早いもので、7月から始まった都市秘境講座の今年度分は9回目を数えている。今日(9月5日)の見学先は西区二十四軒にある札幌市地下鉄西車両基地である。車両基地訪問の約束の時間前に、建物がユニークな近くの卸売り店「モダン・パック」を覗く。卸売り店であるけれど、1個でも安い値段で売ってくれるので品物を購入した参加者もいた。こういう場所に女性を連れていくと、買い物に熱が入って、後の時間の調整に気をつかう。
車両基地は地下鉄二十四軒駅の地下の広い空間を占めている。工場内に自転車が置かれていて、作業員は自転車で持ち場を移動している。
車両基地の地下の会議室で交通局の職員から地下鉄乗車のマナー講義を受ける。よく知っている内容で、新知見が得られる話ではなかった。
続いてビデオ上映があり、札幌地下鉄の簡単な歴史、車両の製造と運搬、三つの車両基地と車両の違い、車両基地での仕事等々の説明が映像を交えてなされる。
整備点検中の車両を屋根の部分から見る。ここの車両は東豊線を走る車両でパンタグラフ方式であることを屋根の上から確かめる。
車両の下から覗き込んでみる。通常地下鉄駅での車両はホームの高さで見ているので、車両そのものの下に立ってみると、かなり背の高い乗り物であることが実感できる。車体を載せる台車、台車についているゴムタイヤ等々についても実物で説明を受ける。
大谷内の車両基地(東車両基地)が出来る前に、東西線の車両基地であった時に車両を搬入した部分を覗き込む。ここから地上をトレーラーで運ばれて来た車両がクレーンで地下に降ろされた。搬入空間の大きなシャッターを開けてもらい、ここから外に出て今回の見学会は終了である。