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2022年01月31日

北海道新聞コラムに取り上げられた命名パンダ

曄友(イエヨウ)と 名付けしパンダ 雪空(そら)に貼り

 新聞の切り)抜きをスキャナーで取り込みデジタル化する作業を続けている。北海道新聞の「卓上四季」に成都パンダ繁育研究基地で生まれ、命名権を買い取り「曄友(イエヨウ)」と名付けたパンダが引用されている。曄友のカレンダーも制作した。(空撮2022・1・31)



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今日(1月31日)の一枚

睦月末 愛妻の日と 新知見

 新聞のコラムを読んで1月31日の今日は“愛妻の日”と知る。1(月)を英語のI(愛)として31(日)を“さい(妻)”と読ませる。贈り物を買わせる商魂が考え出したか。空撮写真の自家製カレンダーの1月と2月を今朝の雪降りの空に置く。


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2022年01月30日

今日(1月30日)の一枚

街の鳥 スズメ、ヒヨドリ ツグミかな

 雲間からの日の出を空撮。空撮後野鳥を求めて家の近くを歩く。ヒヨドリ、スズメが目に留まる。スズメは季節を問わず街の鳥で、ヒヨドリもこの時季には街の鳥といってもよい。ツグミを見かける。ツグミを見ると春が近づいている感じがする。


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2022年01月29日

今日(1月29日・その2)の一枚

切手になり 何処に飛び行く エゾライチョウ
 
 注文していたオリジナル切手が届く。デザインは撮影したエゾライチョウの写真から取っている。この写真は気に入っており、これまでにも爪句集の表紙、コースターのレーザー彫刻等にも使用している。風景印の収集にも利用しようと考えている。
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今日(1月29日)の一枚

深雪に スノーシュー履き 撮る猿蛇(えんだ)

 今冬は庭に野鳥がやって来ない。どうしてなのかわからない。かろうじてシジュウカラを散歩道の餌箱の近くで見つける。久しぶりにスノーシューを履いて近くの山道を歩く。野鳥が撮れなかったのでオニグルミの冬芽の猿面や蛇のような蔦を撮る。


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2022年01月28日

今日(1月28日・その2)の一枚

期待する 記事掲載時 感染減

 道新朝刊に道内感染最多2856人の見出し記事が出る。札幌は1590人。記事を読んで道新本社に爪句集の取材を受けるため、これまで出版した49巻を背負って行き、あれこれ話した後に写真撮影となる。記事が出る頃感染のピークアウトを期待する。


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2023年6月に事業終了となったfind-h

取材受け パノラマ写真 技(わざ)披露

 北海道新聞社が運営するクラウドファンディングfind-hで爪句集第50集出版と寄贈の支援者を公募中で、関連取材が新聞社内で行われた。パノラマ写真を撮り左からfind-hの惣田浩氏、デザイナー中島和哉氏、コピーライター佐々木美和さんが写る。(パノラマ写真2022・1・28)


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(画像クリックでパノラマ写真)
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2022年01月27日

今日(1月27日)の一枚

コロナ禍や 校正合わせ オンライン

 コロナ禍で生活のスタイルが変わる影響は筆者にも及んでいる。以前、爪句集の出版では校正を持って印刷会社まで行き打ち合わせをしていたものが、オンライン利用に切り換えている。午前中爪句集第50集の再校打ち合わせをオンラインで行う。


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2022年01月26日

今日(1月26日)の一枚

爪句集 暦に並び 50巻

 爪句集第50集の再校が届き、表紙の表裏を確認。先に制作した景観カレンダーの余白に出版した爪句集の第1集から第50集の表紙を並べた。カレンダー印刷時には第49集と第50集は出版されていなかったのでカレンダーにはダミー表紙を印刷した。


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使う機会のなかった「知識情報処理研究振興会」印

会印や 使う事なく 眠りたり

 「知識情報処理研究振興会」を立ち上げ会誌「いんふぉうぇいぶ」を発行していた時代があった。会誌は1984年3月の創刊号から1995年4月の通巻45号まで続き毎号の巻頭言を書いた。立派な印材に彫られた会印も残っていて、創刊号の表紙に押してみる。(空撮2022・1・26)


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2022年01月25日

悩ましいサイン本の処理

古本や 処分できずに サインかな

 終活で本や資料の断捨離をしようと思っていて少しは手をつけるけれど進まない。著者のサイン入り本になると古本屋に売るのも捨てるのも躊躇する。ノーベル物理学受章者の江崎玲於奈博士のサイン本は値打ち物だと考えると益々処分できない。


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2022年01月24日

昔の印刷方法で使われた年賀状印刷用鉛版

鉛板(えんばん)や 四十年(よそとせ)後に 廃棄かな

 年賀状に自分のスケッチを印刷し始めたのが1979年からで新聞掲載のスケッチを選んだ。印刷会社にスケッチを渡すとこれから鉛版が製作されて印刷が行われる。印刷が終わった鉛版を記念用に取っておいたものを40年以上経って廃棄処分にする。(空撮2022・1・24)


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今日(1月24日)の一枚

市長打つ これは博打か 仮想財

 道新朝刊に米ニューヨーク市長が就任後初の給料をビットコイン等暗号資産に変換して受け取るとの記事が目に留まる。本日のビットコインの相場のチャートを見ると1年間で1BTCが400万円の変動。市長が給料を博打に注ぎ込んでいるみたいだ。


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2022年01月23日

今日(1月23日・その2)の一枚

閉鎖危機 からまつの湯や 記録見る

 道新朝刊に、中標津の秘湯「からまつの湯」で利用者の転落事故があり、やけど後に死亡した記事が載る。国有林内の管理があいまいな“野湯”で閉鎖の危機にある。この秘湯は2014年1月に訪れ、F氏とW氏の入浴時のパノラマ写真を撮っている。(空撮写真のQRコードを読み込むとブログ記事http://hikyou.sakura.ne.jp/v2/2014/01/127_8.htmlにあるパノラマ写真が見られます。)


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今日(1月23日)の一枚

紙面記事 歴史固定し サッポロバレー

 昨日に続いて道新朝刊に福岡経済の好調と比較してサッポロバレーの歴史を振り返る記事が出る。本庄彩芳記者が取材し1月に同紙のカメラマンが北大工学部の前で撮った自分の写真も載る。北大退職間際に出版した自費出版本と中の図表を見返す。


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2022年01月22日

久しぶりに受けた新聞インタビュー記事

サッポロバレー 記事に見つけて 著作貼る

 道新朝刊に本庄彩芳記者の札幌と福岡の経済比較論考の記事が出る。同記者にサッポロバレー勃興当時の状況に関しインタビューを受け、北大に写真を撮りに行っていたので興味深く読む。サッポロバレーを取り上げた著作を本日の空撮写真に貼る。


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2022年01月21日

レーダー研究の話で思い出す若かりし頃の研究

懐かしき 電波と音波 ホログラフィ

 筆者の研究は目に見えない電波や音波を使って物を見る「電波・音波ホログラフィの研究」で博士論文の題目でもある。昨夕沖縄大学工学部の藤井智史教授のオンライン講義を聴き、若かりし頃の研究を思い出す。著した専門書の口絵の写真を見る。(空撮2022・1・21)


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2022年01月20日

今日(1月20日)の一枚

懐かしき 研究用語 波動かな

 今年最初のオンライン勉強会は琉球大学工学部の藤井智史教授が講師で「短波海洋レーダの技術と応用」のテーマの講義となる。この方面の国際的研究の紹介もあり、海洋国家日本としてはこの分野の研究をさらに前進させて行く必要ありと感じた。
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1道都の玄関口の札幌駅

 島式ホーム5面10線に副本線1本を加えた、道都の玄関口の威容を誇る駅である。特急から普通列車まで、ほとんどがこの駅から出発し、終着している。特別仕立ての「旭山動物園号」が停車していて、トワイライトエクスプレス号やカシオペア号などと同様、カメラの被写体になっている。駅西側コンコースの安田侃の「妙夢」と題された彫刻を始め、本郷新、流政之らの彫刻家の作品が駅舎の内外に設置され、ギャラリーの様相を呈している。

特急で 客と動物 運びたり


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(パノラマ写真)

石彫が 駅舎で構え 客に見え


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(パノラマ写真)

追記:札幌駅から千歳線、日高本線、苫小牧駅から長万部駅までの室蘭本線、長万部駅から小樽駅までの約100駅の爪句と一部パノラマ写真の駅巡りの原稿書きは、今回の札幌駅で完結である。原稿整理を行って「爪句@北海道の駅ー道南編1」として出版の予定である。出版の時期は7月22日(月)~27日(土)に札幌時計台ギャラリーで開催予定の「北海道の駅パノラマ写真展」グループ展に合わせ、会場で販売する予定である。出版費用の1/30でも回収できれば大成功だと思っている。しかし、展覧会の会場費が出版費用の2/5ほどもかかるので、確たる目的がなく、素人が会場を借りて展覧会をするのは大いなる無駄といえば無駄である。まあ、今回の写真展にはF工業というスポンサーがついているので、会場費に頭を悩ませることはない。

追記2:爪句集の第9集は「爪句@北海道の駅ー道央冬編」で約100駅を採り上げている。今回出版を予定している爪句集とは千歳線の区間だけが重複している。この爪句集ご希望の方に定価でお売りします。注文いただければ郵送します(注文ってどうやってするのか、というご質問には、注文自体が皆無だと思われるので特に書きません。ただ在庫があるのだという意味で書いています。悪しからず)。

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2 SLが見られる苗穂駅

 札幌駅の東隣駅で線路名称上の千歳線の起点駅である。しかし、隣駅の白石駅が実質千歳線の起点駅とされている。車窓からはJR北海道苗穂工場や苗穂運転所に待機している種々の列車を見ることができる。時にはSLが煙を吐きながら走っているのを写真に納める機会が得られたりする。駅舎は木造の年季ものである。駅舎の壁に萩原朔太郎の「ふらんすへ行きたしと思えども ふらんすはあまりに遠し」で始まる「旅上」の詩の看板が見える。

車窓から SL撮りて 苗穂駅

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旅記憶 ふらんす国が 駅舎壁


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(パノラマ写真)
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3新しくなった白石駅

 白石駅は函館本線が所属線であり、千歳線の終点(始点)駅となっている。しかし、札幌駅での乗降客にとってみれば白石駅は単なる通過駅で、ここで両線の乗り換えをすることはほとんどない。以前はカートレインの運行駅であったが、現在は運行停止で設備も解体されている。2011年に駅舎が新しくなり、洒落た駅舎が姿を現している。跨線橋の歩行者連絡通路があり、改札口の反対側のガラス窓越しに駅構内の線路を見下ろすことができる。

黒き壁 洒落たコラボの 赤レンガ


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(パノラマ写真)

橋上で 視界広がる 新駅舎


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(パノラマ写真)
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4長い人道橋のある平和駅

 平和駅には長い線路を跨ぐ橋がある。平和駅のものは線路で分断された白石区の北郷地区と平和地区の間の人の往来に利用されているので、駅ホームをつなぐ跨線橋ではなく、これは人道橋である。柏山人道橋の名前がついていて長さは300 mはあり、ウォーキングコースに利用している住民を見かける。島式のホームを持つ駅で、函館本線が通過するがこの駅では停まらない。人道橋の平和側出入り口には北海道ノーモアヒバクシャ会館がある。

出現の 運動場は 鉄路上


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(パノラマ写真)

ホームから 長さ目測 人道橋


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(パノラマ写真)
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5ビルの壁に囲まれた新札幌駅

 札幌の副都心の位置づけにある新札幌の玄関口の駅にしては、両面をビルの壁に囲まれた相対式2面2線のホームで、ホームも充分な長さがない。駅の改札口が商業施設アークシティデュオの中にあるため、駅舎といったまとまった建屋が見えるようにはなっていない。乗降客は多く、札幌、手稲に次いで3番目にランクされている。ほぼ全部の列車が停まる駅である。特急のFURICO列車が停まっているところをパノラマ写真に収めてみた。

副都心 ビルに囲まれ ホームあり


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(パノラマ写真)

窮屈に 振り子(FURICO)特急 停車なり


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(パノラマ写真)
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6札幌の南端駅の上野幌駅

 札幌市と北広島市の市境界が野津幌川の旧河川に沿って定められて、この辺りの両市の境界は入り組んでいる。その北広島側に飛び出したような札幌市の土地に駅がある。駅舎はプレハブ小屋のようでも有人駅であり、乗降客は日大の中・高校の生徒を中心にして多い。駅周辺には駐車場、駐輪場があり、駅からは車や自転車を利用しているのが見てとれる。しかし、冬場は寂寞としていて、客のいないホームに立つと、大都会の端の感が強い。

駅員に 清掃員居 市境駅

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大都会 南端駅は 雪化粧


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(パノラマ写真)
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7アトリウムのある北広島駅

 駅名は北広島市の前身の広島村の頃から北広島駅であったと知ると少々驚きである。北広島市のマスコットキャラクターがエルフィン(妖精)で、駅舎はエルフィンパーク交流広場と銘打たれたアトリウムと一体になっている。アトリウム内は自転車を押して渡れる。橋上駅で島式ホームの2面4線がある。札幌市のベッドタウンの性格があり、札幌市への通勤客がよく利用する。快速が停まるので快速と普通列車の乗り換え客も利用する駅である。

妖精が 棲み付く広場 駅舎なり


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(パノラマ写真)

ホーム客 少なきを見て 写真撮り


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(パノラマ写真)
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8島松駅逓所を連想する島松駅

 島松の名前を聞くと、明治の島松駅逓所が思い出される。クラーク博士が教頭を勤めた札幌農学校の関係者と別れた場所であり、この縁で駅逓所の史跡のある北広島市のカントリーサインにはクラーク博士が描かれている。現在の島松駅は恵庭市にあり、有人駅である。かつては日本石油札幌油槽所や陸上自衛隊島松駐屯地へ続く専用線のあった駅で、広い構内にその名残がある。歩行者用の構内を横切る跨線橋があり、その入口が駅舎横にある。

島松の 名の連想は 駅逓所

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跨線橋 口開け控え 駅舎横


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(パノラマ写真)
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9花のイメージから遠い恵み野駅

 千歳線は恵み野駅付近では南北に延びている。駅の東側には1980年代に開発されたニュータウンがあるので、ここの住民も利用する駅である。駅の東口にはイトーヨーカ堂があり、ホームからも見える。近年恵み野は個人の住宅でのガーデニングが知られるようになって来て、見学ツアーの企画が組まれたりする。そのイメージがあって駅ホームに立つと、都市の味気のない風景である。橋上駅舎で、花の恵み野を売り込もうしている様子が見える。

降り立てば 花無きホーム 花の町


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早々と 開花宣言 卯月入り


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10快速の停まる恵庭駅

 恵庭駅は札幌駅と新千歳空港駅間で運行される快速エアポートが停車する。このため恵庭駅に寄り道でパノラマ写真を撮る。恵庭駅は橋上駅なのでホームから見上げた部分に駅舎がある。西口に商店街があり、東口が新しく整備され、えにわ病院の建物等が建つ。東口の駅前歩道に「すずらんに寄せて」と題された山本正道の少女のブロンズ像がある。なお、スズランは恵庭市の花である。同市の木はイチイ(オンコ)で市の鳥はカワセミである。

快速の 停まる駅降り 写真撮り


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(パノラマ写真)

スズランに 寄せる像あり 恵庭駅


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(パノラマ写真)
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11企業名の付いたサッポロビール庭園駅

 企業名(商品名でもある)が駅名になったのは珍しいケースである。サッポロビールの工場は、元は札幌市内にあったのが恵庭市に移転し、そのビール工場の近くに1990年に開業した駅である。駅近くに送配電の設備があって、これが邪魔して駅ホームから工場は良くは見えない。島式の2面のホームで4線あり、ホーム間に屋根付きの跨線橋がある。しかし、駅舎はない。雪の季節は寒々としているが、緑の季節はビールを飲みに降りたくなる。

駅名標 仮名文字見えて 企業名


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(平面パノラマ写真)

駅名を 聞いて手を出す 缶ビール


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(パノラマ写真)
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12読みのわからない長都駅

 駅名はアイヌ語の「オ・サッ・ナイ(川下の乾いている川)」が語源である。長(オサ)は読めるとしても都(ツ)の読み方はほとんど耳にしないので、この地名は難読の部類に入れてもよさそうだ。相対式ホーム2面に2線がある。「おさつスカイロード」と名づけられた、駅の東西をつなぐ透明のフードのある自由歩道が設けられ、駅の特徴となっている。3月も終わろうとしているのに、駅舎の前の広場は雪が残り、立木には緑が戻っていなかった。

都(つ)の読みを 駅名で知り 長都駅


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(パノラマ写真)

フード内 パノラマ撮は 苦心なり


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(パノラマ写真)
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13高架が目立つ千歳駅

 駅としては千歳駅が本店、南千歳駅は支店みたいな関係だろうと思っていたら、今や新千歳空港駅への接続の関係で、特急は千歳駅には停まらず南千歳駅に停車する。こうなると本店、支店が逆転してしまったみたいである。高架の駅で駅舎は1Fにあるけれど、ホームは3Fにある。島式ホームが2面で4線がある。駅の見える駅前の通りに渡辺淳一の「北国通信」の一節とSLの絵の大きな看板があり、ベゴニアの植え込みが彩りを添えている。

高架駅 停車列車が 肩並べ


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(パノラマ写真)

SLも ベゴニアも見え 千歳駅


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(パノラマ写真)
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14 0キロ標のある南千歳駅

 南千歳駅は二つの線路が分岐する駅である。一つは石勝線で、この駅から新得駅までの路線である。駅ホームには北海道の形を象った黒御影石の「0キロ標」が置かれている。南千歳駅と新得駅を結ぶ線路も描かれ、営業キロの132.4 KMの文字も刻まれている。もう一つの分岐は新千歳空港駅へのものである。2路線の分岐駅であるため、南千歳駅で待つ客もいて、駅ホームにはガラス張りの待合室がある。ここから駐機する航空機が見える。

0キロ標 見る客もなく 石勝線


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(パノラマ写真)

駐機する 飛行機眺め サンルーム


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(パノラマ写真)
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15地下駅の新千歳空港駅

 南千歳駅から新千歳空港への分岐線は1区間で終着駅となる。空港内駅なので、地下に駅がある。札幌-羽田を結ぶドル箱路線のターミナルで、快速エアポート号が大量の空の客を地上で運ぶ。膨大な数の客に対応して空港施設や売店が並んでいる。札幌や北海道観光の拠点であり、札幌が生み出したボーかロイドのキャラクター「初音ミク」やその妹にあたる札幌雪まつりのキャラクター「雪ミク」が展示され、期間中熱狂的ファンが訪れる。

客の足 エアポート号 待機なり


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(パノラマ写真)

初音ミク 空港広場 客迎え


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(パノラマ写真)
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16秘境駅の雰囲気の美々駅

 美々の地名はアイヌ語の「ペッ・ペッ(川の集まるところ)」が鈍ったものに漢字を当てはめた説があるけれど、説得力が無い。しかし、良い名前ではある。普通列車にもよく通過され、千歳線の秘境駅の地位を保っているようである。駅の周囲には何もないといってよく、駅前に車が停まっているのが意外だった。車の持ち主はこの秘境風駅の写真を撮りに来た人のものであった。近くを国道36号が走るので、車で駅へのアクセスは容易である。

美々の文字 駅舎にありて 美を探し


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(パノラマ写真)

秘境駅 降り立ちて見る 弥生末


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(パノラマ写真)
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17跨線橋が目立つ植苗駅

 駅の所在地は苫小牧市字植苗で、ラムサール条約登録湿地のウトナイ湖が近くにある。アイヌ語の「ウェン・ナイ(悪い川)」が語源と聞くと、語源と当てはめた漢字とのイメージの落差が大きい。乗降客の少なそうな無人駅にしては2面2線で、ホーム間をつなぐ大きな跨線橋がある。車窓から撮る雪の季節の駅周辺の景観は、これぞ北海道の冬景色である。雪解けが始まると北に渡る白鳥の編隊飛行が見られ、線路沿いの畑に休む姿も見かける。

これがまあ 北海道なり 冬景色


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渡り鳥 パノラマ撮に 姿消し


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(パノラマ写真)
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18分岐駅の沼ノ端駅

 苫小牧市にある沼ノ端駅は千歳線と室蘭本線の分岐駅となっている。行き先駅の表示板には隣駅苫小牧と反対方向の隣駅として室蘭本線の「とあさ(遠浅)」、千歳線の「うえなえ(植苗)」が表記されている。旧駅舎は閉鎖されており、駅舎が無いので、跨線橋が待合室代わりに利用されている。沼ノ端の地名は美々川、勇払川の周辺の湿地帯に大小の沼が点在したことによっている。現在は苫小牧市の近郊として駅周辺に住宅地が広がっている。

隣駅 二つ記されて 分岐駅


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(パノラマ写真)

駅近く 客が住むなり 沼ノ端
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19駅前彫刻のある苫小牧駅

 苫小牧駅は室蘭本線が通過し、一方日高本線の始点駅にもなっている。本線と聞くと、特急や急行が往来しているかと思ってしまう。しかし、そんなことはなく、乗車した岩見沢行きの室蘭本線の普通列車は、一車両のワンマン車である。ワンマンバスと同様に、運転手が運賃精算も行っている。駅の南側広場には、人間環境都市像と銘打たれた木の枝を持つ裸婦像がある。同市に縁の深い王子製紙の寄贈で、「緑の環」の文字が台座に見える。

本線を 一両で行く ワンマン車

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駅の前 掲げる枝で 緑の環


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(パノラマ写真)
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20閑散とした佇まいの勇払駅

 勇払駅は苫小牧工業団地の開発が進めば、団地の拠点駅として賑わうはずであった。しかし、この開発計画は頓挫した状態で、利用客も少なく、駅舎は閉鎖状態にある。駅舎からプラットホームまでは離れていて、ホームの周囲には枯れた雑草の空地が広がっている。駅名標の彼方に煙突が見え、これは海岸に接してある日本製紙の工場のものである。ホームには一部屋根のある部分があり、実質これが待合所の機能を果たしているようである。

苫東の 夢の果たせず 枯れ空地


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(画像クリックでパノラマ写真)

屋根ホーム 駅舎に代わり 待合所
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21車窓から神社の見える浜厚真駅

 浜厚真の駅舎は車掌車を改造している。近くを厚真川が流れ河口に苫小牧港東港があり、火力発電所が彼方に眺められる。国道235号脇でも、周囲に何もないような駅で、ふと駅からの足の確保はどうなるのかと考える。もっとも、駅からの交通機関の接続を考えずにこの駅に降りる客は皆無だろう。列車が浜田浦駅方向に少し進むと車窓に神社の赤い鳥居が見えてくる。浜厚真八幡神社である。1872(明治3)年創基というから古い神社である。

客見えず 国道脇に 貨車駅舎


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(パノラマ写真)

車窓から 鳥居を認め 浜厚真

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22勇払原野の中の浜田浦駅

 むかわ町田浦にある浜田浦駅は、ホームがあるのでかろうじて駅であるとわかる。ホームと並んで、ブロック造りトタン屋根の待合所があり、特に冬場は駅周囲の殺風景を補強している。待合所の窓も入口も風雪を遮るものがなく、小屋の内の土間には雪が吹き込んでいる。駅は勇払原野の中にあり、線路の北側の原野が広がるところは牧草地になっている。季節によっては牧草地に牧草のロールが点在し、その向こうに雑木林が車窓から見える。

鉄路景 雪と枯野の 浜田浦


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(パノラマ写真)

牧草地 駅に接して ロール景


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(平面パノラマ写真)
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23ひらがなと漢字表記のむかわ町鵡川駅

 むかわ町は平成の大合併で、旧鵡川町と旧穂別町が一緒になり生まれた。新しい町になった時、町名の漢字表記をひらがな表記に改めた。駅名の表記は変えず漢字のままである。かつて、この駅から分岐して富内線が延びていた。二面のプラットホームは進行方向にずれ、ホーム間の構内踏切を乗降客が行き来する。駅舎は三角大屋根の立派なものである。特産品のシシャモ(柳葉魚)は「鵡川ししゃも」の商標が登録され、町の魚となっている。

鵡川駅 漢字で残り むかわ町

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構内に 踏み切りのあり 客急ぐ

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ドア開けて 列車待つ間の 撮タイム


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(パノラマ写真)
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24民宿の雰囲気の待合所の汐見駅

 むかわ町汐見一区にある汐見駅は、ホームに屋根のある一見淋しい駅である。待合所は線路を横切る小道の脇にあるブロック造りで、誰が利用するのか、と思えてくる。しかし、この待合所に足を踏み入れると、ソファーが置かれ、整理整頓されている。駅ノートがあり、鉄道ファンがソファーに座って駅ノートを丹念に読んでいる姿が目に浮かぶ。民宿の雰囲気のする待合所で、このような駅を訪ねて歩く鉄道ファンには人気の駅のようである。

淋しくも ホームに屋根の 汐見駅

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民宿の 雰囲気出して 待合所


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(パノラマ写真)
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25沙流川河口に近い富川駅

 富川は沙流川の河口近くに開けた町である。旧門別町に属していて、同町が日高町と合併して現在は日高町富川になっている。駅舎は玄関部分が鋭角の三角屋根で、合掌部分の下に丸太をスライスした材に「とみかわ」の文字の看板がある。鉄道を利用する客は多いようで、車窓からのパノラマ写真には並んで乗り込む乗客の列があった。沙流川の鉄道橋を通過する列車から、並行して走る国道235号の橋が見え、一級河川の沙流川の流れがある。

パノラマに 列車乗り込む 客の列


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(画像クリックで平面パノラマ)

沙流川は 河口近づき 緩(かん)流れ

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26馬のシンボルのある日高門別駅

 旧日高町と旧日高門別町が合併し日高町ができた。平取町を間に挟み、旧町がそれぞれ新区になった飛地の町である。駅は門別区にある。門別競馬場があり馬産地日高の地方競馬場として札幌方面からも競馬ファンを集めている。駅前広場のカリヨンに馬の造形が乗っていて、この町が馬の町であることを教えてくれる。日高本線を走るワンマン列車の愛称は「優駿浪漫号」で、この駅に停車したところを馬の顔のロゴのある車体を写真に収める。

カリヨンに 馬飾り見え 馬産の地


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(パノラマ写真)

停車する 優駿浪漫 馬の顔
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27民営牧場先駆けの地の豊郷駅

  日高町豊郷駅は国道235号のすぐ傍にある。停車した列車のドアから国道が見えている。駅ホームに咲くギボウシの花が目につく。豊郷は北海道初の民営牧場が誕生した地であり、日高における馬産地としての先鞭をつけている。2010年に廃校になった豊郷小学校は110年の歴史を持つというから、早く開けた土地である。しかし、人口減は止まらないようである。秋も深まった頃車窓からこの駅のパノラマ写真を撮る。ギボウシは既に枯れていた。

ギボウシは この地で見れば 馬頭花

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秋深く ギボウシ枯れて 待合所


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(平面パノラマ写真)
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28アニメの背景になった清畠駅

 清畠駅は日高町にあり、同じ町内の豊郷駅と姉妹(兄弟?)関係のような待合室がある。この辺りは海岸沿いに延びる国道235号と海岸に挟まれて線路が続いていて、駅の周囲の様子もどことなく似ている。清畠駅は「Candy boy」というアニメの背景に描き込まれたことがあり、アニメの聖地巡りでわざわざこの駅まで訪ねてくるマニアが居るのをネットで見つけ、これは驚きである。ホームから太平洋を望むことができ、傾いて来た陽の光が弱い。

パノラマで アニメの聖地 撮りて見る


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(平面パノラマ写真)

海原に 面する駅に 陽傾く

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自宅前のマンホール

くたびれた マンホール在り 自宅前

 マンホールの蓋絵を集めた爪句集の印刷の段階で、目次のページが空くというので蓋絵の写真を加える。自宅前に札幌市のマンホールがあり、周囲のアスファルトが傷んでも補修されずに残っている。記録の意味も込めてパノラマ写真に撮っておく。


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29木造で特徴のある厚賀駅舎

 平成18年、旧日高町と門別町が合併して日高町が生まれた。旧門別町には厚別と賀張(がばり)の地名があり、両方の地名から一文字ずつ取って厚賀とした。厚賀駅舎は横板が張られ、玄関の屋根部分がアーチになっている。このアーチと並んで三角の屋根の部分があり、以前この屋根の下に出入り口か何かがあったようだ。生徒と思しき若者がリュックを背負って列車から降り、駅の玄関口に吸い込まれていった。この町に住む若者なのだろう。

厚別と 賀張の境 厚賀なり


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(パノラマ写真)

若者が 吸い込まれ行き 駅舎なり

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30海が迫ってくる大狩部駅

 列車で通過する大狩部駅は、太平洋の波打ち際のほんの少しの空き地にホームがあり、秘境駅の雰囲気を醸し出している。大狩部の波打ち際に続く線路を走行中の運転席の窓越しに眺め、写真を撮ってみると、秘境感が増幅する。しかし、線路と並行して国道235号が走っていて、この国道の下のトンネルの道を通って駅に出るので、見掛けほどの秘境駅でもない。駅の待合所は、何の飾りもないコンクリートブロックで造られた四角の箱である。

線路際 波打ち寄せて 大狩部

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秘境感 強める小屋は 待合所



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(パノラマ写真)
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31単調な景観の節婦駅

 節操を固く守る女性の「節婦」と、駅名の意味上での関係はない。アイヌ語で広いところを意味する「セプ」に漢字を当てはめて地名にしている。灯の点り出した駅ホームに立ってパノラマ撮影を行う。単調な景観の中に線路が延びていて、小奇麗の他には特徴のない駅舎があるだけである。列車に乗り、節婦を過ぎて新冠駅に行く途中の岩壁に馬が疾駆している絵があり、「にいかっぷ」の文字が読める。サラブレッドロードを飾る大壁画である。

灯の点り 単調景観 節婦駅


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(パノラマ写真)

岩壁で 駒の出向かえ 優駿路

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32展望台の見える新冠駅

 「にいかっぷ」を耳にすると英語の「new cup」に漢字を当てたみたいであるけれど、アイヌ語のニカプ(オヒョウダモの皮)が語源である。ステックスタイルを連想させる洒落た駅舎である。駅ホームから高さ36 mの優駿の塔が見える。この展望台に隣接して、新冠町が軽種馬の産地であることを示す道の駅「サラブレッドロード新冠」がある。軽種馬とは無関係なレコードを集め、最高レベルの音響装置を備えたレ・コード館があり面白い。

連想は ステックスタイル 駅舎なり


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(パノラマ写真)

レコードを デザインしたか 展望台

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33優駿のモニュメントのある静内駅

 静内町は2006年に三石町と合併して新ひだか町になった。駅名の方は昔からのもので、日高本線の拠点駅で有人駅である。新しく改築された駅舎には静内町観光情報センターも開設されている。駅前広場には新しい町名の表示と馬のモニュメントがある。同町ではトウショウボーイやオグリキャプといった名馬の産地としても知られている。二十間道路に8kmにわたって植えられた桜並木が有名で、駅のスタンプもこの桜並木のものである。

静内は 旧名残り 駅構内


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(パノラマ写真)

優駿の 里の駅前 馬の像


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(パノラマ写真)
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34海の見える東静内駅

 駅の所在地は新ひだか町東静内で、旧静内町の東に位置していた昔の地名が駅に取り残されている。駅舎は二つの部分で構成され、中央の通路に三角屋根がある。この通路から国道336号とさらにその向こうに海が見えている。線路と平行な国道を東に行けば東静内漁港がある。東に延びる線路は、この駅から山側に入って行くので、列車からは漁港を見ることはできない。列車の窓からカメラを出し、客姿の無い無人駅をパノラマ写真に収める。

駅通路 突き抜いて見て 海のあり


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(パノラマ写真)

車窓から パノラマ撮で 無人駅


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(平面パノラマ写真)
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35小奇麗な春立駅舎

 春立の名前の由来についての知識はないけれど、地名としては響きが良い。春立の駅を通過するのが春であると名前と呼応して良かったのだが、実際この駅を列車で通過しながら写真を撮ったには夏である。新しい駅舎のようである。雨風を凌ぐ機能一本槍の貨車駅舎に対して、この駅舎は内で休んでみたくなる雰囲気で、地域の住民が駅舎の手入れを怠らないようである。犬を連れた人が駅舎横で、丁度通り過ぎるワンマンカーを眺めている。

春立を 夏の終わりに 通り過ぎ

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ワンマンカー 犬も見送り 駅舎横

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36吹き曝しの日高東別駅待合所

 山が太平洋に迫っている日高本線は、海岸沿いの町から町への線路が海岸を離れて内陸部を通過するところがある。海の近くの春立駅からやはり海に面した町にある日高三石駅の途中の日高東別駅は内陸の牧草地の中にある。駅の近くには商店や住宅があり、集落が形成されている。駅の待合所はドアの無い入り口が二つのブロック造りで、駅ホームでカメラを構えてパノラマ写真を撮ってみる。待合所に客が座っているのを想像するのが難しい。

停車する 日高東別 人家あり
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ここで待つ 客の居るかと 待合所


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(パノラマ写真)
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37昆布巻きに見える日高三石駅舎

 合併で新ひだか町になった旧三石町は昆布が特産で、三石昆布のブランド名で知られている。みついし昆布温泉もあり、温泉まで昆布名が冠せられている。駅舎は焦げ茶色の横板を張り合わせた木造で、昆布を並べて壁にしたデザインに見える。この建物は新ひだか町の施設「ふれあいサテライトみついし」と同居している。日高三石駅を出て東に走る列車の窓に昆布の採れる海が見えてくる。海が束の間見えてから、線路は内陸に方向を転じる。

ブランドの 昆布巻きデザイン 駅建屋

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三石や 束の間見える 昆布の海

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校正作業を変えてしまったコロナ禍の猛威

校正や コロナ禍猛威 横目で見

 朝刊に北海道のコロナウイルス感染者が初めて千人を超し、道がまん延防止を政府に要請検討中の記事が出る。この感染急拡大は恐ろしい。爪句集第50集の初校の校正を行っていて、打ち合わせはオンラインで行う予定。低調なCFのHPを確認する。


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38蓬莱岩が見える蓬栄駅

 蓬栄駅は新ひだか町三石蓬栄にあり、牧草地や畑地に囲まれている。駅名は旧三石町にある蓬莱岩から一文字を採っている。ホームの端を下りた道路と同じレベルのところに待合所がある。待合所の近くに自転車が並んでいるので、ここまで自転車で来て列車を利用する客がいるようだ。雪の季節には駐輪場所には自転車はなかった。駅ホームからパノラマ写真を撮っていると丁度列車が到着した。列車の先には蓬莱岩の岩塊が黒く写っている。

自転車は 客の足なり 待合所

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列車先 塊影(かいえい)見えて 蓬莱岩


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(パノラマ写真)
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39列車交換が見られる本桐駅

 単線の線路では、長い線路区間で上りと下りの列車をどこかの駅で交差させる必要がある。そのためには駅構内に上り下り用の線路を設けておく必要があり、新ひだか町三石本桐にある本桐駅はそのような構造になっている。この駅では列車交換のため下りの列車が上りの列車を待っていて、待ち時間に客が島式のプラットホームに出て写真などを撮っている。無人駅の駅舎は赤いトタン屋根で、屋根に横棒が置かれていて簡易雪止めなのだろう。

単線を 使う工夫の 島ホーム


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(平面パノラマ写真)

身構えて 狙う獲物は 列車なり

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40車窓に牧場を見て着く荻伏駅

 荻伏駅は浦河町荻伏にある。駅舎は貨車駅舎で、線路側から見える駅舎の壁には太平洋に沈む夕日が描かれている。反対側の壁は大空に飛ぶ気球である。荻伏地区は牧場地帯で、北海道開拓に貢献した開拓団体「赤心社」の馬産事業を受け継いだ荻伏牧場があった。三冠馬「シンザン」が生まれた牧場で、その後幾多の名馬を輩出したが、1990年代半ばで牧場は倒産した。その後を継いだ軽種馬生産の牧場が車窓から見え、優駿の里は健在である。

落日が 写真に写り 駅舎壁


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(平面パノラマ写真)

シンザンの 生まれ故郷を 目に捉え

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41牧場の中にある絵笛駅

 駅名標には「えふえ」とある。しかし、「えぶえ」と呼んでいた記憶がある。名前の由来がアイヌ語で小山を意味する「エブイ」にあるので、「えぶえ」の発音が元の地名により近い。駅ホームと申し訳程度の小屋の待合室が牧場の中にある。雪の絵笛駅のパノラマ写真を撮ると、馬の姿が写っている。駅周辺が緑になる頃、生まれて間もない仔馬が親馬と一緒に草地でくつろいでいる。仔馬には、やがて競走馬として疾走する運命が待ち構えている。

線路脇 馬影のありて 絵笛駅


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(パノラマ写真)

車窓外 くつろぐ姿 親子馬

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42波しぶきの消えた浦河駅

 昔、浦河町の駅は、コンクリートの防波堤で線路と駅舎が太平洋の寄せる荒波から守られていた。風が強いと、波しぶきが駅構内まで飛んできた。今は、海岸の埋立てが進んで、昔砂浜と海だったところに国道235号が線路と並行に延び、駅舎は波しぶきの洗礼から免れている。半世紀以上前同町の堺町に住んでいて、堺町から東町の高校に自転車で通う道は駅前の道しかなかった。この道は、今は旧道となり、昔の面影を保って取り残されている。

荒海の 視界から消え 懐古駅


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(パノラマ写真)

半世紀 広場風景 残りたり


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(パノラマ写真)
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43高校生の利用する東町駅

 東町駅は近くに浦河高校があるので生徒の利用する駅である。半世紀以上もの昔、堺町から同校に自転車通学の毎日だった頃この駅はなかった。今は、夏休みの土曜日であるけれど、女子生徒風の客が駅ホームを歩いて行く。ホームの端から浦河町赤十字病院が見え、その建物を撮ると監視ミラーに民家風のこげ茶色の壁の駅舎が写っている。監視ミラーに写っている線路は、東に行くとすぐに海の見えるところに出て、隣駅日高幌別駅につながる。

高校の 女子生徒かな 夏休み

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監視ミラー 駅舎を映し 東町

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44馬の頭が見下ろす日高幌別駅

 日高幌別川に沿って開けたところに軽種馬の牧場が境界を接している。日高種畜牧場や日本中央競馬会日高牧場もある。駅の近くには馬事資料館があり、入口の「優駿の門」が車窓から見える。この地区の特色を表そうとして、日高幌別駅舎には国道336号に面した正面側に馬の首の飾りが取り付けられ、客を迎えている。駅舎は鋭角の三角屋根が壁や屋根に取り付けられていて、洒落たデザインである。列車の窓からパノラマ写真撮影である。

馬産地で 客を迎える 馬頭かな


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(パノラマ写真)

車窓から 撮り張り合わせ 駅景観


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(平面パノラマ写真)
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45鮮度の落ちたタコの鵜苫駅

 漢字表記の鵜苫は意味不明である。北海道の地名の多くは、元々はアイヌ語が語源で、それに漢字を当てはめている。鵜苫はアイヌ語の「ウトマム・ペッ」(抱き合う川)が基になっている。しかし、どうしてこの漢字を当てはめたのだろうか。車掌車改造駅舎が置かれ、正面側には鮮度の落ちたタコやカニが描かれている。ホーム側は海中の絵である。駅の傍の国道を横切れば海につながる。親子岩と呼ばれる名物岩礁が束の間車窓から見える。

客のなく 駅舎のタコも 鮮度落ち


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(パノラマ写真)

貨車駅舎 壁見てそこは 海の中

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46貯木場内にある西様似駅

 海岸近くにある鵜苫駅から西様似に向かう線路は、内陸の方に方向を転ずる。西様似駅は貯木場内に駅がある。かつてこの駅付近まで森林鉄道が来ていた時代があり、木材の集積と運搬の名残があるようだ。しかし、現在この駅には貨物列車は来ないので、駅付近に積み上げられた木材はトラック輸送に頼るのだろう。この駅から海岸に出ると、丁度親子岩が目の前に現われ、貨車駅舎の壁に海に浮かぶ親子岩と海原を飛ぶカモメが描かれている。

丸太木が 列車待ち客 西様似


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(パノラマ写真)

カモメ飛ぶ 駅舎の壁に 親子岩

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47日高本線終着の様似駅

 日高本線が終わる様似駅は鉄道ファンが訪れる駅で、土日にはそれとわかるカメラを持った客が駅を降りて行く。晴れているとこの駅からのアポイ岳の眺望がすばらしい。標高は810.5 mで高い山とはいえないけれど、海岸に近く珍しい高山植物で知られている。駅前広場に「アポイの樹風呼ぶまち」の看板のある小プロムナードがあり、線路の先端が見える。この駅に短時間停車したワンマンカーはトンボ返りの鉄道ファンを乗せて戻っていく。

この先は 線路途切れて 様似駅


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(パノラマ写真)

師走入り 雪化粧なり アポイ岳


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(パノラマ写真)
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48生徒で賑わう青葉駅

 青葉駅は対面式のホームがあり、ホーム間の往来は地下道を利用する。線路の北側は苫小牧市花園町、南側が青葉町で町の名前が駅名になっている。駅の近くの青葉町に苫小牧西高校があり、生徒の利用する駅で、登下校時には狭いホームが混雑する。駅舎が無く、自動改札機もないので、上りの列車を降りてホームの階段を下ると、高層住宅の横の道に出る。駅名の読みが記された縦長の駅名標を探しても、これを見つけることができなかった。

登下校 賑わいのあり 青葉駅

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「あおば」文字 探すも無くて 駅名標


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(パノラマ写真)
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49何も無い駅前広場の糸井駅

 駅の前身は小糸魚(こいとい)信号所で、駅昇格時に現在の駅名になる。同駅の写真撮影のため、苫小牧の青葉駅から線路に沿って2 km ほどの道を歩いてみる。ホームしかない青葉駅で、糸井駅の駅舎は期待していなかった。しかし、格子の上げ下げ窓のある予想外に見栄えの良い駅舎がある。対面式のホームをつなぐ跨線橋もある。線路の南側の大きな建物は駐車場のようで、建物に沿ったホームを、人目を惹くストッキング客が歩いている。

何も無く 駅前広く 糸井駅


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(パノラマ写真)

上る客 抜ける客あり 跨線橋

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2022年01月19日

今日(1月19日・その2)の一枚

お年玉 当たり年なり 虎十頭

 年賀ハガキのお年玉の当たり番号を新聞発表で見落としていたらしいのでネットで検索する。今年はお年玉切手が5枚当たる。昨年のブログ記事では2枚とあるから当たり年である。郵便局の帰り道、畑の雪原でトイドローンを飛ばし空撮を行う。


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今日(1月19日)の一枚

日の出時 氷花の見えて 風除室

 久しぶりに陽の形がはっきりした日の出を見て空撮。日の出時刻はそろそろ6時台に入ろうとしている。昨日完成した玄関の風除室で日の出を見る。風除室のガラス窓に氷の花が咲いている。ペアガラスの室内では見られない氷の花が楽しめそう。


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2022年01月18日

50小奇麗な駅舎の錦岡駅

 錦岡駅は東隣の糸井駅から約5 Kmのところにある。糸井駅から線路と並行している国道36号を錦岡駅まで歩いてみる。途中カモメの群れる小糸魚川を横切る。川の名前が糸井駅の旧名である。国道から錦岡駅が見えても線路の北側にある駅舎に行くには大きく回り道しなければない。無人駅の駅舎は少し高いところにあり、駅舎の擁壁に児童による原画と思われるタイル画がある。ずれた対面式ホームで上り列車には跨線橋を渡って乗り込む。

洒落駅舎 客の待ち居て 錦岡


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(パノラマ写真)

歩き来て 駅で乗り込む ワンマンカー

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51樽前山と牧場が見える社台駅周辺

 地図の上で室蘭本線の社台駅から沼ノ端駅まで定規を当てると、定規の線と線路が一致する。その距離は28 kmを超していても、列車に乗っていては直線の実感は湧かない。社台駅は島ホームでホームの両側に線路がある。ホームと駅舎の間には跨線橋がある。社台駅の周辺には、社台牧場を始めとして牧場が広がり、厩舎や放牧されている馬が目に入る。樽前山が季節毎の顔を見せ、師走に入ればその雪で覆われ白くなった山頂が車窓に流れる。

ここからは 直線線路 社台駅


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(平面パノラマ写真)

紅白は 雪の樽前 厩舎屋根

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52洒落た建物の白老駅

 白老はアイヌ語の「シラウオイ」(アブの多い場所)が語源である。アイヌ民族の大集落があった土地で、早くから開けていた。しかし、農業、漁業は特筆するものがなく、日本製紙(旧大昭和製紙)と白老ファームが知られる程度である。白老駅舎は線路側から見ると赤い大屋根で、正面広場の方に回ると三角屋根が三つの格子窓の洒落た建物である。人影のない駅前広場でパノラマ写真を撮っていると、猫が一匹歩道に居て動く気配が無かった。

駅長が 大屋根の下 見張るなり
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置物か 動かぬ猫が 駅歩道


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53往時を偲ばせる広い構内の萩野駅

 北海道では、アイヌ語の地名に漢字を当てはめて地名や駅名にしたものが多いなかで、萩野は日本語の地名である。これは明治天皇が北海道巡幸時にこの地で萩の花を愛で、これが地名になったと言われている。平屋の長い駅舎があるけれど、無人駅となっては使い道がないようである。ホームは島式のものが二面あり、跨線橋がある。使われているとは思われない線路もあり、かつての貨物輸送の大動脈の拠点駅の名残を感じさせてくれる。

珍しき 日本語地名 萩野駅


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(パノラマ写真)

広き駅 輸送盛時の 名残なり


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(パノラマ写真)
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54製紙工場お抱えの北吉原駅

 北吉原駅は日本製紙(旧大昭和製紙)のお抱え駅とでも言える。大昭和製紙の従業員の通勤用に同社の全額負担で建設された駅で、現在も工場関係者が利用する。駅名も同社創業の地の静岡県吉原市(現富士市)に因んだ命名である。車窓から製紙工場の建屋と大きな煙突が見える。駅に降りホームでパノラマ写真を撮ると、遠ざかる列車が写っている。跨線橋に無人の駅舎があり、メンテナンスが良く行われていないせいか寂れた雰囲気である。

煙突が 駅の生い立ち 語るなり

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遠ざかる 列車の上に 侘び駅舎


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(パノラマ写真)
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55根曲がり竹に由来の竹浦駅

 山菜にネマガリダケ(根曲竹)というのがある。学名は千島笹である。竹浦の地名の竹はこのネマガリダケで、かつて駅のある地区で生産されていた。現在は駅周辺には自生していない。海の傍の地区なので、浦の字が付けられている。竹浦名になる前の駅名は敷生(しきふ)で、この駅から敷生鉱山まで専用線が敷かれていた。2面のホームがあり、ホーム間の移動は跨線橋を使う。駅舎の壁に仮名の筆文字の駅名板が掲げられていて、目を惹く。

山菜が 地名に採られ 竹の浦

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日短く 駅舎を撮りて 長き影


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(平面パノラマ写真)
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56イタドリに因んだ虎杖浜駅

 駅名は馴染みのない漢字で、アイヌ語に音で漢字を当てはめたものだろうと漠然と思っていた。しかし、調べてみると「虎杖」はイタドリの漢字名である。別名スカンポ、ドングイと呼ばれている茎が空洞で節のある植物である。虎杖浜はイタドリが多く生える浜の意味が地名になった。相対ホーム2面2線があり、ホーム間は跨線橋で行き来する。駅舎は通路を取り込んだ特長のあるもので、車窓からでも駅舎のガラス窓を通して内部が見える。

イタドリの 漢名音読み 虎杖浜

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西日差す 駅舎内見え 花飾り


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(平面パノラマ写真)
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57トワイライトエクスプレスの停車する登別駅

 登別駅にトワイライトエクスプレス号が停車している。札幌-大阪の約1500 kmをつなぐ日本一の長距離旅客列車で、運行の鉄道会社は北海道、東日本、西日本の3社にまたがる。この長い列車が停車中は島式のホームから見る駅舎は完全に隠れてしまう。駅は登別温泉の最寄駅で、特急列車も停車する。駅舎のホーム側の出入り口に「ようこそ登別へ」の文字と赤鬼の絵が描かれている。鬼のキャラクターで温泉の地獄谷を連想させている。

ホームには 薄明急行 登別


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(パノラマ写真)

駅頭で 鬼の出向かえ 温泉郷

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58蘭法華(らんぼっけ)岬の見える富浦駅

 富浦という地名は多いらしい。北海道では登別市と函館市に富浦町がある。登別市の富浦駅は海岸の傍にあり、新旧の国道36号に挟まれている。対面式のホームで構内踏み切りのところに小さな待合所がある。冬の期間はほとんど乗降客が居ないような駅であるけれど、夏場には客の姿がある。この駅から直ぐのところに蘭法華(らんぼっけ)岬があるのが車窓からも確認でき、消波ブロックの入り江があり、ここに来る客が居るのかもしれない。

線路先 岬のありて 蘭法華(らんぼっけ)


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(パノラマ写真)

富浦の 海に遊ぶか 客のあり

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59大きな川が語源の幌別駅

 幌別の名前のつく駅は道内には登別市と浦河町にあり、浦河町の方は日高幌別である。アイヌ語の「ポロ・ペツ(大きな川)」に漢字を当てている。登別温泉の客のため特急は登別駅に停まるので、登別市の表玄関の駅は登別駅と思っていたら、幌別駅が同市の中心部の駅である。業務委託駅であるけれど改札が行われ、みどりの窓口がある。駅前広場に伊藤隆道の「未来・はじまる」のモニュメントがあり、金属パイプは二本の虹を現している。

幌別は 大きな川と 新知識

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メタル虹 輝き交差 駅広場


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(パノラマ写真)
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60市境にある鷲別駅

 鷲別駅は登別市と室蘭市の市境の登別市鷲別町にある。鷲別の地名は鷲の生息する地に関係するのかと思うと、アイヌ語地名に漢字を当てはめている。駅の近くを流れる川も鷲別川である。二面のホームを持ち、ホーム間には跨線橋がある比較的広い駅である。駅舎は1996年に建てられたもので新しい。駅の横を道道107号が通っており、線路の下を潜り、歩道も線路の下の地下道となる。西隣駅は東室蘭駅で、鷲別駅から雪と氷の道を歩いてみた。

鷲別は 浪立つ川が 語源なり


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(パノラマ写真)

地下道の 入口部見え 駅舎横


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(パノラマ写真)
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61室蘭本線拠点駅の東室蘭駅

 室蘭本線と支線の分岐点になる拠点駅である。島式ホームが2面あり、乗り場は1番から5番まである。室蘭港とその周辺の工場群や中央卸売市場を控え、旅客駅の東には貨物駅もある。駅舎は新しくなり、旅客駅の東口と西口を結ぶ幅広のコンコースがあり「わたれーる」の愛称がつけられている。コンコースにはエレベータを利用して昇ることができ、自転車を押してゆく人の姿がある。コンコースの中央部に位置し、線路上に橋上駅舎がある。

乗り継ぎは 乗り場探して 拠点駅

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自転車を 押して渡りて 「わたれーる」


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(パノラマ写真)
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62長い屋根付きホームの輪西駅

 輪西駅は当初室蘭駅として開設され、西側に広がった市街地に室蘭駅が新設されて輪西駅に衣替えした。輪西駅には長いホームがあり、駅の始まりの北海道炭礦鉄道輪西製鉄所(現新日本鉄鐵室蘭製鐵所)から続いた繁栄時期の面影を残している。ホームの東端のところに無人の駅舎がある。線路の南側にある駅舎前に幹線道路が線路と並行して伸びている。線路の北側は国道36号で、道路に挟まれて線路と駅が肩身を狭くしている雰囲気である。

通過する ホームの外れ 駅舎見え

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賑わいの 記憶のホーム 屋根のあり


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(画面クリックでパノラマ写真)
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63室蘭線発祥の歴史を持つ御崎駅

 室蘭線は港と北海道の内陸部をつなぐ鉄道として建設され、その起点が現在の御崎駅近くにあった。室蘭港からの物資を運んで栄えた駅は無人駅となり、線路の西側(海側)は工場群、東側(山側)は住宅街になっている。「ここはどこの駅」というクイズをブログで続けていて、何も無い駅舎内のパノラマ写真を載せた。写真に天井近くに掲げられた油絵が写っており、瓢箪の絵に駅舎名が記されていた。かつて構内に瓢箪畑があったのを知った。

室蘭線 ここが発祥 御崎駅

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瓢箪絵 駅名有りて クイズ解


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(画像クリックでパノラマ写真)
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64語源と意味の欠片も繋がらない母恋駅

 駅名には地名が用いられ、北海道の場合地名はほとんどアイヌ語に漢字を当てはめている。この当てはめられた漢字は地名の元の意味とは無関係なのに、漢字の語感が一人歩きする。母恋はそのような代表格で、この駅に立てば、人によって異なる「母が恋しい」諸々のことが頭を掠めるのではなかろうか。改札無しの簡易委託駅の規模にしては跨線橋のある長い対面式のホームが延びている。パノラマ写真を撮る先に客が一人列車を待っていた。

母恋うる 欠片(かけら)有せず 駅語源


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(画面クリックでパノラマ写真)

パノラマに 人影のあり 列車待ち


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65ホームに鯨の絵のある室蘭駅

 東室蘭駅から分かれる室蘭支線は室蘭駅が終着駅となる。かつて室蘭港から積み出す石炭を運んだ鉄道駅の面影はなく、東室蘭駅管理の業務委託駅になっている。観光に力を入れているようで、列車が着くホームでは床の鯨の絵が目に入ってくる。室蘭の沖合いのイルカ・鯨ウオッチングが室蘭観光の目玉の一つである。駅前広場にも鯨の彫刻がある。外から見る室蘭新駅舎は、ガラス張りのオフィスの雰囲気で、駅舎内には土産物の売店がある。

先の無き 駅で出向かえ 鯨なり

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駅前の 景観重ね ガラス張り


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(パノラマ写真)
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100公園として保存されている旧室蘭駅舎

 旧室蘭駅舎とその周辺が公園として保存されており、公園名も「旧室蘭駅公園」である。公園にある説明板によれば、1897(明治30)年に輪西~室蘭間に鉄道が完成し、その後幌内炭鉱の石炭の積み出しのため室蘭~岩見沢間の鉄路の大動脈室蘭本線に発展していった。1997(平成9)年に旧駅舎は100年の歴史を閉じた。国内でも最古の木造駅舎は、国の登録文化財になり保存されている。駅舎内はホールとなっており、高速バスの待合室でもある。

百年の 歴史を背負う 駅舎なり


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石炭は 幻の荷で 旧駅舎


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66室蘭港に接する本輪西駅

 室蘭港の北側のJX日鉱日石エネルギーの製油工場が並んでいる近くに駅がある。鉄道による石油輸送の拠点になる駅で、室蘭港に沿って積み出し専用線を見ることができる。専用線の向こうには停泊中の貨物輸送船も見える。2011年まで業務委託駅であったが廃止され、現在は無人駅になっている。島式ホーム1面の2線が利用され、ホームと駅舎間には跨線橋がある。駅周辺の平地が少なく、小高い丘に形成された住宅街がホームからも見える。

本輪西 港に接し 専用線

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駅背後 丘に延びたり 住宅街


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(平面パノラマ写真)
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67トンネルに挟まれた崎守駅

 線路脇に無理矢理スペースを造り出して設けた駅である。線路の下を道道704号が通過し、駅ホームは高いところにあるので室蘭港を見晴らせる。この道道は崎守停車場線の呼称があり、総距離が0.9 kmしかないきわめて短い道路である。駅の山側のホームは崖の切り通し部分にあり、ホームから上り下り方向のトンネルが見える。両ホームは橋脚に設けられた連絡通路と階段でつながっている。駅舎は無く、以前あった待合室も撤去された。

眺め良き ホームの彼方 室蘭港

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トンネルが 上り下りで 口を開け


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(平面パノラマ写真)
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68昆布色の駅舎の黄金駅

 黄金駅は海岸沿いにあって、車窓から内浦湾の海が臨める。黄金の名前から砂金でも採れたところかと思うとそうではなく、アイヌ語の「オ・コンプ・シュベ」(川尻に昆布のある河口付近)から「黄金蘂」の当て字で、それが黄金に改名されたそうである。駅の前の浜で昆布が採れるとも思えないけれど、横板の木造の駅舎壁の色は昆布色に見えなくもない。海中に消波ブロックが見えており、駅に荒波が寄せてくるのを防ぐ備えのようである。

駅名の 黄金(こがね)の起源 昆布にあり


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(平面パノラマ写真)

駅守る 消波ブロック 海に延び

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69町名と異なる読みの稀府駅

 稀府駅舎は三角形を突き出した屋根で、駅舎離れしたデザインである。伊達市稀府(まれふ)町にあり駅名は「まれっぷ」である。町名と駅名が異なる読みの例は札幌にもあり、旧国鉄月寒駅は「つきさっぷ」であったが、現在の地名は「つきさむ」になっている。車窓から駅舎のガラス窓を通して駅前通が見える。その通りの先に山塊があり、稀府岳の張り出しだろう。室蘭本線は長和駅から稀府駅まで単線で、稀府駅から三河駅まで複線となる。

車窓から 喫茶店かと 駅舎見る

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駅名に 「まれっぷ」表記 稀府(まれふ)町

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今日(1月18日)の一枚

気に入った エゾライチョウを 切手にし

 昨冬は庭であれほど見た野鳥がさっぱり見られない。餌台も昨冬通りに設置しているのに鳥影がない。夏に庭のソメイヨシノをかなり剪定したせいだろうか。一昨年撮ったエゾライチョウのオリジナル切手を注文し、刷り上がり前のシートを点検する。


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70海が迫る北舟岡駅

 この駅は鉄道ファンには人気の駅のようである。人気の秘密は駅ホームに海が迫っていて、ホームからの眺めが船の甲板からのようであるためらしい。対面式のホームになっているけれど、海側の線路は退避線で普通には使われず、乗客がこのホームに降りることはない。もっぱら山側のホームが使われ、待合室の小屋がホームの近くにある。海側のホームに行こうと思えば跨線橋を利用する。跨線橋上からのパノラマ写真撮影を目論んでいる。

ホームには 客姿無く 海迫る


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(平面パノラマ写真)

海近き 家並みのあり 北舟岡


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(平面パノラマ写真)
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71回廊の雰囲気の伊達紋別駅舎

 明治の初期に伊達亘理藩の伊達邦成とその家臣団が入植して開拓を行ったことが伊達市の始まりである。駅は市中心部から少し離れた山下町にある。柱で回廊の造りと白壁の、開業時のものが手直しされた駅舎が現在も使われている。ホームは単式と島式が用いられており、両ホームをつなぐ跨線橋で行き来する。洞爺湖や有珠山方面の観光にも利用する駅である。この駅から長和駅方向に走る列車の車窓に、標高398 mの昭和新山が見えてくる。

回廊の 雰囲気出して 古駅舎

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窓外に 異様山容 流れたり

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72車窓から撮る長和駅

 車窓から列車が短時間停まる駅のパノラマ写真を撮る場合、座っている列車内の位置、列車の停まる位置で写真の構図が決まってくる。上手い具合に駅舎の全体が写るような場合もあれば、そうはならない場合もある。長和駅の車窓パノラマ写真撮影時は後者とも言え、駅舎はホームの柱に隠された格好になっている。ホームから見えるだろう有珠山も駅舎に隠されてしまっている。二面あるホーム間には構内踏切があり、乗降客がここを渡る。

車窓撮 構図選べず 長和駅


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(平面パノラマ写真)

構内の 踏切前に 屋根の立ち


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(平面パノラマ写真)
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73山のデザインのような有珠駅舎

 有珠が意味する事物は、地名を除いて無いようである。アイヌ語の「ウシ(湾)」に漢字を当てはめたといわれていて、駅の近くに有珠湾がある。駅は活火山の有珠山の麓にあるといってもよく、北海道新幹線のルートが室蘭線沿いではなく、長万部から小樽に抜けるものとなった経緯に、この活火山の爆発の懸念があった話を聞く。単式と島式の2面のホームで2線が利用されている。三角屋根を並べた駅舎は山をイメージしたデザインに思える。

有珠山を デザインしたか 尖り屋根

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平仮名見 駅名漢字 指で書き


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(平面パノラマ写真)
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74サミット記念碑のある洞爺駅

 北海道洞爺湖サミットが2008年7月に洞爺湖を見下ろすウィンザーホテルで開催された。参加国は日本、アメリカ、イギリス、ロシア、フランス、ドイツ、イタリア、カナダにEUである。これらの国々の国旗が洞爺駅の構内に立っている。待ち合わせで列車が停車すると、この旗の場所で記念撮影をする客がいる。夕刻の駅舎内は列車待ちの人が居て、パノラマ写真に撮ると旅の一瞬の情景が写し出される。それぞれの思いを秘めた客たちである。

サミットの 国の旗当て 列車待ち


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(画像クリックでパノラマ写真)

列車待つ 客の思いの 流れたり


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(画像クリックでパノラマ写真)
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75列車切り離しのある豊浦駅

 豊浦町は道央と道南を隔てる山塊が、内浦湾(噴火湾)に迫ったところの海沿いにある。この地理的関係から西からは長いトンネルを潜り、豊浦駅のホームから内浦湾が眺められる。駅構内の島式ホームの2線と対面式ホームの1線が利用され、真ん中の線はこの駅で列車の切り離しや、折り返し運転用の線になっている。苫小牧から乗った2両編成のワンマンカーの1両がこの駅で切り離し作業となり、作業時間を利用してパノラマ写真を撮った。

豊浦は 駅舎重なる 内浦湾

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切り離し 作業の合間 ホーム撮り


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(パノラマ写真)
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使う事のない学会のフェローバッチ

フェローバッチ 利用されずに 眠るかな

 専門家により構成される学会にはフェロー制度がある。学会への貢献が評価されフェローとして認定される。フェローに認定されると認証状や盾に加えて学会のロゴをあしらったバッチが贈られる。電子情報通信学会と情報処理学会のバッチがある。


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76名前を変えた大岸駅

 大岸駅は礼文華浜トンネルと大岸トンネルに挟まれた海沿いにある。駅ホームから海が見え、夏には海水浴客が遊ぶ。この地は以前小鉾岸(おふけし)と呼ばれていて、この難読の地名は大岸と改名され、駅名もそれに右習えとなる。ホームは2面2線となっていて、ホーム間は構内踏切で行き来する。構内踏切のところに、パラソル型の屋根が設置されている。一日、室蘭本線の上りと下りに乗って、車窓から大岸駅のパノラマ写真撮影である。

大岸の 文字壁にあり 駅舎なり


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(平面パノラマ写真)

冬の海 ホームの向こう 凪いで見え


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(平面パノラマ写真)
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77シンプルな駅舎の礼文駅

 礼文の漢字を目にすれば礼文島が思い浮かぶけれど、礼文駅があったとは知らなかった。アイヌ語の「レプン・ケプ」(崩れた岬)に由来すると知る。駅の所在地も豊浦町字礼文華(れぶんげ)である。単式と島式のホームで構内に3線があるので、無人駅にしては広い構内である。駅舎は格子のガラスドアと窓でシンプルであるけれど、雪景色に似合っている。この駅から西に行くと礼文華トンネルで、トンネルを抜けたところに秘境駅小幌がある。

シンプルな 駅舎生かして 雪景色


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隣駅 秘境駅なり 小幌駅
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78鉄道マニアが訪れる秘境駅小幌

 駅を訪ねて歩く鉄道マニアの間で秘境駅の全国ランキングがあり、第一位に室蘭本線の豊浦町小幌駅があがっている。秘境駅の評価の条件にはアクセスが困難なことがある。小幌駅に通じる道路がなく、停車する本数の少ない普通列車で行くのを除けば、沢道や崖道を歩くしかない。雪が少し降った11月の下旬に冬山登山かと思われる雰囲気の中をやっとの思いで小幌駅まで徒歩で行ってみた。ホームには鉄道マニアのカップルが列車待ちである。

礼文華(れぶんげ)の トンネル抜けて 秘境駅


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(画像クリックでパノラマ写真)

ホームには 鉄ちゃん鉄子 小幌駅

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79静狩トンネル手前にある静狩駅

 室蘭本線は長万部駅から内浦湾に沿って東北方向に延び、山塊にぶつかりトンネルに入る。このトンネルの入口の手前に静狩駅がある。アイヌ語で「山の手前」が「シリ・トゥカリ」で、これが静狩の語源である。静狩駅は単式と島式のホームがあり、構内踏切でつながっている。無人駅で、有人駅時代の駅舎の名残でかなり大きい。駅正面に延びる道を行くと海岸に沿った道に出る。海岸線の東側には幌扶斯山の山塊が海に落ちるのが目に入る。

静狩は 山の手前が 語源なり


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(パノラマ写真)

遮断機が 駅員になり 無人駅

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80広い構内の長万部駅

 函館行きの特急「北斗」に乗った時、列車の不調で長万部で動かなくなったことがある。次の特急に乗り換えるため、ホームに出てみると、2面4線の構内は広い。かつては瀬棚線の起点駅で、車両基地があり鉄道の一大拠点駅であった。その面影は長万部町の郷土資料室・鉄道の村で見ることができる。同町のマスコットキャラクターはカニ、ホタテ、アヤメを組み合わせた「まんべくん」で、その着ぐるみが駅ホームで乗降客にサービスである。

特急の 不調停止の 広き駅


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(パノラマ写真)

着ぐるみが ホームで挨拶 まんべくん


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(パノラマ写真)
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99鉄道グッズで埋まる長万部鉄道村

 長万部駅は函館本線室蘭本線の分岐駅で、鉄道の重要施設があった駅である。このような歴史的背景もあり、町や町民の思い入れが町民センターの内に「鉄道村」を作っている。郷土資料室と併設の無料の施設であり、鉄道愛好家なら充分楽しめる空間だろう。同センターの入口ホールにD51の動輪の一部と軌道自転車が展示されている。自転車というから足こぎかと思うと、発動機らしいものが付いており、人力で走らせるものではないようだ。

D51(でごいち)が 軌道自転車 後を追い


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(パノラマ写真)

乗客が ダルマストーブ スルメ焼く


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81貨車駅舎の二股駅

 二股の地名は大抵道が二股に分かれている場所に付けられている。二股駅の横を国道5号が延び、蕨岱駅に進めば道道842号が別れて行く。道の分岐点に二股橋が地図に記されており、昔ここで道が二股に分かれていて、そこからの命名らしい。道道に沿って二股渓谷が続き、ラジウム温泉宿がある。駅舎の方は貨車を作り変えたもので、乗降客も見あたらない。雪の季節、窓からカメラを出して撮ったパノラマ写真に雪のホームの駅舎があった。

二股と 名の付く駅の 貨車駅舎

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窓を開け 撮りたる駅舎 雪の中


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(平面パノラマ写真)
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82駅前に神社のある蕨岱駅

 蕨岱はアイヌ語のワルムベ・フル(蕨の丘)から命名されている。黒松内町との境目の長万部町側にある。待合所と言ったほうが適切と思われる駅舎は、車掌車を改造している。車窓から見る駅舎の周囲には人家は1,2軒で、線路と平行に国道5号が延びてはいるものの、秘境感のある駅である。駅前の赤い鳥居が眼に入り、これは蕨岱神社である。駅周囲の状況からして氏子が居るように思えないけれど、鳥居は朽ちてはおらず赤色が目立つ。

リサイクル 車両の生きて 駅舎なり

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蕨岱(わらびたい) 雪に鳥居の 赤目立ち


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(平面パノラマ写真)
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83ブナの木のある黒松内駅

 黒松内はアイヌ語の「クル・マッ・ナイ」、「和人の女のいる沢」が語源である。黒松内はブナの北限の地であると聞いていた。ブナは高さが30mにもなる落葉樹である。白神山地のブナ林は世界遺産に登録されている。現在は無人駅になっている黒松内駅のホームに、ブナの木の幹のサンプルが置かれてある。ブナの最北限林は黒松内町の北に位置する寿都町にあるのだが、黒松内町の方が知名度が高い。かつては黒松内から寿都鉄道が延びていた。

名の由来 和人の女 探したり

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(平面パノラマ写真)

ホームには ブナの木置かれ 黒松内


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84難読駅名の熱郛(ねっぷ)駅

 熱郛とは難読の地名である。アイヌ語のクンネネッベツ(黒い漂木のある川)からきているという説がある。元は歌棄(うたすつ)郡熱郛村であったものが、1955(昭和30)年に黒松内村、樽岸村の一部と合併し、三和村となり、その後黒松内町となっている。熱郛ホールの文字がある駅舎が線路脇にあった。最初は正しくは読めない歌棄は、今はその名が消えているけれど、江差追分に「忍路高島およびもないが せめて歌棄磯谷まで」と歌われている。

難読の 熱郛(ねっぷ)の読みを 反芻し

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歌にある 歌棄(うたすつ)の地に 線路延び


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(パノラマ写真)
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85雪の中のログハウスの目名駅

 この駅は1904(明治37)年に磯谷駅として開業し、翌年には目名駅に名前を変えた。目名は町の名前でもあり、現在は蘭越町目名町である。函館本線の単線区間で、室蘭本線災害時の迂回ルートのため目名駅に列車交換装置がある。雪景色の中の駅ホームには客の姿はなく、ログハウスの駅舎が目に付く。自動車で目名駅を訪れる機会があり、駅前広場から駅舎のパノラマ写真を撮ってみる。雪の多い土地で、駅舎の屋根に長棹の雪止めが見える。

ログハウス 客姿無く 目名の駅

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(パノラマ写真)

駅舎屋根 長棹雪止め 冬を越し


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86景観の良い蘭越駅

 列車待ちの時間があったので、蘭越駅のプラットホームから周囲の景観を眺めて写真に収める。この時期、雪を抱く山が眼前に広がり、山頂が平らな富士山のような山は蝦夷富士の別名もある羊蹄山である。羊蹄山と並ぶようにして見えるのはニセコアンヌプリだろう。蘭越駅は倶知安駅管理の簡易委託駅であり、朝に札幌行きの快速ニセコライナーが一本あり、その出発駅である。ほとんど見られなくなった硬券乗車券が手に入る駅でもある。

羊蹄も ニセコの山も 雪帽子

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硬券を 得たく思えど 時間なく


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87温泉施設に隣接する昆布駅

 駅名が昆布でも、山間で海草の昆布とは関係ない。アイヌ語でコンボ・ヌプリといわれた山に昆布岳の漢字を当てはめたのが地名となった。昆布川があり、駅舎の近くには蘭越町交流促進センター幽泉閣の町営温泉施設の昆布川温泉もある。ニセコ町には似た名の昆布温泉がある。駅舎は無人駅にしては立派なデザインである。駅ホームにフード付の立派な跨線橋が見え、これは駅から温泉施設に行くためのもので、雪の季節にはフードが役立つ。

山間で 昆布(こんぶ)の響き 耳残り

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跨線橋 フード役立ち 多雪駅


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(平面パノラマ写真)
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88カタカナ名のニセコ駅

 ニセコ駅は全国で最初にカタカナ表記になった駅である。町名が狩太町からニセコ町とカタカナ表記に変わったためである。道内でカタカナ表記の駅名はトマム駅がある。近年はオーストラリアから滞在型のスキー旅行客で賑わっているので、カタカナの町名が似合っている。道道66号が線路を跨ぐためのアーチ橋が駅ホームから見える。ニセコ駅に近づく時に、車窓から見える羊蹄山をカメラに収めると、窓の枠が額になった羊蹄が写っている。

雪ホーム 先に道道 アーチ橋


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(平面パノラマ写真)

列車窓 切り取る額に 羊蹄山
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89民宿を兼ねる比羅夫駅舎

 この駅舎は駅の宿・ひらふ、という民宿施設でもある。全国でも駅舎が民宿を兼ねているのはここだけだろう。宿屋の紹介をインターネットで見ると、丸木風呂や、駅のホームでのバーベキューの写真がある。駅は単なる通過地点と思っていたら、宿泊する場所でもあったのだ。民宿の客だろうか、列車に向かってカメラを向けている。雪の無い地方からの客には、駅舎をつぶさんばかりの積雪を背景にした列車の写真は良い記念になるのだろう。

降りる客 駅舎泊まるか 比羅夫駅

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列車撮る 近景駅舎 雪背負い


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(平面パノラマ写真)
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90観光の拠点駅の倶知安駅

 函館本線の小樽と長万部間の拠点駅の倶知安は、観光客で賑わう駅でもある。近年は海外からの客も多いようで、駅施設案内に英語の他に中国語やハングル表記が目立つ。改札口のところにプラスチックス製の雪ダルマが置かれていた。駅ホームには列をなした鐘が置かれていて、カリヨンかと思うと、これは「むかい鐘」の複製である。明治時代、客に列車の到着を知らせたもので、上り列車には二打、下り列車には三打が打ち鳴らされた。

ようこそと 溶けぬダルマが 客迎え


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(パノラマ写真)

カリヨンは むかい鐘なり 駅ホーム

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91旧岩内線起点駅だった小沢駅

 人名の連想で「おざわ」と呼びそうになるけれど、「こざわ」である。共和町小沢にあり、かつてこの駅から東の岩内駅まで岩内線が延びていた。この廃線にあった幌似駅は「男はつらいよ・望郷編」のロケ地にもなり、現在公園に移され保存されている。昔の小沢駅には岩内線を始め側線が多かったこともあり、古いながらも跨線橋は堂々としている。イベントでSL「ニセコ号」が走る時は、この跨線橋が鉄道マニアの撮影スポットになっている。

廃線の 始点駅なり 小沢駅

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堂々の 跨線橋上 雪積もり


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(平面パノラマ写真)
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92銀世界の中の銀山駅

 かつて北海道には多くの炭鉱と金属鉱山があった。函館本線の小沢駅と然別駅の間にある銀山駅も、銀鉱石が採掘された歴史が駅名として残っている。銀鉱石が採掘されていた頃は、銀山の名前から連想されるように、鉱山を中心にしてそれなりに羽振りの良い地域だったのだろう。1905(明治38)年に設置された古い駅であるけれど、今は無人の駅舎がひっそりとある。冬は銀世界の中に銀山の駅舎があって、雪の中に列車が停車している。

銀山と 羽振り良き名も 無人駅
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空も地も くすんだ色の 銀世界


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(クリックでパノラマ写真)
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93歴史のある然別駅

 然別の名を耳にすれば、十勝にある然別湖を真っ先に思い浮かべるだろう。アイヌ語で、「シ・カリ・ペツ」(自分が回る川、つまり曲がる川)に由来する。この駅は歴史があり、北海道鉄道の駅として開業したのが1902(明治35)年である。現在は無人駅ながら、保線用の引き込み線とこの駅発着の列車があると聞くと、歴史ある駅であることの証明になっている。駅舎は、夏は山荘風で、冬は線路近くにある雪に埋もれたスキー小屋のようである。

山小屋の 雰囲気出して 然別

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線路横 スキー小屋かと 歴史駅

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94メインストリートの見える仁木駅

 仁木は果樹園の広がる町である。季節になれば、リンゴやブドウの木を車窓から眺められる。町の名前は、この地に徳島県から入植し、開拓に貢献した仁木竹吉の名前から採られている。駅前から町のメインストリートが延びていて、列車の窓ガラス越しに町並みが見えてくる。かつて複線であった駅構内は単線となり、列車の折り返しは隣駅の然別で行われる。灰白色の空の下、駅も町も白色で塗りこめられ、緑の季節を思い出すのが難しい。

車窓越し 町並みの見え 仁木の駅

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灰白の 空に仁木駅 雪埋もれ


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(平面パノラマ写真)
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2022年01月17日

95ウィスキーの宣伝のある余市駅

 余市にはニッカウヰスキーの工場がある。駅舎に掲げられた同社の看板を見ると、会社の正式名は「イ」ではなく「ヰ」であることがわかる。たまに「井」の字が使われたりする。ニッカの名前は、元の会社名が「大日本果汁」で短縮した「日果」からきている。駅のプラットホームにウィスキーの熟成用樽が展示されていて、「ようこそ!果実・ウィスキーの里よいちへ」の文字が見える。雪の中に延びる線路を見ながら、ウィスキーの原酒がこの雪の中で眠っている事に思いを馳せる。

会社名 ヰの文字ありて 余市駅

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この雪に 埋もれて眠る ウィスキー

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96対称的造りの蘭島駅舎

 小樽市蘭島には海水浴場がある。昔は海水浴客が鉄道を利用して、夏のシーズンの蘭島駅は賑わった。今はマイカーが夏のレジャーの足になって、駅の賑わいは去った。駅舎は正面から見ると左右対称である。ホーム側から見ると対称は少し崩れるけれど、全体的には対称形である。ホームは対面式で2線ある。同じ駅舎でも夏と冬では雰囲気が異なる。足に自信があれば、駅から忍路(おしょろ)湾や忍路環状列石の史跡を歩いて散策できる。

海遊び 客は車か 駅静か

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蘭島は 雪に溶け込む 駅舎かな


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(パノラマ写真)
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今日(1月17日)の一枚

校正と 作業並行 風除室

 我が家は階段を登って2階に玄関がある。積雪期にはこの階段に積もる雪を除く仕事があり、夫婦共々齢なのでこの雪かきから解放されたいと、風除室の工事が始まる。ドローンで工事の進展状況を空撮。本日届いた爪句集第50集の初校に目を通す。


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97乗客の姿の見えない塩谷駅

 塩谷は漁港や海水浴場があり、集落は海沿いにある。しかし、駅は山の方向に上ったところにあり、駅の前を道道956号が延び、周囲に人家はあまりない。無人駅の駅舎があるものの乗降客の姿は無い。駅舎は西駅の蘭島駅と類似していて内部は椅子がある。ホームは相対式で、駅舎の向かい側のホームに下りると跨線橋を利用する。駅から坂道を歩いて国道5号に出る手前のゴロダの丘に伊藤整文学碑があり、ここからの塩谷の海の眺めが良い。

塩谷駅 座る客無き 無人駅
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跨線橋 渡りて駅舎 戸の閉まり


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98裕次郎の等身大写真のある小樽駅

 石原裕次郎と小樽の関係は、幼少の頃兄の慎太郎(前東京都知事)と小樽で過ごしたことにある。裕次郎の通った小学校は市内の稲穂小学校である。裕次郎の死後、思い出の品々を展示した裕次郎記念館が小樽港に開館した。裕次郎ホームの標識があるホームのはずれの方に、裕次郎の等身大の写真が立てられてある。観光客がわざわざこのホームまでやって来て、裕次郎の写真を撮っている。裕次郎ホームは愛称で、正式には4番ホームである。

裕次郎 案内名見え 小樽駅


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(画像クリックでパノラマ写真)

4番の ホームに人見え 裕次郎


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(画像クリックでパノラマ写真)
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狸小路の横断歩道でのマンホール撮影

歩行者に 我が影加え 蓋絵撮り

 狸小路の6丁目か7丁目に狸の絵が描かれた側溝の蓋があったのを写真に撮った記憶がある。マンホールの蓋絵の写真を撮影するプロジェクトを実行中で、この狸の絵の側溝蓋を再度写真に撮ろうと探すのだが見つからない。狸小路と西6丁目通の交差点のところにマンホールの蓋が2つ並んでいるのでこれを撮る。蓋絵は時計台と豊平川で飛び跳ねる2匹のサケである。車道にあるので人用の青信号の時間内に撮影しなけらばならず、余裕の無い状況でのパノラマ写真データの撮影となる。



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札幌時計台敷地内に入れ子状態図柄のマンホール

 札幌市のカントリーサインは時計台である。カントリーサインの図柄と同じような時計台がマンホールにも描かれている。時計台の敷地内に置かれているマンホールは彩色されたものである。豊平川を遡る鮭が二匹赤色になっている。鮭が赤色なら、時計台の屋根の部分を赤にするとカントリーサインに似てくる。欲張れば時計台にある五稜星も赤にして入れたいところである。千歳市のマンホールにも鮭は2匹で1匹ではバランスを欠くためか。パノラマ写真に撮ると観光客が写ってくる。

時計台 敷地にもあり 入れ子かな


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(パノラマ写真)

鮭の赤 屋根に分けたし 時計台

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水道水の呼吸を手助けする空気弁

 札幌駅近くにある紀伊国屋書店札幌本店前の歩道のところにマンホールを見つける。同書店には幾度も足を運んでいるけれど、ここにマンホールがあり、それもあまり見かけない空気弁であることに初めて気がつく。空気弁とは水道水に空気が混入した時にこれを逃がし、逆に工事等で水道水を抜く時空気を進入させ水抜きを容易にする弁の役目をしている。汚水や雨水のマンホールより小さい。蓋絵というほどのものは無く、札幌市、水道、空気弁の文字があり、同心円が描かれている。

マンホール ここに在りかと 書店前


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水道水 呼吸をしたり 空気弁

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札幌市水道記念館床展示のマンホールの蓋

 藻岩山山麓にある札幌市水道記念館は自然からどのようにして水を得て暮らしに役立てているかを体験的に知る事のできる施設である。施設の見学通路の床に札幌市のマンホールの蓋が展示されている。同市水道局のシンボルマークを中心に、大通公園の本郷新作の三人のバレリーナの彫刻「泉」とテレビ塔が描かれている。大木も描かれていて、これは大通公園のケヤキを連想する。花も特定の花という訳でもなさそうで、これも大通公園の花壇の花とすれば大通公園がテーマとなっている。

水道館 床でレッスン バレリーナ


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公園の 象徴描かれ 大通

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北大構内の北ガスのマンホール

 北大は南キャンパスと北キャンパスで構成され、南キャンパスは北8条から北18条までのメインストリートを中心にして広がる。メインストリートに面して北大総合博物館の建物があり、通りに直角に西の第一農場方向に道路が延びる。道路の分岐点にマンホールがあり、パノラマ写真に撮ると博物館の建物が写る。蓋絵は五稜星と北の文字を組み合わせせたもので、これは北海道ガス(北ガス)の社章である。五稜星は開拓使のマークであるけれどそれが念頭の社章かどうかは分からない。

春浅く 積雪残る 学府内


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五稜星 社章にありて 蓋絵かな

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シリーズ2652・北大の名前の入った蓋絵

  札幌市内にあっても北大の敷地は国有地である。北8条の正門から構内に入り学術交流会館の前の道路にマンホールがある。そのマンホールも国の所有物ということになるのか、マンホールの蓋には北大の文字が刻まれている。北大の文字の部分を札幌市の市章にしたものは市街地で目にする。マンホールの蓋に興味の無い人でも、北大の名入りのマンホールがあると知って驚く場合もある。一年を通して多くの観光客が訪れる構内なので、蓋に北大らしい絵をデザインしたらどうだろうか。

足元に エルムの園の 学府名


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北大は 左右対称 蓋絵かな

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大通公園の緊急用給水口マンホール

 札幌市大通公園7丁目の歩道に緊急用給水口のマンホールがある。マンホールには上水道の文字があるので、災害時を想定しての給水用のものであろう。蓋絵の中央には市水道局のマークがあり、彩色された部分がかすかに見えている。ローマ字のSが並んでいて、これは当然札幌市を意味している。札幌市は全国的に見て災害の少ない都市と言われている。しかし、災害とは想定外で起こることもあり、いざという時のための備えは必要である。こういうマンホールがあると安心感につながる。

蓋絵撮り 花壇の出現 目に入りぬ


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この蓋が 開かれぬ事 望みたり

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札幌市の住宅街で見られるマンホール

 札幌は積雪の多い大都市である。積雪期には路面のマンホールの部分とその周囲との積雪の段差が出来て、これが車の通行でマンホールの周囲のアスファルトを壊していく。頻繁に補修が行われる事もなく、アスファルトのひび割れが進む。蓋絵は札幌市の市章を中心にして同心円状に小円を並べたものである。市章は六角形の雪華の中に「札」の字を円く図案化し、その中に北斗星を配している。北斗星は「ホ」のカタカナも兼ねていて、サッポロの一文字を取り込んでいるともされている。

アスファルト 傷み激しく 散る桜


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「札」の字も 「ホ」の字も入れて 市章なり

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大通公園の文字の無い雪華だけの蓋絵

 札幌市の大通公園内のマンホールの蓋絵は雪華がデザインされたもの一種類だけである。蓋絵には文字がなく、汚水用なのか雨水用なのか、あるいは上下水道に関係しないマンホールなのかもわからない。大通西9丁目で公園内を抜ける道路を無くしイサム・ノグチの彫刻ブラック・スライドマントラが置かれている。その横の歩道にあるマンホールの蓋絵を撮る。生憎の雨模様で、大型連休の最終日なのに公園内に人通りはまばらで、巨匠作の黒御影石の滑り台で遊ぶ子どもも居なかった。

雨来たり 遊ぶ子も居ず 連休日


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文字の無く 用途不明で 雪華かな

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海の無い江別市でのヤツメウナギ漁

 江別は早くからレンガの生産が行われ、レンガの街でもある。市内の至る所にレンガの建物があり、国道12号沿いのバス停もレンガ造りである。JR函館本線の野幌駅から歩いて行けるところにある旧ヒダ工場もレンガ造りで、レンガの煙突が目立つ。この工場跡は商業施設に模様替えしている。その建物の前の歩道のマンホールを撮る。蓋絵はユーモラスで石狩川でのヤツメウナギ漁が描かれている。漁師がドウと呼ばれる漁具を小舟に積んで、獲ったヤツメが手からすり抜けようとしている。

江別市や レンガ煙突 漁師見る


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逃がすまい 漁師握りて 八目かな

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野幌駅前の彩色マンホール

 野幌駅とその周辺は函館本線の高架前後では同じ駅とは思えないほどの変わり様である。同駅には北口と南口があり高架前にはよく遮断機が下りる踏切のある道で行き来していた。現在は駅舎の通路を通り抜けるだけで駅の両側に行ける。北口広場から駅前の通りを渡るところに彩色マンホールがある。レンガの街江別市を表して積んだ赤レンガを背景に、市内を流れる石狩川、市の木のナナカマドが描かれている。森もありこれは野幌森林公園で大都会札幌市とはこの公園で境を接している。

高架後は 駅前蓋絵 変わりたり


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赤レンガ より赤く描き ナナカマド

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千歳アウトレットモール・レラ横のマンホール

 JR千歳線の南千歳駅に降り、北口から線路に沿った道を少し歩くと千歳アウトレットモール・レラの商業施設に着く。ここで「レラ」とはアイヌ語で「風」を意味する。施設は2005年にオープンしている。新千歳国際空港からも近いので、外国人観光客をシャトルバスで連れてきているようで、時間帯によっては日本人客より外国人客の方が多いのではないかと思われる。施設の入口横の道路にマンホールがある。中央に千歳市の市章があり、同心円と放射状の線で構成されたデザインである。

アイヌ語の 「風」施設横 マンホール

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下水道 上に市章と 雨水文字

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シリーズ2656・千歳市駅前通りの彩色マンホール

  JR千歳駅から南西方向に駅前通が延び、通りに沿った歩道に彩色されたマンホールを見つける。デザインは中央に市章があり、4分割され飛行機、支笏湖、千歳川を遡る鮭が2カ所に描かれている。市章は千歳のひらがなの「ち」と飛行機と山、湖を合体させたものになっていて、湖は前記の支笏湖、山は恵庭岳のようである。飛行機は勿論新千歳空港を離着陸して飛ぶものを表している。図柄の頭文字を並べると「さちひさし(幸久し)」となり千歳市民の幸福のおまじないになっている。

歩道川 遡る鮭 二匹なり


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(パノラマ写真)

頭文字 つなぎ合わせて 幸久し

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恵庭市ふるさと公園横のマンホール

 JR千歳線の恵庭駅の東口に出ると駅前歩道に山本正道の「すずらんに寄せて」と題した少女が腰かけている彫刻がある。恵庭市の黄金土地区画整理事業の完成を記念して建立されたものである。彫刻のある道を北の方向に歩いて行くと、恵庭ふるさと公園がある。道路に北海道文教大学の看板が見え、この道をさらに北にすすめば大学に突き当たる。看板のある交差点にマンホールがある。蓋絵には恵庭市の花のスズランが3株描かれていて、釣鐘状の花の部分が地紋のように配置されている。

蓋絵撮り 写る看板 学府在り


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スズランが 咲いて地面に 花こぼれ

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恵庭市の自然の豊かさを表す蓋絵

 JR千歳線の恵庭駅の西口に道路を跨ぐ空中歩道があり、それを降りたところの歩道に彩色のマンホールを見つける。市の木のイチイの実、花のスズラン、鳥のカワセミが描かれている。イチイの実は黒実に赤い種の部分が塗り分けられているが、これは赤い実に黒い種だろう。同市に千歳川、漁川、島松川の清流があり、カワセミが生息する。カワセミは小魚を咥えたデザインになっているが、こんな写真を撮ろうとネイチャーホトグラファーがカメラを手に同市の岸辺に身を潜めるのだろう。

空中の 歩道を降りて 市の自然


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カワセミを 歩道で見つけ 写真撮る

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北広島駅で見る森の妖精

 旧千歳線の撤去跡がサイクリングロードになって札幌市の白石区から厚別区につながっている。このサイクリングロードは北広島市に延び、エルフィンロードとして北広島駅まで達する。エルフィンは森の妖精で、森の多い北広島市のシンボルキャラクターになっている。北広島駅近くのエルフィンロードにエルフィンをデザインしたマンホールがある。蓋絵には森と川を背景に向い合った妖精が描かれている。妖精をどのようなイメージにするかは苦心しただろうが、羽を持つ人の形にしている。

駅間近 エルフィンの居て 自転車道


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妖精は こんな姿か 蓋絵見る

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米の女の子が駅前で客を迎える北広島市

 北海道日本ハムファイターズの本拠地を札幌市と競い勝って話題となっている北広島市の商工会のマスコットキャラクターは「きたひろまいピー」である。赤毛の米の女の子で、北広島市が中山久蔵による寒地稲作発祥の地を象徴している。「まいピー」は「米ピース(平和)」を意味している。広島市と姉妹都市でもあり、平和都市宣言の町でピースとなる。JR千歳線北広島駅の東口のところに彩色された「きたひろまいピー」と市の木のカエデの葉がデザインされたマンホールがある。

エルフィンと きたひろまいピー 客迎え


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解説で 米の娘(こ)と知る 米ピース

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石狩市庁舎を見る道路に並ぶマンホール

 道道44号(石狩手稲通)と273号の交差する辺りは石狩市庁舎をはじめ同市の公共施設が並んでいる。道道273号から同市市民図書館への脇道のところにマンホールがある。蓋絵には同市の市章が中央に配置されている。この市章は見ただけでは意味がつかめない。ネットで調べると、石狩の英語表記の頭文字「i」をデザイン化したもので、5本指と手も表している。手の指が差すのは伸び行く未来で、カラー版では指は緑と赤で木と花を文字部分は青で石狩川を、全体で太陽をと盛沢山である。

支庁舎を 見据え蓋絵の 並びたり


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単純で 意味盛沢山 市章かな

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石狩市厚田区道の駅の新調カラー蓋絵

 近年マンホールに人気が出て来て、各地の自治体が、オラが街のカラーマンホールをカードにして希望者に配布している。石狩市役所でマンホールカードを貰うと、実物は同市厚田区のこれからオープンする道の駅「石狩あいろーど厚田」に設置されているとの事で、オープン前の道の駅まで行って撮影。蓋絵に描かれているのは厚田の海で飛び跳ねる鮭、実る稲穂、日本海に沈む夕日、ルーラン海岸の「アモイの洞門」である。愛の道をドライブする観光客が蓋絵のどれかを目にするのだろう。

新蓋絵 彩色目立ち 道の駅


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蓋絵見て 厚田区景観 目に留め

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シリーズ2110・甲冑姿の伊達邦直が見守る石狩当別駅前

  JR札沼線(学園都市線)の拠点駅である石狩当別駅は北口と南口がある。北口は住宅街に通じ、南口はビジネス街が控えている。南口から南に延びる当別大通の歩道でマンホールを撮る。蓋絵には甲冑姿の武将が描かれていて、これは当別に入植し開拓を行った家臣団を率いた岩出山伊達家の領主伊達邦直である。なお、伊達家の名前が残った伊達市は邦直の実弟の邦成が開拓を行っている。当別の地名はアイヌ語から来ており、当別の名前の駅は他にも道南いさりび鉄道の渡島当別駅がある。

開拓の 立役者居て 駅通り


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邦直が 甲冑姿で 町護り

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シリーズ2634・北欧の雰囲気を演出する石狩太美駅

  札沼線(学園都市線)で札幌市のあいの里公園駅の隣駅になる当別町の石狩太美駅は変わった駅名である。駅周辺の当別太と美登江の地名から1文字ずつ採って組み合わせている。こんな駅名は他には無いだろうと思っていると読みが同じの太海駅が本州にある。そこで石狩をつけてこの駅名になる。北欧風な感じの駅舎の前にマンホールがある。当別町南部の丘の上に開発されたスウェーデンヒルズにある交流センターと同町のマスコットキャラクターの「こめちゃん」が描かれている。

北欧の 雰囲気出して 太美駅


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こめちゃんは もっぱら蓋絵の キャラクター

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五稜郭駅前で見る旧函館区公会堂

 北海道新幹線が新函館北斗駅まで開通して、同駅から函館駅までは在来線の扱いとなる。その途中にある五稜郭駅から木古内駅までのかつての江差線は道南いさりび鉄道となりJR北海道から分離され別会社になった。五稜郭駅前の広場の車道出口の歩道部分にマンホールを見つける。五稜郭の形状の中に、国の重要文化財の旧函館区公会堂が描かれている。1907年の函館大火の後に建てられたアメリカのコロニアル風洋館で、明治期の北海道の洋館建築としては札幌の豊平館と並ぶ存在である。

歩道にも 駅舎壁にも 五稜形


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五稜郭 洋館囲み 公会堂

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シリーズ2075・五稜郭タワー前の9本足のイカ

 五稜郭公園に隣接して商業施設の五稜郭タワーがある。現在のものは2代目で、避雷針も含めて107 mの高さで、最上部の展望台から五稜郭と函館市を一望に収められる。その五稜郭タワーの前の歩道にカラーマンホールがある。描かれているのはイカで函館を代表する魚である。イカール星人のマスコットキャラクターにもなっている。イカの学術用語に「十腕形目」とあるように腕は10本である。蓋絵の3匹のイカはどれも足が9本で、1本足りない。9本にして描いた理由がわからない。

イカの上 タワーが聳えて 五稜郭


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数えれば 足1本が 不足なり

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シリーズ2611・茂辺地駅前の地面で跳ねる鮭

  道南いさりび鉄道(旧JR江差線)の茂辺地駅前の交差点でマンホールを撮る。蓋絵には「かみいそ」の文字があり、旧上磯町は2006年に大野町と合併して北斗市になっている。茂辺地地区には港があり茂辺地の海で跳ねる鮭が描かれている。灯台は港から南に行ったところにある葛登支岬灯台である。駅舎からマンホールのある道を東に進み、北に折れて行くと旧茂辺地中学校のグラウンド跡に寝台特急「北斗星」の客車両が2台置かれている。ここは「北斗星広場」として整備されている。

駅前に 目惹くもの無く 蓋絵見る


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灯台に 鮭が跳ねたり 茂辺地駅

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駅工事中の地面で走る北海道新幹線

 北海道新幹線開業で渡島大野駅は新函館北斗駅となった。函館市と北斗市の間で新しい駅名を巡って紆余曲折がありこの駅名に落ち着いた。駅があるのは北斗市で、新駅建築の工事中の駅前近くにあったマンホールには北斗市の名前がある。蓋絵には北海道新幹線の車両が描かれている。実際の車両は「H5系」でマンホールの絵とはかなり異なっている。車両の背後の建物は北斗市渡島当別にあるトラピスト修道院である。同修道院で作られるバター飴やクッキーはお土産として有名である。

工事場の 歩道で走る 新幹線


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型違う 蓋絵と実際 車両かな

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マンホールの足元で確認する久根別駅

 久根別の地名はアイヌ語で「クンネペッ」(黒い・川)と言われた久根別川が流れていたことによるとされている。道南いさりび鉄道が久根別川を越え西に行くと久根別駅がある。駅横の三叉路の交差点のところにマンホールがある。蓋絵には「道」の文字と「北」の字と北海道の地図を重ねたと思えるデザインがあるだけで、他に情報らしきものがない。マンホールの傍にパネルが路面に埋め込まれていて、こちらは久根別駅や国道225号の方角、旧上磯町に関する情報を教えてくれる。

路面見て 久根別駅を 見やりたり


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デザインは 北海道なり 蓋絵読む

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路面で奴振りが披露される清川口駅

 道南いさりび鉄道の清川口駅は北斗市役所と隣り合わせである。踏切があり踏切を挟んで市役所の斜め向かいに市の総合文化センターもある。踏切傍の三叉路にマンホールがある。蓋絵は北斗市指定無形民俗文化財である旧上磯町の上磯奴と旧町の木クロマツに波が添えて描かれている。上磯奴は大名行列が原型とされていて、蓋絵に描かれたような奴姿になり、各種の道具を持って奴行列を作って歩く。奴行列が担う芸能を「奴振り」といい、上磯奴のように伝統芸能として伝えられている。

踏切の 監視役なり 奴さん


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同期芸 路面で見せて 奴振り

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木古内町の道の駅に出現した咸臨丸

 北海道新幹線が2016年3月に開通して新幹線の駅となった木古内駅付近は一新した。道の駅「みそぎの郷」が2016年1月にオープンしている。道の駅の愛称は1831年より続く神事「木古内町寒中みそぎ祭り」から採っている。道の駅に彩色のマンホールを見つける。蓋絵にある帆のある船は日本の蒸気船として初めて太平洋を渡り、戊辰戦争にも幕府軍の軍艦として参戦した咸臨丸である。明治政府に接収された後木古内町サラキ岬沖で座礁・沈没した。流行りのマンホールカードにもなっている。

咸臨丸(かんりんまる) 二隻見えたり 道の駅


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木古内で 風受け走る 蒸気船

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駒ヶ岳が遠望できるJR函館本線大沼駅

 大沼国定公園は活火山の駒ヶ岳と山麓にある大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼からなっている。JR函館本線の大沼駅は小沼の近くにある。観光地の中心駅は大沼駅の北隣の大沼公園駅となる。函館本線は大沼駅の北で二手に分かれ、駒ヶ岳の裾野を回って森駅の西で合流する。大沼駅前から駒ヶ岳が遠望できる。駅の周囲にはこじんまりした集落がある。駅広場でマンホールがないかと探して、函館土木現業所のものを見つける。道内各地にある現業所のもので赤れんが庁舎が描かれている。

蓋絵撮り 彼方尖頂 駒ヶ岳


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駅広場 「函館」字見て 七飯町

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シリーズ1764・例外的読み方がマンホールに刻印されている森町

 森町は砂原町と2005年に合併して前の町名が残った。ここで町名に関して例外的な読みが森町にある。市町村は行政の単位名で、砂原町の名前は砂原でこれに町(ちょう)をつけて呼ぶ。森町も町名は森でこれに町をつけるところまで同じなのに読み方は「もりまち」である。こうなると「もりまち」そのものが町の名前になる。函館本線森駅の東隣駅の東森駅の駅前の通りにあったマンホールには「もり」ではなく「もりまち」と刻印されていた。蓋絵には駒ヶ岳と町の花の桜が描かれている。

東森 陽の傾いて 駅舎あり


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「もりまち」と 例外の読み 誇示したり

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雨上がりの落部駅前通りの濡れた蓋絵

星空が 濡れた路面で 夕日浴び 

 国道5号(大沼国道)は八雲町落部(おとしべ)地区の市街地を囲むようにして走り、国道の南北方向と東西方向の変曲点の辺りを南に折れて行くとJR函館本線の落部駅がある。駅への道に北海道と星空の蓋絵の八雲町のマンホールがある。撮影のため落部駅を訪れた時には雨が降った後で、マンホールは濡れた路面のアスファルト色に溶け込んではっきり写らなかった。ただ、この時高い建物の無い駅広場から端から端まで見える虹が架かりそれをパノラマ写真に撮っていて印象に残った。


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噴火湾が見渡せる八雲町

 噴火湾に面し渡島支庁に属した八雲町と、日本海に面し檜山支庁の中部に位置した熊石町が2005年に合併し八雲町となっている。八雲町のある支庁(現在は振興局)は渡島支庁となったため檜山支庁は南北に分断された。八雲の市街地から西に行ったところに八雲温泉の看板を掲げたホテルに1泊した。ホテルに隣接し国道5号(大沼国道)に面したパーキング場の入口にマンホールがある。蓋絵には北海道と星空、八雲のローマ字名に地球儀の一部と地球儀の模様らしきものが描かれている。

マンホール 目を上けて見る 噴火湾


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星空の 星が落ちたり 八雲町

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2022年01月16日

防波堤で海を眺める旅行客

旅行客 海を眺めて 防波堤 

 長万部駅の西側の海岸沿いを、函館本線と平行して国道5号(大沼国道)が走っている。駅前の通りを、国道を目指して歩いて行くと、大きな建物が目に入ってくる。長万部消防本部である。建物の横の歩道にアヤメと町章のマンホールがある。マンホールのパノラマ写真を撮ると、国道と海岸の境に防波堤があり、防波堤の上に人の姿が写る。長万部は函館本線と室蘭本線の分岐駅で、旅行客が筆者と同様に、列車の接続時間を利用してここまで足を延ばして海を眺めているようだ。


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長万部駅舎を見て咲くアヤメ

 長万部の町は函館本線で東と西に分断されている。西側の市街地は噴火湾(内浦湾)に面する。函館本線の西側に線路と平行に延びる本町通の三叉路にマンホールを見つける。蓋絵は長万部町の花アヤメが描かれている。アヤメは町章と重なっており、町章は「長」の字を図案化し、円は噴火湾を表している。長万部には南部陣屋川の河川敷に「あやめ公園」があり、50種類7万株のアヤメが咲く。長万部駅から徒歩20分程度の距離にある。この公園の近くで函館本線と室蘭本線が分岐する。

駅を見て アヤメ咲きたり 長万部


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噴火湾 「長」字重なる アヤメかな

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シリーズ2176・路上でも運河の見られる小樽の街

 小樽稲穂の旧手宮線の跡は南北に延びており、その1ブロック西側の道路にマンホールを見つける。小樽運河のデザインで、運河に架かる橋の欄干、街路灯、運河沿いの倉庫が確認できる。「小樽運河」の文字もあり、画数の多い「運」の字は略字となっている。マンホールの傍に赤い消火栓が見える。小樽の消火栓は色の異なるものがあり、色の組み合わせで水道の系統が分かるようにしてある。これは小樽が坂の町であるため、同じ系統の水道管から一度に水を取れない事が理由である。

消火栓 ここは赤なり 蓋絵横


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足元の 路上の運河 見入りたり

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塩谷の海岸道路のラッコの親子

 函館本線の小樽駅の上り方面の隣駅は塩谷駅である。塩谷駅から小樽環状線を下って国道5号(羊蹄国道)を渡ると海沿いの道につながる。海岸は塩谷の海水浴場である。道は塩谷漁港までつながっている。その道路の中央にマンホールがある。マンホールの所から塩谷の海と彼方に港も見える。蓋にはラッコの親子が描かれている。小樽の海にラッコが生息している訳ではなく、小樽水族館に飼育されているラッコがモデルになったようである。貝を腹の上で砕いて食べようとしている。

マンホール 撮る彼方には 塩谷港


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塩谷海 道路に棲みて ラッコかな

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旧手宮線跡近くの判じ物の蓋絵

 小樽運河沿いを走る道道454号が90度方向転換をして道道820号に接続する分離帯のある幅の広い道路がある。この道路が旧手宮線跡を分断する南側の歩道は石板をモザイク状に組み合わせた舗装になっている。この歩道に同じような素材で仕上げられたマンホールの蓋がある。デザインは小樽市内で良く見かけるラッコの親子である。しかし、この種の蓋はラッコの親子のデザインでも輪郭しか分からないものもあり、その蓋絵だけを見ただけで描かれたものが何であるか判別はできないだろう。

表示無き 巨大画面下(か) 蓋絵あり


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絵の模様 これは何かと 判じたり

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軌道自転車の見える歩道のマンホール

 GWの子どもの日に小樽市内でマンホールの蓋を探して撮影を行っていると、「レールカーニバルinおたる」というイベントを目にする。旧手宮線で軌道自転車に観光客が乗って足漕ぎで動かしている。走行区間の線路の両端に簡易転車台があり、軌道自転車は方向転換して往復する。転車台近くの線路を横切る歩道にマンホールがある。歩道に舗装に合わせた石板製の蓋絵に描かれているのはラッコの親子で、同じデザインでも鉄製のものでは線がはっきりしていて、ラッコとすぐに確認できる。

蓋絵撮り 軌道自転車 写りたり


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マンホール 舗装に合わせ 石板絵

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入館料金を支払わなくても撮影できた蓋絵

 小樽市総合博物館にSLが描かれたマンホールがあるとの情報を得て、同館まで写真撮影に出向く。受付のところで尋ねると、同館の野外展示場にあるので料金を支払って入館すると撮影可能とのことで、その案内に従う。確かに館内の屋外展示場にお目当てのマンホールがある。一通り撮影して館内を走行するSLのアイアンフォース号の転車台のある傍の入館口から外に出ると、そこに同じマンホールの蓋絵があった。最初からこの入館口に来れば入館して撮影する必要もなかったのにと思った。

博物館 出れば無料の 蓋絵撮


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進み来る SLを撮り 子どもの日

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小樽市総合博物館内のSLが描かれたマンホール

 小樽市総合博物館は鉄道を主テーマにした展示になっている。北海道の鉄道が小樽から始まった事による。屋外展示場では、往年活躍したSLやディーゼル車を見る事ができる。屋外展示場にSLを描いたマンホールの蓋が地面に埋め込まれている。案内板に展示SLがC12とあるので、これを参考に蓋絵がデザインされたのかも知れない。このSLは小型軽量な機関車として設計され、重さに制限のある簡易線規格の線路を走った。同博物館には1909年製造のアイアンフォース号が動態保存されている。

ディーゼル車 近寄る地面 小SL


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蓋絵撮り 地面にSL 博物館

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シリーズ1715・黒松内駅前の歩道で見つけたアカゲラ

 黒松内は北限のブナ林があることで知られ、町内にブナセンターの立派な施設がある。JR黒松内駅ホームにもブナの木の標本が置かれている。そのイメージがあり、町名は山の木からのものであるかと思っていたら、アイヌ語の「クルマッナイ」(和人の女性の・沢)と知ると意外である。駅前通の歩道でマンホールを見つける。町のシンボルマークになっているアカゲラとブナの葉が蓋絵として描かれている。アカゲラの雄は後頭部と腹部が赤い羽毛があるけれどマンホールでは色が無い。

歩道ブナ アカゲラ止まり 黒松内


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アカゲラの 赤色見えず 蓋絵かな

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国道に美人温泉の案内のある蘭越町

 函館本線の蘭越町昆布駅は線路の南側にあり、線路と並行に走る国道5号(羊蹄国道)に面している。線路を挟んで北側に町営の温泉施設の「幽泉閣」があり駅から跨線橋を渡って行く。国道側に駅と接して地元の農産物の直売所「昆布元気村」があり、歩道のところにマンホールがある。ドーム付の堂堂とした建物が描かれ、これは幽泉閣である。マンホールの全球パノラマ写真を撮ると、線路を越えた向こうにある幽泉閣の建物が写ってくる。小さく描かれた花は町の木と花のコブシだろう。

国道に 美人温泉 表記あり


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堂々の 温泉施設 昆布の町

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蘭越駅前で見る尻別川でのアユ釣り

 函館本線蘭越駅の西側と北側に蘭越町の市街部が広がりさらにその西と北を尻別川が流れている。尻別川は延長120 Kmを超す一級河川で、過去に何度も水質ランキング日本一になっている。このような清流なのでアユ釣りが盛んなようで、蘭越駅前にあったマンホールの蓋絵には鮎釣りをしている釣り人が描かれている。蘭越町昆布地区で茂尻川の支流となっている昆布川でもアユ釣りが行われるようで、昆布川とアユの描かれたマンホールもある。茂尻川はさらに北西方向に流れ日本海に達する。

駅前に 釣り人の居て アユ跳ねる


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蘭越(らんこし)は アユの清流 茂尻川

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ニセコアンヌプリを入れたマンホール撮影

名山が 顔覗かせて 蓋絵撮り

 マンホールのパノラマ写真に名山を取り込んだ撮影は難しい。マンホールは街の中の建物に囲まれてあるのが一般的で、それも地面にある。開けたところの遠景にある山並みとは被写体として普通は重ならない。ニセコ駅前通りで写したマンホールのパノラマ写真に、ほとんどは家に隠されていて、頂上がわずかに顔を出しているニセコアンヌプリが写っている。パノラマ写真を合成していて気がついた。マンホールの方はNTTが略称で電電公社と呼ばれていた時代の会社マークが見えている。


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駅名変更のため町名を変えたニセコ町

 国鉄・JRで初めてカタカナ表記となったニセコ駅は、元は狩太駅であった。「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定された事を受けて狩太からニセコに駅名を変更しようとして、国鉄に申請し認められなかった。そこで狩太町をニセコ町に変更して駅名も現駅名になった経緯がある。駅舎はリゾートのロッジ風の建物で洒落ている。駅前通りにマンホールがあり、蓋絵にニセコ町の町章が描かれている。「二」で雲を、「セ」で山を、「コ」で川を表し自然が売りの観光地である事を表している。

町名を 変更し得た 仮名駅名


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町章は 雲、山、川と パズルなり

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蓋絵に菓子のキャラクターがある倶知安町

 倶知安駅への出入口の歩道にマンホールやハンドホールが並んでいる。小さな蓋絵を見るとKUTCHANのネーム入り帽子を被ったキャラクターがスキーをしている。このキャラクターを調べてみると菓子の「じゃが太くん」で、菓子の袋に印刷されている。名前からジャガイモを素材にした菓子とわかる。倶知安開基100周年を記念して菓子工業組合で開発され、倶知安町の銘菓となって売られている。それにしても菓子のキャラクターが蓋絵に描かれて歩道で見る事ができるのは珍しい。

駅舎見て 蓋絵を撮れば 菓子の顔


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菓子キャラが 地面でスキー じゃが太くん

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名前の代わりに思える受賞記念バッチの通し番号

賞バッチ 通し番号 名に代わり

 何かの受賞で貰う記念バッチに通し番号があるものと無いものがある。2007年の札幌市産業経済功労者表彰のバッチには364と刻印されていた。2013年の北海道功労賞は155である。2021年の瑞宝中綬章にはこの通し番号はなく名無しの感じがする。(空撮2022・1・16)


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サンモリッツが姉妹都市の倶知安町

 JR函館本線倶知安駅を降りて駅周辺でマンホールを探す。線路と並行して走る駅前の通りにマンホールを見つける。蓋絵は町章を真ん中にしたもので、雪の結晶の星型六角形の中に「北」の文字を丸く変形し、その中に「倶」の字を入れている。これは初代の町章で、2代目のものはパノラマ写真に写っているスイス・サンモリッツ市との姉妹都市提携50周年記念の看板に描かれている。サンモリッツ市のシンボルの太陽が描かれたマンホールが同町にあるけれど見つける事ができなかった。

看板に サンモリッツ見え 姉妹都市


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駅前で 初代町章 路面なり

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路面に展示された共和町のブランド農産物

 国道5号(羊蹄国道)とJR函館本線が並走する小沢駅付近で、駅から上り方向で国道と線路が上下で交差する。その陸橋は鉄道写真撮影スポットである。その交差場所近くに共和町ふれあいセンターがある。センター前の駐車場にマンホールがある。蓋絵には共和町で取れるメロン、スイカ、米(稲)が描かれている。これらの農産物は「らいでん」が冠されたブランドとして市場に出されている。岩内町と蘭越町にまたがる雷電山(1211 m)や雷電海岸の地名の「雷電」からの命名である。

撮り鉄が 狙う汽車行く 線路横


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農産物 「らいでん」冠し 名の知られ

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ニッカウヰスキー北海道工場門横のマンホール

 軟石造りのニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所の門の前の道路にマンホールが二つ並んである。一つは汚水の文字があるので下水道と分かるが、もう一つは何のマンホールか分からない。いずれも余市町の町章が真ん中にあり、北斗七星を表す星型の中に「余市」の漢字を円くデザインしてある。余市の語源はアイヌ語の「イヨチ」が音の入れ替わりで「ヨイチ」となり、「イヨチ」は「蛇の多い所」であるとか、アイヌ語の蛇の多い所を意味する「ユーチ」に由来するとかの諸説がある。

軟石の 門に文字あり ウヰスキー


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真ん中の 町章を読み 余市なり

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駅舎前広場にカモメの飛ぶ余市駅

 余市駅を降りるとニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所は歩いて行ける距離にある。駅前でマンホールを撮った全球パノラマ写真にも同蒸留所の入口が見えている。ウィスキーの他にもワイン醸造用のブドウの生産は道内一を誇り、ワイン特区の認定も受けている。マンホールは彩色されたもので、余市で北海道で最初の栽培が始まったと言われているリンゴとその花、余市川で獲れるアユ、ニシン漁を歌ったソーラン節は余市が発祥の地といわれ、唄にも登場するカモメが描かれている。

駅からは 門の見えたり 蒸留所


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川にアユ 海にカモメの 果樹の町

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名前の刻印された赤レンガ壁の岩見沢駅舎

蓋絵から 刻印レンガ 見やりたり

 岩見沢駅舎は2009年に全面開業している。駅舎の外壁は赤レンガが貼りつけられ、レンガ壁の上部はガラス張りになっている。パノラマ写真を拡大するとレンガの1個、1個に文字が刻まれていて、これはレンガプロジェクトの寄付者の名前である。駅舎は2009年のグッドデザイン大賞を受賞している。駅舎壁に接している歩道広場もレンガが敷き詰められている。駅舎壁近くに岩見沢市章を中心にしたマンホールがある。景観上からか、駅前広場のマンホールは極力少なくしているようだ。


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岩見沢駅ホームにあるマンホール

 マンホールのある場所を記したような地図はないので、マンホール探しは街を歩いてみて、となる。しかし、駅のホームにマンホールがあるとは予想もしなかった。函館本線の岩見沢駅で列車から降りてマンホールを見つける。下水と書かれているので、ホームの下に下水道があるらしい。蓋絵の中心に「米」の字を菱形で囲んだ岩見沢市の市章がある。菱形は北海道を米に見えるのは北海道の中心に位置する同市から道路が四方八方に延びている様を表している。岩見沢駅はJRの要衝でもある。

マンホール 輓馬も見えて 駅ホーム


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「米」の字は 四方八方 延びる道

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岩見沢駅前通りの用途の分からないハンドホール

 以前岩見沢駅前通りはアーケード街でいつもシャッターの降りた商店街が残っていた記憶がある。今やその商店街もなくなって、郊外の道路の風景が目に入る。その通りの歩道の足元にデザインが異なるハンドホールのようなものの蓋がある。その中の孫悟空が描かれたものを撮ってみる。文字がないので何の用途かわからない。どうして孫悟空なのかも謎である。単なる歩道のデザインでもなさそうである。元からあったものと思われ、孫悟空の神通力でも商店街は残らなかったか。

駅前の 商店街消え 郊外景


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蓋絵あり 用途不明で 孫悟空

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岩見沢駅前通りの読めないマンホール蓋の文字

 岩見沢駅前通りの歩道に小型のマンホールがある。岩見沢市の市章に「泥吐弇」の文字。「泥吐」だけなら「どろはき」とでも読めそうだ。しかし、「弇」の文字が加わりこれが見慣れない文字である。後で調べると蓋を被せた容器の意味で読みは「えん」とある。全部を音読みにすれば「でいとえん」になるけれど、関係の業界用語として何と読まれているのかはわからない。このマンホールの傍にあるハンドホールは仕切弁らしい。車道と歩道の間の柵に市の花のばらがデザインされている。

歩道には 各種の蓋が 並びたり


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蓋絵には 読めぬ文字あり 泥吐弇(でいとえん)

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JR滝川駅前のマンホール

区画から 名残推測 屯田村

 市街地に駅がある市町村では線路に沿って、あるいは線路と直角に街路が延びるのが普通である。しかし、JR函館本線滝川駅ではそうなっていない。駅前の市街地は碁盤の目の区画であるのに、区画は線路に沿っていない。直線状の函館本線を少し北に行くと市街地の区画は線路に沿っている。多分入植時代の屯田兵村が駅の付近にあって、その区画の名残ではなかろうかと推測される。駅前に広場があり、その横の交差点のところにマンホールがある。市章を中心にした絵柄のものである。


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シンプルなデザインの市章の滝川市

 函館本線滝川駅から以前は鈴蘭通、現在はベルロードと名前が変わった商店街の通りが国道451号まで延びている。この国道はすぐ国道38号(芦別国道)とつながり滝川市役所の前を通る。この両国道と直角方向に国道12号(中央国道)が交差する。ベルロードの中間点辺りの交差点にマンホールがある。蓋絵は滝川市の市章が中央の矢印付の円の中にある。滝川市は市街地の南側で石狩川と空知川が合流しているので、この2河川と「川」の字をデザインした3本線のシンプルなものである。

鈴蘭が 鐘に名を変え 商店街


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真ん中に 川の字のあり 市章かな

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深川市納内駅横のマンホール

屯田兵 時の音聞き 農作業

 JR函館本線納内駅は深川市役所の支所の納内時計台プラザと同居している。同居というより玄関とホームをつなぐ館内の通路が駅舎の位置づけである。駅前の南北の道路で、時計台と跨線橋が見える歩道部分にマンホールがある。屯田兵がデザインされた蓋絵のものである。駅前の通りを南に進むと創志学園クラーク記念国際高校の北海道本校がある。さらに南に行くと深川市立納内小学校がある。南に石狩川が流れる田園地帯のこじんまりした集落に高校と小学校があるのは予想外である。


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深川市の駅前通で見る屯田兵

 石狩川は深川市の市街地付近で東西方向から南北方向へその流れを変える。その蛇行部分の北側に深川の市街地がある。函館本線がほぼ東西に市街地を貫き、深川駅から留萌線が分岐する。駅前通を南方向に進み、国道233号(深川国道)が直角に折れて行く交差点でマンホールを見つける。鍬をふるう屯田兵に実った稲穂、リンゴの実が描かれている。屯田兵の表情は口を開いて歯を見せていて、歯を食いしばって農作業をしている様子を表現しているようである。深川は米どころである。

国道の 曲がり角居り 屯田兵


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歯を見せて 屯田兵が 農作業

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砂川駅前通の歩道地面のナナカマド

 JR砂川駅から国道12号につながる道の歩道に彩色されたマンホールがある。蓋には同市の木のナナカマドの実と葉が描かれている。葉は緑で実は赤く彩色されている。実が赤くなる頃は葉も紅葉するのでこの彩色はちぐはぐである。北海道では市町村の木にナナカマドを指定する自治体は多い。市だけでも砂川市の他に旭川、江別、紋別、士別、苫小牧、三笠、室蘭、稚内とある。マンホールのある歩道の並木はナナカマドではなくイチイ(オンコ)の木のようで緑の葉に赤い実が見えている。

イチイ見て 地面で我慢 ナナカマド


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路面では 紅葉せずに ナナカマド

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シリーズ2638・アメニティ(Amenity)の文字を見て考える市の理念

 砂川市には中空知の中核病院としての市立病院がある。衛星写真にも病院の大きな建物と屋上のドクターヘリ用のヘリポートが見える。病院と隣接する砂川市役所の横の大通りが駐車場を横切る辺りの歩道にマンホールがある。塔の建物は近くの遊水地の管理棟のようである。蓋絵には同市の花スズランと「Amenity Town」(tの1字は大きな木)の文字がある。これは同市が環境庁より北海道初の「アメニティ・タウン」の指定を受けた事による。市民一人あたりの都市公園面積は日本一である。

メルヘン調 管理棟見え 遊水地


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アメニティ 快適環境 市の理念

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美唄市章を埋め込んだ円形つなぎ模様の蓋絵

 函館本線峰延駅は岩見沢市、三笠市、美唄市が市境を接する場所近くにあって美唄市に属している。駅前広場につながる駅前通にマンホールがある。蓋絵はカラス貝と美唄の読みから「ひ」を重ねて図案化している。これは美唄市の名前がアイヌ語の「ピパィ」(カラス貝・川)が転訛したものと言われている由来を市章に取り入れたためである。市章が円形の一部が途切れた形になっていて、蓋絵のデザインは市章をつなげた形にして、さらに円形の中に市章の図形を3個ほど配置している。

峰延は 対称形の 駅舎なり


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蓋絵見て 市章はどこに 捜したり

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歩道で見る宮島沼のマガンとハクチョウ

 函館本線は美唄市の付近ではほぼ南北に延びる。美唄駅から中央通が鉄路と直角に西に向かっている。この中央通の歩道のところに薄い彩色のマンホールを見つける。デザインはラムサール条約登録湿地にある宮島沼に飛来するマガンとハクチョウである。湖面を泳ぐハクチョウはすぐ3羽とわかる。マガンの方は数えてみると8羽が空を飛んでいる。マガンの渡りの季節の最盛期には約6万羽が宮島沼に寄留する。国内最大の規模で、それを見て撮影しようと野鳥愛好家がやってくる。

ハクチョウと マガンが歩道に 寄留なり


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(パノラマ写真)

数えれば 8羽のマガン 3ハクチョウ

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地面にサソリの居る上芦別駅前

 道道365号と道道567号はJR根室本線上芦別駅前でつながる。駅前広場があり道道から駅舎へはロータリーの道に沿って行く。この道に星の降る里芦別市の星座を蓋絵にしたマンホールがある。星座はさそり座である。さそり座はギリシャ神話に由来し、英雄オリオンが女神ヘラにより地上に送られたサソリにより殺された。オリオンも又星座になっている。さそり座の1等星はアンタレスで、蓋絵ではサソリの図の胴体の中央辺りにあり、蓋絵でもひときわ大きく描かれ、文字の説明もある。

駅前に サソリが潜み 上芦別


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サソリ図に 大きな星で アンタレス

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地面に星座の見られる芦別市

 芦別市は違った絵柄のマンホールの多い市である。これは芦別を「星の降る里」のキャッチコピーで売り出そうとしていて、その星に因んで各星座をマンホールの絵にしているためである。街を自転車で走り星座のマンホールの写真を撮ってみる。道道567号沿いでJR上芦別駅への出入口のところにマンホールがあり、星座はおとめ座である。羽のある女神の手にしているのはナツメヤシの葉と麦穂である。おとめ座の最も明るい星はスピカと呼ばれ、女神の左手の先に文字入りで示されている。

芦別市 白昼おとめ座 出合いたり


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1等星 路上にありて スピカなり

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シューパロダムで見る浄化槽の蓋

 夕張シューパロダムは2015年に竣工した。このダムは既存の大夕張ダムの直下流に造られたため、大夕張ダムは人造湖シューパロ湖に沈んでしまった。シューパロダムが出来る以前にダム湖に架かっていた旧森林鉄道の三弦橋も水没した。シューパロダムの近くに管理事務所があり、その横に浄化槽が設置されている。ダムの水質を保つためのもののようだ。浄化槽の蓋にはハウステックの企業名があり夕張市とは直接の関係は無い。シューパロ湖を撮影した時には湖の上流部は氷結していた。

新ダムや ダム湖上流 凍りたり


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夕張市の歩道でカチンコする虎のシネガー

 夕張市は炭鉱の町の出自で、鉱区が山間に分散してあったのでり細長い市街地を形成している。廃線予定のJR石勝線夕張支線と道道38号に沿って市街地が延び、若菜区に夕鉄バスのターミナルがある。ターミナルの見える歩道にマンホールがある。夕張映画祭で生まれた虎のキャラクターマスコット「シネガー」(シネマとタイガーの組み合わせ)が「おすい」の映画製作の「カチンコ」を右手に、左手には夕張名産の「夕張メロン」を持っている。「バリバリゆうばり」は同市の惹句である。

鉄路消え 役割増して バスの駅


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歩道では 虎がカチンコ 映画祭

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赤平神社鳥居下のマンホール

鳥居下 マンホールのあり 赤平市

 国道38号(芦別国道)から分岐する道道224号と続いて道道114号を利用して自転車で赤平駅を目指す。途中空知川に架かる橋を越えたところに赤平神社がある。朱塗りの大きな鳥居があり西側に参道が延びていて、その先に本殿がある。祭神は天照大御神と大山祇大神である。大鳥居の下に赤平市のマンホールがある。鳥居の下の参道にマンホールがあるのは珍しいのではないかと思われる。愛車(自転車)を止めてマンホールのパノラマ写真を撮る。鳥居の影がマンホールに接している。


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シリーズ2632・豪華駅舎に白昼夢を見る過去の炭都の栄華

 蛇行する空知川の両岸に赤平市の市街地が形成されている。赤平市はかつて炭都として栄え、同市を通過する根室本線は掘り出した石炭運送の大動脈であった。現在は旅客を運ぶだけの線路の赤平駅は立派な建物である。「赤平市交流センター みらい」の建物と駅舎が同居している。この駅舎が見える国道38号(芦別国道)の歩道にマンホールがある。蓋絵には赤平の市の花の大輪咲きのキクが三本、赤平の頭文字Aに虹が架かるデザインで、「虹の映えるまち赤平」のキャッチコピーがある。

白昼夢 炭都の栄華 大駅舎


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虹映える 赤平のまち 蓋絵虹

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シリーズ2131・奈井江駅前のピアノのオブジェとマンホール

  国道12号の美唄市光珠内から砂川市の空知大橋までの29 kmが日本一長い直線道路である。この直線道路と並行して函館本線が延び、直線道路の真ん中辺りに奈井江駅がある。駅舎と隣接して奈井江町文化ホールがある。駅広場と文化ホールをつなぐ広場にグランドピアノのオブジェが置かれていて人目を惹く。そのオブジェを見る歩道のところに彩色されたマンホールがあった。絵柄は川を泳ぐニジマスらしく、川は奈井江川だろう。木も描かれていてこれは町の木のナナカマドかもしれない。

駅前の ピアノの音で 魚(うお)が跳ね


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田園地 魚遡(さかのぼ)り 奈井江川

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トルコギキョウが蓋絵に咲いている川端駅

 石勝線で少し東に行くと夕張川を渡る手前の、畑の中の小さな集落由仁町川端に川端駅がある。川端駅前は広場になっていて、元気村トイレの看板のある建物の前にマンホールがある。蓋絵には「かわばた」の文字が見え、花のデザインがある。この花はトルコギキョウで、同町での生産量が全道一であることからデザインに採用されている。由仁町は花き生産が盛んで、英国風の花の庭園「ゆにガーデン」があり、ここへの最寄りのJR由仁駅は室蘭本線にある。町内を2本の鉄道が走っている。

小駅に 跨線橋あり 石勝線


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蓋絵咲く トルコギキョウは 無色なり

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樺戸集治監を観光資源として活かす月形町

 月形町の町名は樺戸集治監の初代典獄月形潔の姓に由来する。月形は激務で若くして殉職した。月形町役場と隣接して集治監の建物が月形樺戸博物館として保存され観光資源として活かされている。役場から国道275号までつながる道道376号の道路でマンホールを見つける。格子模様の中央に町章がある。突起のある六角形で表現された雪華の中に「月」の字を丸くして配している。集治監の歴史は現在の月形刑務所につながっていて、札沼線の車窓から月形刑務所の建物を見ることができる。

集治監 観光で活き 月形町


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路面にも 典獄姓の 残りたり

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道路に置かれても壊れないワイングラス

 JR札沼線の鶴沼駅の少し南のキナウスナイで道道275号から西に向かう道路がある。鶴沼ワイナリーや神内ファーム二十一につながる道である。この道の踏切手前の廃校舎の跡らしい建物の横でマンホールを撮影する。ブドウの実の中に「うらうす」の文字があり中央にデフォルメされたワイングラスがある。浦臼町鶴沼はワイン用ブドウの生産地で鶴沼ワインの知名度が高まっている。ワイナリーもあるので蓋絵がそれを象徴するデザインになっている。周囲の花びらは浦臼町の木の桜である。

鶴沼は 道にも実る ブドウの実


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象徴は ワイングラスで 浦臼町
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庁舎にも歩道にもワイングラスが目に付く浦臼町

 国道275号を自転車で走っていると浦臼町役場が目につく。役場の建物の壁に「みどりかがやく夢大地」の惹句とワイングラスをデザインした絵の看板がある。ワイングラスは浦臼がワイン用ブドウの産地であり、ワイナリーもあることを物語っている。役場から札沼線浦臼駅に行く道路の歩道にマンホールの蓋がある。蓋絵にも建物の壁のものと同じワイングラスの絵とブドウ、町の木の桜の花びらが彫り込まれている。蓋は錆止めなのか銀色に塗装されていて、ここだけが光輝いて見える。

ワイングラス 壁に歩道に 浦臼町


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銀色に 化粧直しで 役場横

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シリーズ2644・新十津川駅前マンホール

  JR札沼線(学園都市線)は、利用客がほとんど居ない「北海道医療大学駅」から終点の「新十津川駅」までの路線の存廃が検討中である。新十津川駅は1日1往復である。廃校になった旧西美唄小学校に「北海道鉄道写真館」を開設した時、案内の写真を新十津川駅の駅舎内に許可を得て貼らせてもらった事がある。その駅舎の前の通りに二匹のカエルをデザインしたマンホールがある。カエルは「下水道を整備することにより、自然が蘇り、町に若者が帰り、町が若返る」意味を込めている。

存廃の 運命如何に 終着駅


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(パノラマ写真)

若返り カエルに頼み 町と駅

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シリーズ1577・桜とナナカマドが同時に目に入る桜岡駅界隈

 東に向かうJR石北本線が石狩川の支流の牛朱別川を跨ぐ手前に桜岡駅がある。駅近くの森に桜の木があり駅名になったのかと推測する。駅舎の壁に桜の花びらが描かれていて駅舎にしては風流である。駅の北側に小集落があり、駅前通りの歩道にマンホールがある。旭川市の木であるナナカマドの葉と実がデザインされ、ナナカマドの文字も見える。日の丸が北斗七星の中にある市章も描かれている。かつて軍都であった旭川市からの連想で、市章は日章旗の変形バージョンに見えてくる。

壁サクラ 地にナナカマド 桜岡


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駅通り 雨水が蓋に 残りたり

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高架駅横でスキー競技をする人

 JR宗谷本線で旭川駅を出発すると次の駅が旭川四条駅となる。線路は高架で駅舎は高架下になる。駅舎を出たところに鉄道グッズを売る店「ぽっぽや」がある。店横の歩道にマンホールを見つける。蓋絵には旭川市で毎年開催されるクロスカントリーの国際スキー大会「バーサーロペット・ジャパン」のシンボルマークがデザインされている。スウェーデンのグスタフ・バーサー王に因んで創設された競技大会で、旭川のは本家からお墨付きを得た大会である。歩くスキーも一緒に開催される。

高架駅 スキー競技の 人の居り


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冬季には スキー楽しむ 旭川

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名寄駅ホームの彩色マンホールのレプリカ蓋

 近年各自治体でマンホールカードを発行するようになって人気が出てきている。マンホールカード用に新しく彩色されたマンホール蓋が飾りで置かれているのもあるけれど、その場所に行かなければ見ることができない。この点JR名寄駅のホームにエクステリアのようにして飾ってあった彩色マンホールのレプリカ蓋は旅行客の目に入る。描かれているのは市の鳥のアカゲラ親子、市の木のカエデ、市の花のオオバナノエンレイソウである。市の名前の代わりに「JRなよろえき」とあった。

ホームにて マンホール蓋 客送迎


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彩色で 目に入り易き 市の象徴

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名寄公園でマンホールを撮ると写るSLキマロキ編成

 宗谷本線名寄駅の南方向に名寄公園がある。公園に除雪を行うためのSLを連結させたキマロキ編成が展示されている。このSLは宗谷本線の列車の窓からも眺めることができる。その公園内にマンホールがある。旧名寄市は2006年に風連町と合併し、新名寄市になっており、マンホールに描かれた市の鳥アカゲラ、市の木カエデ、市の花オオバナノエンレイソウは旧市から引き継いでいる。風連町の町の木がシラカバで、新市の木として設定されているので、蓋絵の木をシラカバと見立ててもよい。

マンホール 撮ればキマロキ 写りたり


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蓋絵の木 新市シラカバ 元カエデ

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名寄市ではスキーもするアカゲラ

 名寄市は天塩川と名寄川に挟まれて市街地がある。この両河川は市街地の北で合流して天塩川となり、川はさらに北に流れて日本海に注ぐ。市街地の東側寄りを宗谷本線が南北に貫き、その中心に名寄駅がある。宗谷本線の拠点駅で、有人の大きな駅である。駅前は広場になっていて道道540号が広場前を走っている。この道沿いの歩道でマンホールを見つける。市の鳥アカゲラがスキーをしている漫画がある。雪の結晶も描かれている。マンホールの所から屋根に時計のある名寄駅舎が見える。

名寄駅 マンサード屋根に 時計見え


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アカゲラが スキーするなり 歩道上

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風神を真似たようなマスコットキャラクター風夢くん

 旧風連町は2006年に名寄市と合併して地方公共団体としては消えた。ただ、JR風連駅のような駅名に旧町の名前が残っている。マンホールにも同様に、旧町の名前や町章が残っている。風連駅前のマンホールには「FUREN」の名前と旧町の町章がある。町章は「風」の文字を4個合わせたデザインで、米の字にもなり、米どころを表している。旧町のキャラクターマスコットの「風連くん」が太鼓を叩き、獅子舞をし、犬ぞりに乗り、風袋を背負っている。これにマスコットのフクロウも加わる。

風連は 消えた町名 駅舎壁


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風夢くん 風神真似て 風袋

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士別市車道で朝日に輝く羊

 写真に撮るマンホールの蓋はきれいな状態のものを選びたい。車が良く通る車道のマンホールの蓋はタイヤで磨かれたようになっていて、これは撮影に適している。しかし、パノラマ写真では8枚の写真を撮って重ね合わせるので、交通量の多い道路での撮影は撮影に時間がかかり困難である。そこで早朝の撮影となる。士別市の東5条6丁目の交差点の車道で蓋絵を撮る。士別市のマンホールの蓋絵は羊のデザインの一種類のものが到ところで目につく。羊が朝日に輝いているところを撮る。

車道には 朝日に輝く 羊かな


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見る角度 凹みの胴体 白毛なり

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シリーズ1388・歩道でサフォーク羊が遊ぶ士別市

 宗谷本線は士別市では南北に走る。士別駅から東方向に延びる駅前通の歩道に彩色のマンホールを見つける。蓋絵には牧場の風景と顔の黒い羊が描かれている。この羊はサフォーク種で顔のところに毛が生えず黒い皮膚が見えている。主に肉食用で飼育されている。士別市は「サフォークランド士別」で売り出していて、蓋絵にもそのコピーを読み取ることができる。羊を観光の目玉にしていて、市営の牧場がある。士別市は畜産業の外にも農業や林業が基幹産業で、甜菜糖の工場がある。

士別市は 歩道に羊 遊びたり


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絵牧場 観光主役 羊なり

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富良野市山部中央公園横歩道のマンホール

花壇から 西を望みて 山部駅

 富良野市山部ではJR根室本線と国道38号(狩勝国道)が並行して南北に走っている。根室本線山部駅から東に進み国道を横切ったところに山部中央公園がある。歩道の横に花壇があり芝生も広がり手入れが行き届いている。花壇から山部駅が見えるところにブドウ畑とブドウの実の蓋絵のマンホールがある。マンホールの道をさらに東に行くと山部小学校がある。小学校と道路を挟んで東京大学北海道演習林の管理事務所があり、事務所の建物の一部がパノラマ写真にも小さく写っている。


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狩勝国道の歩道に並ぶ二つのマンホール

 JR山部駅の近くの国道38号(狩勝国道)と道道706号の交差点の歩道でマンホールを見つける。乗っていた愛車(自転車)を止め撮影する。全球パノラマ写真には国道から折れて道道706号を進むと到達する自然公園「太陽の里」の看板が写る。マンホールは異なる絵柄のものが並んでいる。一つはスキー競技を行っているもので、富良野には国際級の大会が行われるスキー場がある。もう一つは実ったブドウで丘陵はブドウ畑で家はワイナリーらしい。富良野はワインの生産でも知られている。

愛車止め 撮るマンホール 並びたり


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富良野なら ブドウ畑と ワイナリー

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シリーズ1347・町名も駅名も風変りな比布町蘭留駅

 パ行で始まる自治体名は全国で比布町だけである。加えて「ピップエレキバン」のコマーシャルのロケ地になって、全国に町名が宣伝された。比布町を通過する函館本線の駅に蘭留駅がある。この駅名はアイヌ語の「ラン、ル」(下る道)から名付けられたと言われている。蘭留駅の駅前通の歩道にマンホールがあり、比布町の特産のイチゴがキャラクター化されて描かれている。イチゴの英語名も刻印されている。比布町のゆるキャラはスキーをするイチゴの「スノーベリーちゃん」である。

蘭留駅 これも奇妙名 比布町


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ゆるキャラが 蓋絵になりて イチゴかな

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シリーズ1492・愛別駅前の町を語るものの無いマンホール

  大雪山の北側を西方向に流れる石狩川が、山間部を出て旭川の平野部を南に向けて川筋を変える辺りに愛別町がある。石北本線も石狩川に沿っていて、同線愛別駅は町の中心部から石狩川を越えた南に位置している。駅前通の交差点にマンホールがある。絵柄は下水道を表す「下」の文字を中央にして愛別町の町名が亀甲地紋の中にある。これではマンホールから愛別町の説明のしようがない。愛別町は稲作が主要な産業である一方、キノコ栽培も盛んで「きのこの里」としても知られている。

人影の 見えぬ駅舎や 愛別町


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愛別を 語るものなく 亀甲紋

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層雲峡温泉街で見つけたマンホール

層雲峡 ロープウェイ駅 写りたり

 旭岳から黒岳へ大雪山を1日で縦走した事がある。黒岳からはロープウェイで降りて麓の層雲峡温泉で1泊する。翌朝宿泊した宿の周囲を散歩する。国道39号(大雪国道)が温泉街の横を走っている。温泉街を川沿いにロープウェイの駅に行くところの車道にマンホールをみつける。エスポワールの鐘が描かれたものである。マンホールをパノラマ写真に撮ると、南方向にステックスタイルの建物のロープウェイの駅の建物が写っている。その横の橋を渡ると大雪山層雲峡神社がある。


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町のシンボルのエスポワールの鐘

 JR石北線の上川駅は駅前が広場と駐車場になっている。その広場にマンホールが光って見えた。最初、絵柄の構造物が何か分からなかったけれど、これは上川町の開基90周年を記念して建造された大きな鐘である。実物は鐘が5個あり、エスポワール(希望)の鐘と呼ばれている。鐘と共に描かれている花は町の花エゾツツジである。上川駅舎の玄関には同町出身の高梨沙羅選手の応援横断幕が掲げられていて、同選手は2018年の平昌オリンピックのスキージャンプ競技で銅メダルを獲得した。

マンホール 希望で光り 駅広場


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鐘の音の 聞こえる町や 上川町

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JR美瑛駅前で見る美瑛の丘

 美瑛の町名は、町全域を「景観計画区域」の対象にする自然環境と景観に恵まれた町のイメージと重なる。しかし、町名の由来はアイヌ語の「ピエィ」(油)で美瑛川に硫黄が溶け込んで濁っていたためだろうと知ると意外である。なだらかな丘に広がる田園風景を見るために多くの観光客が訪れ、軟石造りのJR美瑛駅に立ち寄る。駅前広場に水を湛えた時計塔があり、歩道にマンホールがある。デザインは丘陵地帯に広がる畑と二本の木である。文字が入っていて「丘のまちびえい」とある。

駅前で 美瑛の丘を 眺めたり


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蓋絵の木 これは何の木 美瑛町

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自転車が街に馴染んでいる美瑛町

自転車が 街に馴染んで 美瑛町  

 美瑛町は自然と人為による景観を売りにして観光に力を入れている。「日本で最も美しい村連合」に加盟していて、「美しい日本のむら景観百選」や「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されている。歩いて見て回るのが大変なら自転車という手もあり、美瑛駅広場に面してレンタル自転車店もある。その店の前の歩道部分にマンホールがありパノラマ写真に撮ると自転車の人も写る。駅舎横に屋根付きの自転車置き場があり、美瑛は自転車が活用されている町であるのがわかる。


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観光の目玉が路面に見える中富良野町

 中富良野町は田園地帯富良野の中央にあり北に上富良野町、南に富良野市が控える。JR富良野線の中富良野駅は中富良野町の市街部の中心にある。撮影した駅前のパノラマ写真に道道705号ベベルイ中富良野停車場線の標識が見え、その交差点にマンホールがある。絵柄はラベンダーで、英字でラベンダーと町名がある。中富良野駅の北側に季節限定の臨時駅「ラベンダー畑駅」がある。ラベンダー観光のメッカ「ファーム富田」の最寄り駅でシーズン中は観光客で賑わう簡易施設の駅である。

シーズンは 観光列車 繁く行き


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ラベンダー 路面に咲いて 中富良野

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東鹿越駅前の道路にあるマンホール

かなやま湖 目前に見て カヌー人

 根室本線は金山ダムによってできた人造湖かなやま湖の南側沿いを走っている。湖に面するように東鹿越の駅がある。駅の前の道路にあるマンホールを撮る。蓋絵にはかなやま湖でも行われているカヌーする人の絵が描かれている。マンホールのある場所からかなやま湖がすぐ傍に見える。かなやま湖の東に南富良野町の集落がありここに幾寅駅がある。幾寅駅の東隣駅が落合駅でさらに新得駅となる。2016年の台風の被害が全面復旧せず、東鹿越駅と新得駅間は2018年時点ではバス運行が行われている。


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シリーズ2628・カヌーの体験ができる南富良野町

 JR根室本線幾寅駅は高倉健主演の映画「ぽっぽや」のロケで使われ、ロケ駅の幌舞駅が幾寅駅と同居して観光資源となっている。駅の周囲にもロケのセットが残されている。駅舎に隣接して南ふらの情報プラザの建物があり、建物前の広場にマンホールがある。カナディアンカヌーをする人を中心に町の花ヒナゲシと町の木クルミが描かれている。カヌーは同町を流れる空知川を堰き止めて造ったダム湖のかなやま湖で体験できる。かなやま湖の岸辺にヒナゲシやラベンダーの花畑がある。

ぽっぽやの ロケ地看板 目に留まり


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地面にも カヌー人居て 南富良野

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赤屋根の落合駅舎とマンホール

 根室本線落合駅はかつて東に向かう列車が難所狩勝峠を越えなければならぬ麓の駅として知られていた。現在は新狩勝トンネルができたので乗客は気にも止めず通過する駅となっている。駅舎の前を走る道路の歩道にマンホールがある。蓋絵は駅のある南富良野町の町章を中心にした同心円状の模様が描かれたものである。町章は「南」の字と「フ」を組み合わせたデザインで、円形の形状は同町のかなやま湖も意味していると町章の解説にある。根室本線は人造湖の金山湖に沿って走る。

落合は 駅舎の赤屋根 赤き花


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地味絵柄 町章にある 「南」と「フ」

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占冠村の道路に見る朽ちないカエデの葉

 マンホールのある景観を全球パノラマ写真に撮っておくと、撮影場所のメモが無く、さらに記憶に残っていなくてもGoogleの衛星写真と突き合わせると大抵撮影場所を突き止められる。占冠村で三叉路にあったマンホールを撮った場所は占冠村役場の横の道路で、役場正面の道路は国道237号(富良野国道)である。蓋絵として描かれているのは占冠村の木カエデである。四方を山に囲まれていて、黄葉は村の売りの景観である。村名が英字で書かれていて村名の正確な発音を知ることができる。

路上見る 朽ちる事無き カエデの葉


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英文字で 村名発音 知り得たり

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シリーズ1397・花で町の美化を促進する和寒町

 JR宗谷本線和寒駅は駅舎正面にドーム状の明り取り窓のある特徴のある建物である。駅舎正面から通りが延び、一つ目の交差点のところでマンホールを見つける。蓋絵には町の花カタクリが描かれ「自然の恵み野」、「わっさむ町」、「町の花カタクリ」の文字が見える。作付面積日本一のカボチャの産地であり、キノコも採れる。「越冬キャベツ」でも知られる町である。マンホールのある歩道部分に商工会女性部の寄贈のベゴニアのプランターがあり、町の美化に力を注いでいるようである。

ベゴニアも カタクリも寄与 町の美化


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カタクリは 自然の恵み 路面咲き

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剣淵駅前広場交差点のマンホール

蓋絵撮り 駅前旅館 写りたり

 剣淵はアイヌ語の「ケネ(ペッ)プチ」(ハンノキ(・川)の川口)に由来するとの説がある。アイヌ語に漢字を当てはめるに際して、何でこんな難解な漢字を選んだのだろうかと思ってしまう。剣淵駅前の広場兼道路のところにマンホールがある。「えほんの里」をデザインした蓋絵である。マンホールを入れてパノラマ写真を撮ると、電話ボックスのある駅舎と跨線橋が写る。剣淵駅では対面式のホームがあり、ホーム間は跨線橋で行き来する。駅前通りには駅前旅館の看板も見えている。


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シリーズ2646・道路に絵本のある剣淵町

 JR宗谷線の剣淵駅から駅前通を西方向に進むと国道293号との交差点に出る。この交差点のところにカラフルなマンホールを見つける。町名はアイヌ語の音に漢字を当てはめていかめしい。そのいかめしさとは逆に剣淵町は「えほんの里」で知名度を高めていて、マンホールの絵柄も絵本調である。蓋絵の中に田園が広がり、家があり、工場がある。木があり、町の花のエゾリンドウに蜂が飛んでいる。空には風船が飛び、虹が出ている。絵本を開くとそこには「けんぶち」の物語りがある。

絵本見る 駅前通り 剣淵町


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蓋絵(ふたえ)見て 絵本の世界 入るなり

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美深駅前の仕切弁の彩色蓋絵

 JR美深駅の駅前通りの歩道に多分仕切弁と思われる小さな蓋を見つける。「おすい」の文字があるので汚水管の仕切弁が下にあると思われる。蓋絵の題材は大型マンホールのものと同じで、美深駅の「美幸線の鐘」にチョウザメ、町の木のエゾマツ、町の花のツツジがデザインされている。「びすか」の文字が水面と思えるところにあり、この水面は天塩川であろう。大型のマンホールなら彩色の蓋絵もありだろうが、小型の仕切弁の蓋絵も彩色の凝ったものであるのが印象に残った。

彩色で 大きく見せて 仕切弁


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チョウザメが 美幸線鐘 音に跳ね

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シリーズ2630・盛沢山のデザインの美深町マンホール

  JR美深駅はバスターミナルと同居する建物で時計塔がある。時計塔に「美幸の鐘」の文字があり、かつて美深駅が美幸線の始点駅であった記憶を留める。美深駅からほぼ西の方向に延びる駅前通で二匹のチョウザメを描いたマンホールを見つける。中央に「ひ」を図案化した美深町の町章があり、町章の中に前述の鐘が2個ある。チョウザメの泳ぐ川は天塩川であり、川の中に「びふか」の文字がある。町木のエゾマツが上部に町花のツツジがちりばめられていて凝ったデザインになっている。

美深駅 美幸の鐘が 蓋絵なり


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チョウザメは 美深特産 路上跳ね

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最小村を売りにする音威子府村

 音威子府村のHPを見ると「北海道で一番小さな村」の文字がある。ここで「小さい」というのは「人口が少ない」という意味である。かつては南稚内駅までつながっていた天北線の起点音威子府駅前にマンホールを見つけた。蓋絵の鳥はコノハズクでこの地にこの鳥が多いことによる。流れている川は蓋絵のトーテムポールに示された天塩川である。村の花が芝桜であるのでその花弁が描かれている。「森と匠の村」の惹句もあり、同町の筬島駅近くの砂澤ビッキのアトリエ跡が思い出される。

最小村 音威子府駅 立派なり


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残雨水 ネガポジ反転 コノハズク

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歌内駅への道路で見るクビナガリュウ

 中川町で国道40号(名寄国道)を折れ、天塩川を越え、道道541号とぶつかる先にJR宗谷線の歌内駅がある。その交差点で車掌車改造駅舎が見えるところの歩道にマンホールを見つける。クビナガリュウの親子とアンモナイト2匹が描かれている。中川町では国内最大級のクビナガリュウが発見されており、11 mにも及ぶ復元骨格が同町エコミュージアムセンターに展示されている。この事もあり、中川町は「化石の里」として知られていて、マンホールの絵も恐竜時代に遡るものとなっている。

歌内の 駅を訪ねて 竜に遭い


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親子竜 歩道で遊び 中川町

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道路にクビナガリュウが泳いでいる中川町

 天塩川と宗谷本線に挟まれるように中川町の市街地がある。中川町でもJRの駅は天塩中川駅である。これは奥羽本線に中川駅があったため、同名駅を避けたためである。駅前の交差点のところにマンホールが二つあって、どちらもクビナガリュウとアンモナイトがデザインされている。同町ではこれらの古代の生物の化石が発見された事で「化石の里」として町おこしを行っている。2種類の異なるデザインのマンホールがあり、道路に隣り合わせで置かれるなら異なったものがよかった。

中川町 クビナガリュウが 群れて居り


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首伸ばし 蓋絵に恐竜 泳ぎたり

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シリーズ2657・JR留萌駅前通の歩道で見る道庁舎

   JR留萌線は留萌駅では東西に延び、西に行き日本海に達する辺りで方向を変え南下して行く。留萌市の市街地は留萌線の南側と東側に広がり、駅前通が留萌駅から南に延びる。この駅前通の歩道のところに留萌土木現業所の名前の入ったマンホールがある。留萌市は留萌管内の中心市で、留萌振興局が置かれている。市名はアイヌ語「ルルモッペ」に漢字を当てはめたとされている。留萌線恵比島駅はロケ駅になった時「明日萌(あしもい)」の駅名にしたのは留萌の地名があったためだろう。

小雨降り 駅前通り 寂しけれ


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拠点都市 留萌の文字入り 道庁舎

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瀬越駅の地面で見る荒波と沈む夕日

 道北から道央の日本海の海岸線で見る夕日は、海岸線に位置する市町村での売りの景観になっている。留萌市もそれに漏れず、同市の黄金岬からの眺めの素晴らしさがマンホールのデザインにもなっている。留萌市から増毛町まで延びていた留萌線に海水浴場があり、海水浴の客が利用した同市の瀬越駅があった。この駅の近くの道路でマンホールを見つける。絵柄は前述の日本海に沈む夕日と留萌港を表す錨、かもめ、日本海の荒波である。2016年12月留萌駅から増毛駅までの路線は廃止された。

廃線で 記念パノラマ 瀬越駅


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瀬越浜 蓋絵荒波 凪てあり

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シリーズ2094・映画ロケの建物の残る旧増毛駅界隈

 JR留萌線の留萌駅-増毛駅間の路線の廃止により、2016年12月に増毛駅は廃駅となった。駅舎は観光資源として解体されずに残されている。この駅を舞台に高倉健主演の映画「駅 STATION」が製作され、そのロケに使用された「風待食堂」の建物も残っている。建物の横にマンホールがある。増毛町で獲れるリンゴと鰊がデザインされている。リンゴ栽培は昔から同町で盛んに行われてきており、蓋絵にも取り上げられている。鰊漁の方は衰退し、代わってアマエビの産地として知られている。

蓋絵撮る 駅界隈や ロケ食堂


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群来(くき)途絶え 蓋絵に残る 鰊かな


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シリーズ2648・おびら鰊番屋で夕日に輝くマンホール

  小樽から稚内まで日本海沿いに延びる約380 kmオロロンラインは日本屈指のドライブウェイである。この道を車で走っていて、日本海に落ちる夕日をどこで見ようかと場所の選定に迷う。小平町の道の駅「おびら鰊番屋」に車を停め、松浦武四郎の銅像が小さくシルエットで写る景観と夕日に輝くマンホールを撮る。マンホールには日本最北の国指定重要文化財で北海道遺産にも指定されている「旧花田家番屋」が描かれている。番屋の上に2羽のカモメが飛び、扇形の波の模様が囲んでいる。

見納めは オロロンライン 落日景


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夕日(ひ)に光る 鰊番屋や 小平町

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シリーズ2602・苫前町の道の駅で見かけたヒグマの親子

 苫前町を通過するオロロンライン(国道232号)に接する道の駅「風W(ふわっと)とままえ」は駅名が凝っている。同町の大規模風力発電と電力の単位W、町名を組み合わせている。この道の駅から日本海を眺めると天売、焼尻島さらに利尻島が目に飛び込んでくる。駅の駐車場にマンホールがある。ヒグマの2組の親子、風力発電の風車、町の花エゾエンゴサクが描かれている。ヒグマの絵は同町の三毛別で起きたヒグマによる日本獣害史上最悪の事件と対極の平和的なヒグマを描いている。

風W(ふわっと)と 名前に凝りて 道の駅


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三毛別 悲劇と対比 親子熊

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シリーズ2604・地面にも天文台がある初山別村

 オロロンラインで初山別村を通過した時、海岸の方向に折れて道の駅に寄ってみる。駅名は「ロマン街道しょさんべつ」である。道の駅はみさき台公園の入口にある。道の突端に灯台があり、岬台から眺める日本海の景観は見事である。しょさんべつ温泉・岬の湯もある。道の駅の向かい側に天文台があり、天文台横の道路にこの天文台がデザインされたマンホールがある。天文台のドームが開いて、望遠鏡が夜空に向けられている。流れ星が8個ほど描かれ、満天の星空が広がっている。

灯台と 天文台が 揃い踏み


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流れ星 地面で流れ 初山別

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北海道遺産北防波堤ドームの描かれたマンホール

 日本最北端の駅を目指して観光客が稚内駅に降り立つ。駅舎を貫いて線路が延び、駅舎の外で線路止めに突き当たる。かつてはこの線路は北防波堤まで延び、稚内桟橋駅につながった。北防波堤のドームは高さ14 m長さ 427 mで70本のエンタシス形状柱がドーム屋根を支えている。稚内と樺太泊間に航路があった頃、鉄道とともに交通の要衝の景観だった。現在この航路が消滅しドームは北海道遺産になっている。稚内駅近くのマンホールにはこのドームがデザインされて道端にひっそりとある。

駅舎から 道を進みて ドームあり


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(パノラマ写真)

地面でも ドーム支えて エンタシス

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シリーズ2544・マンホールで一緒になった南極犬タロとジロ

 JR稚内駅が見える道路に第一次南極観測隊に参加し、南極に取り残されて1年を生き延びた樺太犬タロとジロが描かれたマンホールがある。この兄弟犬は稚内市生まれである。南極での生存で全国に感動をもたらして、映画「南極物語」にもなった。死後はく製にされタロは北大植物園の博物館に、ジロは国立科学博物館に保管され、催事で一緒に展示されている。マンホールの絵柄には北防波堤と利尻山に落ちる夕日が描かれている。夕日は彩色マンホールではっきりと確認する事ができる。

観光は 最北端駅 南極犬


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生まれ地の 地面で再会 南極犬

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立派な村役場近くにある村章入りの汚水枡

 稚内市で北海道遺産の登録地でドローンを飛ばし空撮パノラマ写真を撮る仕事が終わり、余った時間でどこに行こうかと考える。稚内市の隣の猿払村を訪れた記憶がないので、マンホールのある景色でも撮れるかと出向く。村役場の近くでマンホールを見つける。村章をあしらったシンプルなデザインである。村章は「知性・勇気・情熱」を表す三稜を広域ゆたかな未開発資源と村政の調和を円にして表現しているとの事である。猿払は「サラ・プツ」(葦原の河口)のアイヌ語が語源である。

猿払は 縁遠き地で 初訪問


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(パノラマ写真)

村章の シンプルデザイン 汚水枡

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町の観光資源を紹介する豊富駅前の看板

看板と 蓋絵とにあり エゾカンゾウ

 国道40号(稚内国道)から西側に折れて行くとその先にJR宗谷本線豊富駅がある。駅前広場の入口のところに大きなゲートがあり、サロベツと豊富温泉への歓迎の文字がある。看板の中央に見える黄色い花はサロベツ原野に咲き町の花にも指定されているエゾカンゾウである。この看板を見上げる歩道にマンホールがあり、蓋絵にエゾカンゾウがデザインされている。豊富町のサロベツ原野は利尻礼文と合わさった国立公園であり、豊富温泉は日本最北の温泉郷である事を看板は教えてくれる。


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シリーズ2649・豊富町役場の近くで見る利尻富士とサロベツ原野の花

  豊富町の市街地では稚内国道が南北に走る。国道に面して豊富町役場がありその近くの路上でマンホールを見つける。蓋絵には山と花が描かれていて、山は海上に浮かぶ標高1721 mの利尻富士である。花は市街地から西の方向にあるサロベツ湿原に咲くエゾカンゾウ(蝦夷甘草)とエゾスカシユリ(蝦夷透百合)で、右側の少し大き目の花がエゾカンゾウで町の花になっている。豊富町は日本最北の温泉郷「豊富温泉」でも知られ、油を含んだ泉質は皮膚病に良いとされ、観光客や湯治客が訪れる。

国道で 停まり眺める 利尻富士


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路上咲く 湿原の花 豊富町

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宗谷管内幌延町のマンホールに見る留萌の文字

 宗谷本線の問寒別駅は幌延町にあり、天塩町、中川町との3町の境界が集まる場所の近くにある。駅の南を天塩川が流れ、問寒別の集落は線路の北東側にある。駅前通りの交差点近くでマンホールを見つける。このマンホールの敷設・管理は北海道が行っていて留萌土木現業所の文字が見える。幌延町は宗谷総合振興局(旧支庁)に属しているのでここに留萌の文字の入ったマンホールがあるのが少しばかり解せない。しかし、役所の区割りは厳密だろうから間違ったという事でもなかろう。

蓋絵撮り 問寒別の 駅舎見え


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蓋絵文字 幌延町で 留萌なり

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幌延町は北緯45°線上の町

 JR幌延駅前通にあるマンホールを見ると北緯45°の緯度線がこの町を貫いていることが分かる。地図上で幌延駅から西に線を伸ばし、道道106号のオロロンラインとぶつかる当たりに北緯45°通過モニュメントが設置されている。マンホールには北海道が人型で表現され、鉢巻きのような帯のリボン部分が幌延町に当たっている。人型の手には同町の花テシオコザクラが握られ、トナカイも描かれている。トナカイは観光用に牧場で飼育されていて、幌延駅に降りると看板が出迎えてくれる。

地面見て 駅前で知る 緯度の町


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幌延町 擬人の道図 リボン位置

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ネットを助っ人に探し当てる愛し野駅近くのマンホール

 撮影から時間が経過し、加えて撮影した場所のメモが無ければ、マンホールのあった場所を特定するのは難しい。この点全球パノラマ写真とGoogleの航空写真を組み合わせると撮影場所が同定できる場合が多い。石北本線の愛し野駅の近くのコンビニ横と同定したのがこの例である。蓋絵を拡大しても文字が判らないので、マンホールのサイトを参考にする。旧端野町のマンホールで「屯田の杜公園」の文字と絵、「人と文化が奏でる田園文化交響曲」、「創造の大地たんの」の文言がある。

捜し当て 愛し野駅の 近くな


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蓋絵文字 判読できず ネット見る

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太陽があかんべ~をしているマンホール

 北見市は2006年に常呂町、留辺蘂町、端野町と合併し、旧町のマンホールがそのまま残っていて、マンホールの蓋絵の種類が多い。中には面白いデザインのものもある。旧端野町の名前の残る石北本線端野駅はメルヘン調の駅舎で端野町の物産センターと一緒になっている。駅前広場には楽器演奏を楽しむ家族の彫刻がある。この駅舎前に太陽がベロを出している図柄のマンホールがある。北見地方は年間の日照数が全国的にも多い。このデザインに気をとられたか、パノラマ写真に穴が空いた。

奇抜絵に 気を取られ撮り 穴の空き


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太陽が あかんべ~して 端野駅

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旧町章と「ルベシベ町」の「ル」を重ねた蓋絵

 JR石北線の留辺蘂駅の駅舎の屋根に「歓迎 温根湯温泉郷」の看板が見える。旧留辺蘂町は2006年に北見市、端野町、常呂町と合併して北見市になった。看板の温根湯温泉は駅のある地区から離れた温泉のある地区にある。留辺蘂駅前の道路にあるマンホールを撮ると、道路の分離帯の植え込みに駅舎が隠れて前述の看板がかろうじて写っている。蓋絵は中央に旧町章を配している。町章は「ル」を山形にして温泉マークの湯気、「蘂」の字にある三つの「心」の字も合わせて図案化している。

看板に 温泉郷と 留辺蘂駅


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町章の 意味を伝えて ルベシベ町

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屯田兵とトトロが同居する空間

 JR石北本線の西北見駅は戸建ての住宅団地内にある。石北線は駅の東西に延び、それに沿って線路の北側に鉄道林を挟んで広い道路がある。Googleの衛星写真で見るとこの道路の中央にマンホールが距離を置いて並んでいるのが確かめられる。衛星写真の解像度の良い事に改めて驚く。蓋絵には「とんでん兵屋」の文字があり、煙抜き屋根の兵屋と軍服姿の屯田兵が立っているところが描かれている。マンホール近くの住宅の車庫の壁にトトロの絵が描かれていて、蓋絵とは対照的である。

屯田兵 車庫のトトロと 目を交わし


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すり減りて 姿の薄れ 屯田兵

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相内駅前の「あめ」マンホール

 石北線の北見市内にある相内駅は、最初は正しく読めない。「あいのないえき」と「の」を入れて読む。元々は「相ノ内」駅と表記されていて、これだと読み易い。アイヌ語の「アイヌオナイ」(人の多く居る沢)の転訛の地名らしい。駅前通りにマンホールがある。蓋絵に「ピアソン記念館」とあるので、デザインの建物が北海道遺産にも登録されている、アメリカ人宣教師ピアソン夫妻が生活した西洋館であるのが分かる。設計者はアメリカ人建築家ウイリアム・メレル・ヴォーリズである。

雨雲や 「あめ」マンホール 相内(あいのない)


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洋館が 地面にありて ピアソン館

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シリーズ2643・遠軽駅前の道庁舎マンホール

  JR石北線で遠軽駅に到着後は列車の進行方向が変わるスイッチバック運行となる。線路が駅前の道路より高いところにあり、駅舎から階段を降りて駅前広場に出る。この駅前広場の歩道に北海道庁舎をデザインした彩色マンホールがある。網走土木現業所名と道旗にあしらわれている七稜星がある。蓋絵から北海道が管理しているマンホールと分かる。道の組織変えに伴って網走支庁はオホーツク総合振興局に、土木現業所は建設管理部になっているのでマンホールには旧組織名が残っている。

駅前に 道庁舎あり 遠軽町


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蓋絵には 旧組織名 七稜星

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路面にも見られる遠軽町の名所瞰望岩

 石北線の遠軽駅はヨーロッパの駅で見られるターミナル方式で、入って出る構造になっている。地図で見るとスイッチバックの線路が分かれる辺りに遠軽町の名所瞰望岩がある。近くを流れる湧別川の浸食にも耐えて残ったとされる標高161 mの巨大な岩である。遠軽の地名は瞰望岩の見晴しの良い高台を意味するアイヌ語「インカルシ」に由来する。駅前広場につながる道路のマンホールにこの瞰望岩がデザインされている。サイロのある農家も描かれていて、農業の町遠軽を表している。

遠軽は 瞰望岩が 名の由来


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ホームでも 路面でも見る 巨大岩

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シリーズ1573・生き残った白滝駅で見るマンホール

  石北線の全駅を取材して「爪句@北海道の駅-石北本線・宗谷本線」を出版した時(2016年2月)白滝の名前の付く駅は上白滝、白滝、旧白滝、下白滝の4駅があった。これ等の駅で現在残っているのは白滝駅だけである。白滝駅は時計塔があり、その先端に風見鶏がついている。駅前の通りの中央にマンホールがあり、白滝村であった頃の村木イチがデザインされている。木の幹辺りに不自然な線があり、何かを表現しているようにもみえる。白滝村は2005年に4町村が合併して遠軽町になった。

生き残る 白滝駅舎 風見鶏


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旧村の 記憶路面に イチイの木

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蓋絵に描かれた動体保存SLの「雨宮21」

 JR丸瀬布駅前通を南西方向に行くと遠軽国道にぶつかり、その交差点にコンビニ店がある。店の駐車場にデザインのはっきりしたマンホールを見つける。描かれたSLは武利森林鉄道で木材を積んで走っていた「雨宮21号」で、遠軽町の森林公園いこいの森に動体保存されていて、客を乗せ走っている。北海道遺産にも登録されている。蓋絵の花は遠軽町と合併前の旧丸瀬布町の花エゾムラサキツツジである。蝶はオオイチモンジで、この地に多く生息し、公園の「昆虫生態館」でも観察できる。

まるせっぷ 旧町名が 蓋にあり


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SLが 今も走りて 雨宮号

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室蘭駅前歩道のハンドホール蓋の「くじらん」

 人の全身が入るマンホールより各段に小さく、手を入れることができる大きさのハンドホール呼ばれているものがある。室蘭駅前の歩道にクジラをデザインしたハンドホールの蓋がある。このクジラは「ふるさと創生1億円事業」に関連して生まれた室蘭市のマスコットキャラクター「くじらん」で、室蘭沖でのイルカ・クジラウオッチングを連想させる。蓋絵のクジラの潮吹きにサッカーボールが乗っていて、同市が生涯スポーツ都市を目指しているので、その象徴として描かれている。

駅横で クジラがサッカー 室蘭市


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マスコット 蓋絵収まり クジラなり

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室蘭市の市章が道路にある東室蘭駅東口通

 東室蘭駅は室蘭本線と室蘭駅行きの支線の分岐駅である。駅舎は線路を跨いだ通路、愛称「わたれーる」に接してある橋上駅である。西口と東口があり、東口広場から東口通が延びている。この通りで駅舎が見える道路にマンホールがあった。マンホールの蓋絵は室蘭市の市章をそのまま用いている。その市章は円形の周囲に「ロ」を6個並べて「6(む)ロ」とし、蘭の花を中央に配置し「むろらん」としている。根室市の市章と同工異曲である。この手の市章はシンプルだが人目を惹かない。

赤色の 駅舎目立ちて 東口


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6(む)ロと蘭 音で合わせて 市章なり

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シリーズ2647・苫小牧市のマンホールの絵解き

  人口17万人を超す苫小牧市の人口が2018年1月末の住民基本台帳でわずかに釧路市を上回り道内で4位になった新聞記事を読む。その苫小牧市のJR駅に隣接するホテル前の歩道にマンホールがある。一目みただけでは絵柄がはっきりしない。スケートとステックを認識するとこれはアイスホッケーの選手とわかる。同市は伝統的にアイスホッケーが盛んで2018年の平昌オリンピック出場の女子チームの多数が同市ゆかりの選手である。他の模様は苫小牧の市花のハスカップの花と樽前山である。

ホテル前 アイスホッケー 絵柄解く


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(パノラマ写真)

ハスカップ スケート競技 樽前山

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マンホール蓋絵に登場の「とまチョップ」

 JR苫小牧駅南口に市のキャラクター「とまチョップ」がアイスホッケーをしている図が描かれた彩色マンホール蓋が新しくお目見えである。ここでこのキャラクターの名前の解説を読むと、苫小牧の「とま」、ハクチョウの「チョ」ハナショウブの「ョ」、ホッキ貝の「ッ」、ハスカップの「ップ」を合成したものとある。こうなると合成といっても余りにも音の切れ端を並べただけで、キャラクターの名前から連想されるものが無い。アイスホッケーのパックが苫小牧市の位置を示している。

駅前で ステック雄姿の とまチョップ


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とまチョップ 意味込め過ぎて とまこまい

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有珠山と昭和新山を遠望できる長和駅前

 伊達市長和町で国道37号(胆振国道)から南西方向に折れて道道385号を行くと室蘭本線の長和駅に着く。長和駅前の道道の歩道のところにマンホールがある。中心に北海道地図と「道」の1字をデザインしている。北海道の管理するマンホールだろうか。下辺に「TMH-600 T-6」とマンホールの型番が刻印されていて、これは小樽市にある「田中工業」社製であるとわかる。マンホールのある場所から長和駅舎の一部と電話ボックスが見える。北の方角に有珠山と昭和新山が眺められる。

目に入りぬ 有珠と新山 長和町


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道道に 北海道が 入れ子なり

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市章の川が流れる伊達紋別駅前

 伊達市は2005年に大滝村と合併している。壮瞥町を間に挟んだ飛び地合併である。大滝村は札幌市と接しているので、合併後は札幌の隣の市に伊達市も加わった事になる。伊達市の鉄路の玄関口は室蘭本線の伊達紋別駅である。開業時の駅舎が手直しされて現在も使われている。駅前広場にマンホールを見つけて撮る。市章を中心に置いたデザインである。市章には市の花のエゾヤマザクラの1輪と川が描かれている。市内を流れる川はいくつもあり、長流川、気門別川、紋別川などがある。

駅前に 川の流れて 伊達紋別


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花びらは エゾヤマザクラ 市の木なり

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JR登別駅前通の鬼のマンホール

 列車で特急列車の停まるJR登別駅に降りると鬼が出迎えてくれる。ホームの歓迎看板の鬼の絵も駅前の大きな赤鬼の像もある。駅前から北西方向に延びる道路のマンホールにも鬼がデザインされている。マンホールには1本角と2本角の鬼が仲良く温泉に浸かっている。鬼の背後には稲妻も描かれていて、雷雲から降りて来て登別温泉で一休みしているところか。マンホールの背景の橋は道道782号が登別川を横切るところにある新登別大橋である。花は市の木のツツジの花をデザインしている。

駅舎にも 駅前通りも 鬼が居り


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(パノラマ写真)

1本角 2本角鬼 湯に浸かり
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シリーズ2645・幌別駅前マンホール

  特急が停まり、駅名も登別なのでJR登別駅が登別市の表玄関と思っていたら、登別駅は観光地登別温泉の最寄り駅である。登別市の中心部は幌別駅からアクセスする。幌別駅は高床式で階段を登って駅舎に入る。駅前に金属パイプのモニュメントがある。駅前通りの歩道に子鬼と子熊が並んでデザインされたマンホールがある。登別温泉の地獄谷からの連想から鬼の登場で、登別駅の駅前には大きな赤鬼の像が置かれている。熊の方は温泉地に隣接する「のぼりべつクマ牧場」の代表だろう。

高床の 幌別駅や マンホール


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(パノラマ写真)

登別 観光地なり 鬼と熊

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2022年01月15日

豊浦町の情報が伝わらないマンホール

 JR室蘭本線は岩見沢駅と長万部駅をつなぐ路線である。この路線は東室蘭と室蘭間、東室蘭と長万部間で列車の編成が変わる。東室蘭から長万部間では豊浦駅で編成が変更になる列車があり、切り離されて東室蘭への折り返し列車もある。豊浦駅舎はレストランと同居で、レストランで乗車券の取り扱いを行っている。ガラス張りが目立つレストランと駅舎の前の道路にマンホールがある。絵柄はいたってシンプルで、中央の「豊浦」の文字とその下の「汚水」の文字を亀甲地紋が囲んでいる。

豊浦は 駅、レストラン 同居なり


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亀甲紋 並ぶ中心 「豊浦」字

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主要国首脳会議の記憶の残る洞爺駅

 虻田町と洞爺湖村は2006年に合併して洞爺湖町になっている。町の中心は旧虻田町にあるけれど、洞爺湖の高い知名度から村の方の名前を採ったようだ。2007年の第34回主要国首脳会議も北海道洞爺湖サミットと呼ばれている。町の中心にある室蘭線洞爺駅には今でも参加主要国の旗が飾ってある。駅前にマンホールがあり撮る。中央に旧虻田町の町章がある。町章は「A」と「あ」を円形にデザインし円内の上下の三角形で山と洞爺湖を表している。円はまた同町が面する噴火湾も表している。

洞爺駅 主要国旗が 目に入りぬ


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町章は 旧虻田町 山湖海

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シリーズ2639・町章解読に手間取る萩野駅前マンホール

  室蘭本線の萩野駅は近くに日本製紙の工場があり、かつて貨物輸送の拠点駅であった。駅は白老町萩野地区にあり室蘭本線と並行する国道36号(室蘭街道)に出る短い駅前通がある。この道路に白老町の町章を描いたマンホールがある。町章は白老の「白」と「オイ」を図案化したものである。中心にある白の文字はわかるとしても、それを囲む二重円に「オイ」の文字を探し出すのは手間取る。白老の町名はアイヌ語のアブの多い所の「シラウオイ」に由来している。萩野は日本語の地名である。

駅舎見る 寂しき通り 萩野駅


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白オイ(老)の 図案読み解く 蓋絵かな

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白老町の特産品が地面に並ぶ社台駅前

 白老町社台では国道36号(室蘭街道)とJR室蘭本線が並行して走る。社台駅から国道5号への駅前通でマンホールを撮影する。町章を中心にして白老町の特産品が描かれている。カウベルを付けた牛は肉牛(黒毛和種)である。サケは同町ウヨロ川の遡上が知られていて川に沿ってのフットパスを歩きながら川の中のサケを観察できる。竹は北海道各地で見られる根曲がり竹(チシマザサ)で竹炭などに用いられ白老産のものが知られている。漁業も同町の産業で、カニも獲れるようである。

足元に 町の特産 社台駅


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町の幸 牛、サケ、竹に カニもあり

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JR早来駅前の雪だるま

 JR早来駅玄関の歩道に「はやきた」の文字の入ったマンホールがある。旧早来町のマンホールである。早来町は2006年に追分町と合併して安平町になっている。マンホールに雪だるまが描かれている。これは町おこしとして早来郵便局から「雪だるま小包」が全国に送られ有名になったことに由来している。中央には旧早来町の町章があり、これは「ハヤ」を円形に図案化したものとされている。描かれたスズランは旧早来町の花である。馬はこの地が競走馬の生産地であることを表している。

駅前に 四季を通して 雪だるま


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旧町章 「ハヤ」の図案化 丸に線

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追分駅前で旧追分町のシンボルの揃い踏み

 追分駅は旧追分町にある室蘭本線と石勝線の分岐駅である。追分町は早来町と合併して安平町になった。追分駅前の歩道にあるマンホールは旧追分町の名残で「おいわけ」の町名と旧追分町の町の獣のエゾシカのつがい(親子?)、町の花エゾヤマザクラと赤いヒマワリ、町の木シラカバが描かれている。かつて追分機関区があった鉄道の要衝であった事を物語るように、駅前広場や駅前の通りの橋の袂に動輪が展示されている。マンホールのパノラマ写真に登校中の児童達が写り込んでくる。

駅前を 過ぎる児童の 前後撮り


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追分の 町のシンボル 揃い踏み

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ツツジの描かれたむかわ町ハンドホール蓋絵

 鵡川駅前で町名や町に関連したデザインのマンホールを探してみるが見つからない。マンホールではなくハンドホールに町名入りのものがあった。蓋絵にはツツジの花が描かれていて、これは町の花である。鵡川町は2006年に穂別町と合併して「むかわ町」となっていて、それ以前の鵡川町の花がツツジで穂別町の花はヤマツツジである。写真に撮ったハンドホールと同じデザインで、旧町名の「ほべつ」の蓋絵も存在していて、合併以前に同じデザインのものが利用されていたようである。

駅前で 「むかわ」の文字を 地に見つけ


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町名が 変わりても咲く ツツジかな

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ポポちゃんが 地面で跳ねて むかわ町

 災害で不通になっている日高線の列車の終着駅になってしまった鵡川駅で降りる。駅から真っ直ぐ南に進むとむかわ町厚生病院の前の通りに突き当たる。その三叉路のところにマンホールがあり、蓋絵には女の子が描かれている。同町が「ししゃもとタンポポの町」を標榜していて、そのイメージキャラクターの「ポポちゃん」である。髪の毛がタンポポの花びらとししゃも表しているようだ。蓋絵の魚は当然ししゃもである。橋は市街地の東を流れ、南で
海に注ぐ鵡川に架かる鵡川橋である。

駅前を 南に進み 蓋絵撮り


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ポポちゃんが 地面で跳ねて むかわ町

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新冠町マンホール

マンホール 顔を出したり 雪歩道

 新冠町の町名はアイヌ語の「ニカプ」(ニレの木の皮)に由来する。アイヌ語に当てはめた漢字「新冠」は漢字音から英語の「New Cup」に通じるものがあるけれど、これは偶然の産物だろう。歩道の雪から顔を出したマンホールのある所から新冠駅舎が見えている。



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(パノラマ写真)
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シリーズ2313・レコードから流れる音をイメージした新冠町

 新冠の市街地はJR日高線の南の浜側と北の山側に分かれている。日高線が国道235(浦河国道)と接近し並ぶようになるところに「道の駅サラブレッドロード新冠」があり、隣接して「新冠町レ・コード館」がある。同館は町興しとして誕生しており、寄贈された約98万枚のレコードが保存されている。新冠駅近くの日高線を横切る道路の歩道でマンホールを撮る。レコードから音楽が流れ出して行く様子がイメージ化されている。四角い形が並んでいるけれどレコードジャケットかも知れない。

新冠 蓋絵の向こう 洒落駅舎


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蓋絵から レコード音の 流れたり

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旧三石町の町名の下の優駿の親子

 JR日高線本桐駅は旧三石町にある。駅舎の前の広場に馬の親子が牧場で連れだっているデザインのマンホールがある。旧三石町は軽種馬が生産されている優駿の里である。蓋絵には旧三石町の花ハマナスが描かれている。山は同町から遠望できる日高山脈である。草のような絵があり、これは多分三石名産の昆布だろうと思われる。三石町は静内町と2006年に合併して「新ひだか町」になっている。日高線は2015年1月以降不通状態が続いていて、本桐駅に列車が再び来るかどうかは分からない。

優駿の 親子駅前 遊ぶなり


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ハマナスの 咲く牧場に 親子馬

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旧町名が交番と蓋絵に残る新ひだか町

 新ひだか町は旧静内町と旧三石町が合併して誕生した。新しい町名はいくつか候補をあげ、住民投票で決めた。旧町名はJR日高線の駅名やマンホールに残っている。現在高波被害の復旧がなされず列車の運行が止まっている静内駅は、以前の正常時では停車時間があり、駅舎内の売店も賑わっていた。その駅舎の横に駅前交番があり、交番前にマンホールの蓋がある。絵柄は上に旧静内町の木エゾヤマザクラと左右に旧町の花エゾヤマツツジである。同町の二十間道路の桜並木は有名である。

旧町名 交番蓋絵 残りたり


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「しずない」の 桜並木は 世に聞こえ

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シリーズ1376・日高山脈が遠望できる荻伏駅前広場のマンホール

 高波被害でJR日高線の不通により2015年1月以来列車の来なくなった荻伏駅は線路脇に車掌車改造駅舎が置かれている。以前は簡易委託駅で有人駅でもあった。雪の季節の晴れた日は、ホームから眺める日高山脈の景観がすばらしい。駅前広場にマンホールがある。浦河町の花日高山ツツジが五つデザインされ、浦河町のローマ字名もある。これは荻伏村が浦河町に編入され、浦河町になった事に由来する。ツツジは木花で町の木でもよいのだろうが、町の木の方は日高五葉松が指定されている。 

駅前の 凍てつく地面 咲くツツジ


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文字見れば 漢字カタカナ 英字あり

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シリーズ2637・海と牧場の浦河町

 浦河町は港に接して町が開けた。しかし、海に張り出す高台と港の間に辛うじてある平地を走る国道235号(浦河国道)の両側に市街地がある。浦河町役場は元々海であったところを埋め立てて建てられた。国道の2丁目のところに彩色のマンホールを見つける。馬と乗馬をしている人が描かれている。背景に牧場があり、日高山脈も見える。浦河町西幌別には多くの牧場があり競走馬の産地になっている。絵笛地区にも牧場がある。蓋絵のUrakawaの「U」字は蹄鉄で馬産地を象徴している。

浦河は 蓋絵の牧場(まきば) 海の町


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彩色絵 日高山脈 雪冠り

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列車の来なくなった様似駅で見る町の木と花

 JR様似駅は日高線の終着駅である。普通列車に乗り放題の一日散歩切符を利用して、札幌から様似まで何度か行った事がある。その様似駅は2015年1月の日高線の高波被害で営業が停止されてから復旧が進まず、列車の発着は無い。駅前の道路の交差点にマンホールがあり、様似町木の日高五葉のゴヨウマツと町の花ヒダカソウ(日高草)が描かれている。ヒダカソウは様似駅から見えるアポイ岳の固有種で、キンポウゲ科の珍しい花であることから盗掘され、絶滅危惧種に登録されている。

列車客 絶えて久しく 様似駅


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駅前に ヒダカソウ咲き 様似町
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帯広駅南口駐車場のマンホール

ガラス張り 帯広駅舎 霞たり

 JR根室線の帯広駅は北口と南口がある。北口の駅前広場には彫刻が置かれ、こちらの方が表玄関の雰囲気がある。南口には駐車場、ホテル、とかちプラザ、帯広市図書館、長崎屋等がある。駐車場の出入口のところにマンホールがあるので撮る。蓋にはスズランの花が描かれている。小雨模様の天気で駐車場の周囲の建物が霞んで見える。帯広駅のホームは高架になっていて、ガラス張りがつながっているのが見える。ガラス張りの東西の両端辺りの高架下に駅の南北をつなぐ道路がある。


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シリーズ1653・スズランが大通の道端に見える帯広市

 帯広市の大通南9丁目の交差点に面して石柱に囲まれた十勝信用組合本店の2階建の建物がある。その筋向いの歩道にマンホールがあった。帯広市の市章を中心にスズランの花が4株描かれている。スズランが帯広市の花かと思っているとこれは違って市の花はクロユリである。市章は「北」の字を図案化し、オビヒロの「ヒ」を重ねている。中心の5稜の形は「オ」を表し、その下に「ロ」の文字を図案化して配置している。写真を撮影した時は小雨模様で朝の街並みは霞んで写っている。

スズランが 咲く大通 霞みたり


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図案化は 北とオビヒロ 市章かな

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新得観光に一役買っている彩色マンホール

案内図 地面にはみ出 蓋絵かな 

 新得駅前広場の北側に新得町の大きな観光案内看板があり、看板の前に彩色されたマンホールがある。マンホールも新得町観光に一役買っている。看板の近くにスポーツ合宿歓迎の幟があり、スポーツを介して町に人を呼び込もうとしている。


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新得駅前のスキーと桜の彩色マンホール

 新得町の駅前にあったマンホールは彩色されたものである。スキーをする人と桜花が描かれている。新得町には駅から徒歩7分の神社山に小規模の新得山スキー場がある。大規模なものは狩勝高原のサホロリゾートスキー場で、北海道では屈指のスキー場である。新得町の冬の観光の目玉となっている。桜は前述の神社山にあるものが名所となっている。約2300本の山桜が咲くというから見事だろう。伊藤伝五郎が焼死した妻子を弔うために植えた桜であることをネットの観光案内で読んだ。

駅前で スキーする人 新得町


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白銀の 山と桜が 名所なり

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コロポックルの横にあるマンホール

コロポックル 姿見つけて 蓋絵かな

 JR根室本線芽室駅は尖がり帽子の時計台のある洒落たものである。駅から北に延びる道道62号の歩道にフクロウに話しかけるコロポックルの彫刻がある。フキの葉の下に隠れて人目にはつかないと言われている小人族コロポックルの伝説が芽室町に伝わっている。コロポックルはアイヌと戦って敗れ姿を消したとされている。これを観光資源にしようと町内にコロポックルの彫刻が置かれている。彫刻の傍の車道にマンホールがあり、蓋絵には芽室発祥のゲートボールをする人の絵が描かれている。


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蓋絵に描かれたゲートボール発祥の地

 芽室町を通る根室本線には、市街地の中心にある芽室駅と美正川を越えて東側の大成駅がある。大成駅は芽室高校の生徒の通学が主目的で設けられた駅で、通学生のために大きなフードの簡易建屋が設置されている。高校の敷地と駅の間に住宅街があり、駅の見えるところにマンホールがある。蓋絵にはゲートボールをする人が描かれている。これはこの競技が芽室町が発祥の地である事による。競技はステックでボールを叩いてゲートをくぐらせて行う。蓋絵にある木は町の木のカシワである。

蓋絵撮る 大成駅に 列車影


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競技者が 地面にも居て 発祥地

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幕別駅前マンホール

駅前を 西に歩きて マンホール

 幕別町の中心部はJR根室本線と十勝川の支流の猿別川に挟まれたようにしてある。幕別駅から西に延びる駅前通りの交差点のところにマンホールを見つける。マンホールのある所から南の方角に目をやると、幕別パークプラザの建物が見える。


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パークゴルフ発祥の地のデザインのマンホール

 幕別町JR札内駅前に彩色マンホールがある。絵柄を見ると色々なものが組み合わさっている。同町がパークゴルフの発祥地であることから「PARKGOLF」の文字と日本パークゴルフ協会のマークのクマゲラが居る。「WOODPECKER」はキツツキで木のクラブで木のボールを打つことの連想からクマゲラがデザインされている。ゴルフクラブを交差させた部分もある。切り取った3個のメロンが囲む中央の模様は多分メロンの表面にある皺だろう。「MAKUBETSU」の町名も見える。

地面見て 幕別発祥 遊び知る


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クマゲラも メロンもありて 幕別町

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雪解けの歩道に現れたブドウ

 JR根室本線池田駅から西に延びる道道237号を池田町総合体育館・図書館の建物に向かって歩いて行く歩道にマンホールがある。蓋絵はブドウの葉と実と蔓にTokachi Ikedaの文字が浮き彫りにされている。実の部分にはカラーのタイルのようなものがはめ込まれている。ブドウは同町の特産品のワイン用のものであろう。同町に山ぶどうが生っているのがワイン造りのきっかけとなった事から、山ぶどうをイメージしたものかもしれない。このマンホールと並んで町章を中心にしたマンホールもある。

雪解けの 歩道顔出す ブドウかな


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ブドウ蔓 町名で伸び 池田町

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ワイン城を遠望しながらの蓋絵撮り

 ワインで有名な池田町は利別川で市街地が東西に分かれる。根室本線の駅も町の西部に利別駅、東部に池田駅がある。利別川は南に流れ十勝川と合流。1964年に町営の「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」が設立され、その後観光施設の「ワイン城」になっている。池田駅ホームからこのワイン城が眺められる。駅前通にマンホールがあり、町章がデザインされている。利別川と十勝川を外側の二重丸で表し、町名の「イケ」を図案化し、三方形は交通の要衝と産業・経済・文化の発展を表している。

池田駅 ワイン城見え 蓋絵撮り


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町章の 円は川なり 池田町

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蓋絵で花見の出来なかった新吉野駅

 根室本線は十勝平野を横切り池田町辺りから南下し太平洋の沿岸に向かう。しかし、そのまま海岸に出ず一度北上して内陸部に向かい浦幌町を通過する。その路線が方向転換する位置に新吉野駅がある。北海道の駅名にしては本州の地名の吉野から採っていて、これは駅近くの吉野桜からの命名である。駅前通のマンホールを撮ってみる。駅名の由来となった桜の花は蓋絵には描かれてはいない。蓋絵に桜が描かれているのは森町、新得町、浜中町等々とかなりの数があり蓋絵で花見ができる。

蓋絵には 桜見られず 新吉野


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浦幌は 自然豊かで 蓋絵なり

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蓋絵に描かれる浦幌町の豊かな自然

 浦幌の町名はアイヌ語の「ウララポロ」(霧が多い)に由来する説がある。浦河町が「ウララベツ」(霧の深い川)に由来するのと同じである。町域は浦幌川の流域を含み南北に長く、林野が総面積の7割を占めていて自然が豊かである。それがマンホールの蓋絵にも表現されている。JR根室本線の浦幌駅前の通りで撮影した蓋絵には、浦幌町の鳥アオサギ、町の木ナナカマド、町の花ハマナスがデザインされている。アオサギは浦幌町の高木のヤチハンノキ林で営巣しコロニーが見られる。

駅前に アオサギ飛んで 浦幌町


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浦幌は 自然豊かで 蓋絵なり

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雪解けの新富士駅に現れたタンチョウ

 根室本線新富士駅は貨物主体の駅で、旅客のための駅舎は無い。ホームへの跨線橋の入口のところに駅名の看板があり、強いて言えばここが駅舎となる。跨線橋口の前には新富士通が線路と平行に延びていて、車の行き来が激しい。釧路市の交通の動脈である。新富士通の歩道部分にマンホールを見つける。デザインは陽を背景にして飛ぶ三羽の鶴である。彩色された蓋絵では鶴の頭が赤くなっていて、タンチョウであるのがはっきりする。「おすい」の文字はあっても釧路市の名前は無い。

雪消えて 鶴の現れ 貨物駅


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陽の波を 泳ぐが如く 家族鶴

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シリーズ2613・タンチョウの目立つ釧路駅前歩道

 JR根室本線釧路駅の駅前広場に接してブライダルチャーチがある。その脇の道はヴァージンロードをイメージするかのように赤いアスファルトで舗装され、マンホールがあった。蓋絵には、陽を背に水平飛行する三羽のタンチョウが描かれている。マンホールの周辺にタンチョウを表したものが目につく。街路灯の飾りはタンチョウのデザインである。教会の壁の一部が壁泉になっていて、ここにもタンチョウのレリーフがある。国の特別天然記念物でも市の鳥にはなっていないようである。

街路灯 路上壁泉 鶴が居り


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タンチョウや 親子で飛びて 家族かな

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阿寒湖畔温泉街でそろい踏みの特別天然記念物

 阿寒湖に沿った阿寒湖畔温泉街のメインストリートにホテルと商店が並んでいる。高級ホテルの鶴雅前の道路にマンホールがある。蓋絵には特別天然記念物のタンチョウの舞う姿と阿寒湖のマリモが描かれている。タンチョウは増えて来ていて農業被害をもたらすまでになっている。そのためドローンを飛ばしてタンチョウを追い払う実証実験の記事を新聞で見る。阿寒湖で見られる球状のマリモも又特別天然記念物である。二つの天然記念物が並んで温泉街のマンホールの蓋に納まっている。

記念物 道路で見つけ 温泉街


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タンチョウの 舞いをマリモが 眺めたり

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神々が観光客を見つめるアイヌコタン

 阿寒湖温泉街にアイヌコタンと称される一画がある。緩い坂道の両側に民芸品を売る土産物屋が並び、坂の上にアイヌ文化伝承館チセがある。伝承館の前の柱と梁の構造物や民芸品店の壁にシマフクロウやヒグマの木彫が飾られている。アイヌ文化では万物全てに霊が宿り、重要な霊は神となり、シマフクロウやヒグマは高位の神である。広場の中央にマンホールがあり、タンチョウとマリモが描かれている。タンチョウもマリモもアイヌ文化や生活に重要なものであるとの話は聞かない。

コタンとは 商業施設か 観光地


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タンチョウも マリモも脇役 アイヌコタン

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歩道で行われる長靴アイスホッケー

 同名の市と町が隣接してあるのは珍しい。釧路市と釧路町の同名の自治体が出来たのは区制施行に端を発する。1920年に釧路町が区制となり、人口集中地区を釧路区その他を釧路村としてその後区は市に、村は町となり現在の自治体になっている。釧路町役場は同町別保区にあり、JR根室本線の別保駅が近くにある。駅の北側に線路と平行に走る国道44号(根釧国道)の歩道にマンホールがある。蓋絵は長靴アイスホッケー競技をする人が描かれている。このスポーツは同町が発祥の地である。

マンホール 撮りて彼方に 別保駅


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長靴を スケートに代え 競技かな

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厚岸駅前通りで飛ぶオオセグロカモメ

 厚岸町の市街地は厚岸湖と厚岸湾をつなぐ水路の狭隘部の陸地の北と南に貼り付いてある。湾内にはアイニンカップ(愛冠)岬があり、湾と外洋との境には小島と鳥獣保護区の大黒島がある。北と南の市街地は厚岸大橋でつながっている。根室本線の厚岸駅は北側の市街部に位置する。平屋の駅舎から厚岸湾に向かって道が南方向に延びていて、道の中央にマンホールがある。蓋絵には同町の鳥のオオセグロカモメと厚岸大橋、周囲の二重円内には同町のエゾヤマザクラの花が描かれている。

駅前で カモメ飛びたり 厚岸町


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蓋絵見て ここがカモメか 目でなぞり

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Googleで見える浜中桜公園の吊り橋

 JR浜中駅は霧多布岬の付け根にある浜中町の中心部からかなり離れた内陸部にある。浜中町出身のモンキー・パンチの漫画「ルパン三世」の登場人物の絵のある駅から駅前通を歩く。路上でマンホールを見つける。蓋絵には桜と吊り橋が描かれていて、浜中桜公園がモデルのようである。同公園には駅前通をほぼ東方向に歩いてゆくと辿り着く。Googleマップの衛星写真でも園内にある吊り橋を確認する事ができる。衛星写真でマンホールに描かれた対象を探して調べる事ができる時代になった。

吊り橋が 浜中駅前 架かりたり


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Googleの 衛星写真 写す橋

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シリーズ1998・弟子屈町の道路で見る摩周湖

 弟子屈町の北西側には屈斜路湖があり、それと並ぶように北東側に摩周湖がある。屈斜路湖を水源とする釧路川は弟子屈町市街地を蛇行して流れて行く。釧路川の両岸に町が広がった弟子屈は橋の多い町である。弟子屈町で泊まった民宿宿は釧路川に架かる橋の近くで朝の散歩で道端にマンホールを見つける。蓋絵には摩周湖が描かれている。湖の影を落としているのは摩周岳(857 m)でカムイヌプリ(神の山)でもあり神秘的な摩周湖と対になった景観が良く知られ、写真の被写体になる。

橋多き 町を流れて 釧路川


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摩周湖の 景観を見る 道路かな

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白糠町の駒踊りマンホール

 白糠町に伝わる伝統芸能のひとつに「駒踊り」があり、これがマンホールの蓋のデザインになっている。青森県に伝わっていた「野馬捕り」の踊りが、大正時代に移入され町の伝統芸能に育ったと言われている。馬に扮した踊り手が二人、太陽の下で踊っている様が描かれている。汚水とか白糠の町名の文字が一切なく、ちょっと変わったデザインである。白糠駅前の道路にあったものを撮影している。白糠駅は上りの特急の停車する駅で、釧路から普通列車で行き撮影後特急で帰札した。

駅前で 駒が踊りて 白糠町


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(パノラマ写真)

おすい文字 町名も無く 蓋絵なり

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自著のデザイン切手に押したゾロ目消印の風景印

風景印 ゾロ目ゲットで 残るかな

 札幌市内の全郵便局を巡って風景印を集め「風景印でめぐる札幌の秘境」(北海道新聞、2009)を出版している。切手に押してもらう風景印でゾロ目や続き番号の日付けのものが残っている。自著のデザイン切手に平成22年2月22日のゾロ目消印がある。(空撮2022・1・11)


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厚床駅前マンホールの絵解き

 JR厚床駅はかつて根室本線から旧標津線中標津駅への支線の分岐駅であった。駅ホームに旧標津線の説明が置かれている。駅前通に駅舎を正面に見据えてマンホールがある。蓋の絵柄は地味なもので、根室市の市章が中央にある。この市章の絵解きは面白い。中央に根室の頭文字のカタカナ「ネ」がある。それを囲んで6個の「ロ」の字があり、これで「六(む)ロ」、合わせて「ネムロ」となる。マンホールには「雨水」の文字があり沢山空けられた空気穴は水圧で蓋が飛ばない用心だろう。

標津線 かつて分岐の 厚床駅


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市章あり 「ネ」と6個の「ロ」で 根室なり

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中標津町8号線のマンホール

 中標津町の市街部は根釧原野の平野部にあり市街部の外れを国道272号(釧標国道)が南西方向から北東方向に走っている。国道と直行して道道8号が市街部を貫いている。国道と道道が交差する交差点から少し離れたコンビニ横の三叉路にマンホールがある。蓋絵には町の北西方向に望める知床連山を背景に、町の花の「エゾリンドウ」が描かれている。「なかしべつ」の町名も見える。蓋絵の無色のエゾリンドウは形がイソギンチャクのようにも見え、色無しで花を表現するのは難しい。

中標津 アスファルトに咲く エゾリンドウ


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草の海 リンドウ似たり イソギンチャク

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シリーズ1668・廃止された桂岡駅前通のマンホール

  JR江差線の木古内駅から江差駅までは2014年5月に廃止されこの間はバス運行に転換された。この路線廃止で沿線の9駅も廃止され、その中に上ノ国にあった桂岡駅も含まれる。この路線と並行して延びている道道5号から桂岡駅への短い道路のところにマンホールがあった。上ノ国町の花エゾヤマツツジがデザインされている。桂岡駅は車掌車改造駅舎である。江差線の五稜郭駅から木古内駅までは2016年3月北海道新幹線開業に伴いJR北海道から切り離され道南いさりび鉄道になった。

駅取材 記憶に残り 桂岡


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デザインは エゾヤマツツジ 上ノ国

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弟子屈町市街地の活気の薄れた摩周温泉

摩周名は 温泉街で 無力なり 

 釧路川に沿ってある弟子屈町市街地の一部は温泉街とも重なる。以前は釧路川沿いの温泉地は弟子屈温泉、鐺別(とうべつ)川沿いの温泉は鐺別温泉と呼ばれていたものが、摩周湖の知名度に頼って摩周温泉に名前を変えている。これは弟子屈駅が摩周駅に駅名を変えたのと軌を一にしている。しかし、弟子屈の市街地は摩周湖から離れており、摩周温泉施設は撤退が進んでいる。弟子屈町商工会の前の道路の摩周湖が蓋絵のマンホールを撮ると、写り込んだ近くのホテルも閉館中であった。


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2022年01月14日

自著をデザインしたオリジナル切手2

宣伝や 都市秘境本 切手かな

 自著をデザインしたオリジナル切手がさらに見つかる。「札幌秘境100選」(マップショップ、2006)と「札幌の秘境」(北海道新聞、2009)がデザインされている。切手に消印もある。マップショップ社は北海道CMC社の子会社で今は両社とも今は無い。(空撮2022・1・13)


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自著をデザインしたオリジナル切手

大雪日 自著と切手を 空に貼る

 日本郵便に指定した写真等をデザインしたオリジナル切手作成サービスがある。割高だが切手として通用する。「風景印でめぐる札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)と「爪句@北大の四季」(共同文化社、2009)の表紙の切手を制作した事がある。(空撮2022・1・12)


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2022年01月13日

今日(1月13日)の一枚

大雪と オミクロン株 攻め来たり

 昨日に続いて今日も大雪の朝となる。道新朝刊に昨日の大雪による交通混乱の記事が載る。この大雪とコロナ禍の中、旅行している人や仕事で移動せねばならぬ人は気の毒である。朝食後自宅前の雪を庭の空き地まで運ぶ。記録のため空撮を行う。


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爪句集50集 あとがき

 本爪句集のシリーズの初刊は2008年1月1日付けで出版されていて著者としては「青木由直」が記されている。同年4月1日出版の第2集では著者名はペンネームの「青木曲直」で爪句結社「秘境」社主を北海道大学名誉教授の肩書と並べて使っている。ペンネームの方は本50集まで用いてきた。
 秘密結社と間違って紹介された事もある爪句結社は1人の社員も参加しなかったので2017年10月出版の第33集からはこの名称を外して、新たに北海道科学大学客員教授を加えている。2人になれば「結社」を名乗れるだろうが、1人の結社では意味がない。しかし、間違われた秘密結社には惹かれるものがある。実体のない秘密結社は空想を膨らませる。
 最近の爪句集出版では「あとがき」は初校が届く前後に書くようになった。これはクラウドファンディン(CF)とも関連していて、CF支援者のお名前を「あとがき」に記載するためぎりぎりまで原稿締め切りを延ばしている事が理由の一つである。本爪句集出版に際しては10名を超す支援者が居られる。その支援者は全員名前とお顔を知っている。これは不特定多数(クラウド)から支援を受ける本来のCFからは遠く、プライベートファンディング(PF)とでも呼べそうな実態である。するとCFを行う意味はどこにあるのか、という疑問にもつながる。
 PFであると考えると爪句集の原稿の基になっている「都市秘境」のブログを覗き見(ブラウジング)されている方をはじめ、爪句を介して著者と関わりのある多くの方々のうちの一部が支援者として顔を出されている。それは海面上に現れた氷山の一角みたいなものだろう。海面下に沈む氷山全体を見たいと思っても、重力と浮力で釣り合った関係を壊す事は出来ない。
 出版資金の支援では第40集と同様に「伊藤組100年記念基金」の支援を受けている。この時の支援を踏襲して今回も申請を行ったところ、色々不備を指摘され、自己資金で完結させ得ないプロジェクトの大変さも経験している。同基金を本爪句集にも記録しておく意味も込めて前記ブログの記事をこの「あとがき」にも追記して、合わせて同基金にお礼申し上げる。
 前記基金の支援主旨が社会貢献に関連しており爪句集全50巻の図書館や公共施設への寄贈をプロジェクトに加えている。本の寄贈は伝手を求めて道内の市町村の図書施設に行ってきている。札幌市に関しては、札幌市中央図書館の協力で現時点では市内の18図書施設にそれぞれ全49巻の寄贈が行われている。この寄贈に関してご協力いただいた札幌市の関係者にお礼の言葉を記しておきたい。
 本爪句集の出版にはいつものように㈱アイワードと共同文化社の関係者にお世話になっておりお礼申し上げる。妻には毎回の爪句集出版に縁の下の力持ちの役を担ってもらい感謝している。
本爪句集もCFの支援をお願いしており、支援者のお名前をこの「あとがき」の最後に記してお礼としたい。

2022年01月12日

今日(1月12日)の一枚

大雪や 道路狭まり 1車線

 朝起きてみると天気予報通り大雪。除雪車も入っていなくて、車の轍の跡が積雪の上に続いている。ガレージから1車線しかない道路まで出てパノラマ写真を撮る。向かいの家は道路に面して雪を積み上げるので雪が降る度に雪山が高くなってくる。


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(画像クリックでパノラマ写真)
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2022年01月11日

今日(1月11日)の一枚

コロナ禍や フィールド遠く 模型撮る
 
 コロナ禍で巣籠り状態に慣れたせいか外出しなくなり影響は散歩にも及んでいる。ポストに郵便物を投函に行くのと散歩を兼ねている。山道で野鳥やリスを撮る代わりに他家の庭に置かれているフクロウのデコイやリスの置物を撮って本物に代える。


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2022年01月10日

今日(1月10日)の一枚

夢に見る 2万の値つく 稀覯本

 最近のニュースでアップルの時価総額が3兆ドルを超したのを知る。アップルの株を買っておけば老後は困らなかったと思っても後の祭り。ビットコインの相場は500万円を割り込んだ。爪句集の価格に0.004 BTCを設定しており2万円前後となる。


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2022年01月09日

今日(1月9日)の一枚

コロナ禍や スズメ撮るのみ 三連休

 午前中は晴れて庭で空撮。家の近くを歩き野鳥を探したけれど目に留まるのはスズメばかり。今冬はスズメ以外の野鳥を見ることが少ない。野鳥もコロナ禍で飛び回る事を自粛した訳でもあるまいに。午後は雪となり成人式の晴れ着には迷惑な雪だ。


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2022年01月08日

今日(1月8日)の一枚

カード持ち 利用に難儀 デジタル化

 道新朝刊に「マイナンバーカード要る、要らない」の記事があり「本人確認に活用 民間で普及期待」の識者のコメントもある。ドローンの機体登録が義務付けられ、国土交通省の登録画面でマイナンバーカードによる本人情報の転送に失敗している。


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2022年01月07日

爪句集覚え書き-50集

 本爪句集シリーズは2008年1月1日出版の第1集から数えて、本集で50集目になった。第1集からほぼ13年経っているので、年に4集近くの割合で出版してきた事になる。各集には200を超す枚数の写真と爪句が収められているので、出版当初公言していた1万句(と写真)の制作が達成できた。
 第50集を出版するに当たって改めて「爪句」とは何かと考える。「爪句」は画像データ処理用語のサムネイル(thumb nail:親指の爪)に因んだ造語で、パソコン画面に“親指の爪”大に並べた写真画像のファイル名を5 7 5の句形式にし、その句を「爪句」と呼んでいる。その出自から爪句は写真のキャプションでもある。キャプションへ少し文芸的趣を持たせ、俳句の領域に近づけようとしている。こうなると本爪句集は句集ともいえる。
 17文字のキャプションだけでは写真を撮影した状況が説明できないだろうと、100文字強の説明文を加えている。その説明文も撮影時の感想を入れ込んで少しは読み物風にもしている。爪句集は毎日のブログ記事を編集していて、短文の日記文芸の感じを出そうとしている。この意図が上手く行けば爪句集は写真を主体にした日記形式の読み物ともいえる。
 これまで出版してきた爪句集はテーマ毎に作品をまとめていて、花、野鳥、植物、彫刻、鉄道、景観、行事、気象と多くのテーマの図鑑形式にもなっている。俳句と短文で読ませる図鑑といったところか。北海道の全駅を巡って撮影した全球パノラマ写真集にもなっており、俳句付鉄道ガイドブックでもある。もっと大風呂敷を広げると「爪句北海道百科事典」にも発展させ得るものだ。
 さて、文芸でも研究でも世間の認知度が仕事を発展させて行く上で影響してくる。足掛け14年間続けてきて50巻の爪句集を出版した“爪句”プロジェクトがどのくらい世間に認知されているかは、著者にしてみれば過敏なほどに気になる。著者からみても“爪句”の世間の認知度はかなり低い。写真とか俳句のように既成のカテゴリーにはまった趣味や仕事に対する世間の認知が高いのは当然である。しかし、写真(地上や空撮の全球パノラマ写真も含んで)・俳句・短文とキメラのような“爪句”やそれを記事にしたブログに興味を示す人はあまりいないようだ。
 これまで共著の形式での爪句集の出版も試みた。しかし、そこからの展開はなかった。豆本の爪句集の出版は、著者は面白いと思っていても、他の人には出版費用が高いハードルになっているのだろう。そのハードルを少しでもクリアしようと爪句集出版のためのクラウドファンディング(CF)を何回か行っている。しかし、見ず知らずの支援者はほとんどおらず、一般の大衆(クラウド)を巻き込む点では低調であった。
 自費出版では本の宣伝に限りがあり、前記CFのリターン(返礼品)に出版した爪句集を当てているけれど、もともと支援者の数が少ないので爪句集が拡散せず、この点も“爪句”の認知度を高めるのにCFはあまり貢献していない。捌けない全50巻の爪句集の在庫も山をなしてくる。こうなれば只での寄贈を考える。しかし、寄贈といっても受け入れてくれる図書館施設を探すのが大変である。
 写真撮影に始まって写真に対応する爪句の作句というカメラマンと作家の役、日々ブログに投稿し、ある時期に編集し、印刷会社へ渡して戻ってくる校正原稿を吟味する編集者の役、出版費用にいくばくか足しになるように行うCFも含んだ営業活動、最終的には爪句集寄贈という企業でいえば社会貢献的な役割等々を一人でこなしての全50巻の出版である。確かにこれは他人が真似するにはハードルの高いプロジェクトである。そのハードルを越えて来たのはやはり“爪句”が面白かったからである。
 第50集を出版したのを機に爪句を止めてしまえば世間から忘れ去られてしまう事柄なのか。それとも後に評価を得る事になる仕事だったのか、今の著者にはわからない。しかし、全50巻の爪句集出版の実績は北海道の出版史の隅ににおい記録に残される事になる、と希望的に思っている。

2022年01月06日

今日(1月6日)の一枚

コロナ禍や マスク会議を 記念撮
 
 伊藤組土建は1893年創建しており、1993年に100周年を迎えた。その記念行事として1993年に「伊藤組100年記念基金」が設けられ、著者は基金の評議員とし携わってきた。2021年5月基金理事長が設立時からの杉本拓氏から伊藤義郎氏に引き継がれた。(2021年5月18日撮影)


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(画面クリックでパノラマ写真)
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2022年01月05日

年賀状に再利用のホログラム・コピー技法

30年(みそとせ)の 後の賀状や ホログラム

 CG原画からホログラムを制作して大量にコピーする技法の研究を行っていた時代がある。1988年には北海道の鳥瞰図(札幌周辺は望遠効果を表示)1989年には利尻島の鳥瞰図をCGで制作しホログラム化している。これらを年賀状に再利用。(空撮2022・1・4)


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2022年01月04日

今日(1月4日)の一枚

束の間の 日の出を狙い ドローン撮

 今年に入って太陽が空に輝いている日がない。今朝も日の出が少しばかり見えていたけれどその後は雪となる。家の前の雪かきをするぐらいで散歩に出掛ける気分にならない。その分仕事ははかどり「爪句@今日の一枚―2021」の原稿を仕上げる。


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2022年01月03日

造語「爪句」の由来のサムネイル画像

サムネイル 灰色世界に 色を添え

 終日雪降り。夕方に雪降りが止んだほんの少しの間を狙って庭で空撮。灰色の世界が広がる。爪句集第50集目の編集を行っていてサムネイルで並べた画像のPC画面を空撮写真の天空に貼りつける。12月の17枚の画像とQRコードが並んで天空にある。(空撮2022・1・3)


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2022年01月02日

今日の一枚(1月2日)

祝電の 主の記事あり マイコン誌

 昨日菊池豊氏より「μコンピュータの研究」誌に掲載された氏の記事の有無の問い合わせのメールが届く。調べて手書きの記事のコピーを送る。未だ記事があったはずとの問合せで本日調べて見つける。当時札幌南高校生で叙勲への祝電の主と分かる。


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2022年01月01日

今日(1月1日)の一枚

初日の出 見られぬ朝の 初撮影

 朝から曇りで時折小雪。初日の出が見られない中、庭で日課の空撮。窓の気温計の針は―10°を指していてかなり寒い。ほぼ同時刻にテレビで富士山頂の初日の出の生中継を行っている。山頂の日の出のダイヤモンドが映像で見事に捉えられている。


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