2012年01月31日
今日(1月31日)の一枚
雪まつりの雪像造りの進み具合進を大通公園の会場まで見に行く。今年(2012年)は日印国交60周年を記念して、大通り7丁目の大雪像はインド共和国の白大理石の建築物のタージ・マハルである。自衛隊員が大雪像造りに奮闘中であった。
訓練は 匠技(たくみわざ)見せ 自衛隊
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- by 秘境探検隊長
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2012年01月31日
雪まつりの雪像造りの進み具合進を大通公園の会場まで見に行く。今年(2012年)は日印国交60周年を記念して、大通り7丁目の大雪像はインド共和国の白大理石の建築物のタージ・マハルである。自衛隊員が大雪像造りに奮闘中であった。
訓練は 匠技(たくみわざ)見せ 自衛隊
恵迪寮百周年の記念行事の一環として、2007年に新意匠で再建された「都ぞ弥生」の寮歌碑が雪の中にある。北の大地に夢を馳せた冒頭の1句と対象的に、1月の雪が歌碑の周囲を固めている。
雪睦月 都ぞ弥生 口ずさみ
木々の下 歌碑を飾りて 綿帽子
2012年01月30日
サイロ横 雪道続き 家畜房
天気が良かったので北大までパノラマ写真を撮りにゆく。札幌農学校第二農場で、牧牛舎の後ろにあるサイロとモデルバーンを組み合わせた構図にしてみる。今年は雪が少なく、例年なら深い雪道になるところで、体を回転させながら撮影する。
北大第一農場の雪原に雪道が延びている。構内と接する桑園地区へ抜ける道である。道の途中からポプラ並木への道は通り抜け禁止となっている。南西に連なる山並みに日が落ちようとしている。
沈む日に 向かう雪道 一直線
撮り込みて ポプラ並木と 研究棟
2012年01月29日
造形は 人も重機も 雪相手
さっぽろ雪まつりまで後1週間である。大通会場とは別会場の「つどーむ」の広場まで行き会場の準備状況をパノラマ写真に撮ってくる。ここはチューブスライダー用の雪でできた滑り台がメインで、小さな雪像造りも市民の手で始まっていた。
立ち止まって見るのはいかがなものか、しかしちょっと気になる店の確認にパノラマ写真が威力を発揮することを発見した。女性の下着の店は、男性が視線を向けるのも憚られる。そこでパノラマ写真である。
魚眼レンズを用いたパノラマ写真撮影は、普通のカメラ撮影のように対象にレンズを向けるのではなく、上向きと下向きで撮影しているので、天井か床の撮影をしているように見える。これなら下着の店内をまともに撮影しているとは思われない。しかし、パノラマ合成後には当然店内も写っていて、ズーム機能で、望遠で店内を撮影したようにも見える。流行の下着とはどんなものかゆっくりとチェックできる。
しかし、ブログに下着の店の画像を載せるのもいかがなものか、という懸念もある。その場合、下着店の向かいの上着の店をパノラマ写真の見出し画にしておくとよい。パノラマ動画でこれを回転させてゆくと、下着店が見えてくるようにする。公序良俗を守る当ブログには、好都合なパノラマ写真の機能である(^-^;;
2012年01月28日
作品は 集まるかなと 爪句フェア
巨大ショッピングモールのウィングベイ小樽にテナントとして入っている喜久屋書店で「爪句フェア」が行われている情報を得て、同店まで出向く。出版されたばかりの14集目の「爪句@虫の居る風景」も持ち込み、棚に並べて写真撮影である。
2012年01月27日
藻岩山の平和塔へつながる雪道を歩いていると、野鳥が鳴き声をあげながら梢から梢に飛び交っている。視力の低い目には、遠くの鳥の種類をはっきりさせるのが難しい。しかし、大きさや全体の色からしてヒヨドリと見当をつける。後で、パソコンで画像を拡大してヒヨドリと確認する。ヒヨドリが木の実を鋭い嘴で摘む様子が写真に写っている。まるで嘴が箸のようで、開いた箸で枝に残っている実を摘もうとしている。器用に摘んだ実は一度嘴に乗せてから、次に口の内に入れる。
ヒヨドリは 箸の使い手 梢の実
嘴で 摘んだ実見せて 朝餉なり
2012年01月26日
金無垢の 仏像護る 釈迦の骨
昨夕侯さん親子とインド料理を食べていて、インドに縁の藻岩山の中腹にある平和塔を思い出す。インドのネルー首相から贈られた仏舎利が納められているというパゴダである。雪の山道を登って仏像のある平和塔のパノラマ写真を撮ってきた。
札幌市の公式観光サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「銀世界の野幌森林公園の北海道百年記念塔から開拓の村への散策」というタイトルで、JR森林公園駅から北海道百年記念塔、北海道開拓記念館、北海道開拓の村と、雪原や雪の林道を辿る散策コースを、パノラマ写真で紹介しています。
百合が原公園にJRの列車で行く時に利用する駅である。冬場では、駅から公園に行く客はほとんど居ないだろう。自動販売機で切符を買った娘が、プラットホームでしきりに携帯を操作していた。
列車待つ 客の少なき 花名駅
携帯は 列車待つ間の 必需品
2012年01月25日
騙し絵で 札幌再訪 記念なり
北大博士課程の中国人留学生だった侯進さんは、現在成都市にある西南交通大学の准教授である。二人の息子を伴って北大卒業後初めての札幌再訪である。ススキノラフィラにある真実の口の騙し絵のところで親子を入れてパノラマ撮影である。
2012年01月24日
時間切れ 没の爪句を 持ち帰り
NHKの番組「つながる@きたカフェ」の「札幌ハコモノ探検」の生放送の日である。今回は札幌地下鉄の西車両基地を取材したものである。本番前にリハーサルがあり、10分間の枠が3分超過でパタンまで用意した最後の爪句の披露は没となる。
桑園駅は札幌駅の西隣で、札幌の都市機能や高層住宅が移ってきている。競馬場への足として利用された駅で、構内には競走馬を描いたステンドグラスがある。出口の表示も札幌競馬場である。
競走馬 ガラスの中で 走るなり
桑園は 出口の表示 競馬場
2012年01月23日
稲穂駅は無人駅である。しかし、ここには札幌車両基地があり、車窓からも基地内に各種の車両を目にすることができる。跨線橋がないので、プラットホームを間違えようにと大きな看板がある。
稲穂駅 踏み切り越えて 車両基地
乗り場指示 跨線橋無き 無人駅
2012年01月22日
飛ぶ野鳥の羽一枚一枚が鮮明に写っている写真を目にすることがある。そんな写真を撮りたいと思っていても、これは難事である。野鳥を専門に撮影する人が抱えているような巨大な望遠レンズは持ち合わせておらず、野鳥の集まる穴場(往々にして写真撮影のため餌付けがされている)の情報も持ち合わせていない。雪の山道を歩いていて、たまたま遭遇したヒヨドリが、高い梢から飛び立とうとするところを自動撮影で撮るのが精一杯で、開いた羽は流れ画像になって写ってしまう。
ヒヨドリの 動き勝りて 羽画像
飛ぶ瞬間 狙うカメラに 羽信号
2012年01月21日
百合が原 ピサの斜塔に 機影有り
(サイロ上 機影写りて 百合が原)
天気が良かったので、百合が原公園まで行ってみる。園内のサイロの周囲の景観を撮り、パノラマ写真を合成してみると、サイロの上に飛行機が写っている。近くに丘珠飛行場があり、百合が原公園の上空が飛行経路になっているようである。
当ブログにアクセスカウンターが貼り付けられていて、その日のアクセス数を見られるようになっています。このカウンターが異状に増えているのは、多分迷惑コメントによるものと思われます。この迷惑コメントはフィルター、あるいはブロックされていて画面のコメントには表示されません。その方法は、当ブログを管理しているF工業のYさんが考えて行ってくれており、F工業のF社長とYさんに感謝です。
そこでアクセスカウンターに関する疑念が出てきました。カウンターは毎日70前後のアクセス数がカウントされていますが、ひょっとするとこれも迷惑コメントが大半で、それがカウントされた結果かも知れません。以前から全部英語のコメントはフィルターがかけられていると聞いていたので、海外からの迷惑コメントはアクセス数にカウントされていても、無意味な読み手数となります。
そう考えると、カウンターのアクセス数とコメント数(ほとんど毎日のI氏のもの)の相関が理解できます。当ブログを毎日覗き見(ブラウジング)をしている読者は20名前後、多くてもその倍ぐらいなのではないかと予想するようになっています(間違っているかも知れません)。
そこでちょっとお願いです。気が向いたら、チェックのコメント入れていただけませんか。投稿者は「あ」とか「い」とかのハンドルネームで結構で、コメントは「見ている」とか「こんにちは」だけで結構です。コメントの返事を書くのは時間を使うので、このチェックのコメントには返事のコメントは書きません。
う~む、アクセスカウンターの意味を取り違えていたか・・・
2012年01月20日
2012年01月19日
対面す 市章とロゴの 車両顔
NHKの「つながる@北カフェ」のコーナー番組「札幌ハコモノ探検」の取材のため、地下鉄東西線24軒駅に接してある西車両基地を訪れる。取材の合間に車両基地内のパノラマ写真を撮る。市章とロゴマークの異なる7000型の車両が並んでいる。
開道100年事業の一環として開設された経緯もあり、開拓記念館名称になっている。歴とした博物館でありながら、開拓記念館の名前が、開拓時代の民具等を集めた記念館をイメージさせ、博物館への集客にマイナスになっているのではないかと思われる。しかし、名前を変えるのもコストのかかることだろうし、この名前で続いて行くことになるのだろう。
2012年01月18日
2012年01月17日
新聞で見る岩見沢の豪雪には驚く。屋根に雪が積もれば雪下ろしをせねば建物がつぶれてしまう。雪下ろし作業も重労働である。
琴似発寒川は手稲山に源流があり、途中平和の滝がある。手稲山の登山口は滝の近くにあり、登山道路が大平和寺の横から延びている。雪の季節、この無人の寺の屋根の雪下ろしが行われていた。
無人寺 屋根に人影 雪下ろし
人力の 屋根雪崩あり 登山道
大平和寺雪下ろしのパノラマ写真
小野健壽氏は羊丘小学校での教員の経歴があり、そのせいなのか子供をテーマにした作品がある。子供をモデルにしたこの彫刻は、伸びやかな男女の児童が表現され、公園の雰囲気に合っている。
青空に 子等と白樺 伸びゆきて
子ぐま座の 劇場も見え 子の公園
「のびゆく子等」の彫刻パノラマ
2012年01月16日
赤レンガの建物にはFMラジオの三角山放送局が入っている。1929年に日本食品製造合資会社(日食)の缶詰工場として建てられ、JR琴似駅周辺の再開発で一時移転されていたものが戻ってきた。
レンガ館 高層ビル下 胸を張り
色付けて FM電波 レンガ色
レンガ館のパノラマ写真(クリックでパノラマ動画)
パノラマで 欲張り撮りて 塔、地平
函館本線の森林公園駅に降り、この辺りのランドマークの百年記念塔を目指して歩く。塔に近づいてからパノラマ写真撮影である。普通の写真では、高い塔と水平方向に延びる地平を同時に撮るのが難しいけれど、パノラマ写真では可能となる。
狸小路季節毎の商戦のため、アーケード部分の飾り付けを行っている。正月の雰囲気を演出した商店街のパノラマ写真を撮ると、歩いているカップルが、写真内で二重になって写り込んでいる。
福禄寿 狸神(りしん)の上で 松の内
同カップル パノラマ世界 二重なり
狸小路のパノラマ写真(クリックでパノラマ動画)
松の内も終わりに近づいた頃、平和の滝の帰り道西野神社に寄ってみる。初詣客が残していった絵馬や結んだお御籤が人出の多かったことを物語っている。縁結びの絵馬が赤地なので、赤が目立っている。神社グッズの売り場の巫女姿も赤い袴である。古くなったお札やしめ飾りを焼却するために集めている場所があって、手渡している赤いマントの人はさながらサンタクロースの後姿である。稲荷神社ではない境内で赤が目立ち、白い雪との対比が、正月の華やいだ余韻を残している。
縁結び 絵馬から伸びて 赤き糸
赤マント サンタクロースが 札納め
2012年01月14日
思い出に 遊具の見えず 雪公園
今日は陽も出ていたので、バスと地下鉄を乗り継ぎ、さらに徒歩でJR琴似駅の近くにある農試公園に写真を撮りにゆく。公園と隣接して公務員宿舎があり、かつてこの宿舎に住んでいたことがあるので、当時を思い出してのパノラマ撮影である。
2012年01月13日
天神山は標高89 mの小高い丘のような山である。頂上には相馬神社があり、神社の境内と接して札幌市の管理する外国人研究者用宿泊施設の国際ハウスの建物があるが、2008年に閉鎖されている。
天神山 桜林が 雪の中
役目終え 国際ハウス 無人なり
天神山緑地のパノラマ写真(クリックでパノラマ動画)
中島公園の一面の積雪の上に踏跡の細い路ができている。路は雪の無い時の散策路に重なるようで、彫刻の横を抜けている。山内壮夫のシンプルな母と子の造形に雪が積もって、マントに見える。
母子の前 雪踏み道の 続きたり
暖かく 母子が包まる 雪マント
母子の像のパノラマ写真
パノラマで 傾けてみる マイバウム
青空が出ていたので、雪まつりの雪像造りの準備が始まった大通公園に行ってパノラマ写真を撮る。大通公園11丁目は毎年国際雪像コンテストの会場になり、ミュンヘン市から贈られた木製のマイバウムのポールを中心に、参加国の雪像が並ぶ。
平岸天満宮の裏手にあたるところに、札幌平岸林檎園記念歌碑がある。石川啄木の「石狩の都の外の 君が家 林檎の花の散りてやあらむ」の歌の文字が、碑面を覆っている雪を除くと現われてくる。
啄木の 詠む林檎園 碑に残り
「石狩の」 雪除けて読む 歌碑の文字
2012年01月11日
札幌護国神社は、中島公園の境界を流れる鴨々川の西側に境内が広がる。戦死者や自衛隊殉職者が主祭神になっていて、他の神社とは趣きを異にしている。境内の徹底した除雪が印象に残った。
除雪機が 雪から護り 大社なり
雪境内 御籤(みくじ)結びの 影の出来
護国神社のパノラマ(画像クリックでパノラマ動画)
2012年01月10日
2012年01月09日
都市秘境 取材の観音 雪埋もれ
天気が良かったので平岸中の島三十三番観音に寄ってパノラマ写真を撮る。ここは「札幌の秘境」(北海道新聞社、2009年)出版時に、取材して書いている。小祠まで雪道が開けられているけれど、左右に並べられた観音仏は雪に埋まっていた。
特別展等を除けば、博物館の展示物が入れ替わることはほとんどない。それでも気がつくと展示物が入れ替わっているものがある。恐竜の化石展示で、デスモスチルスの骨格の復元レプリカからタルボサウルスの頭骨部分に変っていた。現物はモンゴルのゴビ砂漠から掘り出され、そのレプリカに触る見学者も居るのだろう、最初なかった手触禁止の表示が目に留まる。このマークは、斜め線が通常のものと方向が逆の禁逆マークになっていて、恐竜の素性の説明パネルより注意が行った。
時空越え 人と恐竜 出会いたり
目に留まる 手触禁止の 逆マーク
札幌市の公式観光サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「大型フライングケージのある円山動物園熱帯鳥類館内で見る異色の鳥たち」というタイトルで、雪の季節でも熱帯の鳥が飛ぶ熱帯雨林の雰囲気を味わえる巨大な鳥かごの中を、パノラマ写真も加えて紹介しています。
2012年01月08日
野鳥を撮るのは枝の葉が落ちた冬場がよい。山歩きも熊笹の上に雪が積もり、その上を歩いてゆけるので冬山がよい、というのに通じている。円山の裾野を流れる円山川は野鳥を撮ることのできる場所のようで、野鳥撮り用の大きな望遠レンズを抱えた人に出会う。狙う野鳥はシジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラの小さな鳥たちで、動きが速くて未熟な野鳥撮りでは止まったところしか撮ることができない。黒白デザインのシジュウカラは、雪景色の中では絵に描いたようでもある。
雪の画布 白黒で描(か)き シジュウカラ
薄萌黄 肩掛け見せて シジュウカラ
このブログを日を追って見てもらうと、このパノラマ写真の場所はバレバレなのだが、一応ここはどこの設問である。カメラの設定無用の手のひらサイズのカメラで、手持ちで撮影の設定も勘で行っている。撮影がいい加減な事もあり、後に画像処理ソフトの助けを借りている。同じカメラで、同じ場所できちんと撮影したパノラマ師匠の例と見比べも、ブログの写真になればあまり差はないように思える。
神社では絵馬が売られている。購入して願い事を書いてから絵馬掛けに掛ける。初詣のときには、この絵馬掛けのところに絵馬を奉納する人、絵馬を読む人が集まる。今まで絵馬は絵馬でしかなかったけれど、どうして絵馬なのか調べてみる。元々は神社に奉納したものは生きた馬であったのが、庶民には負担で代わりに絵に描いた馬になり、さらに馬の描かれた小板なった。板の形が5角形のものは家を表している。この齢になるまで知らなかったことは多々あるものだと思い知った。
願い事 我が身と合わせ 絵馬を読む
絵馬掛けに 奉納馬が 並びおり
2012年01月07日
我が齢と 同番地蔵 雪埋もれ
円山登山道には八十八番まで番号付けされた地蔵が置かれている。その人の齢に合った番号の地蔵と一緒に写真を撮る登山者もいると聞いて、自分の齢の番号の地蔵の写真を撮ってきた。七十番目の地蔵は涎掛けをつけて雪の中に埋もれていた。
(画像クリックでパノラマ写真、スマホでも見られます)
北海道神宮のような大社ともなれば、初詣の参拝客は長い列をつくる。この人出を見込んで境内には屋台が並ぶ。屋台には定番のものがあり、その中でもビニール袋詰めの綿飴はいかにも祭りの雰囲気である。初詣が祭りなのかどうか疑問でもあるけれど、厳粛な神事と賑やかな商売の俗事が、広い境内で住み分けている。お御籤は紙切れ一枚で、これに満足しなければ屋台のくじ引きがある。屋台に景品が並べられ、子供よりも若者が品定めをしている。初詣の風景の1コマである。
綿飴は 祭りの定番 初詣
くじ引きは 俗事の御籤 品定め
「今朝の一枚」をまとめて出版するためこれまでブログに載せた原稿の整理を行っている。このカテゴリーのブログ原稿を月ごとに並べると、31日の月には番外として1句を加えないと、偶数ページで終わらない。この理由で番外句を新しく作る作業中である。
大都会 眼下広がり 雪化粧
雪に覆われた三角山頂上でのパノラマ写真撮影のため、午前中に登山である。登山道路のところどころでパノラマ写真を撮りながら山頂を目指す。山頂に着いた時には人影がなく、パノラマ写真撮影に加え、望遠レンズで眼下に広がる街を撮る。
2012年01月06日
熱帯鳥類館は館全体が鳥かごの趣で、鳥かごの中に入って植栽されている木々の間を飛び交っている熱帯の鳥を見ることができる。暗いところでは体が黒ずんで、小型のカラスのように見える鳥がいる。光りが当たると光沢のある青緑色で、目の周りが黒く、黄色の目が印象的である。説明にはセイキムクドリで、アフリカのサバンナの森林地帯や比較的乾燥した地域で普通に見られる鳥とある。野鳥としてこの鳥に遭遇して、その光沢を見つけた状況を想像すると、感動しそうである。
カラスかと 見間違えたり 熱帯鳥
ムクドリは 光る目と羽 熱帯仕様
初詣では神社本殿での参拝とお賽銭入れがワンセットになっている。お御籤引きとお御籤結びもワンセットである。お御籤引きはわかるとしても、結ぶ方はゴミで捨ててしまうのは神様に失礼なので、その捨て場所かと思っていた。しかし、結ぶという行為には霊的なものがあるそうで、その語源が「ムスヒ」で「ムス」は産み育てること、「ヒ」は霊で、産霊とも表記すると知った。お御籤結びをしている女性を見て、女性は占い好きのせいにしていたけれど、深い意味があると知る。
結びには 霊力のあり 魅せ力(みせぢから)
結び棚 枝に広がり 初詣
円山の裾を流れる円山川に沿って、木道がある。動物園に行く時利用する木道で、リスや野鳥の姿を写真に撮ることのできる場所である。木道には杉の木があって、その太い幹の周囲を小さな鳥が動き回っている。体を下に向けて幹を下りてくるのでゴジュウカラとわかる。面白い鳥である。黒い過眼線もこの鳥の特徴で、アイシャドウで目元を引き締めている。野鳥は体のサイズに反比例して動きが速くなるようで、ゴジュウカラも追いかけて写真を撮ろうとするとその動きに手こずる。
下向きて 得意下(お)り技 ゴジュウカラ
過眼線 目元引き締め 小躯鳥
2012年01月05日
ここはどこの神社の設問は、神社の扁額を読むとわかりますか。パノラマ写真は手のひらサイズのカメラで、手持ちで回転方向を勘で撮っているので、パノラマ合成時に画像ソフトで切り貼りが必要になっています。設問を、パノラマ写真で切り貼り処理をしている部分はどこ、の方が探すのには面白いかもせれません。
熱帯鳥類館は熱帯雨林を模擬した大型フライングケージがあります。入口を入るとまず目につくのがフラミンゴの群れです。身体が赤いベニイロフラミンゴ、白いチリーフラミンゴ、ヨーロッパフラミンゴ、コフラミンゴの4種類が一緒に飼育されています。ベニイロフラミンゴはフロリダ半島やカリブ海沿岸、チリーフラミンゴは南アメリカのペルーからチリーにかけて、真っ白なヨーロッパフラミンゴは地中海沿岸やインド、・シベリア、赤白の斑のコフラミンゴはインド・アフリカに分布します。
フラミンゴの群れを見ていると、「オハヨウ」とかの声が掛かります。声の主は九官鳥で、パノラマ写真にも写っています。九官鳥の向こうにはガラス窓があり、インドクジャクがその優美な姿を見せています。大型ケージの中にはショウジョウトキやセイキムクドリが枝に止まり、地面にはシマハッカンやクジャクバトを見ることができます。
パノラマ写真では、画像内で動く対象の取り扱いが面倒である。パノラマ写真はカメラを回転させながら撮った写真を張り合わせるため、全部の写真を撮る間の時間で、動くものがあれば写真での位置が異なる。張り合わせるとき歩く人のような対象は、身体が切れてしまったりする。そこで、切れた身体の残り部分は消す処理を施したりする。従って、画面に人が居ても人が居ない写真にしたりする。この作業に手間がかかる。
北海道神宮の境内に初詣の参拝者相手の屋台が出ていて、大勢の人が歩いている。普通はこんな状況のパノラマ写真は避けるところだけれど、実際撮影したものをどこまで処理できるのかやってみた。結果が次のパノラマ写真である。
2012年01月04日
神域に 世俗の賑わい 初詣
仕事始めの日である。無職で仕事始めは他人事なのだが、それでも世の中の雰囲気に引っ張られるようにカメラを持って出かける。北海道神宮の境内に寄ってみると、参拝客で賑わっている。例年通り屋台が並び、境内で世俗が賑わっている。
円山動物園熱帯鳥類館の2階に大きな鳥の檻が2つあり、それぞれの檻に変った姿態の鳥が居る。動きの無い熱帯の鳥で、止まり木の上でじっとしている。1羽はナキサイチョウで、生息地は南アフリカである。他の1羽はサンショクキムネオオハシで、南ア大陸の北部の熱帯地態に生息している。ナキサイチョウの名前はうるさい声で鳴き、動物のサイ(犀)に似ていることによるのだろう。写真を撮っても同じ姿勢しか撮れない。パノラマ写真を撮って拡大し、これらの鳥を確認する。
張り出しは 何に使うか ナキサイチョウ
止まり木に 日長一日 異色鳥
2012年01月03日
パノラマ写真師匠のF氏から、年末の忘年会で手のひらサイズのパノラマ撮影システムを手渡された。その試験撮影を吹雪模様の天気の中で、雪かきの雪が積み上がった足場の悪い場所を選んで行ってみる。
このシステムは水準器、カメラの高さを保つための錘のついた糸、カメラの方向を決めるコンパス等がワンセットになっていて、これらもカメラと一緒に手渡される。しかし、この悪天候で足場の悪いところで、これらの小道具を使う気にならない。
そこで、手持ちをちょっと工夫してカメラのみでのパノラマ撮影である。小道具を使わなかったつけは画像処理で手直しである。一応パノラマ写真にはなっていて、多分今後もカメラだけで小道具抜きのパノラマ撮影になりそうである。
スズメは街の鳥で散歩中によく見かける。しかし、いざ写真に撮ろうとすると案外と難しい。動きが素早く、一ヶ所になかなか止まってくれない。どこかに止まれ、と心の中で念じていたら、止まれ信号のところに止まった。これも望遠でズームアップしている隙に飛び立ってしまうので、拡大撮影もできない。群れに出くわす場合もあり、こちらは数が多いので、群れの一部がカメラに収まる。しかし、雪の中で群れていて何か餌になるものがあるのだろうか、と疑問も湧いてくる。
交通の 規則守りて 止まりたり
群れ止まり 機を逃さずと 焦り撮り
2012年01月02日
赤れんが庁舎前の池のところでパノラマ写真を撮っていると、ハトが一羽足元に寄ってくる。都会の人に馴れたハトが見せる光景で、写真に撮ってもありきたりである。パノラマ写真も撮っているので、それを利用してハトを中心にした景観を二次元写真に固定してみる。立木と背景の構造物が妙な角度で写っていて、パノラマ写真の一部であることを示唆している。ハトの方はどの角度からも同じ姿勢で写っている。餌でも投げ与えられるかと寄って来たハトは、得るものがなかった。
パノラマに 撮り込まれたり ハト一羽
写り込む 雪原のハト 池のカモ
確認は 光りのクロス 雪かき間
夜中に雪が降ったらしく、雪積もりの朝である。それほどの量でもなく、軽い雪なので朝食前の雪かきである。クロスフィルターを手に入れたので、街灯でその効果を確かめてみる。ある程度の光量がないと、光りのクロスは出現しないようだ。
赤れんが庁舎の庭には南北に分かれて池がある。この池は豊平川の伏流水が地上に湧き出していたメムの跡である。この池にカモが群れて棲みついている。夏場なら池の中でも周囲でも餌はあると思われるけれど、冬場では池の中にしか餌を求めることはできず、何を食べて春まで持ちこたえているのか謎である。その池にも氷が張り出してきていて、厳寒期には全面凍結にはならないのだろうか。その場合、この数の群れのカモはどこに移動するのだろうか。考えると謎だらけである。
氷張り 餌場狭まり メムの池
水面に 立つかに見えて カモ休み
2012年01月01日
上手稲神社は西野屯田通に面して、小高いところに境内がある。社殿が東側に向いている関係で、鳥居の彼方に大都会札幌の開けた東の空が広がる。この位置関係で、初日の出を鳥居の中心に置いて見ることができる。今年(2012年)の元日は良い天気になり、鳥居のところにはご来光を見ようとする人が並んでいる。東の空のからの陽光が、ご来光を見る人の帽子の輪郭を浮き上がらせる。境内の馬頭観音碑に頭を下げる参詣者もいる。今年の平穏と家族の無事息災を祈っているのだろう。
初日の出 帽子輪郭 光りたり
境内碑 祈念の人に ご来光
東向く 頭々(とうとう)照らし 初日の出
今日の天気予報では曇り・雪で、初日の出は見ることができないだろうと思っていたら晴れた朝になる。これは大変、どこか高いところで初日の出を撮らねばと、車で5分ほどの上手稲神社までゆく。見ている人々の後ろからご来光撮りである。
円山動物園の熱帯鳥類館の中にサンショクキムネオオハシという、いかにも熱帯ジャングルに居そうな鳥が飼われている。メキシコの熱帯からコロンビア北部、ベネズエラ北西部の熱帯に生息して、赤、黄緑、橙の三色の大きな嘴で胸元が黄色いことから名前が付けられている。ほとんど動かないこの鳥を金網越しに撮っていると、小さな鳥が檻の中を飛んでいる。スズメである。スズメは大威張りで檻の中の餌を食べている。どこから入り込んだものか、その要領の良さには脱帽である。
オオハシ(大嘴)は 熱帯思い 不動なり
檻スズメ 餌(えさ)を横取り 野生止め