライトアップされた平岡公園梅林-札幌平岡公園郵便局

 平岡公園の梅林のライトアップが宣伝されていて、新聞にも写真入りで紹介されている。西区から清田区まで出向いて暗くなるのを待つのは少々面倒ではあったけれど、一度はライトアップされた梅林がどんなものか見ておくのもよいかと、出かける。車で埋まっている駐車場から、梅の香橋を渡り、梅林に進んでみる。ライトアップが行われている場所には見物客が集まっていて、カメラやケータイで写真を撮っている。日の光の中とはまた異なる風情の梅の木が梅林内で光っていた。

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深海で 光る珊瑚か 梅林(うめばやし)

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2009年05月09日

平岡公園梅林-札幌平岡郵便局

 平岡公園の売りは梅林である。園内の6.5 haの敷地に約1200本の梅の木が植えられていて、そのうち六割が白梅で残りの4割が紅梅である。梅林の梅の木は、古株もあれば新しく植栽されたものもあり、どちらかというと白梅は古木が、紅梅は新しい若木が多いように感じられる。風景印に描かれた梅の木は古木の風情で、古木となると木全体が花で覆われるというより、部分的な枝に花がついている。木も齢を取ると、全体に花をつける元気はなくなってくるせいなのかもしれない。

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白梅の 古木に花の 蘇り

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2009年05月07日

札幌天神山国際ハウス-札幌澄川駅前郵便局

 南区にあるこの郵便局の風景印に描かれた標題の施設は、豊平区の天神山緑地の小高いところにある。施設は、海外から来札する研究者等に快適な調査研究の場を提供することを目的に1990(平成2)年開館している。しかし、利用者数の低迷で2008年3月をもって閉館となってしまった。その後は2008年に開催されたG8に合わせて、市民メディアセンターで一時利用されたが、恒久的再利用は決まっていない。建物の傍に日本庭園があり、桜の林もあって花見のスポットである。

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施設閉め 花見客のみ 天神山

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2009年05月06日

桜並木-北二十五条郵便局

 この郵便局の前の道路は、700mほどの距離にわたって中央分離帯が設けられていている。道路としては中通りの雰囲気の、短い距離が分離帯になっている訳を推測しても理由が思いつかない。分離帯には桜の木が植えられていて、桜並木になっている。風景印はこの桜並木が描かれている。桜並木を見ながらこの分離帯を端から端まで歩いてみる。途中に元町緑化推進期成会の看板があり、同会が1976年に桜の並木を植栽したようである。大きくなった桜の木の先に郵便局の局舎が見える。

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桜先 風景印の 局舎見え

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2009年05月05日

新川桜並木-札幌新川一条郵便局

 琴似川沿いの、整備されていない土手道風だった新川通の記憶は、それほど古いものではない。そのうち琴似川の両岸には、JR田園都市線の高架に合わせて、それぞれ三車線の一方通行の幹線道路に整備されてきた。単調で真っ直ぐな、この交通量の多い道路の川沿いに桜の若木が植えられた。年々桜木の幹も太くなり、桜花が目に入ってくるようになっている。現在では札幌でも見応えのある桜並木に一つである。この新川通の傍にある郵便局の風景印は、この桜並木が描かれている。

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平凡な 車道彩る 桜花

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2009年05月03日

鯉のぼりの泳ぐ定山渓温泉街-北海道定山渓郵便局

 この郵便局は位置的には札幌最西の郵便局となる。風景印には定山渓の温泉街と定山渓ダムが描かれている。温泉街にある定山源泉公園の中に美泉定山の石造りの像がある。定山和尚は備前国(岡山県)で生まれている。十七歳の頃より全国の霊山霊地を行脚の後、蝦夷地へ渡り、1866(慶応二)年アイヌ民族の案内でこの温泉に辿り着き、ここに温泉宿を開いている。GWに入った定山渓温泉街には、使われなくなって来利用の鯉のぼりが、豊平川の上に群れをなして風に泳いでいた。

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再利用 温泉街の 鯉の群れ

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2009年05月01日

平岸プール-札幌平岸六条郵便局

 この郵便局は羊ヶ丘通と白石・藻岩通が交差するところにあり、風景印にある建物は白石・藻岩通に面してある札幌市の平岸プールである。プールは平岸霊園に隣接してあり、霊園の施設跡に建てられた。札幌市唯一の長水路の温水プールで、長さが50mある。水圧でプールの深さを変えることができ、シンクロナイズドスイミングや水球でも利用できる。水泳の大会用にも利用でき、1,400席の観客席がある。有料のプールであるけれど、中学生以下と身体障害者は無料である。

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建屋内 巨大な水の 容器有り

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2009年04月30日

青葉中央公園-札幌青葉郵便局

 風景印は青葉町にある青葉中央公園の公園名プレートのモニュメントと園内のウォータースライダーである。春先なので、ウォータースライダーの出番は未だで、親子連れが遊具を使って遊びに興じている。幼稚園児なのか、先生に連れられて公園の木道を散歩している一団がある。木道はこの公園の沢地に咲いている水芭蕉鑑賞のために整備されていて、木道の行き止まりで子供達が鈴なりになっていた。幼児達の頭の向こうには未だ緑が戻ってこない木立の下に水芭蕉が見えていた。

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幼児らと 水芭蕉群れ 青葉の地

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2009年04月29日

精進川の滝-中の島南郵便局

 風景印の滝は精進川の滝で、川が平岸通の下をくぐり、精進川河畔公園に流れ込む辺りにある。落差は2mほどでも、周囲が森のようになっていて、大都会の住宅地に隣接してあるとは思えない。滝の上流は豊平川に合流する精進川から分かれて流れてきていて、かつて木材を運搬するために設けられた水路である。豊平河畔公園は精進川に沿って整備されていて、市民の憩いの場を提供している。川は白石・藻岩通、道道札幌環状線、白石・中の島通を横切って豊平川に注いでいる。

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この滝は 丸太流した 記憶留め

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2009年04月27日

アシリベツの滝-北海道清田郵便局

 この滝は国営の滝野すずらん丘陵公園の中にある。公園内の有料のパーキング場に車を止め、園内を1kmほど歩くと滝の傍まで行ける。滝は雄滝と雌滝があり、雄滝は落差が30mの直瀑の滝である。滝のある厚別川は札幌市の南端にある標高1251mの空沼岳に源を発している。南区の滝野地区、清田区の有明地区には大小の滝があり、これらの地区は滝銀座とでも呼べそうである。それらの滝の中でも、南区にあるこの滝は、日本滝百選に選ばれ、知名度と迫力で白眉のものである。

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滝銀座 アシリベツの滝 白眉なり

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梅の香橋-札幌里塚郵便局

 厚別中央通から平岡公園のパーキング場に入ると、パーキング場の近くに梅の香橋がある。この橋を渡って行くと、梅林公園につながっていて、ここからの香が風に乗ってくる意味を込めて橋名にしたのだろう。春先で笹の緑がわずかに目に入るだけで、木々の緑も梅の花もこれからである。木道から橋を見上げて写真を撮っているけれど、この木道は湿地に咲いている水芭蕉を観て歩くためのものである。水芭蕉の方は早々と咲いていて、黄色の花に白の仏炎苞の優雅な姿を見せている。

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この季節 梅の香無くて 梅の香橋

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2009年04月26日

吉田川公園-札幌北野通郵便局

郵便局は清田区にあり、一方風景印に描かれた吉田川公園は豊平区にある。これは吉田川を境に清田区が豊平区から分区された経緯があって、風景印の場所と郵便局の所在地が異なる区になったのだろう。公園の名前は旧吉田農場の中を流れていた川を整備して吉田川と称したため、川の流域が公園化された時この名前が冠された。吉田川は北海道農業研究センター敷地内に源があり、北野通を横切り、吉田川公園の境を流れて白石区の手前で暗渠となり、最終的には厚別川に注いでいる。

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名を貸して 公園名に 吉田川

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2009年04月25日

ミュンヘン大橋のバルコニー-札幌澄川郵便局

この橋の中央の両側の歩道部分の幅が広がってバルコニーになっている。ここにミュンヘン市の名所のブロンズのレリーフが六枚取り付けられている。これらのレリーフには、ニンフヘンブルグ城、凱旋門、オペラ劇場、聖母教会、ミュンヘン市の新旧の市庁舎が選ばれている。それぞれのレリーフの説明もあるので、橋の歩道を歩きながらミュンヘン市の名所巡りをしている感じにもなる。バルコニーから豊平川の上流と下流の開けた空間を眺めることができ、その眺めはすばらしい。

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ミュンヘンの 名所巡りは 橋の上

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2009年04月24日

西岡公園の取水塔-札幌西岡二条郵便局

 風景印にある絵の一つは西岡水源池にある取水塔である。この水源池は月寒に駐屯していた陸軍歩兵連隊により建設され、歩兵連隊のみならず、月寒種畜牧場、月寒小学校に水を供給するために利用された。そのための取水塔が造られ、現在は取水の役目を終えて、水源池を中心にした西岡公園の景観にアクセントを加える象徴的建造物になっている。国の登録有形文化財でもある。水源池には南側から月寒川が流れ込み、その辺りは湿地となっていて春先には水芭蕉の群生が見られる。

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取水塔 この景観の 主役のなり

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2009年04月23日

斜張橋のミュンヘン大橋-札幌澄川六条郵便局

 この橋は1978年に着工、1991年に完成している。橋の建設は、札幌市創建120周年記念事業とドイツのミュンヘン市との姉妹都市提携15周年を兼ねていて、このため日本の橋では珍しい外国の都市が橋名に採用されている。斜張橋で橋の両端にある塔からのワイヤーで吊られている構造になっている。主塔の高さは53.5mある。高い二本の塔から斜めに伸びた幾本ものワイヤーが織り成す橋の景観は見応えのあるものである。ワイヤーは姉妹の二都市を結ぶ象徴のようにもみえる。

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斜張橋 ワイヤーつなぐか 姉妹都市

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2009年04月22日

白樺並木-札幌白樺郵便局

 東月寒公園から国道36号まで延びる東月寒通に面するこの郵便局の風景印は、月寒通の白樺並木である。地区名は東月寒となっているけれど、この辺りは白樺の通称があったようで、しらかば台小学校や白樺会館の名前が見える。白樺会館はここで酪農業を営んでいた故黒沢和雄氏の牧舎とサイロが残っていて、白樺会館となっている。サイロの前には黒沢氏のブロンズの胸像がある。白樺並木は通りの両側の歩道1.6kmにわたって植栽されているけれど、春先で新緑は未だであった。

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白樺の 新緑は未だ 浅き春

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2009年04月20日

モニュメントと石の彫刻-北海道厚別東郵便局

 郵便局はJR厚別駅の近くにある。また2003年に開校110周年記念式典を行った由緒ある信濃小学校も、厚別中央のこの一画にある。風景印は駅前にある「飛翔」と題されたステンレス製のモニュメントと、信濃小学校の校庭にある松本純一制作による「DONGURI」の石の彫刻を組み合わせてデザインされている。ドングリの実をモチーフにしたこの石像は、南1条西し3丁目の都心部に設置されている松本作の「元気地蔵」と同様、穴の開いた目で小学校に通う児童達を見守っている。

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DONGURIは 穴あき目なり 校舎前

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2009年04月19日

伏古公園-札幌伏古郵便局

 風景印に伏古公園の文字が見える。この公園は東区にあり、野球場やテニスコートを備えていて芝生が広がり、自由に公園を利用して運動などが楽しめる造りになっている。東区のマスコットキャラクター「タッピー」がテーマの遊び場タッピーランドがあり、タッピー君が出迎えてくれる。春先なので、公園で遊ぶ子供達の姿もなく、本格的な公園の利用はこれからなのだろう。この公園に隣接して札幌小学校がある。開校は1873(明治6)年に遡るというから由緒ある小学校である。

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春先に タッピー迎えて 伏古の地

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2009年04月18日

琴似工業高等学校-札幌発寒十一条郵便局

 郵便局は高速道路の札樽自動車道の下を走る札幌新道が下手稲通と交差する近くにある。下手稲通を手稲方向に進むと、北海道札幌琴似高等学校がこの通に面してある。正式名称が長いので、「琴工(きんこう)」との呼称もある。1963年に最初の入学式を行い、現在の校舎は1997年に竣工している。校舎は塔のある特徴のある建物で、それが風景印に描かれている。校舎の横には細長い敷地の鉄興公園があり、公園の北西方向に函館本線が走り、線路近くに大きな商業施設がある。

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琴工(きんこう)は 技の若者 学びの舎(や)

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2009年04月15日

札幌飛行場跡-札幌北二十三条郵便局

 北大の北キャンパスのさらに北側に旧北海タイムス社の飛行場があった。1926(大正15)年から使用し、1933(昭和8)年逓信省が施設を広げ、1945年に終戦とともに閉鎖された。宮の森・北24条通に沿って、西8丁目の歩道に札幌飛行場正門跡があり、門柱の一方に、「札幌飛行場」の横書き文字のプレートがはめ込まれている。門と並んで、坂坦道作の「風雪」碑があり、プロペラにパイロットの顔の像がある。碑の前の歩道部分には、風景印にも描かれた複葉機の絵がある。

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複葉機 路上にありて 機場跡

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2009年04月14日

広い手稲稲積公園-北海道稲積郵便局

 風景印を押してももらった郵便局は、手稲稲積公園の近くにある。この公園は約18haの面積の広い公園で、長方形を南北方向軸に対して45°傾けた配置になっている。テニスコート、野球場、多目的広場に加え巨大な「ていねプール」がある。プールの方は7,8月の学校の夏休み期間中にしか開かれなく、その他の期間中は閉鎖されている。風景印に描かれているテニスコートを公園に接してあるJR稲積公園駅の跨線橋の上から撮ってみる。春先でこの広い施設も閉鎖中であった。

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テニス人 待機中なり 浅き春

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2009年04月13日

札幌西インターチェンジ-札幌宮の沢西郵便局

 風景印の「札幌西インターチェンジ」は、札樽自動車道のインターチェンジを指している。このインターチェンジは、ここから高速道路に入る時は料金所を通らないのでゲートはなく、風景印のように道路が続いている。逆方向に進む場合や、ここで高速から出る時は料金所を通過する必要があり、その料金所が風景印に描かれている。高速道路は一般道路より高い場所にあり、周囲から料金所の写真を撮るのが難しい。雪捨て場の雪山に登って、どうにか料金所の写真を撮ってみた。

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枯木立 見通しきいて 料金所

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2009年04月11日

幌平橋-札幌中の島郵便局

この橋は、1927(昭和2)年、河合才一郎が私財を投じて架けた木造の橋に始まる。札幌と平岸の地区名から一字ずつ採って橋名となっている。その後1937(昭和12)年、1954(昭和29)年、1995年と架け替えられて現在の橋になっている。長さ160.6m、幅19mで、補強のため橋の上にさらにアーチ橋を取り付けていて、この部分の幅が加わる。夏の期間、このアーチ橋に登ることができ、ここからの眺めはすばらしい。橋の西側には姉妹都市ポートランド市の名が冠された広場がある。

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登り見る 橋上の橋 アーチ橋

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2009年04月10日

牧歌の像-札幌駅パセオ郵便局

 札幌駅を区に分類すると中央区になるのか北区に入るのか。地図で見ると、南口にあるJRタワーと商業施設のステラプレス、デパートの大丸は中央区、プラットホームと線路部分は北区になっている。したがって、北口にあるこの郵便局は北区に分類される。しかし、風景印には南口の駅前広場にある本郷新の牧歌の像の笛を吹く牧童が描かれている。群像の彫刻で、娘たちも立っていて、札幌の玄関口で乗降客を迎えている。緑の季節には、これらの像は大都会の景観を引き立たせる。

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緑葉の 時季(とき)を招きて 笛を吹く

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2009年04月09日

開拓の歴史の道-北海道琴似駅前郵便局

 JR琴似駅の脇を南西から北東方向に走る道道は琴似駅を境に琴似停車場線と琴似停車場新琴似線と名称が分かれるのを、地図を見て知った。この通りは琴似・栄町通とも呼ばれ、琴似の繁華街部分は琴似本道が通称である。JR琴似駅近くで、この通りから少し脇道に入ったところにこの郵便局がある。風景印は琴似屯田兵村兵屋と国指定の史跡を示す碑である。琴似本通は「開拓の歴史の道」ということで、歩道に金属製のプレートが埋め込まれ、この街の開拓の由来を示している。

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開拓の 道具路上に 歴史道

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2009年04月08日

札幌ドーム-札幌羊ヶ丘通郵便局

 国道36号線沿いにあって、冬なら雪を被った小山かと錯覚しそうになるこのドームは豊平区にある。一方、国道36号線に並行して羊ヶ丘を貫いて走る羊ヶ丘通沿いにある郵便局は清田区にある。風景印には札幌ドームの建物と、屋外のサッカーステージが描かれている。ドームはプロ野球の野球場からプロサッカーの試合場に変身する時がある。この時、屋外で芝生を養生しているサッカーステージを、全体を圧搾空気で浮かしながら、取り付けられた車でドーム内に取り込んでいる。 

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ドーム壁 ステージ飲み込む 口を閉じ

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2009年04月07日

北栄中学校校舎-札幌北三十三条郵便局

 風景印に関しては公式に準じた紹介サイトがあり、風景印情報が提供されている。そのサイトに、風景印の絵柄は札幌市立北小学校と書かれている。そこで郵便局の近くの北小学校の写真を撮って風景印と比べてみると、写真の校舎とデザインが異なっている。一方、風便局の前には北栄中学校があり、こちらは四階建ての校舎で風景印と合っている。北栄中学校をデザインして北小学校と表記を誤ったか、北小学校をデザインするつもりで北栄中学校をモデルにしたか、どちらかだろう。

デザインの 学校これなり 写印合い

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北小学校

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北栄中学校(デザインの 学校これなり 写印合い)

2009年04月05日

フレーム切手と風景印

 北区の新琴似地区の郵便局は同じデザインで局名だけを変えた風景印である。手抜きで味気ないとは思うけれど、折角郵便局まで出向いたからには、切手に押印してもらってくる。しかし、郵便局名だけ違うものでは芸がない。
 風景印が目的であるけれど、異なる切手にして、同じ風景印に変化をもたせようかと考える。切手もありきたりのものでは面白くない。ここは自前のフレーム切手にしてみようかと、割高なフレーム切手に風景印を押してもらう。
 そのようなものを二種類並べてみる。なかなかよろしいが、50円切手で済むところ、フレーム切手では120円切手に押印してもらうことになり、やはりこれは二の足を踏む。

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2009年04月04日

新川開基100年記念碑-札幌新川二条郵便局

 この記念碑は新川中央公園にある。公園のすぐ傍の札幌新川四条郵便局の風景印の絵柄はこの記念碑ではなく、天狗橋で、新川二条局は公園からかなり離れた高速の札樽自動車道の下の道路沿いにある。新川地区の開拓は1889(明治22)年頃から始まっていて、記念碑の方は1989年に建立されている。新川は湿地帯で水害も多く、人工の川「新川」を開削して水害に対処し、輸送を確保して開拓を進めた。記念碑には「不撓不屈」の文字が彫られていて、開拓民の精神を表している。

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記念碑に 不撓不屈の 文字を読み

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2009年04月03日

簾舞通行屋-札幌簾舞郵便局

 通行屋とは官営の旅館である。明治時代の前半、本願寺道路で札幌と定山渓の往来が盛んであった頃に重要な宿泊施設であったが、現在の国道36号線の元になった道路が開通してから定山渓経由で道南方面との往来が廃れ、交通屋の役目を終えている。その後は屋守の黒岩清五郎の住宅になっていて、現在は旧黒岩家住宅として保存され、無料で開放されている。屋内には通行屋の資料の他に、本願寺道路やかつて札幌と定山渓を結んでいた定山渓鉄道に関する資料等が展示されている。

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交通屋 徒歩(かち)の記憶が 車道(くるまみち)

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屯田開拓顕彰広場-札幌屯田七条郵便局

 風景印に「屯田開拓顕彰広場」の文字がかろうじて読める。屯田七条郵便局が面している道道札幌北広島環状線で、郵便局の隣にこの広場がある。広場は屯田兵第一大隊第四中隊本部跡で、近くに江南神社がある。この地に屯田兵とその家族が入植したのは1889(明治22)年であり、屯田開基100年を記念して「屯田兵顕彰之像」が1988年建立されている。その屯田兵の像が風景印に描かれている。広場にはその他の碑と共に馬魂之像の開拓時代の馬を顕彰するブロンズ像がある。

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屯田の 訓練広場 顕彰碑

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2009年04月02日

あいの里竣工記念碑-あいの里郵便局

 あいの里は、北海道教育大学札幌分校の移転に合わせ、茨戸川に沿った地を開発し、学園都市としている。この学園都市の竣工記念として1990年設置された鉄製のモニュメントが風景印に描かれている。制作者は札幌の彫刻家國松明日香で、モニュメントはあいの里教育大駅前にある。あいの里郵便局もこの駅前広場に接してある。なお、あいの里の名称は、かつてこの辺りで藍(あい)の栽培が行われ、「あい」に愛の文字を重ねて付けられたものであり、鉄製ではイメージが重ならない。

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鉄製で 「あい」のイメージ 重ならず

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2009年04月01日

厚別区のシンボルマーク-北海道厚別上野幌郵便局

 風景印には厚別公園の陸上競技場と野幌森林公園の北海道百年記念塔が描かれている。これらの建造物の背景のデザインは厚別区のシンボルマークで、厚別区に入る道路の標識にも描かれている。マーク全体がatsubetsuの頭文字「a」の形で、左側は厚別区の形と区を流れる二本の川を、右側の鳥は飛躍を表している。ただし、区の鳥は指定されていない。厚別川は厚別の名前がついているけれど、大部分は白石区を流れていて、厚別区を主に流れる川は野津幌川や小野津幌川がある。

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厚別は 流れる川に 飛躍鳥

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2009年03月31日

白石村行政発祥之碑-白石本通北郵便局

白石村は、1871(明治4)年に仙台藩白石城の士族片倉小十郎の家老佐藤孝卿を含む104戸380人が入植して開拓に当たった村史がある。その村役場のあった辺りに「白石村行政発祥之碑」が建っていて、風景印に描かれている。現在、碑の横には白石まちづくりセンターがある。佐藤孝卿は「善俗堂」という寺子屋を開き、これが後の白石小学校になっている。この経緯から、国道12号線沿いにある同校の庭には佐藤孝卿の顕彰碑があり、国道沿いには開校136周年の看板も目についた。

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白石は 仙台藩が 名のルーツ

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2009年03月30日

きたえーる-豊平三条郵便局

 建物の正式名称は北海道立体育総合センターで、1996年着工、1999年竣工、2000年に開館している。地上二階、地下一階の建物で、収容人数は約1万人である。アリーナ、弓道場、剣道・柔道室、トレーニング室等を備えたスポーツ施設であるため、愛称の「きたえーる」は「鍛える」と「北にエール」の掛詞である。地下鉄東豊線の豊平公園駅の乗降口がある豊平公園に隣接しており、交通の便が良い施設である。郵便局の方はこの施設の傍にあり、国道36号線に面している。

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きたえーる 北にエールの 鍛えの場

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2009年03月29日

環状夢の橋-北海道白石南郷一郵便局

 環状夢の橋は、白石区さっぽろ大地公園から始まる白石サイクリングロードを象徴する橋で、環状通を跨いで架かっている。1989(平成元)年に完成しており、長さ179m、幅5mの自転車と人が渡るための橋である。橋の上にあるアーチは自転車の車輪をイメージしてデザインされていると言われている。そうすると四角の柱状は自転車のフレームを表しているのかもしれない。冬季はここを通過する自転車をみかけないけれど、雪が解けてくればサイクリング車が行き交うことになる。

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デザインは 自転車の輪(わ)で 夢の橋

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2009年03月28日

澄川公園拓魂像-札幌南郵便局

 風景印の像は、澄川公園内にある開拓者の像で台座に「拓魂」の文字が刻まれている。制作者は鶴田徳郎で、澄川開基100年記念事業実行委員会が1980年に建立している。碑文から、澄川は1881(明治14)年に開拓が始まっている。像の開拓民は斧を持っているので、澄川の地でこれまで斧の入らなかった原始林を伐採して農地にして行ったのを表現している。春先で、像は雪の中にあって足場が悪く、西を向いるので午前中の太陽がは逆光となり、横からの撮影となってしまった。

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拓魂は 手にした斧に 形有り

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2009年03月27日

札幌開祖志村鐡一碑-北海道豊平橋郵便局

 今でこそ豊平川には大きな橋がいくつもあり、自動車でも橋の歩道を歩いてでも、苦も無くこの川を横切ることができる。しかし、橋の無かった時代は渡し舟に頼る外なく、豊平川の最初の渡し守が、豊平橋の近くの碑に名前が残る志村鐡一である。志村は信州の剣客で、来道して渡し守になり、後に駅逓経営にも関わった。しかし、初代判官島義勇が札幌で開拓を進めるに際して、幕府との関係からか志村は役目を追われ、札幌の開祖の称号とは裏腹に、消息を絶ってしまった人物である。

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渡し守 札幌開祖の 名を残し

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2009年03月26日

豊平町役場跡碑-北海道豊平六郵便局

 風景印にある碑の文字は「ここに豊平町役場ありき」と読める。1885(明治18)年戸長(郡長)役場が豊平村に設置され、1908(明治41)年には豊平町となり、豊平4条6丁目付近にあった役場跡にこの碑が建てられた。1910(明治43)年には札幌区と合併している。碑は国道36号線沿いの民家の横にあって、注意して歩かないと見落としてしまう。石碑は1991年に建立された新しいものである。傍らの旗から、札幌ドームも区内にある豊平はスポーツの街を標榜する区であるのを知る。

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役場跡 目立たぬ石碑 道に在り

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2009年03月25日

水穂大橋-菊水北郵便局・菊水上町郵便局

 「みずほ」を変換すると「瑞穂」となる。豊かでみずみずしい、稲の穂の意味で「瑞穂の国」は美しい日本の国を表現している。豊平川に架かる水穂大橋の「水穂」は川を挟んだ両地区、白石区菊水と中央区苗穂から一文字ずつ採って作った名前である。橋は1986年に完成した長さ150m、幅20mのアーチのある橋で、形は美しい長所がある。一方、橋の中央に張り出したアーチの積雪が車道側に落ちるため、落雪を防ぐ融雪装置を取り付けたので、その分の費用が増えた短所がある。

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美しき 橋の短所は 落ちる雪

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円形歩道橋-札幌菊水三条郵便局

 風景印には円形の構造物が描かれている。これは日本で初めて造られた円形歩道橋で、六つの道路が交わるところに設置されている。これらの道路には南郷通と呼ばれる道路があり、歩道橋のある交差点から一方は一条大橋、もう一方は水穂大橋で豊平川を越えて中央区に入っていく。この道路の反対方向に行くと、白石区を貫いて厚別区に入る。円形歩道橋は1971(昭和46)年に建設されていて、全長176mある。歩道橋の上から円形がわかるようにと、パノラマ写真を撮ってみた。

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六差路に 円形かぶせ 歩道橋

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2009年03月24日

遊具2000年未来号-北海道白石栄通郵便局

 万生公園は白石区栄通のサイクリングロード沿いにある。夏場には緑に水場のある公園であるけれど、冬の終わりでは、歩くと埋まってしまう、腐れ雪とでも表現したい雪に足を捕られないように歩を進めて行く。風景印にある船を象った木の遊具には「セーラーズ62 2000年未来号」の看板が取り付けられている。数字の62の由来がわからないけれど、西暦の方から、2000年前後に造られたのだろう。この季節、船は海原ではなく雪原に浮かんでいて、遊具の周囲に人影はなかった。

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雪原に 浮かぶ船名 未来号

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2009年03月23日

資料館内の屯田兵屋-札幌屯田郵便局

 風景印に描かれている建物は屯田兵屋である。この兵屋は屯田郷土資料館の内に保存されている。兵屋の内部を資料館の二階からも見られるようにと、屋根の一部が切り取られているのと、兵屋前にある木製の案内板の形からこの兵屋が絵になっているのがわかる。兵屋自体は1889(明治22)年に屯田地区に入植した屯田兵一家に与えられたもので、昭和に入っても住宅や納屋として利用されている。屯田兵屋としては一番長く現役として生き延びた、屯田地区に残る唯一の兵屋である。

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生き延びて 今の居場所は 資料館

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2009年03月22日

新川に架かる天狗橋-札幌新川四条郵便局

 風景印に描かれている天狗橋は、北区と西区の境界になっている新川に架かっている。新川は排水と灌漑用に造られた人工の川で、札幌の北西部の平地を一直線で流れている。天狗のレリーフのある橋の上からは、この直線状の流れを見晴るかすことができる。天狗橋の袂にはこの橋名がつけられた由来が書かれた石碑がある。それによると、この橋を架け替える時の棟梁の鼻が高くて、天狗のあだ名がついていたためとの説が紹介がある。しかし、真偽のほどはわからないようである。

直線の 新川の上 天狗居り

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2009年03月21日

商業施設の中の郵便局-北海道大谷地東郵便局

 この郵便局は地下鉄東西線大谷地駅に直結している商業施設の中にある。商業施設は1989年にできており、この年は白石区から厚別区が分区された年でもある。商業施設は白石区からつながる、陽だまりロードと新しく命名されたサイクリングロードに沿ってあり、風景印に描かれたガラスのピラミッド状のデザインの屋根が建物の目印となっている。雪のある季節には、サイクリングロードに自転車はなく、街路樹も葉を落として殺風景であるけれど、商業施設の中は春の雰囲気である。

商いの ガラスの屋根が 風景印

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線路の海中島の平和駅-白石北郷二条郵便局

 白石区はJRの線路で分断されて、北側が本郷、南側が平和通となる。北郷地区にはJR平和駅があって、この郵便局に近い。風景印の建物はこの平和駅である。道路からこの駅舎が目の前にあるにもかかわらず、直ぐにこの駅舎に行けない。それは平和駅の辺りから函館本線と千歳線が分かれていて、さらに流通センターも控えて、貨物車の操車場の広い構内があり、駅舎が線路の海の中に浮かぶ島になっているためである。この駅舎には柏山人道橋の跨線橋を渡ってゆくことになる。

線路海 浮かぶが如き 平和駅

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2009年03月20日

有明の滝-札幌真栄郵便局

 この郵便局の風景印には色々な絵があって、そのうちの一つは有明の滝である。この滝は清田区の道道341号線沿いに滝への入り口の看板があるので、看板のところにあるパーキング場に車を止めて、ここから徒歩で六百mほど山道を行くとたどり着く。厚別川へ注ぐ支流の川によってできている滝で、落差が13mあり、水量の多い時期には見ごたえのある滝である。この滝から少し離れたところに有明小滝というのもある。有明と隣接する南区滝野にもアシリベツの滝などがある。

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沢道を 塞がれ先に 河水降(ふ)り

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2009年03月19日

彦星のレリーフ像-北海道白石下川郵便局

 風景印の絵を見ただけでは、これが何を意味するものか見当がつかない。風景印の男性は彦星を意味している。厚別川を境にして1989年に白石区と厚別区に分区され、厚別川を天の川に見立てて、彦星と織姫のレリーフ像を厚別川の河川敷に設置した。彦星、織姫の話になぞらえて、両区のつながりの象徴としている。厚別川の川下に向かって左側の白石区の河川敷には彦星が、右側の厚別区には織姫がいる。厚別川に架かる紅橋を渡ると、それぞれの像を近くで見ることができる。

雪解けて 彦星渡河(とか)は 天の川

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2009年03月18日

羊ヶ丘のクラーク像―北海道東月寒郵便局

 札幌農学校の初代教頭として1876(明治9)年7月に赴任したクラーク博士が、翌年4月の離任の地が北広島市の島松駅逓であったため、北広島市のカントリーサインはクラーク博士の像である。この像は羊ヶ丘にある坂坦道作のクラーク像を基にしているようである。今や札幌でクラーク像といえば、北大構内にある胸像より、羊ヶ丘の立像が有名で、切手にもなっている。切手と同じ図柄の風景印を押してもらう。この時期、像の実物は雪にけぶる羊ヶ丘にシルエット状で立っていた。

雪けぶる 丘に大志の 身振りかな

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2009年03月17日

サッポロビール博物館-札幌北九条郵便局

 現在サッポロビール博物館になっているこのレンガ造りの建物は、1890(明治23)年札幌精糖会社の工場として建てられてものである。その後、開拓使麦酒醸造場からサッポロビールビール株式会社への変遷の歴史の過程で、ビール造りの精麦工場となり、現在は日本唯一のビール博物館に変身している。館内には開拓使時代から現代のビール製造の歴史の展示があり、ビール製造に使われた大きな煮沸釜も見ることができる。建物の一部はサッポロビール園のレストランになっている。

精麦の 工場変身 博物館

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2009年03月15日

白旗山スキー距離競技場-札幌清田南郵便局

 風景印の白旗山競技場に行ってみる。丁度第80回宮様スキー大会国際競技会のプログラムのうちの宮様スキーパレードの競技が行われるところを見学できた。全日本スキー連盟の伊藤義郎会長の挨拶と寛仁(ともひと)親王の挨拶とスタートの合図で、5km、10km、15kmの組に分かれて競技が開始された。好天に恵まれ、時間を競うというより、歩くスキーを楽しむといった雰囲気である。それでも、遅れてスタートした5km組みの上位の走者が、時間をあまりおかずに戻って来ていた。

白旗で 5キロ駆け抜く 小学生

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2009年03月14日

五稜星のある札幌時計台-札幌中央郵便局

 札幌中央郵便局は中央区にはなくて東区にある。東区にあっても風景印は札幌のシンボルの時計台、テレビ塔、ライラックである。このうち時計台は1878年に札幌農学校二代目の教頭W.ホイラー博士の構想を基に農学校の演武場として建てられている。同校の初代の教頭はいわずと知れたW.S.クラーク博士である。この時計台には開拓使のマークの赤い五稜星がデザインされてある。札幌に残る開拓使縁の建築物にはこの五稜星が残されているが、その数は少なくなってしまった。

開拓の 縁の建屋 五稜星

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2009年03月13日

平和の滝-札幌平和一条郵便局

 西区西野で、琴似発寒川に沿って南西方向の山岳部方向に行くと、通称二股と呼ばれるところで道が二手に分かれる。右に行く道路は手稲右股道路となり、左側が手稲左股道路となり、左股道路は福井地区の新しい五天山公園につながる。右股道路が琴似発寒川を越えるところから平和地区に入り、道路の先に琴似発寒川の平和の滝がある。三段の落差が十mほどの滝で、風景印にも三段の滝で描かれている。この滝の近くに大平和寺があり、寺の横から手稲山への登山道が伸びている。

三段で 下る滝水 涼味増し

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2009年03月12日

東区のマスコットキャラクター・タッピー-札幌東郵便局

 東区では1992年に区民の応募でマスコットキャラクターが選定され、翌年名前もタッピーと決まった。東区の農産物のタマネギの精の想定で、名前の方は「タマネギ」と「ハッピー」を組み合わせている。風景印ではこのタッピーがビール造りに欠かせないホップを持っている。背景の建物はかつてのビール造りのための精麦工場で、現在はビール博物館の建物である。タッピーは東区では置物にもなっている。人形劇場のやまびこ座の建物の受付のところにもタッピーの人形があった。

幸福の タマネギの精 タッピー君

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2009年03月11日

百合が原公園-札幌北五十条郵便局

 札幌の北の条数は北五十一条で終わる。南は南三十九条が条数の最南端である。北五十条郵便局は条数では札幌市最北端の郵便局となる。この郵便局の近くに百合が原公園があって、風景印はユリの花と園内を走る観覧列車とその駅舎である。この公園は24haの広さで、1986年の「さっぽろ花と緑の博覧会」に合わせて整備されている。世界のユリの花を100種類ほど見ることができ、公園名となっている。園内を走る有料の遊覧列車にはリリートレインの名前がつけられている。

公園の 売りは百合なり 百合列車

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2009年03月09日

サッポロさとらんど-札幌伏古十一条郵便局

 一時はやったテーマパークとしてみると、この公園は都市と農業の共存をテーマにしている。東区の雁来(かりき)新川でモエレ沼公園と接して、74haの広大な敷地にモデル農場があり、風景印に描かれている牛舎やサイロもある。乳製品を作る工場もあり、ここで作られた製品や農産物を買い求めることができる。ここからはモエレ沼公園にある東区唯一の山であるモエレ山が見える。初夏には、園内のラベンダーの紫の絨毯が、芝生の緑をバックにして映える景観も楽しめる。

さとらんど 都市農業の 展示場

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2009年03月07日

新川通の力士若勇碑-札幌北二十八条郵便局

 琴似川を挟んで、両岸に土手道のような新川通があった。JR学園都市線がこの道路と交差し、列車が通るたびに遮断機が降り、車がつながった。そのうち線路は高架になり、新川通りは整備され、片側三車線の幹線道路に変わった。新川通を都心部に向かって高架の下を通過したところに風景印の力士若勇碑がある。ただ、交通量の多い新川通を渡って、琴似川の岸の緑地帯に渡らねば碑の傍に行けないので、見逃してしまう碑である。新川桜並木も新しく植栽され大きくなってきている。

若勇 素人力士 名を残し

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2009年03月05日

閉園中の植物園-札幌植物園前郵便局

 温室を除けば、植物園は11月の初めから翌年の4月の終わりまで閉園である。閉園の大部分の期間は、立木以外の植物は雪の下にあって、長い眠りに入っている。風景印を押してもらった時は丁度植物園の閉館期間中で、閉まった正門と管理棟を写真に収めただけである。毎年5月上旬のみどりの日は園内が無料で開放され、春のエフェメラルと呼ばれる花が園内に咲き乱れる。園内の池の水芭蕉も見ごろで、カメラを手にしたり、絵筆を握ったりした市民で園内は賑やかになる。

門閉ざし 草木も眠るか 植物園

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 風景印にある建物は管理棟と博物館の建物である。閉園中の植物園には入園できなかったので、以前植物園内の建物に五稜星のマークを探すテーマで取材したことがあり、出版予定の本で植物園の博物館について書いた部分の校正刷りを載せておく。

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2009年03月04日

物々しい自衛隊施設の門-札幌南二十七条郵便局

 門が描かれていて、右側の「陸上自衛隊札幌駐屯地」の表札はかろうじて読み取ることができる。左側のものは、全部は判読できない。郵便局の近くにある風景印に描かれた施設の門のところまで行って表札を確認する。「北部方面総監部」とあるけれど、どんな仕事をしている部署なのかは分からない。正門の写真を撮っていると、守衛室から女性の自衛官が現れて、職務質問のようなことになる。一瞬、自分はスパイではないことをどのように証明しようか、との考えが駆け巡った。

総監部 物々しきの 施設なり

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2009年03月03日

狸小路-札幌南二条郵便局

 大都市のデパートは安売り量販店やコンビニ店を相手に苦戦を強いられている。地方都市でも郊外に立地する大型店に客を奪われて、駅前の商店街が寂れている。この状況で、市街地の商店街は工夫を凝らす必要に迫られている。札幌の狸小路商店街でも、雨や雪に妨げられないでショッピングを、とアーケードが設けられている。それが風景印に描かれている。客集めのイベントの「狸まつり」は、札幌の夏の風物詩にも定着していて、祭り時のアーケードには鳥居も吊り下げられる。

アーケード 鳥居下がりて 狸祭(たぬきさい)

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路面電車-札幌南十一条郵便局

 かつて札幌市民の足として活躍していた路面電車は、地下鉄が開通していくにつれて徐々に姿を消して行き、現在では西4丁目からすすきの停留所を長方形の一路線で結ぶ8.5kmが残されるだけになっている。混雑する市街地の道路を利用することを、自動車と路面電車が争っていて、路面電車の存続や拡張計画に際して、それぞれの立場での意見が戦わされている。路面電車の車体の色は緑色が主体なのだが、時々赤色のものや、車体に広告が描かれたものが走っているのを見かける。

モノクロの 都心街路に 色を添え

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2009年03月02日

虹の橋-北海道白石南郷北郵便局

 この橋は旧国鉄千歳線跡を利用して造られた自転車・人専用道路で、厚別川を跨いで架けられている。1981年(昭和56年)に完成し、橋名は公募で「虹の橋」になった。空に架かる虹の形の連想でこの名前が選ばれたのかと思っていると、橋の欄干の飾りが自転車の車輪をデザインしていて、それが七色に塗られているので、この名が採用されたのかもしれない。雪の季節、厚別川も入れた橋の写真を撮ると、モノクロの世界が広がっていて、虹色のかけらがあるかないかである。

この季節 色の消えたり 虹の橋

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2009年02月28日

雪の日の白石亭-北海道大谷地郵便局

 風景印の平屋の建物は、元々は個人の住宅であった。色々な経緯があって、札幌市の所有となり、米国オレゴン州ポートランド市との姉妹都市提携三十周年記念に際し、同市市長夫妻の来札を機に、海外の賓客接遇施設の文化交流館として開館している。白石亭と呼ばれていて、地域の町内会が管理している。地域の集会場として利用されているようである。雪の日に訪れてみると、来館者は筆者のみである。邸内からガラス窓越しに見える雪景色の庭は、なかなか趣のある眺めであった。

雪の日に 客は我のみ 白石亭

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2009年02月27日

「つどーむ」と丘珠飛行場-札幌北三十八条郵便局

 東区栄町にはスポーツ交流施設「つどーむ」があり、これが風景印に描かれている。建物は1997年に竣工し、各種イベントに利用されている。施設の上に飛行機が描かれているのは、栄町と丘珠町にまたがり丘珠飛行場があることによっている。この飛行場は自衛隊の管制下あり、自衛隊のレードームがつどーむの建物の横にあり、写真のように大小のドームが並んでいる。レードームからは電波が発射されるが、つどーむの方は丘珠飛行場からの騒音を遮断する工夫が凝らされている。

大小の ドーム寄り添い 栄町

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2009年02月26日

玉葱記念碑-札幌北十三条東郵便局

 風景印に描かれた碑に、かろうじて次の文字を認めることができる。「わが國の 玉葱栽培 この地に 始まる」とあり、黒御影石の実際の記念碑には、この碑文が彫りこまれている。碑の台座にはめ込まれた説明文によれば、日本の玉葱は1871年(明治4年)、開拓使が米国から玉葱の種子を輸入し、札幌官園で試作したあと、この碑のある元町で栽培が定着していった。玉葱の品種改良も行われ、「札幌黄」の名前で知られる品種も作られた。記念碑の方は1978年に建立されている。

わが国の 玉葱作り この地から

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2009年02月25日

芸術の森の彫刻-札幌芸術の森郵便局

 名前の通り、札幌芸術の森の近くにある郵便局の風景印は、芸術の森の彫刻がデザインされている。手前にある穴の空いた置物は、ハンガリー出身のマルタ・バンの「浮かぶ彫刻」である。この彫刻は本当に水の上に浮かんでいて、風によって水面を動き回る。雪が池を覆っている季節には見ることができない。金属のパイプで造形した伊藤隆道の「空と地の軌跡」は,太陽が隠れた曇り空と雪で覆われた地面が同じ色調のこの季節、パイプを通して空と地の色を同色にする装置に見える。

空と地の 色を移すか カネパイプ

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2009年02月24日

旧馬場農場のサイロ-北海道厚別ひばりが丘郵便局

 この郵便局の風景印はサイロの形をしている。このサイロは旧馬場農場のサイロで、1972年に建築されている。同農場は、現在はひばりが丘団地に姿を変えており、高層住宅が並んでいる。ひばりが丘西公園に建っている軟石造りのサイロは、この辺り一帯が農場であった歴史の証人となっている。サイロの屋根に風見鶏ならぬ風見馬が見えるけれど、これは馬場農場の名前を考慮しているためだろう。風景印に描かれている鳥は、耳に快く響く地名のひばりが丘から考え、ひばりである。

鉛色(にびいろ)の 空に光るや 風見馬

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2009年02月23日

史跡琴似屯田兵村兵屋跡-北海道琴似二条郵便局

 この国指定の史跡のすぐ傍にある郵便局なので、風景印はこの史跡に決まりである。しかし、インクが乾いているのか、スタンプ自体が磨耗しているのか、局員にいくら力を入れて押してもらっても、図柄がおぼろげながら判読できる程度である。石碑があるのがわかるけれど、碑文は判じものである。パソコンの画面上で拡大してみると、写真にある石碑の文字に似ている程度しかわからない。五十円切手に押印する出費があるのだから、鮮明な風景印を押してもらいたいものである。

印の文字 兵屋跡と 判読し

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2009年02月21日

雪印乳業史料館-札幌苗穂郵便局

 道民にとっては、雪印乳業と雪印のブランドは生活の一部みたいなところがあった。しかし、食中毒事件や関連会社の牛肉偽装事件があって、牛乳の製造は日本ミルクコミュニティに移り、雪印のブランは牛乳パックから消えた。ただ、苗穂にある日本ミルクコミュニティの牛乳製造工場の敷地内には、雪印乳業史料館がある。風景印の建物はこの史料館で、館内には雪印乳業の辿った乳製品を世に送り出してきた歴史が息づいている。それは日本における乳業の歴史そのものである。

乳業の 歴史息づく 史料館

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2009年02月20日

長浜万蔵翁像―北海道白石本郷郵便局

 風景印にある長浜万蔵翁の銅像は白石本郷通商店街にある。この銅像がここに設置されているのは、同翁が農地解放を行った結果として、この商店街ができ上がってきた事によっている。銅像は1965年(昭和40年)に建立され、この商店街の発展を見続けてきている。しかし、近年は小売業が軒を並べる商店街は、郊外の大型店に客を奪われ、商店街の勢いが見られない。加えて最近の未曾有の不景気である。万蔵翁にも雪が積もっていて、景気の冷え込みを象徴するかのようである。

景気冷え 万蔵翁に 雪積もり

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2009年02月14日

美園リンゴ並木-美園郵便局

 かつて札幌はリンゴの一大産地で、市内にはリンゴ園が多く見られた。しかし、都市化が進み、札幌市街地のリンゴ園は姿を消した。リンゴの産地の面影を伝えるものとして、豊平区美園を走る環状通の中央分離帯のところにリンゴ並木が続いている。この並木は1974年に80本のリンゴの木が植えられ、リンゴ園のあった平岸でのリンゴ作りの技術を生かし、見事な並木に育っている。秋に自動車でこの並木を通過する時、渋滞気味になると実ったリンゴの木に目が行き、心が鎮まる。

渋滞時 窓外リンゴ 気を鎮め

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 札幌の秘境本のテーマの一つとして、「リンゴの木のある風景」を取り上げていて、そのページの校正刷りを載せておきます。そろそろこの本の書名を決めたいのですが、出版社の意向もあって、なかなか決まりません。

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2009年02月13日

東8丁目篠路線-札幌北二十四条郵便局

 風景印にある通りを局員に聞いてみると、郵便局のすぐ近くを走っている東8丁目篠路線だと教えてくれる。そこでこの通りまで足を運んでみると、自動車が行き交う何の変哲もない通りである。風景印の絵柄にするほど特別のものも目に入らない。後で、インターネットで調べてみると、この通りは北光線とも呼ばれ、古くからの店などが並んでいる由緒ある街路らしい。通りに沿って描かれている風景印の建物も、特定なものと思われるけれど、地元の人間でないのでわからない。

由緒ある 街路テーマに 風景印

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2009年02月11日

雪の北光緑地-札幌北二十六条郵便局

 風景印に描かれた碑は北光緑地である。ここはウォータパークで、水場があり、夏には子供達が水遊びに興ずる公園である。しかし、雪の季節にはプールは雪に覆われていて、人影がない。プールの施設の一部の象のオブジェが雪の上に顔を出している。緑地の角地に時計塔兼トイレの施設もあるのだが、ここも閉鎖中である。この施設の壁にはレリーフがあり、札幌市のシンボルのスズラン、カッコウ、ライラックが選ばれていて、冬季この緑地で見るべきものはこれくらいである。

晴れるとも 水場と子供 目にできず

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「民放第一声の地」碑-札幌北三十一条郵便局

 風景印の碑に、かろうじて「民放」の文字が判読できる。アンテナもあるので、これは放送に関係する碑であることがわかる。この郵便局からほど遠くないところにある大きなショッピングセンター・ジャスコの敷地の角地に「民放第一声の地」と刻まれた碑があり、これが風景印にあるものである。ここで民放とは北海道放送(HBC)のことで、かつて同社のラジオ送信所があった。1952年1月にここから北海道における民放最初の電波が木柱アンテナを使用して発射された。

民放の 偉業の歴史 碑に残り

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2009年02月10日

道都観光のメッカ赤れんが庁舎-北海道庁あかれんが前郵便局

 時計台は札幌市のシンボル的建物であり、対して風景印にある赤れんが庁舎は北海道のシンボル的建築物である。札幌農学校の演武場として時計台が建てられたのが1878年で、十年後の1888年(明治21年)に赤れんが庁舎が建てられている。設計者は平井晴二郎である。庁舎の中央にある八角の塔は一度撤去され、1978年に復元されている。現在この建物には北海道の歴史ギャラリーや観光情報コーナーが設けられ、観光コースに組み込まれている。道立文書館や樺太関係資料館もある。

時代経て 観光メッカ 政治の府

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2009年02月09日

明治天皇が第一号客の豊平館-札幌南十条郵便局

 豊平館は1880年(明治13年)に建てられた様式ホテルである。同年には開拓使の貴賓接待所である清華亭も造られている。これは1881年に行われた明治天皇の北海道行幸に合わせたものである。事実、豊平館の最初の宿泊客は明治天皇となり、天皇縁の品々が同館に保存されている。清華亭の方も行幸時に天皇が休息している。元は大通り公園の市民会館のところにあったのが、中島公園内に移設され、現在は結婚式場や宴会場として利用されている。重要文化財に指定されている。

開業の 客は天皇 明治の世

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2009年02月08日

北大構内のクラーク像-札幌北七条郵便局

 郵便局が北大構内の南側の近くにあり、風景印はクラーク像とポプラ並木になっている。構内中央ローン角地にあるクラーク像は、田嶼碩郎(たじま せきろう)が制作し、1926年設置されたものの二代目である。クラーク博士本人が居ない状況で、写真から彫刻を制作しているので、制作には苦労したと予想できる。顔形が写真に似ているといっても、実物とどのくらい似ているのかは分からない。しかし、彫刻があれば、本人はそのような顔つきだったと思い込み、リアリティが付加される。

写真より 作りし像の リアリティ

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2009年02月07日

テレビ塔ととうもろこし-大通郵便局

 郵便局の名前が大通りということもあって、風景印には大通公園のシンボルのテレビ塔ととうもろこしが図案化されている。テレビ塔はこの郵便局からすぐ近くに見え、殺風景な冬の季節の中で、テレビ塔の電光掲示時計が時刻を刻んでいる。雪祭りの雪像造りも、暖冬の影響で苦戦中である。とうもろこし売りの屋台は大通公園の風物詩のひとつである。とうもろこしを詠った石川啄木の「しんとして幅廣き街の 秋の夜の 玉蜀黍の焼くるにほいよ」の歌碑が大通公園に設置されている。

この季節 見ものもなく テレビ塔

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2009年02月06日

雪まつりの記念印―札幌南二条郵便局

 風景印を求めてこの郵便局に寄ると、開催中の60回目の札幌雪まつりの記念印を紹介され、押してもらう。郵便局から北に向かって四区画ほど歩くと、大通公園につき当たり、雪まつりの見物客と合流する。TV放送のステージになる大雪像は、局毎に過去のものと類似のテーマが選ばれ、制作される。城の広場があって、毎年日本の名城を雪で再現している。今年(2009年)は浜松城である。雪降りの日で、晴れ間にこの城の主の徳川家康の雪像の雪落としとお色直しが行われていた。

築城は 家康も居て 浜松城

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運河のある前田森林公園-手稲郵便局

 手稲区にある前田森林公園は44haの広大な公園である。公園内には長さ600m、幅15mの運河があり、夏季には水を湛えている。風景印にあるアンテナの並ぶ手稲山頂からも、この運河を肉眼で認めることができる。運河の両脇はポプラの並木になっていて、市民が散策している。時にはこの並木沿いは野外展示会場にもなり、作品のキルト布が風に翻っていたりする。冬はこの運河も雪に埋まり、雪原が続いている。歩くスキーも行われているようで、スキーの跡が残されている。

運河あり 北の大地の 夏盛り

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2009年02月05日

開拓使麦酒醸造所-サッポロファクトリー内郵便局

 現在は商業施設になっているサッポロファクトリーは、村橋久蔵らが活躍した開拓使のビール事業事始につながる建物である。この経緯があり、レンガ造りの建物内には札幌開拓使麦酒醸造所の看板が掲げられ、造られたビールが観光客に供されている。このビール造りには豊平川の伏流水が現在も用いられている。風景印にあるレンガ造りの建物と煙突の他に、アトリウムがあって巨大な空間の中に飲食店やブティックがある。風景印を押してもらった郵便局もこの商業施設内にある。

開拓使 麦酒造りを 今伝え

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2009年02月04日

ミュンヘン大橋とコスモス-真駒内澄川郵便局

 ミュンヘン大橋は1991年に完成した豊平川に架かる長さ172mの橋である。橋の名前にドイツの都市名がついているのは、ミュンヘン市との姉妹都市提携15周年の記念事業も加えられて造られたことに由来している。主塔の高さが53.5mある斜張橋で、見た目に優美に映る。この橋の中央部の歩道が張り出してバルコニーになっていて、ミュンヘン市の名所のレリーフが6ヶ所設置されている。風景印にこの橋とコスモスの花がデザインされていて、コスモスは南区の区の花である。

外国名 橋の名にあり 姉妹都市

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2009年02月03日

三角山-札幌山の手

 三角山は市街地に隣接する低山で、札幌市民には人気の山である。一等三角点のある山としても名が通っている。ただし、この三角点の名称である点名は琴似山である。夏この山に登るとアゲハチョウが群れていて、風景印にも描かれていて、この山の見所の一つとなっている。アゲハチョウが三角点の礎石に止まるのをじっと待って写真を撮る。毎月23日は「ふみの日」で、7月23日は山の手郵便局が山頂まで出張して、臨時の郵便局ができ、ここから郵便を出すことができる。

アゲハチョウ 三角点の ガイド役

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屯田郷土資料館-札幌屯田四条郵便局

 この資料館の存在は風景印の図柄を見るまで知らなかった。見学に行くと、屯田地区センターの1、2階を占める展示室で、屯田兵屋が復元されてある。この兵屋は1889年(明治22年)に建てられ、1947年(昭和22年)まで住宅と納屋として使われていたということである。現役の住宅として活躍した一番長い兵屋ではなかろうか。この資料館の展示物は近隣の住民が寄贈したもので、地域の住民がこの資料館の運営を行ってきて、もう20年以上の歴史があると説明を受けた。

兵屋は ビルの内なり 資料館

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2009年02月02日

新琴似屯田兵中隊本部-札幌新琴似十一条郵便局

 開拓使のマークの五稜星のある建物を探して歩いたことがある。野幌にある屯田兵中隊本部の建物には五稜星がある。新琴似屯田は主に九州出身者が入植してその任に当たり、第一大隊第三中隊が編成された。この中隊本部は現在保存されている数少ない中隊本部の一つであり、周囲の環境も屯田時代とあまり変わりない点が特筆される点である。バルーンフレームの中隊本部の建物に五稜星を探してみたのだが、見つけることができなかった。風景印にはこの中隊本部が描かれている。

探し見る 中隊本部 五稜星

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2009年01月31日

エドウィン・ダン記念館-真駒内泉町郵便局

 北海道酪農の父であるエドウィン・ダンは、1876年(明治9年)北海道に赴任している。この年はクラーク博士も札幌農学校の教頭として札幌に来ていて、北海道開拓の節目の年である。ダンは真駒内に牧牛場を開きこれが真駒内種畜産場になり、戦後米軍のキャンプ場、自衛隊の駐屯地となっている。駐屯地内にあった牧牛場時代の事務所を移転して現在のエドウィン・ダン記念館に衣替えしている。記念館の近くにスタンプにあるダンの大きなブロンズ像があり、作者は峰孝である。

酪農の 発祥の建屋(たてや) 記念館

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経営破たんの丸井デパート-札幌丸井内郵便局

 1月29日の道新朝刊で、第一面の「丸井今井再生法申請へ」の大見出しを目にしてびっくりした。負債総額は470億円とのことである。札幌本店の営業は継続するもようと記事にあったので、今まで道内一番店のデパートであった同店は存続することになるのだろう。丸井デパートの一条館の9階には郵便局がある。その郵便局を新聞報道の翌日に初めて訪れてみた。風景印は丸井デパートの店舗とライラックの花である。丸井デパートの店舗の写真を撮って感慨深いものがあった。

破たん記事 風景印に 店舗あり

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2009年01月30日

日本食品製造合資会社旧工場-札幌八軒一条局

 JR琴似駅周辺の再開発で、開発敷地にあった標題のレンガ造りの建物は、一時移転されていた。高層マンションが出来てから再び移築され、現在は高層マンションの住民の集会場の名目の建物になっている。ここにコミュニティFM局の三角山放送局のスタジオが入居している。マンション住民と放送局との約束事の行き違いから、建物の利用はスムーズにいっていない。スタンプにレンガ館と三角の相似形で描かれている三角山は、標高311mの山で、語呂合わせで3月11日が三角山の日である。

レンガ館 三角山と 相似形

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2009年01月29日

安春川の「夏の日」の彫刻-札幌北郵便局

 この郵便局の近くに安春川の始まりがある。どうして川が街中に急に現れるかというと、創成川水再生プラザの高度処理水を流して、屯田兵により開削された安春川を再生しているためである。「夏の日」と題されたブロンズ像が安春川に架かる橋にある。スタンプの図柄にある少年が持っている虫捕り網は、ブロンズ像の方では欠けている。スタンプの他のテーマは、新琴似のSタウンと手稲山で、大規模集合住宅であるSタウンは第7回(1995年)の札幌市都市景観賞を受賞している。

夏の日に どこに忘れた 捕虫網

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2009年01月28日

農試公園-札幌八軒郵便局

 その昔、農試公園に隣接してある公務員のアパート団地に住んでいたことがあり、当時からあったこの郵便局は利用している。農試公園は徐々に整備が進んでゆき、スタンプのくじらの像のあるプールが造られた。住民を対象にこのプールの愛称の募集があり、近くに住んでいることもあって、応募したことがある。「くじらのお海」を捻りだしたけれど、決まったのは「チャプチャプ広場」であった。団地から離れた後、ツインキャップの運動施設も建ち、スタンプの図柄になっている。

その昔 くじらのお海 応募名

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