5月23日(日)は隈根尻山登山という事になりました。パーティは、筆者の他はF氏、N氏、T氏です。午前中に札幌を出発して、当別町にある道民の森の登山口から登山です。登山口のところを流れている一番川の渡り道を、雪解け水が覆って流れています。登山靴では渡れそうにもないので、素足になって渡りました。F氏、T氏が先に渡ってみせてくれ、それに続きました。
一行でこの山の登山経験のあるメンバーが、登山をしたのが6年前とかで、うろ覚えの記憶で沢道に迷い込んでしまって、登山は無理と帰りかけたのですが、途中で出会ったパーティの情報で、正規の登山道に戻りました。ここら辺の一番川渡りの苦闘はN氏のブログにも書かれています。川から少し離れて登っていくと、登山道は雪で覆われ、歩くのに難儀しました。雪の斜面は上を見ないで、一歩一歩踏みしめて登りました。このステージでは日ごろの運動不足とメタボリック症候予備軍の体重が仇となって、上になかなか進まない。
晴れていて、登山途中でピンネシリの山頂も遠望できました。眺めは抜群のものでしたが、筆者は雪渓を登るのに精一杯で、景色を堪能する余裕はありませんでした。
隈根尻山は971mの山で、山頂部分は雪がありませんでした。この山を取り囲む山の位置を描いた円盤がありました。生憎の急に湧き上がる雲で視界が利かない中、N氏と並んで山頂に立った証拠の写真です。
山頂を示す標石は傾いていました。でも、しっかりと山名が彫られていました。
この山はカタクリが多く自生していて、山頂付近の地面が顔をだしているところにカタクリがまとまって咲いていました。5月下旬に入るというのに今年は雪解けが遅く、多くの花には出会えませんでした。
帰りは、筆者があえぎあえぎ登って来た雪渓を一気に下りました。途中の東屋で遅い昼食です。午後になると雪解けが進むせいか、川は午前中より増水していて、登山口のところの急流を素足で渡るのはスリル満点でした。急流に流されなくてなによりでした。それにしも雪解け水は冷たかった。