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2012年06月30日

今日(6月30日)の一枚

空調は 大地の涼風 巨匠展

 6月最後の日は天気も良く、今日の一枚は何となく記録的写真にしたかったので、モエレ沼公園まで行く。イサム・ノグチが大地に造形した彫刻の一つ、ミュージックシェルのところに子供たちの一団がいて、夏の日差しと涼風を満喫していた。




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(クリックでパノラマ写真)
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朝の散歩時に出合ったアカゲラ

 アカゲラは山に近い住宅街では時折目にする野鳥である。後頭部と下腹の辺りに赤い毛があるのは雄である。この赤色があるので、すぐにアカゲラとわかる。アカゲラが止まった木に狙いをつけてカメラを向ける。葉の茂みから幹にアカゲラが姿を現す。これは好機とシャッターを押す。アカゲラの方は写真に撮られていることなどお構いなく、木の幹を突く動作を習い性のように繰り返す。そのうち、止まっている木に見切りをつけたか、住宅の屋根を飛び越して去って行ってしまった。

過(よ)ぎる赤 アカゲラ見つけ 急ぎ撮り

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幹あれば 突(つつ)く動作の 習い性

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噴水の向こう側

 大通公園3丁目には噴水があり、本郷新制作の三人娘がモデルになった「泉の像」がある。作品名に合わせて、「泉の像」と噴水を組み合わせて写真を撮ってみるけれど夏の雰囲気が出ない。やはり景観に人が入ってこないと、涼を求める暑さの感じが出せない。噴水の縁に腰掛けて語らう女性がいる。一方は母親らしく、連れている子供も水と戯れている。噴水を手前にして、飛び上がる水の動きを止めて、その向こうの人の表情を撮ってみる。水の飛沫と表情はこの一瞬が記録された。

暑き日に 飛沫の向こう 泉像

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夏の日に 固定してみて この一瞬

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今日(6月30日)の彫刻

像と人 木陰に涼み 札都夏

 大通公園3丁目の北側に坂坦道の「石川啄木像」がある。歌碑が一緒に建っていて、札幌の街を詠んだ「しんとして幅廣き街の 秋の夜の 玉蜀黍の焼くるにほひよ」が刻まれている。夏木陰になる像の横には、陽を避けて涼を取る人が座っている。



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(画像クリックでパノラマ写真)

2012年06月29日

ジャガイモの花

ジャガイモは 花は咲けども 実を忘れ

 ジャガイモの花が咲き出すと夏である。こんなに沢山の花が咲くのに実が生らない。実が無いので、ジャガイモは芋になった部分を分割して土に埋めて育てる。大根やニンジンは種を蒔き、同じように根の部分を食べるのに随分と違っている。

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札幌花フェスタのラン売り子

 札幌花フェスタの蘭パビリオンには、蘭コンテストへの出展作品とランの即売ブースが対面で配置されている。どちらも見物や買い物客で混雑して、写真を撮るのも難儀なほどである。ラン人気は大したもので、手ごろな値段であれば買ってもみたくなる。しかし、ここは見て写真を撮るだけにする。展示されているランは見事であるけれど、ランを売る女性もランに負けてはいない。花の方は近くで何枚も写真を撮れるけれど、人間の方は離れたところから1,2枚撮るだけである。

ラン主役 売り子脇役 ぼかし撮り

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行く客に 気合の売り子 ランの店

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シリーズ206・パノラマ写真「ここはどこ」

 写真を見れば札幌ドームであることがすぐわかります。設問の趣向を変えて、写真内にある著名作家の彫刻はどこにありますか。またこの作家の名前は。


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今日(6月29日)の一枚

掛け声に 視界の開け 朝野球

 朝の散歩は西野西公園の薄暗い山道を選ぶ。林を抜けると草野球の広場が開ける。少年野球の朝の練習らしく、掛け声がしてボールを追う少年達の姿がある。この辺りは西野の平地を囲む山が住宅地に迫っていて、大気が澄んでいる感じである。

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今日(6月29日)の彫刻

「希望」像 夏色囲み 冴える白  

 市民ホール前の広場に山内壮夫の「希望」像が高い台座の上に設置されている。白コンクリートで作られていて、雪の季節には周囲に溶け込んでしまいそうであるけれど、夏の青空の下では、木の緑と空の碧色を背景にくっきりと冴えて見える。



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(画像クリックでパノラマ写真)

2012年06月28日

リスの朝食

 早朝リスがヒマワリの種を食べに来る。ガラス窓越しにリスの姿を見つけると飽かず眺めている。リスの仕草を見ていると朝の時間が逃げてゆき、リスが来ると困ったものだ、と思いながら視線がリスに固定し、体が動かない。今朝は2匹で並んでの朝食である。耳から伸びる毛が濃いのと薄いのと2匹で、親子かもしれない。喉が渇くと近くに置いてあるジョウロの中に頭を突っ込み水も飲む。ジョウロの内に落ちないのかな、と思うけれどそこは野生のリスで、そんなヘマはしない。

向かい合い 視線の交差 朝餉なり

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水飲みは ジョウロに頭 器用なり

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今日(6月28日)の一枚

さくらんぼ 狩る客来るか 準備なり

 今日一日の晴天を約束してくれる日の出である。日の出撮りに外に出る。雲が無いと、日の出を撮っても円い円が空に浮かんでいるだけで面白味がない。道端の旗と組み合わせた構図にしてみる。さくらんぼ狩りの準備が始まったようである。

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今日(6月28日)の彫刻

草原(くさはら)に ヌプカの家の 白き壁

 アイヌ語の「ヌプカ」とは大地や草原といった意味である。従って「ヌプカの家」は草原の家とでもなろうか。札幌ドームのオープンアリーナを草原と見立てたか、作品名「ヌプカの家」がドームの見えるところにある。PHスタジオ制作である。


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(画像クリックでパノラマ写真)

2012年06月27日

シリーズ205・パノラマ写真「ここはどこ」

 版画家一原有徳の作品が壁にあります。さて、ここはどこ。


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今日(6月27日)の彫刻

体と面 どこで変換 禅問答 

 奥山喜生の「立体空間より平面空間への還元」は黒御影石の平面に滑らかな隆起物を配置させた造形である。海に浮かぶ小島を連想させられる。札幌ドームの建物が背後に見えていて、平らな野原に建っているドーム状構造物にも見えてくる。



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(クリックでパノラマ写真)

今日(6月27日)の一枚

ドラミング 視線合わせて コゲラかな

 快晴の朝である。早朝の宮の丘公園の遊歩道を歩く。ドラミング音が頭上から響いてくるのだが、この季節音の主を目で確かめるには木の葉が邪魔になる。それでも辛抱強くカメラを構えていて、木の葉の間にコゲラの姿を捉えることができた。

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庭にやって来たカワラヒワ

 リスの餌用にヒマワリの種を置いておいたら、野鳥も来くるようになった。シジュウカラやスズメはしばしば見かけ、時にはカワラヒワも来ることがある。スズメ目アトリ科の鳥でスズメに似ていて、それほど珍しい鳥でもない。羽の一部に黄色い部分があり、この特徴でスズメとは見分けがつく。ガラス窓の向こうで後ろ姿の披露で、黒いハート形を羽に描いたように見える。庭の地面に降りたカワラヒワは盛んに地面で餌になる物を探しているようで、さて虫でも居るのだろうか。

後ろ向き 心形見よと カワラヒワ

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草むらで 動く黄の線 目立ちたり

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2012年06月26日

今日(6月26日)の一枚

雲見えず 煙上らず 夏の空

 来月発行を予定している爪句集豆本の2校目のチェック済を渡すため共同文化社まで出向く。同社の近くにサッポロファクトリーがあるので、煙突広場でパノラマ写真を撮る。ここがビール工場時代に使われた煙突が雲一つ無い空に伸びている。




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(画像をクリックでパノラマ写真)
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「ようこそさっぽろ」ブログ更新

 札幌市の公式観光サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「パノラマ写真で巡る花フェスタ2012札幌の会場となった大通公園」というタイトルで、パノラマ写真による今週末まで開催の花フェスタをリポートしています。

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手稲山のレイジンソウ

レイジンソウ エゾかオオかで 迷いたり

 花の形がトリカブトに似た花を登山道で見つける。花の形が、雅楽を演奏する伶人が被る冠の形に似ていることからレイジンソウの呼び名がある。エゾレイジンソウとオオレイジンソウがあって、写真だけからはどちらとも言えず迷ってしまう。

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今日(6月26日)の彫刻

丸太組み 竜神なりと 作品名

 札幌ドームのオープンアリーナの北側を周る道に國安孝昌の「北辰の竜神」がある。北辰とは北極星の異称であると知っても、北辰の竜神の意味するところと、丸太材をレンガも使って放射状に組んで何を表現したかったのかわからない。


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(クリックでパノラマ写真)

ケマンソウの花と花後

釣れた鯛 花後の釣針 竿にあり

 ケマンソウは装飾具の華曼に似ていることからの命名である。別名タイツリソウとも呼ばれ、花茎に鯛に似た形の花がぶら下がっているのを表現している。花弁が落ち、その花後が並んでいる。まるで鯛に逃げられてしまった釣針ようである。

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2012年06月25日

今日(6月25日)の一枚

花揺らす 風を感じて 涼夏なり

 風があり、気温もあまり上がらず、爽やかな日である。外歩きに適しているのに、家に閉じこもってパソコンの前から動けない。今日の一枚の写真のため、葉が桃葉に似ているモモバギキョウが庭に咲いているので、風に揺れる様を撮ってみる。

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今日(6月25日)の彫刻

四季の神 二体が残り 画廊なり

 札幌時計台の近くの中小路にある時計台ギャラリーの柱に、坂坦道のブロンズの作品が取り付けられてある。柱は4本あり、当初4体の人物像があったのが、現在は2体しかない。作品名はわからないけれど「四季」の神々をモデルにしているらしい。

(クリックでパノラマ写真)


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花フェスタ・大通公園西6丁目会場

 大通公園西6丁目にはケヤキの大木が木陰を作っており、イベントの行われているステージを見ることができます。

ケヤキの木 作る木陰に 客休み


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(画像クリックでパノラマ写真)

花フェスタ・大通公園西8丁目会場

 大通公園西8丁目の広場は東北地方の食べ物の屋台が並んで賑わっています。

味見して フルーツ娘 笑顔なり


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(画像クリックでパノラマ写真)

花フェスタ・大通公園西7丁目会場

 大通公園西7丁目には水場があり、それを囲んで花市場が開かれています。

涼初夏や 水場囲みて 花の市


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(画像クリックでパノラマ写真)

花フェスタ・大通公園西7丁目会場ユリノキ

 大通公園西7丁目会場にはユリノキがあって、形がチューリップに似た木花を咲かせています。

ユリノキの 木花咲く下 バラの店


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(画像クリックでパノラマ写真)

花フェスタ・大通公園西5丁目会場

 西5丁目の会場は蘭陵王の面がある聖恩碑を囲んで、花フェスタの会場が設営されています。

蘭陵王 花見る人の 目に入(い)らず


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(画像クリックでパノラマ写真)

花フェスタ・大通公園西4丁目会場

 大通公園西4丁目の会場にはガーデニング甲子園の農業高校生の作品が並びます。

園芸に 甲子園あり 技披露


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(画像をクリックでパノラマ写真)

2012年06月24日

今日(6月24日)の一枚

ユリノキの 木花も咲いて 花フェスタ

 昨日から大通公園で花フェスタが始まった。写真を撮るのがメインの目的で会場に出掛ける。花の店のテントの上にユリノキのチューリップに似た花が咲いている。客は店先の花に目が行っても、ユリノキの花には気がつかないようである。

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手稲山のズダヤクシュ

ズダヤクシュ 花に水滴 登山道

 白と緑のガクを持つ全体的に地味な花である。ズダとは木曾地方の喘息の方言で、喘息に効く薬草から命名されている。手稲山の登山道に咲いていた。少し背丈があるので目につき、モミジに似た葉から延びた花茎に花が付き水滴を含んでいた。

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シリーズ204・パノラマ写真「ここはどこ」

 周囲の緑が濃くなって、清涼感に溢れる滝です。さて、ここはどこ。


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2012年06月23日

手稲山のミヤマハンショウヅル

足元に 半鐘のあり ガスの山

 ガスがかかった手稲山登山で、景色が見られないので足元の花に注意しながら歩く。頂上付近でミヤマハンショウヅルを見つける。深山(高山)に咲く、火事を知らせる半鐘の形に似た蔓性の花から名前が付けられた。キンポウゲ科の花である。

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今日(6月23日)の一枚

ガレ場抜け 布敷(ぬのじき)の滝 立ち休み
 
 曇り空の下、手稲山に登る。F、S、N、Tの各氏とIさんと6名のパーティである。ガレ場をあえぎあえぎ登った頂上はガスがかかっていて何も見えない。携帯ストーブで焼肉昼食会である。下山時に布敷きの滝のところでパノラマ写真を撮る。

(画像クリックでパノラマ写真)



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リスの名付け

 ヒマワリの種を求めてやってくるリスは違う個体が居るのに気がついた。一匹は耳の先に毛が伸びている。この毛がアンテナのようなので、「アンテナ」と呼ぶことにする。もう一匹は餌を食べるとすぐに近くの桜の木に登って逃げるので「桜子」である。さらに齢を取ったように見えるリスも見かける。野生動物は餌付けをしてはいけない、名前をつけてもいけない、という注意が頭を過ぎるけれど、食餌の様子が面白いし、写真の材料にもなるので、注意には耳を塞いでいる。

微動して 耳上アンテナ 危険予知

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散髪を 済ませた如く 耳毛無し

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今日(6月23日)の彫刻

病院で 「よろこび・愛」と 作品名 

 南1条通に面した札幌医科大学付属病院の庭に伊藤隆道の「よろこび・愛」のがある。太い金属パイプを曲げただけの作品で、作品名は設置場所が病院の庭にあることによっているらしい。治るよろこびや病に対処する愛の言葉を選んでいる。

(クリックでパノラマ写真)


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2012年06月22日

雨の日のシジュウカラ撮り

 小雨で外に出る気分にならない。リスの餌で置いてあるヒマワリの種を、野鳥も啄ばんでいくようである。リスは食べる時に音を立てないけれど、鳥の場合は板の上のヒマワリを突く音がして、姿は見えなくても鳥であることがわかる。鳥はカメラを持って窓際に近づくと直ぐに逃げてしまう。窓から離れたところからやって来たシジュウカラを望遠レンズで撮ってみる。ガラス越しに鳥にフォーカスを合わせるのが難しい。庭木に止まって木の葉の間から顔を出してところも撮影する。

リスの餌 鳥も突いて シジュウカラ

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窓の外 庭木に野鳥 小雨なり

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今日(6月22日)の一枚

リスを見て 校正時間 割かれたり

 天気は良くない。「爪句@札幌街角世界旅行」の2校目のゲラ刷りが届いていて、週末にかけて処理の予定である。ヒマワリの種を求めてやってきたリスを爪句集豆本の表紙と一緒に撮ってみる。爪句集は17巻目で7月中には出版の予定である。

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一輪の朴花

朴花の 一輪咲いて 安堵なり

 庭の朴の木が伸び過ぎたので剪定した。冬を越し朴の木に大きな葉が繁っているのに、朴の花が咲かないのを気にしていたら、やっと一輪開いているのを見つけた。朴花は良い香りがするけれど、高いところに咲いているので匂を嗅げない。

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今日(6月22日)の彫刻

鳥に似た 造形重ね 給餌禁

 札幌ドームの建物の横を国道36号が伸び、国道に接しドームの敷地内に池がある。池の中島に小林重予の作品名「みつけたくぼみに結実する」が置かれている。鳥を思わせるような造形である。池に野鳥が来るらしく「給餌禁止」の看板がある。

(クリックでパノラマ写真)


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2012年06月21日

名前を覚えたカッコウセンノウ

八重咲きで 飛ぶカッコウは 群れ団子

 耳にすることが少ない花の名前はなかなか覚えられない。しかし、この花名は覚えてしまった。ナデシコの仲間で、庭に咲くのは八重であるけれど、一重では鳥のカッコウが飛ぶ姿に似ていて、センノウは花の出自の仙翁寺に由来している。

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今日(6月21日)の一枚

台風過 鹿に出会いて 夏至の朝

 昨日は台風4号の影響で外出無せず、その台風も去り回復した天気を確かめるように散歩である。急に鹿が飛び出してきて少し離れたところでこちらを見ている。この辺りで出会う鹿で、以前より角が少し大きくなっている。今日は夏至である。

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ハクセキレイの雌雄の駆け引き

 公園にハクセキレイが2羽で居る。雌雄のようで、一方が他方の気をひこうとしているようだ。多分雄のほうなのだろう、しきりに頭を上下にしてお辞儀を繰り返す素振りを見せる。雌と思われるもう一方は、それをじっと見ているだけである。野鳥の世界でも雌雄の付き合い始めにはルールがあるらしく、雄と思われる方が近づくのだが、他方は無視状態で、通り過ぎるのを見ているだけである。そのすれ違いに見せる駆け引きは、何となく人間の男女のものと同じように見えてくる。

気をひくか お辞儀動作で ハクセキレイ

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ニアミスで 駆け引き見せて 鳥世界

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今日(6月21日)の彫刻

役宅を 守るが如く 亀太郎

 創成川公園新設に関連する一連の工事の期間中、川岸にあった松田与一作の「大友亀太郎像」は札幌村郷土記念館に移されていた。工事終了後、像は創成川公園に戻された。消えたはずの亀太郎像は、複製が造られ、記念館庭に残っていた。

(クリックでパノラマ写真)


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2012年06月20日

赤、白、黒の祭りの色

 北海道神宮例大祭の色は紅白と黒である。巫女の装束は紅白で、これに髪の色の黒が加わる。巫女が髪を染めて茶色になると、これは祭りの色からの逸脱である。赤い狩衣(かりぎぬ)に黒い冠の装束で身を固める神主も居る。巫女の髪飾りや祭具は、黄色や金色となり、祭りの脇役の色である。神輿渡御に行列の部分を構成する鼓笛隊の衣装は黒に白の鉢巻や襷で、こちらは黒白が基本の色となっている。笛を吹く女隊士の横に、交通整理役が居て、羽織った目印の色は黄色である。

巫女神官 紅白と黒 基調色

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白黒の 衣装ひき立て 鼓笛隊

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今日(6月20日)の一枚

台風で 講義ビデオに 変わるなり 

 M社のS社長から京都情報大学院大学の札幌サテライトで講義を頼まれ昨夕出向いた。しかし、京都の方は台風4号で講義は休講、後日ビデオの講義となる。講義を行った会場は同校に協力しているN社長のD社会議室で、講義前に写真を撮る。

(画像をクリックでパノラマ写真)



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歩く女衆(おなごし)

 神輿渡御で花笠を背負って歩く女衆の役目と由来が良くわからない。しかし、若い娘が行列に加わると華やかである。現代生活では長距離を歩くことが少なくなったので、終日の徒歩行進は疲れるのではなかろうか。沿道の観客に笑顔を見せて行進するパレードとは異なるので、表情は乏しくなるのは仕方がない。写真では手に持つ錫杖が写っておらず、重いので持つのを止めたのかと思ったがそれはなく、身体に隠れてある。行列に加わる女衆でも髪は現代風で茶髪に染められている。

錫杖を 身体(からだ)で消して 手品見せ

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現代風 女衆(おなごし)髪は 茶髪なり

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祭りの風景の中の母子

 子供にとって後々まで記憶に残る祭りの思い出とは何なのだろうか。選ばれて幼い兄妹で稚児行列に参加してくたびれたことだろうか。その際、母親が膝の上であやしてくれた感触が意識の下に蓄積するのかも知れない。屋台で、売り子のお姉さんに客扱いを受け、初めての体験となる金魚掬いもあるだろう。傍には母親が控え、金魚の品定めを手伝ってくれる。どんな思い出でも傍に母親が居た事実が記憶を補強してくれる。祭りは、子供にとっては母親との絆を強める機会である。

思い出は 母の膝上 稚児の役

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金魚掬い 母の言葉で 品定め

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シリーズ203・パノラマ写真「ここはどこ」

 僧の像の台座のところに「立正安国」とあるので、日蓮上人です。さて、このお寺はどこ。



2012年06月19日

親孝行の稚児行列

 神輿渡御の行列には稚児行列が加わる。長時間の行進となるので、稚児とその親は人力車に乗って行く。沿道に見物客がつながっていれば緊張感も増し、人力車に乗っていても疲れるだろう。居酒屋の「親不孝」の逆さ看板を視界に入れて行列は通過して行く。看板の心は、親不孝が逆になっているので、親孝行である。稚児たちも行列を見ている子供たちも、子供であるだけで看板の設置通り親孝行である。子供の時代を過ぎると、看板が回転して親不孝に近づく回転角度が気になる。

子が話し 親が声かけ 稚児の列

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稚児と親 逆さ看板 視界外

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シリーズ202・パノラマ写真「ここはどこ」

 神輿渡御で、神輿が休憩しているここはどこ。


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今日(6月19日)の一枚

気がつけば ムシトリナデシコ 夏の入り

 あの花この花と咲いては、散っていくのに気がつく。川沿いの小道を歩くと、護岸の石組みのところにムシトリナデシコの花が咲いている。観賞用としてもたらされた花であるけれど、雑草化している。この花が目につく頃は夏に入っていく。

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今日(6月19日)の彫刻

鉄と化す 空庭園の 駅の風

 2011年商業施設エスタの屋上に「そらのガーデン」が造られ、冬季を除いて無料で市民に開放されている。この屋上庭園に國松明日香の「テルミヌスの風」の黒い鉄製のオブジェが置かれ、風にゆれる草花の中で対照的な硬さを演出している。

(クリックでパノラマ写真)


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神輿渡御を見守る石の動物

 神社や神社と混交したような寺の境内に睨みを効かしている定番の動物は狛犬である。稲荷神社では狐となる。しかし、ライオンの石像が寺の境内にあったりすると意表を衝かれる。豊平区の浄土真宗の慧林時の境内には4匹のライオンが背中合わせになった石像があり、北海道神宮の例大祭の神輿渡御の行列が寺門の前を通過していくのを見守っている。神輿の行列は頓宮で昼休みとなり、一時安置された4神の神輿を、お洒落な巻き毛の狛犬が、古い軟石製の狛犬と一緒に護っている。

寺門(じもん)外 ライオンも見て 神輿渡御

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お洒落犬 休む神輿を 護りたり

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2012年06月18日

シリーズ201・パノラマ写真「ここはどこ」

 北海道神宮例大祭の神輿渡御の行列が待機しているここはどこ。


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シリーズ(番外)・パノラマ写真「ここはどこ」

 パノラマ写真・ここはどこシリーズの番外編で。
(画像をクリックでパノラマ写真)


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今日(6月18日)の彫刻

像姿 和顔愛語の 校是なり

 札幌龍谷学園高校の玄関前に「和顔愛語」の言葉が台座に刻まれた坂坦道のブロンズ像がある。この言葉は同校の校是で、校舎の壁にも看板がある。彫刻の前方の校門の外から西方向に延びる道の両側にアカバナトチノキの赤い花が咲いている。

(クリックでパノラマ写真)



今日(6月18日)の一枚

バジリコの 水咲き花は 初見なり

 朝は小雨で始まった。家人がコップの水に浸けておいたバジリコに花が咲いたのを撮ってみる。バジルとも呼ばれるハーブで、白い花弁の雄しべが飛び出した花を始めて見る。朝刊の「マッキンリー4邦人不明」の見出しが写り込んでくる。

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寄せ波模様の羽のキジバト

 キジバトは住宅街の草地や畑で餌を探しているところを見かける。街の中で見かけるカワラバトと比べると、キジバトの方が、警戒心が強く、カメラを構える前に逃げてしまう。畑に豆類を植えると掘り出して食べてしまうのはキジバトらしい。名前の修飾語になっているキジ(雉)ほどの派手なデザインではないけれど、黒と焦げ茶の寄せ波模様の羽はお洒落の感じがする。石ころのある地面では、保護色にもなっていて、気がつかないで傍まで寄ると、急に飛び立つので驚かされる。

キジバトや 石ころ浜に 寄せる波

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キジバトが 探し掘り出す 苗の豆

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シリーズ200・パノラマ写真「ここはどこ」

 展示されている絵画がヒントになります。客の少ない割りには、贅沢な美術館です。



2012年06月17日

今日(6月17日)の彫刻

校庭で 桜花(おうか)に合掌 童子居り

 彫刻そのものは変化しないけれど、周囲の景観が変わり、その彫刻を見る季節がある。手稲中学校の校庭にある蝦名良治の「童子ニ寄ス」は桜の季節が鑑賞に最適で、古の仏弟子の童子なのだろうか、合掌する姿に咲き誇る桜花が合っている。

(クリックでパノラマ写真)



シリーズ199・パノラマ写真「ここはどこ」

 新興宗教の建物のようですが、ここはどこのお寺。



今日(6月17日)の一枚

山裾に 孤高の屋根は 神社なり

 雨の天気予報であるけれど、雲空で持ち堪えている。散歩道の途中、山に囲まれた西野の住宅街を、小高いところから見下ろす。これといった大きな建物は写ってこないなかに、山裾にある札幌御嶽神社の屋根が見える。新しい神社である。


同定に迷うルリ色の野鳥

ルリ色の 野鳥一撮 同定難

 視力が良くない状態で、スズメかな、ぐらいで撮った野鳥にルリ色のものが居る。オオルリ、コルリ、ルリビタキと図鑑の野鳥と比べてみても一枚の写真では同定は無理である。撮る機会の少ない野鳥なのに、たった一枚しか撮っていなかった。

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2012年06月16日

今日(6月16日)の一枚

行列に 覚悟の顔の 氏子かな

 北海道神宮例大祭の神輿渡御は昨年から出発地点を変えるようになって、今年(2012年)は道立総合体育センター(愛称北海きたえーる)である。出発前の整列で、笑顔はあるものの、市内を神輿を担いでの1日の行列に覚悟を決めた顔である。

(クリックでパノラマ画像)



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今日(6月16日)の彫刻

球体は 調和の極地 母子が居り

 昨年(2011年)円山公園横の札幌市長公館が取り壊され、跡地にハンガリー出身の故ワグナー・ナンドール氏の「母子像・ふるさと」が置かれた。日本人妻のちよさんが札幌に縁があり寄贈された。球体は調和の象徴が作品のコンセプトである。

(クリックでパノラマ画像)



シリーズ198・パノラマ写真「ここはどこ」

 道路からは見かける大きな寺ですが、初めて入ってみました。さて、ここはどこ。



西野市民の森のサイハイラン

朝暗き 林道潜み サイハイラン

 早朝、西野市民の森の遊歩道を歩いていると、足元に赤紫の花が目に留まる。サイハイランで、武将の手にする采配に似ていることからの命名である。野に咲くランの一種で、この遊歩道にはもっと数が多かったはずなのに数株しか見なかった。


2012年06月15日

今日(6月15日)の一枚

境内に 屋台道でき 例大祭

 昨日から北海道神宮例大祭が始まっている。近年、この例大祭は札幌まつりとも称されるようである。毎年のように境内には屋台が並び、猿回しに人垣が出来て、祭りの気分が盛り上がる。拝殿の横では演武や野点のサービスなども行われる。

(画像をクリックでパノラマ写真)




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今日(6月15日)の彫刻

傾いて 何が安らか 不明なり

 ススキノの南5条西4丁目の歩道に山谷圭司の「やすらかな傾き」がある。柱と屋根のある傾いた構造物で、やすらかの修飾語の意味するところが不明である。歓楽街の歩道なのでどんな彫刻でも気にもならないけれど、設置の意図も不明である。





シリーズ197・パノラマ写真「ここはどこ」

 ここには1度だけ入ったことがあります。さてこの洋館風の建物はどこ。



ジンヨウイチヤクソウ

葉の形 腎臓似るか 花接写

 この花の名前を漢字で書くと、腎葉一薬草で、葉の形が腎臓の形に似ていることからの命名である。宮丘公園に一ヶ所群れて咲いているところがあり、毎年花が咲く頃写真を撮っている。背が低く、下向きに咲くので花の内を撮るのが難しい。


2012年06月14日

シリーズ196・パノラマ写真「ここはどこ」

 コカコーラの大きな宣伝があるのはコカコーラが支援を行っているためです。さて、ここはどこ。



今日(6月14日)の彫刻

陽を背にし 何を唄うか ビル回廊

 大同生命ビルの3階に壁の無い回廊とそれに沿った植え込みの庭園がある。その庭園部分に峯田敏郎の作品「唄う女」が置かれている。女の背中から陽が差すので、彫刻の正面が陰になり、パノラマ撮影でブロンズ像を浮き立たせるのが難しい。

(画像クリックでパノラマ写真)



クルマバツクバネソウ

羽根突きの 羽の連想 ツクバネソウ

 円山公園の円山川に沿った木道の横にクルマバツクバネソウが咲いている。奇妙な形の花で、中心に黒いボールのような子房があり、その上に雌しべがある。その周囲に細長く伸びているのが雄しべで、花弁は緑色の針金状で下を向いている。


今日(6月14日)の一枚

絢爛を 傘で守りて 白牡丹

 西野川沿いの歩道を歩いていると、歌の掲示板がある。「風の日は防風シートで雨の日は 傘で守りし牡丹絢爛たり」の筆字の一首が紙に書かれて張り出されている。その丹精を込めた白牡丹と歌の看板が同じ画面に入るように写真を撮ってみる。

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2012年06月13日

今日(6月13日)の彫刻

サキソホーン 音の可視化や ユキヤナギ

 真栄春通り公園に黒川晃彦の「切株に座って」のブロンズの作品がある。座ったミュージシャンがサキソホーンを吹いている。当然ながら音は出ていないけれど、近くにユキヤナギがあって、聞こえない音を可視化して白い花にしたみたいである。




シリーズ195・パノラマ写真「ここはどこ」

 入ってみると豪華な雰囲気の空間があります。さて、ここはどこ。



今日(6月13日)の一枚

親子かな コピーの2匹 食事なり

 ベランダに来るリスはいつも一匹なのに今朝は2匹並んでヒマワリの種を食べている。手元のカメラで撮影である。親子のようでもあるけれど、親子にしては大きさの違いが目立たない。番かも知れない。コピーのように2匹並んでいるのは珍しい。


浅間温泉のヤマボウシ

ヤマボウシ 白さで誘い 湯街(ゆまち)朝

 浅間温泉に一泊した翌朝早く、人通りの無い温泉街を歩いてみる。浅間温泉会館の前の広場に出ると植え込みがあり、ヤマボウシの白い木花が目に留まった。花の姿が、山法師が白い頭巾を被った様子に似ていることから名前が付けられている。

(クリックでパノラマ写真)



2012年06月12日

今日(6月12日)の彫刻

女性見て 上機嫌なり 串団子

ススキノの南北に伸びるメインストリートの両側に彫刻が置かれている。南5条西4丁目のところには丸山隆の「上機嫌な星」がある。抽象的作品で、作品名も何を意味しているのかは不明である。串団子ならばまだ作品と作品名が合っている。




今日(6月12日)の一枚

笹薮の 音に身構え 雄鹿なり

 笹薮の横の道を朝の散歩である。急に笹薮で音がして、熊かと身構えると鹿が飛び出してくる。少し離れたところでこちらを覗っている。撮った写真画像を見ると、若い雄鹿のようで、角が生えて来ている。この辺りが棲家になっているようだ。



2012年06月11日

今日(6月11日)の彫刻

強い子は 良い子あれかし 動物園

 円山動物園の正門前の車の進行方向を換えるロータリー部分中央に、山内壮夫の「よいこつよいこ」がある。ガチョウと思しき鳥を押さえ込もうとしている強い子がモデルになっている。モデルの子が作品名の良い子であるか否かは不明である。

(画像クリックでパノラマ写真)




今日(6月11日)の一枚

親子連れ 水場に遊ぶ 初夏来り

 梅雨入りした東京から札幌に戻ると、爽やかな初夏である。YOSAKOIソーラン祭りも終わった大通公園は、今度は夏祭りのビアガーデンに模様替えの束の間、本来の公園の姿を取り戻す。水場には噴水と流れが戻り、親子連れが水と遊んでいる。

(画像クリックでパノラマ写真)




シリーズ194・パノラマ写真「ここはどこ」

 都心にある、古い木造の店に軟石造りの石蔵がつながった漢方薬店は珍しい建物です。さて、ここはどこ。




今日(6月10日)の一枚

瘡守(さかもり)社 阿吽の稲荷 張子なり

 納骨の法事が松本市の浄林寺で行われ出席した。式の前に、境内に大きな張子の白狐の像を目にする。稲荷像は阿吽の形をした一対である。パノラマ写真向きであったので撮影する。後で瘡守稲荷神社と知るけれど、瘡守の意味はわからない。

(画像をクリックでパノラマ写真)




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今日(6月9日)の一枚

玉の湯や 納骨式の 一夜宿

 札幌から松本への直行便が飛んでいるとは知らず、羽田に飛ぶ。東京は梅雨入りしたようで、雨である。新宿から中央線で特急「梓」に乗り松本入りとなる。旅行の目的は納骨式出席で、前の晩の宿泊は浅間温泉の玉の湯で、親戚が集まった。
(画像をクリックでパノラマ写真)



今日(6月10日)の彫刻

「球」のあり ピッチの新緑 枯れ木立

 春先緑が戻ってきた札幌ドームを囲む緑地に楢原武正の「球」が置かれている。まさしく球で、当初の表面の加工が傷んで来ている。近くに札幌ドームの威容が見え、ピッチの緑がまぶしい。遠くに藻岩山、さらに背後に雪の残る山々が望める。

(画像クリックでパノラマ写真)



2012年06月09日

シリーズ193・パノラマ写真「ここはどこ」

 安田侃氏の彫刻が見えます。さて、ここはどこ。



キバナクロユリ

クロユリも 黄花のありて 鉢の中

 園芸好きの人の庭の鉢にクロユリが並んで咲いている。一方は普通の黒紫色の花弁のクロユリである。もう一方は黄色の花で、クロユリが変異したキバナクロユリである。花の名前に色が二つも付いて、黒なの黄なのと言葉を挟みたくなる。


今日(6月9日)の彫刻

新公園 主で戻りて 亀太郎 

 2011年に新しい公園としてデビューした創成川公園に松田与一の「大友亀太郎像」が戻ってきた。創成川に復元された創成橋の近くに設置され、創成川の前身の大友堀の開削を行った亀太郎の像が、新しい公園の主のような存在で座っている。

(画像をクリックでパノラマ写真)



2012年06月08日

今日(6月8日)の一枚

大学祭 若者流れ パノラマ撮 

 今週の後半は土、日も含めて北大の大学祭である。例年の通り構内は屋台オンパレードで多くの若者で賑わっている。今年はこの人の流れの中でパノラマ写真撮影を試みる。カメラと一緒に身体を回転させ、ひたすらシャッターを押している。

(クリックでパノラマ写真)



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今日(6月8日)の彫刻

単純な 顔で伝わる 母子の情

 中島公園には山内壮夫の彫刻が多い。「母と子の像」は子を抱えた母親の像で、単純化された母子の顔が印象的な作品である。目の窪みと鼻のわずかな盛り上がりで親子の表情を伝えている。野外彫刻の作品としては小さいけれど親しみが湧く。

(画像をクリックでパノラマ写真)



シリーズ192・パノラマ写真「ここはどこ」

 パノラマ写真のここはどこシリーズ191のコメント欄に書いたように、店の名前が出てくるパノラマ写真です。デパートの中にある喫茶店です。

(画像をクリックでパノラマ写真)



札幌時計台のクロユリ

 本ブログの唯一のコメンテーターとも呼べる伊東さんが、6月7日の記事のコメントに、時計台の野草園でクロユリが見つからなかったと書かれていたので、時計台の横で咲くクロユリの写真です。札幌観光のメッカでひっそりと咲いています。

クロユリは 密やかに咲き 時計台

看板の クロユリいずこ 野草園


2012年06月07日

シリーズ191・パノラマ写真「ここはどこ」

 女性好みの喫茶店ですが、さてここはどこ。一度も入ったことがなければこれは無理な設問です。ただ、少しばかりの理由があるのでパノラマ写真を載せておきます。



今日(6月7日)の一枚

爪句集 ご当地本で 並びたり

 パノラマ写真撮影のため街に出たついでに、ジュンク堂の地下2階にある北海道関連本のコーナーを覗いてくる。目的は爪句集豆本のチェックで、これまで出版した爪句集が棚に並んでいる。来月はここにさらに新著が1冊加わる予定である。


アオマムシグサ

マムシグサ 苞の縞見え 時計台

 札幌時計台横の庭に、時計台野草園が整備されている。野草の中にアオマムシグサが、大きくなった苞を伸ばしている。花はこの苞の中にあって外からは見られない。苞の縦縞が、時計台板壁の下見板の横縞模様と直角になっていて面白い。


今日(6月7日)の彫刻

目に見えぬ 風の如くに 希薄感  

 何度その通りを歩いても目に入って来ない彫刻がある。アスティ45のガラス張りの建物の前に少しばかりのスペースがあり、大貝滝雄の作品「風45」がある。金属のポールの上に石が乗ったもので、高層ビル街を吹き抜ける風を表現している。

(画像をクリックでパノラマ写真)




2012年06月06日

飛ぶトビで確認する鳶色

 鳶色の言葉を耳にする。言葉通り鳥のトビの色を言っている。羽の濃い部分の焦茶色を指しているようだ。生活の中でこの色を意識する場面はあまり経験したことはない。ただ、「風景印で巡る札幌の秘境」(北海道新聞社)を出版する際、郵便局で切手に押す風景印を集めて周った。その際、風景印を押すスタンプの色が定められていて、これが鳶色であった。因みに、鳶色のスタンプは入手できない。モエレ沼公園で写真に収めたトビは、天気が良くなく鳶色ははっきり写らなかった。

鳶色を 霞む緑と 色合わせ

鳶色が 小雨横切り モエレ沼

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今日(6月6日)の一枚

天文ショー 見る予定なく 朝日かな

 昨日見つけたウワミズザクラの咲く西野西公園まで朝散歩する。午前7時10分頃から金星の太陽面通過の天文ショーが予告されているけれど、写真撮影の準備もしていないので、ウワミズザクラの花と漏れてくる朝日を撮って今日の一枚とする。


今日(6月6日)の彫刻

鳥の碑の 女抱える 石の鳥 

 本郷新記念札幌美術館は2011年に30周年を迎えている。本館と別館に分かれていて、別館の玄関先に「鳥の碑」の彫刻がある。この作品は本郷の一連の「鳥を抱く女」シリーズと共通したテーマで、女性が鳥を抱いたポーズの石の作品である。

 (画像をクリックでパノラマ写真)




2012年06月05日

今日(6月5日)の彫刻

人物を 知るや知らずや モデルなり

 加藤顕清は北大構内に多くの人物彫刻を残している。田嶼碩朗制作で後にその石膏像から復元したクラーク博士胸像が最も良く知られている。大学本部前の初代学長佐藤昌介像も作品の一つで、馴染みの薄い人物なのに観光客が写真撮影である。

(画像をクリックでパノラマ写真)

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猫とキセキレイの掛け合い

 太った猫を地面に降りたキセキレイが見ている。どうしてこんな状況になっているのかわからない。肥満体なので捕まえられないだろうとキセキレイに見透かされているのかもしれない。猫の方も、動きの速いキセキレイを捕らえるなど、最初から考えていないみたいである。それでも猫がキセキレイの方に顔を向けると、鳥は素早く飛び立っていく。面白い掛け合いなのだが、写真を撮る方へのサービスなど猫もキセキレイも持ち合わせていなくて、一瞬のシーンで終わってしまった。

キセキレイ 肥満の猫の お供役

猫向けば 素早く飛んで 速さ誇示

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今日(6月5日)の一枚

初夏近く アイスキャンデー 売る木あり

 山林の公園の道路縁に大きな木があって、遠くから見ると白い棒状のものが枝に付いている。近寄ってみると穂状に小さな花が密に並んでいる。アイスキャンデーを連想する形である。ウワミズザクラのようである。長い雄蕊が目だっている。

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シリーズ190・パノラマ写真「ここはどこ」

 この公園のセールスポイントの木花が盛りです。さて、ここはどこ。



2012年06月04日

シリーズ189・パノラマ写真「ここはどこ」

 何かのイベントか競技大会の準備が進められていました。さて、ここはどこ。



今日(6月4日)の一枚

蝶の群れ 垂れ下がりたり フジの花

 散歩道にフジの木があり、5月下旬から6月上旬に見応えのあるフジの花房を垂らしている。マメ科の花で個々の花は蝶の形に似た蝶形花である。蝶が群れて垂れ下がっている横に朝日の道が延びている。月曜日で一週間の活動の始まりである。

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2012年06月03日

ごみ埋め立て処分場跡地の菜の花畑

 昨年白石区のごみ処分場跡地に試験的に菜の花が植えられ市民に開放された。今年は厚別区のごみ埋め立て処分場「山本処理場」で同様の試みで、2日間一般開放され見学者が訪れ写真撮影である。

週末は 菜の花求め 市の外れ


埋立地 菜の花覆い 開放日


(クリックでパノラマ写真)



クロユリ

庭に咲き 花の神秘の 薄れたり

 クロユリは、その黒紫色が種々の物語を紡ぎだす働きをしているようである。恋の話も呪の話もこの花にはある。しかし、咲いている場所も物語の重要な要素で、住宅の庭に植えられていては、深山に咲いているこの花の神秘性は消えている。


今日(6月3日)の一枚

リス組で 話し合わせて 餌付けリス

 リスは単独で行動するけれど、人間の方はついたり離れたりはしても、社会の中で集団の生活を送る。幼児の世界でも事情は同じで、「リス組」とかで、年齢で一緒にさせられる。リス組の子がタイミング良くやって来たリスに話しかけている。

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今日(6月3日)の彫刻

えぞ鹿が 咥えた枝葉 月桂樹

 五輪小橋の東端両側に佐藤忠良の二作品がある。北側の作品は「雪娘」で、南側が「えぞ鹿」である。作品とオリンピックとの関連性を考えてみるのだが、思い当たるものがない。強いていうと鹿が口に咥えたものは月桂樹の枝葉かもしれない。

(クリックでパノラマ写真)


2012年06月02日

シリーズ188・パノラマ写真「ここはどこ」

 公園の中央に藤棚があります。「不撓不屈」と書かれた碑もある公園です。さて、ここはどこ。

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今日(6月2日)の一枚

処分場 菜の花咲いて 人気なり

 札幌市は厚別区にあるごみ埋め立て処分場に試験的に菜の花を植え、今日から2日間一般開放を行っている。滝川市の菜の花畑に及ぶべくもないけれど、二千 ㎡の広さが黄色に染まっていて、新聞を見たのか市民が訪れ盛んに写真を撮っている。

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アマの花

アマの花 開く青色 散る淡さ

 家人が好きだといって植えたアマの花が咲き出した。花が開く時は青色が濃く、その日のうちに色は褪せて散っていく。落ちた種からも増えていくようで、大きく育った株の周囲に、小さく育ったものが伸びていて、雑草と間違えそうになる。


今日(6月2日)の彫刻

手にするは 何の花束 五輪橋

 五輪大橋の東端に本郷新の「花束」がある。道の両側に一対で置かれている。オリンピック競技での勝者に女性が花束を渡すのを念頭に置いた作品のようである。人物像はデフォルメされていて、黄銅色のブロンズ像でモダンな感じがする。

(クリックでパノラマ写真)




2012年06月01日

「ようこそさっぽろ」ブログ更新

 札幌市の公式観光サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「油断していると見頃を逃すフジの花の季節」というタイトルで、パノラマ写真法による藤棚の撮影を行い、フジの花の名所をリポートしています。


今日(6月1日)の彫刻

裸婦の手の 五輪の記憶 月桂樹

 五輪通の南側で、真駒内公園の縁に、高い台座の上で踊っている二人の裸婦の彫刻がある。本郷新の「雪華の像」である。1972年の札幌冬期オリンピックを記念して制作され、裸婦達の手にする月桂樹から勝者に与えられる月桂冠が作られる。


今日(6月1日)の一枚

見上げれば 雪華の裸婦居 真駒内

 今日から「爪句@一日一彫刻」の分類で、札幌市内の彫刻をブログに載せていくことにする。毎日続ければ年内には200強の彫刻が爪句付きの写真で残ることになる。手始めに真駒内の五輪通南側の本郷新の「雪華の像」のパノラマ撮影である。

(クリックでパノラマ写真)


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シリーズ187・パノラマ写真「ここはどこ」

 青空が広がったので藤棚のフジがきれいに撮れました。さて、ここはどこ。

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