2012年03月31日
鉄素材の抽象作家の珍しい具象像
南5条西5丁目の信号のある交差点に、角を切り取った設計のジャパンランドビルがあり、その角地の部分に國松明日香の「出逢い」がある。ススキノに置かれると作品名の物語を描こうとする。
この街で 束の間出逢い 尽きぬ数
珍しく 抽象作家 具象像
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シリーズ148・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月30日
今日(3月30日)の一枚
巨大な御影石の出逢い撥
エルプラザの建物はJR札幌駅北口近くにあり、建物の前に流政之の「デアイバチ」が設置されている。巨大な三味線の撥である。大家ともなると、小物の道具を大きくしても作品として通用する。
窓枠を 弦に見立てて 撥で弾き
この道で 出逢いはあるか デアイバチ
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鮮明に写せないヒヨドリの飛び姿
ガラス戸の向こうに、ドイツトウヒの高い木が見え、その先にヒヨドリが羽を休めている。ヒヨドリはいつか飛び立つので、その瞬間を狙ってカメラを構える。飛び立つ素振りを見せたと思った瞬間にシャッターを押す。これで飛ぶ鳥を画面内に撮り込むことができれば撮影成功である。しかし、それはめったに成功しない。珍しく成功した写真を見ると、飛び姿が流れ画像になっている。自動撮影モードでシャッター速度をカメラ任せにすると、鮮明な飛び姿を写すのは無理と知る。
飛び立ちを 狙うレンズの 重さかな
撮り速度 カメラ任せで 鳥に負け
シリーズ147・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月29日
雪の宮の森緑地で裸で元気な「太陽の母子」
3月末でも宮の森緑地は雪で覆われている。緑地の北側の入口に近いところに本郷新の「太陽の母子」が置かれている。裸の母子は陽の光を浴びて風邪もひかずに、冬の居残る緑地で元気である。
陽を浴びて 緑地の母子は 雪遊び
雪緑地 太陽の母子 元気なり
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階段の壁から飛び出す「THE SKY」像
アステイ45はガラス張りの建物で、JR札幌駅南口広場からも見える。駅構内から地下商店街を通ってこのビルに行け、ビルの地上部に上る階段部分の壁に竹内敏洋の「THE SKY」の女性像がある。
目指す空 頭上に広く 壁の像
空映す ガラス壁見て 「SKY」像
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シリーズ146・パノラマ写真「ここはどこ」
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平凡な里の鳥のスズメ撮り
スズメは里の鳥である。山林でスズメの姿はほとんど見かけない。住宅街から山林に続く道で鳴き声を耳にする。表記すれば「チュンチュン」とでも書け、これはスズメと大方見当がつく。珍しくもない鳥なので、カメラを向ける気にならない。しかし、鳴き声が写真を撮ってほしいと言っているような気にもさせられ、撮ってみる。細枝に止まり、灰白色の空を背景に、様になっている。スズメが枝から飛び去る瞬間シャッターを押してみる。かろうじて画面に飛び姿が写っている。
鳴き声に 誘われ撮りて スズメかな
空中で 羽動かして 舞い姿
2012年03月28日
今日(3月28日)の一枚
陽が霞み 季節境も 霞みたり
今日の朝日は薄雲で光が拡散されて、はっきりした輪郭になっていない。地上に雪が残りシルエットになった木は葉を落としているけれど、朝日から受ける感じは春霞のなかにあるような雰囲気もあり、冬と春の季節の境も霞んでいるようだ。
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雪の下に埋もれてしまっている石の彫刻
東京ドームホテル札幌と朝日生命ビルの間に空き地があり、丸山隆の『座「KURA」』の石の彫刻が置かれている。ベンチと鞍のような置物が対になっていて、ベンチは雪の中に埋もれて見えない。
形見て 「KURA」は鞍かと 判じたり
石ベンチ 雪の中なり ビルの横
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喫茶店のバードテーブルに来るシジュウカラ
北大植物園の西側で、石山通を挟んでミニ大通公園に面し「Café倫敦館」という老舗の喫茶店がある。店の前に常緑の木が植えられている。この立木にバードテーブルが架けられ、冬に野鳥が集まってくる。野山で野鳥の姿を見つけるのは大変で、見つけても遠くの梢に居たりして撮影に難儀する。この点、バードテーブルに集まる野鳥は、場所が始めから決まっていて、比較的近くで撮影できる。この喫茶店の近くを通る機会があると、バードテーブルをしばし眺めて野鳥撮りである。
客集め 野鳥も一役 倫敦館
毛繕い 近くで見せて シジュウカラ
シリーズ145・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月27日
地下街の通路で渦を巻くレリーフ
地下街オーロラタウンから場外馬券売り場のウィンズに抜ける地下通路の壁面に渦巻きのレリーフがある。作家は高津和夫で、建物の外壁のレリーフの作品が多い。渦は何であるか不明である。
何の渦 作品名は 「無題」なり
人の渦 ここに至らず 壁の渦
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今日(3月27日)の一枚
子狐は 野生を忘れ 深寝なり
雪の山道で毛皮が丸まっているのを見つける。動物が朝寝をしている。近寄っても目を覚まさない。狸かな、と思ったけれど、毛皮の色が狐色である。急に気配に気がついたか、飛び起きて逃げるのは早かった。遠くで見て子狐のようだった。
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1羽で鳴き続けるシジュウカラ
野鳥はどういう状況で鳴くのだろうか。高い梢に野鳥が1羽止まっていて盛んに鳴いている。鳴き声を文字で表記するのは難しく、「ツピッツ」を繰り返しているようにも聞こえる。胸から下腹部にかけて黒ネクタイをしていて、これはシジュウカラである。黒い頭部と頬の辺りに白い部分があり、肩の部分に薄く萌黄色が見える。小雪模様の空で、灰白色の空をバックにして、地味な色で写っている。雪でも春が近いことを感知して、それを触れ回っているかのように鳴き続けている。
1羽居て 鳴き続けたり シジュウカラ
小雪中 春の近きを 鳴き伝え
シリーズ144・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月26日
風景との調和を求めた道立近代美術館の石の彫刻
道立近代美術館の2階の南東のコーナーに「風景」と題された石の彫刻がある。作家は寺田栄で、道教育大学旭川校教授である。風景と彫刻との調和をテーマにしているのが作品名になっている。
「風景」は 一枚岩の 山連想
風景に 調和の努力 トリミング
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今日(3月26日)の一枚
ケータイで 姿写して リス談義
朝ベランダのところにリスが来ている。ガラス戸の内側の人間には馴れた様子で、近くでカメラを向けてもヒマワリの種を食べるのに余念がない。それでも耳は立て、警戒は怠りない。家人が携帯のカメラで撮影しているところを撮ってみる。
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散歩の雪道で測る春の到来
与謝蕪村の人口に膾炙している句に「菜の花や 月は東に 日は西に」がある。パノラマ写真ではこの状況を画像化できる。春先、積雪内が解け凍って固くなった上で、蕪村にならった爪句である。
雪の丘 出ずる日(ひ)東 月は西
春測る 雪の固さと 日の出位置
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シリーズ143・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月25日
ガラス越しに撮るヤマガラ
野鳥撮りで一番楽なのは、室内からガラス戸越しの撮影である。難点はガラスがあるため写真の切れの悪さで、カメラアングルの自由度が制限されることも加わる。しかし、カメラを抱えて出かける気分にならない冴えない天気の日に、室内で野鳥が視界に入ってくれば格好の撮影対象となる。冬芽が育ち、枝が赤味を帯びてきた庭のカエデの枝にヤマガラが止まっている。黒と白の首筋の毛に、体の背中と前面にある茶色の毛で、遠目にもヤマガラとわかり、これを室内から撮ってみる。
ガラス越し 楽撮影で 切れ悪し
ヤマガラの 特徴色は 黒、白、茶
作家も作品名もわからないビルの角のメタル人
ヨドバシカメラに足を運ぶ時通りかかるスカイビルの角に、作家も作品名も不詳の造形がある。名前がないと不便なので「メタル人」としている。男か女かで、ブログで話題になったことがある。
銀色に 身を固めたり 守衛人
論争は 男女(おとこおんな)で メタル人(びと)
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今日(3月25日)の一枚
新聞に 紹介記事で 虫爪句
北海道新聞日曜版「ほっかいどうの本」欄に「爪句@虫の居る風景」の紹介が出ている。いつも予想していない時に、この欄で自著の豆本シリーズの紹介を目にして驚く。紹介記事が本の売れ行きに寄与するのを、記事を目にする度に期待する。
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シリーズ142・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月24日
肝心の顔の見えないシマエナガ
目の前を小さな野鳥が飛んでいる。後で、画像で確認したことであるけれど、シマエナガである。野鳥は、撮る人の注文などには聞く耳持たずで、止まっているところにカメラを向けた時にはもう別の場所に移動している。野鳥といえどもやはり顔の部分は撮りたい。しかし、何枚撮っても顔の部分が撮れない場合もある。パソコン画面に表示して、あの蔓の部分がなければな、と思ったりしてもどうしようもない。背中の写真は得難いアングルである、と強いて思っても、不満は残る。
シマエナガ 色白顔の 隠れたり
見えぬ顔 背中模様で 推し量り
あちらこちらで目にする安田侃の「天秘」
安田侃の彫刻の作品名には意味不明のものがある。道立近代美術館の二階のテラス部分に置かれてあった作品は「天秘」である。英語を見ると「Secret of the sky」で直訳は「天の秘密」となる。
ひっそりと 天の秘密の 潜みたり
白石が 白色呼応 庭の雪
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シリーズ141・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月23日
道立近代美術館ホールの巨匠の彫刻
美術館1階のホールの中央にブールデルの大きな彫刻がある。ロダンのアシスタントの経歴もある、このフランスの巨匠の名前には馴染みが薄い。ホールの大作は「力」と題されたものである。
ブールデル 「力」を示し 巨匠なり
巨人像 特異点なり 建屋内
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今日(3月23日)の一枚
好モデル 動きの鈍(のろ)き 野生なり
リスでも野鳥でも、野生動物は動きが速い。今朝また出合った狸は野生にしては動きが鈍い。近づいても気がつかないふりで、捕まえられそうな雰囲気である。この時期、餌さにありつけず腹が空いているせいかな、と思いながら撮影である。
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知事公館庭の「残響」名の胸像
北1条通から知事公館の敷地に入ってすぐに、開拓使でビール製造に貢献した薩摩の人、村橋久成の胸像がある。制作者は中村晋也。「残響」とはこの人物を題材にした田中和夫の小説名である。
像の人 麦酒造りて 開拓使
薩摩人 残響となり 知事公館
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2012年03月22日
道立近代美術館庭の「嵐の中の母子像」
道立近代美術館の庭に札幌に縁の大家の彫刻が設置されている。本郷新の表題の作品名のブロンズ像もある。幼児を一人抱き、もう一人は風を遮って後ろに連れて進む母の姿が表現されている。
近美庭 雪漕ぎて見る 母子の像
晴れた日に 嵐の中の 母と子ら
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今日(3月22日)の一枚
未だ冬 凍てつく道の 日課なり
暦の上では春分を過ぎても、朝の雪道は凍てついている。日の出を撮ろうと外に出るけれど、陽は一瞬の顔見せで、雲に隠れてしまう。時折雲から出た朝日が、雪道を少し茜色に染めている。犬飼の人は日課の散歩で、背の低い犬と歩いて行く。
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2012年03月21日
今日(3月21日)の一枚
コンサートホール・キタラの「相響」
中島公園のコンサートホール「キタラ」の内と外に安田侃の「相響」の作品がある。作品名は英語のものもあり“The echoes”で、大理石の彫刻も音楽に「こだま」で応える意味がありそうだ。
「キタラ」内 大理石(いし)もこだまし 音楽堂
相響く 石の彫刻 ガラス張り
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作品名を撮り込んだ「空・ひと・線」のパノラマ写真
日本郵政グループ札幌ビル前に伊藤隆道の金属パイプの造形が曲線を描いて空中にある。作品の下でパノラマ写真を撮ると、金属棒の線とその上に広がる空がある。早朝でも人も写り込んでくる。
作品の 「空・ひと・線」が 揃いたり
曲線と ビルの直線 調和なり
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2012年03月20日
足の行き交うJR札幌駅のLegs
JR札幌駅1階の東コンコースにLegs“旅人の残像”と題された赤い直方体を組み合わせた造形がある。この作品名を知って初めてこれが歩いている足であることがわかった。作者は浅見和司である。
歩く足 残像重ね 巨大なり
足止まる 名画ポスター コンコース
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リンゴを手にした「みのり」像
平岸通に面した平岸小学校の校庭に本田明二の「みのり」像がある。平岸開基110年を記念して設置されている。往時の平岸のリンゴ園を偲ばせるように、女性はリンゴを背にリンゴを持っている。
平岸の 伝統校に 開基像
リンゴ園 記憶を残す 手のリンゴ
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2012年03月19日
今日(3月19日)の一枚
低き陽で 雑木の影の 縞模様
昨日から今朝にかけてかなりの降雪である。朝日が少し顔を出すけれど、埋まる雪道を歩き続ける気分にはならない。吹き溜まり状態になった道を撮ってみると、積雪表面に縞模様がある。朝日が低くて、雑木林の影が長く伸びたようである。
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雪で足が止まったような「洋」像
札幌市教育文化会館東側の庭に笹戸千津子の「洋」がある。笹戸は2011年に亡くなった具象彫刻の大家佐藤忠良の弟子になる。両作家の作風は似ている。作品名はモデルの女性の名前と推測する。
雪積もり 歩み止りて 「洋」立てり
女性居て 会館建屋 なびくなり
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ホテルの玄関横にある「結晶体・4+1/4」
JR札幌駅近くのホテル、ポールスター札幌の玄関脇に堀木淳平の標題の作品名の金属を素材にした彫刻がある。結晶の4個分と1/4の部分が造形されている、といった意味の作品名のようである。
結晶の 数を確かめ ホテル横
街角を 反射して見せ 結晶体
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2012年03月18日
今日(3月18日)の一枚
雪の中島公園の山内壮夫「猫とハーモニカ」
中島公園の山内壮夫の「猫とハーモニカ」は背が低く、猫の顔とハーモニカの部分がかろうじて積雪の上にある。陽があると撮影する影が雪の上にでき、作品を見ている小坊主の影のようである。
小坊主が 演奏聞くか 残り影
ハーモニカ 音も聞こえず 雪小道
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シリーズ140・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月17日
今日(3月17日)の一枚
シリーズ139・パノラマ写真「ここはどこ」
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枯れ枝のシジュウカラ
雑木林にも日の出の光が届いて赤味を帯びてくる。その中をシジュウカラが枝から枝に飛び移っている。この種の野鳥は一所に少しも落ち着いていない。写真を撮るため、鳥の姿全体が枝に邪魔されない角度を選ぶ、といった余裕を与えてくれない。それでも撮った幾枚かには野生の姿が写っている。餌付けされ、バードテーブルなどに集まる鳥なら比較的余裕を持って撮れる。しかし、これを野鳥撮りというのには違和感がある。林の中に鳥影を探して撮るのが野鳥撮りの面白さである。
枝の鳥 日の出が染めて シジュウカラ
一瞬の 見上げた角度 野鳥撮り
2012年03月16日
今日(3月16日)の一枚
道内の 旅の道ずれ アートなり
高橋はるみ知事の北海道の「文化力」向上を目指す公約を具体化した「北海道アートマップ」という冊子が年度末の3月末に陽の目を見ようとしている。編集制作検討委員会の最後の会議に出席で、資料と出来立ての爪句集を並べて撮ってみる。
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2012年03月15日
今日(3月15日)の一枚
早朝で 気にする客なく 写真撮り
ホテルでの朝食会に出席で、開始時間の少し前に赤れんが庁舎の敷地内に入ってパノラマ写真撮影である。開門と同時に入ったので、日中視界の中に入ってくる観光客の姿はなく、自由に場所を選び、大きなイチイの木の横から撮影してみる。
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シリーズ138・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月14日
ミュンヘン大橋川上バルコニーのパノラマ写真
今日(3月14日)の一枚
急ぎ来て 日の出に遅れ 撮る一枚
日の出の時間が5時台に入っていて、それも日ごとに早い時刻にずれてゆく。雪の上を歩いて行ける雑木林で日の出のパノラマ写真を撮ろうとしていて、遅れをとっている。西の空に月が見えていても、明るくなっては、月ははっきり写らない。
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三角山頂上のヒヨドリ
標高311 mの低山の三角山では、頂上周辺に雑木林が広がり、野鳥が飛んでくる。3月11日の三角山の日に登山した頂上の周囲の立木に、ヒヨドリが来て止まっている。ビー玉をはめ込んだような目と鋭い嘴の鳥である。枝に止まっているところを自動設定で撮る場合には、鳥を画面内に入れシャッターを押すだけである。しかし、飛ぶところを撮ろうと、マニュアルモードでシャッター速度を上げて撮ってみると、露出不足だったりする。望遠レンズ使用で山麓の家がぼやけて写っている。
ヒヨドリも 三角山の日 登山なり
ヒヨドリの 背景山麓 人家なり
2012年03月13日
ミュンヘン大橋のパノラマ写真
「爪句考ーその3」から
薄暗い窓の外は雪がちらついていて、これでは日の出の写真も無理だろうと、写真無しのブログを書いてみる。
本ブログは爪句集の原稿を揃えるために書いている部分があって、同じような体裁やテーマがあれば、これは後々爪句集(豆本)にする予定のものである。
パノラマ写真から切り出した2次元写真が並んでいるものは、現在原稿整理が完了して「爪句@パノラマ写真の世界ー札幌冬」(series 16)が数ヶ月後には出版予定である。その冒頭にある「爪句考ーその3」の、これも最初の部分を載せておく。全文をお読みになりたいという方が居られれば、出版された爪句集をご覧ください。
「 本爪句集出版に際しての焦点は、パノラマ写真に合わせたものになっている。これまで爪句を付ける写真は通常の2次元のものであった。しかし、本爪句集に用いている大元の写真は、撮影者から見た全空間を写したパノラマ写真で、その一部を切り取ったものを爪句用写真としている。
パソコンを利用した写真処理技術の進歩により、部分的に撮影した写真をつなげて、全空間の写真を再構成したものが比較的容易に得られるようになってきている。さらに、パノラマ写真をパソコンで表示して、ズーム操作や視線の方向回転等が行える。この写真技法は、新しい利用法や趣味の領域を広げつつある。
一方、写真による表現の視点からは、パノラマ写真は条件が同じなら誰が撮影しても同一のものが撮れることになる。反面、個性的な要素が入り込む余地がない。撮影者が切り取りたい部分を写真にするといった、感性による情景の取捨選択が行えない。
しかし、一度パノラマ写真を合成して、これから再び2次元の写真を切り出すことを考えると、撮影者の感性が生かされるのではなかろうか。パノラマ写真からどのような2次元写真を新しく作り出すか、それは新しいアート写真の可能性を示唆している。
」
こうやって、写真無しの文章だけのブログは書き手からは処理が簡単でよい。しかし、ブラウジングするためブログに立ち寄る人は全文を読むのは少数派だろう。
現在、爪句集の第17集の札幌の街の中で世界を見て歩くテーマの爪句集の原稿整理に入っている。これは共著である。共著にする目的は、共著者にも爪句集を購入してもらおうという意図もある。出版の最終帰結は、出版した本が売れるということである。
この爪句集シリーズは50巻を目標にしている。そろそろ20巻目が見えてきている。内容はどうあれ、新しいジャンルの表現方法が豆本の形で続いていれば、その内この豆本のコレクターが出てきて、もう本屋や出版元にはないものには高値がついてネットオークションが行われるのではないかと希望的予想である。20巻目になりそうなら買いです。とまあ大道香具師(やし)の口上で、ブログでのセールスである。
シリーズ136・パノラマ写真「ここはどこ」
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2012年03月12日
雪の晴れ間のシジュウカラ
遠くに野鳥の姿があったので一応撮ってみる。パソコンで拡大してみるとシジュウカラである。一羽は尻が写っている。鳥飼いの人の話では、鳥の尻の糞を出すところが鳥の健康状態をチェックするポイントだそうである。写真に撮った野鳥の尻の状態から、鳥の健康診断ができるほどの知識は持ち合わせていない。しかし、元気に飛び回っている様子を見れば、健康なのであろう。枝に止まったシジュウカラは体温を逃がさないようにするためか、毛を膨らませて、体型が太って見える。
健康の チェックポイント 鳥の尻
枝に雪 毛を膨らませ シジュウカラ
今日(3月12日)の一枚
ハリギリの 冬芽守りて 幹の棘
この季節、気温の低い朝の野山の散歩は面白い。日中積雪の内部が解け、それが夜間凍って固まり、冬靴で雑木林の雪の上を自由に歩けるからである。夏には近寄ることが難しそうな場所のハリギリの若木が、雪の中で冬芽を膨らませている。
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2012年03月11日
今日(3月11日)の一枚
登山日の 午後に起きたり 大震災
今日は標高311 mの三角山の日である。朝のうちに登山で、頂上でパノラマ写真を撮る。1年前にも登っていて、その日の午後に東日本大震災が起きている。大震災を微塵も予想していない写真が載っている爪句集「今朝の一枚」も写真に入れる。
(クリックでパノラマ動画)
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ヒヨドリ二態
雪の季節に街の中や里山とでも呼称したくなる山で一番良く見かける鳥はヒヨドリである。身体の大きさがスズメとカラスの中間ぐらいで、結構目立つ鳥である。集団で移動するのも見かける。こんな状況で、ヒヨドリは野鳥撮りには格好の対象である。どんな鳥でもそうだけれど、枝などに止まっているところは鳥の表情まで撮れる場合がある。これが飛ぶ瞬間には、我が技量では、幸運が加勢してくれないと画面内に納めることは出来ない。飛び姿も羽の部分は流れ画像になっている。
ヒヨドリの 円らな瞳 撮らえたり
幸運が 加勢で撮れて 飛ぶ瞬間
2012年03月10日
錐先の嘴のアカゲラ
撮った写真でアカゲラの嘴を見ると、錐先のようである。この嘴で木を突いて内の虫を追い出し、捕まえる。アカゲラの雄は下腹部の毛の他に後頭部の毛も赤い。どうしてこの二ヶ所が赤い毛なのか、威嚇の色なのか、考えても正答に辿りつけそうにもない。露出不足の写真は、周囲の雪の白さの中でアカゲラが日本画で描かれているようである。アカゲラは体の目立つデザインから、花鳥風月の画題を選ぶ日本画に向いていると思われるけれど、絵に描かれたものは未だ見たことがない。
鋭錐(えいすい)を 自在に使い 匠技
日本画調 露出不足の 結果なり
今日(3月10日)の一枚
一日の 晴れを約束 日の出かな
部屋の窓から日の出が撮れる季節に入っている。JRタワーの横の方からの陽が昇ってくるように見える。写真撮影の時刻を見ると丁度6時である。外気温は氷点下であるけれど、陽の位置は確実に北にずれ、季節時計の短針は春を指している。
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再開発の駅前通りに戻ってきたBIANCA(ビアンカ)像
駅前通の地下歩行空間の工事が終わって、以前地上部にあったBIANCA像が戻ってきている。作者は小野寺紀子氏である。以前、像の背景にあったデパートの建物は無くなって、景観は大きく変った。
景観の 変化和らげ 像戻り
残り雪 黒き肢体が 陽に光り
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2012年03月09日
今日(3月9日)の一枚
雪解けの 水も加勢し 学府川
カメラの予備用の電池を2個も落としてしまった。近年よく物を失くす。ヨドバシカメラで再購入である。福沢諭吉さんが1枚手元から離れた。帰りに北大の中央ローンの雪に埋まりながら、サクシュコトニ川の中からパノラマ写真撮影である。
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JR札幌駅の商業施設ステラプレイスの入口にある石の彫刻
JR札幌駅は商業施設のステラプレイスが正面にあり、その地上の入り口部分に金井聡和作「花降る石」がある。設置時期が遅れて流政之の「TERMINUS」が加わった。どちらも石の彫刻である。
演出は アートのビルで 道都駅
黒御影 花降る石と 並びたり
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雪の季節に西野の街を見下ろせるサクランボ山
宮丘公園に接し雑木林の山がある。山の所有者がサクランボの果樹園を広げていて、毎年木が切られ、サクランボの木が植えられている。一帯をサクランボ山と呼んでいて、雪の季節歩いてみる。
登り来る 我が足跡が 雪の上
鉄支柱 覆いの取れて 街の見え
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学校統合で名前と場所の変わった大通小学校の児童通用門跡
北2条通と石山通の交差点に大通小学校の校門が残されている。伝統ある小学校であったけれど都心部の児童数減少で資生館小学校に統合された。道庁立札幌高等女学校跡碑も校門と並んでいる。
伝統校 校舎の消えて 門の跡
女学校 小学校と 跡同居
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2012年03月08日
日々の情景(2012年3月8日)
雪止めば 鳥、我動き 里の山
午後、降っていた雪が止んだので、雪の山道を歩く。野鳥が飛び回っていて、鳥も雪が止んだことで動き出したかのようである。アカゲラが木に止まっている。文字通り下腹の部分が赤いので目立つ鳥である。望遠レンズで何枚か撮ってみる。
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賑わいを模索する出来立ての創成川公園
この新公園は「創成川アンダーパス事業」完成により2011年4月にオープンした。賑わいを模索中の公園は、雪の季節には狸小路と二条市場をつなぐ道に人通りが見られる程度で、人影は少ない。
川跨ぎ 雪原出来て 新公園
川公園 雪解け期待 客流れ
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仏舎利が納められていると書かれている藻岩山平和塔
藻岩山の中腹に白いパゴダがある。藻岩山ロープウェイの山麓駅のところから雪道を登って行くと塔の建つ広場があり、金無垢の仏像を塔内に見る。インドから贈られた仏舎利が納められている。
登り来て パゴダの背後 藻岩山
説明に 仏舎利納め 平和塔
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- at 09:58
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イルミネーションで飾られた雪の少ない年の瀬の大通
今年(2011年)は雪が少ない。気温が高くて歩道も車道も雪が解けている。後2日で新しい年で、大通公園に沿った夕方のオフィス街は人通りが少ない。電飾が立木にあっても賑やかさに欠ける。
年の瀬に 人の少なき 都心なり
電飾は オフィスビルの 夜警なり
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ホテル横にある佐藤忠良の「リカ立像」
大通西8丁目の後楽園ホテルは東京ドームホテル・札幌に名前を変えた。ホテル横に佐藤忠良の「リカ立像」がある。市内に作品が点在するこの具象彫刻の大家は、2011年の3月に亡くなった。
歩道横 見逃しそうな 裸婦立てり
リカ像に 雪の肩掛け ホテル横
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- at 08:46
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札幌農学校の教育に利用された同第二農場の古い建物
この農場は札幌農学校における教育のため、クラーク博士の構想から出発している。模範家畜房、牝牛舎、サイロなどが昔の面影通りに保存されており、現在は国の重要文化財に指定されている。
クラークの 構想残り 文化財
伝統の 建屋の横で 子ら遊び
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- at 06:35
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深く剪定された円山公園の瘤だらけのポプラの大木
円山公園の樹木は花見の桜である。桜の木の区画から離れてポプラの大木がある。倒れ易いポプラのため、剪定は枝を深く切り込んで行われている。幹の瘤に毛皮のように細枝が密生している。
深剪定 幹先失せて ポプラの木
細枝(さいし)生え 毛皮に見えて 瘤の幹
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2012年03月07日
札幌市内で最大の石碑と思われる「島判官紀功碑」
今まで見た限りでは、初代判官島義勇の功績を記したこの碑が石碑で最大である。円山公園で高さ8 m幅2.2 mの威容を誇っている。細かな碑文を読むことはパスで、最上段の碑名文字を確認する。
判官の 事跡大きさ 碑のサイズ
積雪に 埋もれ春待つ 木と碑なり
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北海道神宮梅林で見つけた正調追分節門人会の碑
北海道神宮の梅林は雪の中で黒い肌の梅の木が春を待っている。梅林を抜ける雪道に須藤隆城の門人による師の還暦祝いの「門人梅植樹記念」碑を見つける。北海道正調追分節の関係者達である。
雪梅林 春を待つ梅 黒き幹
門人が 師の還暦に 梅を植え
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雪像造りコンテストの行われる大通公園11丁目
「さっぽろ雪まつり」では国際雪像コンテストが行われる。会場は姉妹都市ミュンヘン市から贈られたマイバウム(五月の木)のある大通公園11丁目で、参加国の作り手が雪を相手に技を競う。
各国の 雪の匠が 技披露
雪像の 審査員なり マイバウム
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天神山緑地の深雪の中にある久保栄文学碑
久保栄は築地小劇場で活躍し、「火山灰地」を書いた。平岸の林檎園を舞台にした「林檎園日記」の文学碑が、天神山緑地に建てられていて、黒い御影石に6月6日の日付の一節が刻まれている。
深雪を 漕ぎ分けて見る 文学碑
黒碑面 「林檎園日記」 文字を読み
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朱塗りの鳥居が目につく弥彦(伊夜日子)神社
中島公園の南側に、公園と接して弥彦神社がある。正式な呼称は「いやひこ」で「伊夜日子」の文字が額にある。豊水通に面して大きな朱塗りの鳥居があり、鳥居の前には高いビルが建っている。
伊夜日子の 正式呼称 額にあり
冬枯れに 朱塗り色添え 大都会
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2012年03月06日
札幌鑛霊神社前のカシワの大木
北海道神宮境内に鉱山の殉職者を祀った鑛霊神社があり、神社に入る小道の脇にカシワの大木がある。この季節落葉樹は葉をほとんど落としているけれど、このカシワには枯葉が枝についている。
柏葉が 枝に残りて 弥生月
雪の中 カシワ見守る 鑛霊社
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今日(3月6日)の一枚
カメラ向け 昼寝の狸 起こしたり
曇っているけれど風は無く、気温は高い。山歩き日和なので、締まった雪の上を冬靴で歩く。先日遭遇した狸なのか、雪の上で昼寝をしているのがいる。この辺りに棲みついたようである。カメラを向けるとこちらを見て起き上がり去って行く。
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相馬神社ご神木の推定樹齢300年のシバグリ
相馬神社は天神山緑地の一番高いところに境内がある。推定樹齢300年以上のシバグリがご神木として鳥居前にある。幹直系121 cm高さ約10 mと書かれており、札幌市の保存樹に指定されている。
雪に耐え 相馬社守り ご神木
新拝殿 古木と並び 天神山
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円山登山道で樹木名の表札をつけたシナノキ
大きな木の写真を撮っても、木の名前が分からないと爪句が作りづらい。雪の円山登山道のパノラマ写真にシナノキの名札のある木が写っている。近くには八十八ヶ所の地蔵も雪に埋もれている。
シナノキの 名札見つけて 句作なり
登山道 地蔵見上げる 冬木かな
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- at 06:50
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ガラス張りできれいな水を連想する札幌市下水道科学館
科学館の正面は半円と長方形のガラス張で、凝ったデザインである。館内では都市の汚水をきれいな水に再生させる技術の展示があり、きれいな水のイメージをガラスで表現しているようである。
ガラス張り 連想したり 再生水
広場には 子供呼び込む 雪だるま
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- at 01:23
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2012年03月05日
赤れんが庁舎周辺の新旧の建物
旧道庁舎の周囲は再開発が進められ、既に完成した新しいビルに加え、これから工事が進められるものもあり、観光資源となっている赤れんが庁舎と高層ビルを重ねて見る事の出来る空間がある。
新旧の 対比を見せて 都心かな
門脇に 道路元標 都市のヘソ
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- at 16:48
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今日(3月5日)の一枚
弱き目で 跳ぶリス捉え 窓の外
庭にリスが現われた。時たまくるリスらしく、家人も心待ちにしている。走り回るリスをガラス窓越しに撮ってみるけれど、気に入ったショットが得られない。動体視力の検査で弱視の宣告なので、リスが跳ぶところを撮るのは難事である。
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- at 10:42
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雪原に100 mの威容を誇る北海道百年記念塔
野幌森林公園の北西の縁に緑地があり冬期は雪原が広がる。開道100年記念事業の一環として1970年に竣工した北海道百年記念塔が聳えている。百年に合わせ鋼板で覆われた高さ100 mの塔である。
開道の 歴史高さに 記念塔
鉄の塔 雪原に伸び 枯れ木色
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- at 08:21
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屯田兵の父永山武四郎の旧邸が保存されている永山記念公園
永山武四郎は屯田兵の父とも呼ばれ、明治期の北海道開拓に功のあった軍人である。その旧邸が永山記念公園の一画に保存されている。近くにサッポロファクトリーのガラスのアトリウムがある。
明治期に 黒き平屋に 武四郎
門向こう ガラスの建屋 アトリウム
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- at 05:30
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高いビルの谷間にあるような札幌時計台
札幌市民憲章の冒頭にも引用されている札幌時計台は、札幌農学校の演武場に後で時計塔の部分を取り付けたものである。ビルの谷間に埋もれたようにある時計台をパノラマ写真で大きく見せた。
教練の 記憶を留め 演武場
脇ビルに 伍すように撮り 時計台
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2012年03月04日
高台にある上手稲神社でパノラマ写真に撮る初日の出
鳥居を通して初日の出を拝める神社はあまり無い。上手稲神社は高台にあり、鳥居が東向きにあるため、ご来光を鳥居の中に入れ写真が撮れる。今年(2012年)の初日の出をパノラマ写真に撮る。
鳥居から 顔を出したり 初日の出
初詣 小さな社(やしろ) 人出なり
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- at 17:55
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宿泊第1号客が明治天皇だった豊平館
豊平館は貴賓接待のために建てられたホテルで、最初の宿泊客は明治14年の北海道行幸時の明治天皇であった。テレビ塔横から現在の場所に移築され、結婚の披露宴等の宴会場に変身している。
歴史宿 結婚披露と 時代なり
外装は 雪の白色 空の青
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- at 16:26
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今日(3月4日)の一枚
初めての 雪野の出会い 狸かな
風が少し冷たかったけれど天気なので、運動不足解消のため雪野原をスノーシューを履いて歩く。行く手を横切る動物がいて犬かなと思うけれど動きが鈍い。後で写真画像でも確かめたけれど狸である。山で狸に出会うのは初めての経験である。
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- at 15:17
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ハルニレの夫婦のご神木のある中の島神社
環状通で南19条大橋を越え、東に少し行くと車窓からもこの神社が見える。境内には二本のハルニレの大木があり夫婦のご神木とも呼ばれている。周囲の開発に取り残された空間の雰囲気である。
ハルニレが 夫婦(めおと)となりて ご神木
都市化波 防ぐ空間 中の島
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- at 10:35
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枝垂桜と共に春を待つ本田明二の母子像
大学構内にある彫刻は、人物の胸像と相場が決まっている。その中で、北大病院横の本田明二の母子像は構内にある彫刻としては異色である。「共済会」が寄贈しており、傍に枝垂桜の木がある。
雪なれど 母の温もり 子が感じ
母子像と 枝垂桜が 春を待ち
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- at 07:26
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幹線道路に面して残る札幌飛行場正門跡
宮の森北24通に沿って北区役所から少し西に進むと、道路に面して「札幌飛行場」の銘盤のある門柱がある。ここに戦前まで飛行場があった。飛行場をテーマにした坂胆道の彫刻は雪の中である。
旧表記 右から読みて 飛行場
飛行場 記憶の欠けら 道路横
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- at 02:40
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2012年03月03日
北大のシンボル的景観を構成している古河記念講堂
古河記念講堂は、足尾銅山鉱毒事件を起こした古河鉱業の古河虎之助が、贖罪を込めて寄付した基金を使って建築された。中央ローンに面し、クラーク像と対で、北大を代表する景観となっている。
古河の 歴史清めて 雪景色
楡の木と 命永らう 建屋なり
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- at 18:28
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今日(3月3日)の一枚
雛飾り ブログ用なり 雛祭り
雛祭りである。世の中のしきたりに右倣えで、この時期我が家にも雛人形が並ぶ。ありったけの雛人形を並べても豪華さとは程遠く、質素といっては人形に申し訳ないか。肝心の見る者が居ない中、ブログのための写真のモデルになっている。
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- by 秘境探検隊長
- at 16:59
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色々なものを連想する雪の中の札幌ドーム
高さが53 mもある巨大なドームは、方向や見上げる角度により色々なものを想像する。雪が屋根を覆っているとさながら雪山である。雪原に着陸したUFOにも見える。雪の海原の鯨にも喩えられる。
UFOの 着陸したり 雪の丘
雪海原 泳ぐ鯨の 姿見え
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- at 08:45
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北大で最も古い鉄筋コンクリート造りの総合博物館
総合博物館は元は理学部の本館であった。タイル張りの3階建てで、モダンゴシック風の建物は1929年に竣工している。築後80年以上も経っていて、建物を今後どうするのかの問題に迫られている。
要介護 モダンゴシック 高齢化
口開けて 叫ぶが如く 博物館
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- at 05:26
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西野市民の森の雪の斜面で追う動物の足跡
夏には熊笹で歩くのを阻まれる山の斜面も、雪が熊笹を覆う季節にはスノーシューを履いて自由に歩ける。西野市民の森の散策路のある山の斜面を登り、狐らしい足跡のパノラマ写真撮影である。
人、獣(ひと、けもの) 足跡交差 雪斜面
獲物追う マタギの気分 跡見据え
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- at 02:27
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2012年03月02日
今日(3月2日)の一枚
イサム・ノグチがデザインしたモエレ沼公園のガラスのピラミッド
モエレ沼公園はイサム・ノグチが大地にデザインした彫刻といわれている。その象徴的造形物の一つがガラスのピラミッドである。イサム・ノグチは公園造成開始直前の1988年に亡くなっている。
ピラミッド 巨匠デザイン モエレの地
淡き陽に ガラスの建屋 空切断
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- at 16:37
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雪景色の中の札幌コンベンションセンター
旧国鉄東札幌駅跡地に、国際会議や展示会場に利用されるコンベンションセンターがある。催し物の無い時のこの種の建物は、人影も無く、雪景色の中でひっそりと息を潜めているようである。
雪の中 施設並びて 駅跡地
催事無く 冬眠然と 会議場
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- by 秘境探検隊長
- at 09:03
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雪に埋もれて奏でる乙女の居る彫刻の道
札幌彫刻美術館につながる中央区宮の森3条12丁目付近の石畳の道は彫刻の道と呼ばれている。1989年には札幌市都市景観賞を受賞している。本郷新の「奏でる乙女」の彫刻が雪に埋まっていた。
乙女居て 松の根元で 奏でたり
雪ありて 佳さの埋もれて 受賞道
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- by 秘境探検隊長
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2012年03月01日
今日(3月1日)の一枚
夕方に ヒヨドリ撮りて 弥生なり
今日から月変わりで弥生である。気温は高かったけれど、終日家でパノラマ写真の整理をする。今日の1枚を撮っていないことに気づいて夕方カメラを持って外に出る。撮るほどのものも無く、木に止まっているヒヨドリにカメラを向けてみる。
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- by 秘境探検隊長
- at 18:28
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一等三角点があり形も三角形の三角山
一等三角点のある山であるけれど、山名は平地から見て三角形であることからつけられたのだろう。自宅から比較的近いところにあり、ひいきの山である。雪の山頂からの景観も写真向きである。
登り来て 視界の開け ひいき山
あれ藻岩 これ円山と 山確認
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- at 10:52
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今日(2月29日)の一枚(番外)
蜂マーク ここで見る日の 最後なり
札幌生まれのゲームソフト会社「ハドソン」の名前は3月1日で消滅する。コナミデジタルエンタテイメントに吸収される。ハドソン最後の日に、かつてハドソンビルと称された、平岸にあるビルの一部に入居している同社のロビーの写真を撮る。
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- by 秘境探検隊長
- at 08:57
- in 爪句 ≫ 爪句@日々の情景(2012年:S20 )
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宮の森緑地の入口にある本郷新の「鳥を抱く女」
宮の森緑地は北側と南西側に入口がある。どちらの入口にも本郷新の作品が置かれている。北口のものは「太陽の母子」で南西口のものは「鳥を抱く女」である。後者は異なる一連の作品がある。
鳥抱きて 緑地入口 立ち女
藤棚に 上がる人居て 雪下ろし
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- by 秘境探検隊長
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宮の森緑地のポプラの大木
細長い宮の森緑地の南西口にポプラの大木がある。緑地の北口から入って雪を漕ぎ分けて出口のところでこの大木に出会ったので、印象に残った。写真では、周囲の雑木がこの大木に群れている。
雪を漕ぎ 越え来て出口 巨木有り
大木に 雑木が群れて 雪緑地
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- by 秘境探検隊長
- at 03:20
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