7月から札幌市も家庭ゴミの有料化が始まり、なるべく(有料)ゴミが増えないように気をつけている。ただで貰えるものでも、近い将来を見越して、ゴミになるようなら手を出さないようにしている。その状況でカルチャーナイトで訪れたところで配られていた反射リストバンドに手が伸びてしまった。
夜、自動車の光などを強く反射する素材をリストバンドにしているだけのものであるけれど、その装着方法に心が引かれた。写真に示すように、径方向に反り返った細長い金属板になっているバンドは、そのままでは定規状である。
これを軽く叩くようにリストに当てると、金属の反りの部分が反転して、今度は巻き込み形状に変化して、これが写真に示すように腕に巻きつく。
この一連の装着方法は手錠を思い起こさせる。手錠には一度触ったことがある。どのような状況であったのか詳しいことは忘れたが、大学構内に手錠が落ちていた。多分、構内のデモか騒ぎかに関連して、構内にやって来た私服の警官が落としていったのではなかろうかと思われるのだが、手錠が構内の道に落ちていたのである。
手錠の構造を見ると、手錠は手首に叩きつけると半円に分かれている部分がそれぞれ180°回転してかみ合うようになっている(多分今でも構造は変わらないだろう)。テレビのドラマなんかで時たま見られるように、瞬時に手錠がかかる仕組みになっている。この瞬時に手首にからまるリストバンドが警察(関係の団体?)のお土産で配られていて、何となく手錠の構造を連想してしまった。
構内に落ちていた手錠は、傍の木の枝を御用にしておいたけれど、あれを大学構内に落とした私服警官(刑事?)はお目玉を食ったのではないかと、随分昔の話ながら今でも思い出す。