2014年09月30日
シリーズ1346・「パノラマ写真」ここはどこ
盆地景 広がる畑地 ホームあり
パノラマを回転して見ると、周囲に山並みが認められ、盆地の地形です。この盆地に畑地が広がっています。駅待合所は夏の緑に隠されて視界から消えています。さて、ここはどこの駅。
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- by 秘境探検隊長
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2014年09月30日
盆地景 広がる畑地 ホームあり
パノラマを回転して見ると、周囲に山並みが認められ、盆地の地形です。この盆地に畑地が広がっています。駅待合所は夏の緑に隠されて視界から消えています。さて、ここはどこの駅。
キジバトの 目はナナカマド 赤実なり
鱗雲を背景にキジバトが電線に止まっている。キジバトの特徴的な羽の様子は確認できても、細部はよく見えない。写真を撮って拡大してみると、朝日を受けた赤い目がはっきりと見えてくる。まるでナナカマドの実を目玉にしたみたいである。
2014年09月29日
朝焼けに 良き一日か 賭けをする
街の灯りが消え残っている頃、北から東の空が焼けるように明るくなって行くのが見事である。この空を撮ろうとするのだが、カメラ任せでシャッターがうまく切れない。どうにか写真に納まったものを見ても、やはり現実の景色には敵わない。
2014年09月28日
「あとがき」を 書く息抜きに 画像処理
11月上旬に爪句集の出版を予定している。23集目は「爪句@北大物語り」で、パノラマ写真が主体になる。原稿書きの最後の仕事の「あとがき」を書く。昨日ホームカミングデーの北大構内で撮った写真をパノラマ合成して、1句を捻り出す。(パノラマ写真)
2014年09月27日
2014年09月26日
からくり音 蒸気時計と オルゴール
同期の連中と小樽散策である。石造りの建物の両側の防火壁の役目の「うだつ」は誰も知らなくて、説明はえらく感心された。土産物店の並ぶ通りをぶらぶら歩いて小樽オルゴール堂までゆく。時間が合わず店の前の時計が蒸気を出すのは見逃す。(パノラマ写真)
2014年09月25日
2014年09月24日
省力化 シートで受ける 落ちリンゴ
朝の散歩時にリンゴの実を見て、リンゴ園のパノラマ写真を撮りたくなり出掛ける。三角山の登山口近くにリンゴ園があるので、産地直売のリンゴを買い求めて、リンゴ園の写真も撮らせてもらう。木から落ちてくるリンゴがシートの上に並ぶ。(パノラマ写真)
2014年09月23日
番カモ 会話の可視化 波紋なり
遡上するサケに狙いをつけた小川でカモのつがいが朝食中である。川の中の水草や苔でも食べているのだろう、水中に頭を入れたり出したりする。その瞬間に波紋が広がって行き、つがい同士の会話が水面に可視化されたみたいに見えてくる。
戻りサケ 産卵場所の 思案なり
中の川をサケが遡っている。流れの早いところを流れに逆らって遡る姿をカメラで捉えたいのだが、時間をかけてその一瞬を待たねばならないので、朝の散歩時間内では難しい。流れの緩やかなところで産卵場所を決めかねているサケを撮る。
跨線橋 同定手がかり 倉庫屋根
田園地帯に町と駅がある。駅構内で線路はほぼ南北に延び、駅舎は線路の西側にある。相対式の2面のホームと2線でホーム間に跨線橋がある。跨線橋の通路で撮影したパノラマ写真で駅を同定する手がかりとして、線路東側の倉庫の屋根が写る。
2014年09月22日
2014年09月21日
野花南駅から上芦別駅を目指して歩いていて、国道に抜けるバイパスのような道で危うく路面の紐状のものを踏んづけるところであった。蛇である。蛇には詳しくないけれどシマヘビと思われる。こちらに向かってくるわけでもなく逃げて行くのだから恐れることもないのだが、蛇は苦手である。カメラを向けファインダーを覗いている隙に足元まで来るような感じがして嫌である。
このシマヘビと遭遇して少し歩いて行くと、今度は真っ黒な蛇に出遭う。これはカラスヘビのようである。本当にカラスのように黒い。ネットで調べるとカラスヘビはシマヘビの体色が黒くなったものだそうである。蛇がこうも道路に現れるとは、集落があってもやはり田舎なのだと実感する。
何を呑む 胴の膨らみ 道の蛇
烏色 地面に動き カラスヘビ
校庭に 児童の消えて 金次郎
野花南駅のパノラマ写真を撮ってから国道38号を上芦別駅方向に歩いていて野花南小学校の横を通る。天体望遠鏡のドームが屋上にあり、施設の整った学校に見える。しかし、平成26年3月閉校の横断幕が目に入る。少子化の寂しい景色である。(パノラマ写真)
列車待つ 人と並んで ブログ書く
根室本線のパノラマ写真未撮影駅の撮影のため「1日散歩きっぷ」で列車に乗る。今回は自転車ではなく駅間は歩きの予定で、自転車を運ばない代わりにパソコンを抱えてゆく。滝川駅で列車待ち合わせ時間を利用して「今日の1枚」を投稿する。
2014年09月20日
標記の2015年のカレンダーを制作中です。
撮影:パノ鉄本舗パノラマ写真撮影隊:青木由直 福本義隆 山本修知
内容:
表紙:南斜里駅
1月:北浜駅
2月:摩周駅のSL
3月:函館駅
4月:東根室駅
5月:タウシュベツ橋梁
6月:ラベンダー畑駅とノロッコ号
7月:浦河駅と浦河港
8月:明日萌(恵比島)駅
9月:新十津川駅
10月:幌舞(幾寅)駅
11月:稚内駅
12月:竜飛海底駅
カレンダーの写真にはQRコードがついていて
スマートフォンで読み取ることによりパノラマ写真を
見ることができます。
表紙も入れて二つ折り28ページです。
企業名の名入も募集しており、現在3~5社ほどが
協賛してくれる予定です。もし名入に協賛していただける
企業があれば歓迎です。現在のところ500部印刷予定です。
パノラマ写真を素材にした駅カレンダーでは多分
嚆矢となるもので、資料価値のあるものです。
制作記念会を開き、参加された方に配布予定を
考えています。
2014年09月19日
2014年09月18日
2014年09月17日
土日祝日に利用可能な格安の「一日散歩きっぷ」では普通列車にしか乗れない。普通列車では乗り換えがあり、この駅も乗り換えの拠点駅である。構内は広く、跨線橋と並行してガラス張りの人道橋があり、線路の走る駅構内が見下ろせる。チャリ鉄と称して自転車を列車で運んで、予定した駅で降り、数駅を自転車で巡ってまた自転車を列車に乗せて帰宅する。自転車の携行バッグを置いた列車内と列車のドアの部分からホームのパノラマ写真を撮る。この駅を象徴する彫刻が見える。
2014年09月16日
街歩き 散会地点 彼方駅
道新文化センターの講座「身近な都市秘境を歩いてみよう」で道路の跨線橋の橋脚に高校の美術部員が描いた絵を見に行ったことがある。絵を見た後の散会の地点は跨線橋の彼方に見える駅となった。さて、ここはどこの駅。
2014年09月15日
好天気 いつもの道の 敬老日
祝日である。毎日がサンデーで、現役時代に感じた休日の有難味が薄い。暦には敬老の日と記されていても、敬老される側に居ての特段の感想は無い。いつもの通り朝の散歩で、天気が良いので記録の意味もあってパノラマ写真に撮っておく。(パノラマ写真)
2014年09月14日
チャリ鉄は ここで終わりて 島ノ下
自転車で駅巡りをすると、意識して列車の速度と自転車の速度を比較する。列車でかかった駅間の時間から、自転車ではどのぐらいの時間で走破できるかを頭に入れて自転車で走る。そうせねば予定した帰りの列車に間に合わなく恐れがある。
チャリ鉄の 愛車の雄姿 写りたり
今年に入ってから初めてのチャリ鉄、つまりチャリンコ(自転車)を利用して駅の取材を行った。1日散歩切符で行ける札幌から最も遠いところに入る下金山駅に降りて、ここから島ノ下駅までを愛車の自転車で走り、駅のパノラマ撮影を行う。(パノラマ写真)
2014年09月13日
食べる人 顔に幸福 食祭り
用事があり街まで出る。昨日から大通公園でオータムフェストが行われているので、帰り道に寄る。食欲の秋を取り込んだイベントである。道内の各地からの自慢のご当地料理の屋台が並ぶ。食べている時、人は押しなべて幸福な顔つきになる。(パノラマ写真)
2014年09月12日
2014年09月11日
携帯音 起こされ確認 朝都心
明け方から断続的に携帯音が鳴り、札幌市から土砂災害の緊急注意報と避難勧告が入ってくる。雷が暗闇に光ってもそれほど強い雨でもなく、差し迫った感じは受けない。明るくなって窓から都心部を見ても雲が少しあるかぐらいで静かである。
器用なり 一本足で カモ眠り
改修で用水路のようになった小川のコンクリートのところに鴨が三羽眠っている。良く見ると一本足である。鳥が眠る時どうして一本足になるのかわからない。そのうち1羽が目覚め毛繕いで、この時足は二本になったのが遠目でもわかる。
凡景を 雲が救いて 満(みつ)る月
中秋の名月ということになるのだろが雲が月を覆いながら流れている。満月は15日ごろかと思っていると、昨夜から今朝にかけのようである。闇空に円く白い月だけの写真なら面白味に欠ける。雲があることで写真的な単調さから抜け出せる。
2014年09月08日
出現の 陽の走り道 窓で撮り
朝起きて外が明るいようだと窓の外の様子を確かめる。良い写真が撮れそうなら朝日が昇るのと競走で外に出て撮影スポットを物色する。さほどでもない朝なら、窓から東の方向にカメラを向けて何枚か撮ってみる。今朝は窓撮りの朝となる。
2014年09月06日
2014年09月05日
出迎えは 異常な数の カラスなり
新得駅のパノラマ写真を撮ってから今夜の宿泊地の帯広市内に入る。異常な数のカラスが夕暮れの空に舞い、電線に止まる。車内のF氏もY氏も驚きの声をあげる。数百羽はいるだろうか、これほどの数のカラスを同時に見るのは初めてである。
旅行朝 記事と写真の 整理なり
写真を撮った日付通りにするなら8月31日の「今日の一枚」にするか別の爪句のカテゴリーに入れるべきパノラマ写真がPC画面にある。今日は駅の取材旅行に行く日で、ともかくPC画面のデータは整理しておきたいので今日の一枚にする。(パノラマ写真)
本爪句集は21集、22集に続いて、パノラマ写真集になっている。そこで爪句の紹介をパノラマ写真との関連で行ってみようと思う。
パノラマ写真は、カメラを据えた場所から見える全視界を写し取っている。2次元の句集誌面では、パノラマ写真は2次元に展開したものしか示せない、そこで誌面では、パノラマ写真の天地の部分を除いた360°視界を展開した全周写真と、普通のカメラで撮影したように、長方形の画像として切り取った部分写真を並べて表示している。
一方、爪句集のテキストデータとしては、爪句の他に短文の説明を加えている。このテキストデータと前述のパノラマ写真データを見比べると、説明文がパノラマ写真の全周写真、爪句が全体から切り取った部分の写真と対応させて考えることもできそうである。
爪句をパノラマの部分写真として考えた場合、部分写真とする意味がどこにあるのかの問いが出てくる。それは爪句を作る意味の問いでもある。その問いに対する答えとしては、1)読者の注意を喚起する、2)撮影者の伝えたい部分を提示する、3)技巧を凝らした面白さの演出、といったところだろうか。
一番目の答えは、全体写真に全情報が含まれるとしても、いやそれだからこそ写真に含まれる特徴的な場面を一目で見られるようにして、読者の興味を惹くためである。テキストデータにこのことを置き換えて言うと、短文であるとしても文章を読む作業の前に、場面とか状況を爪句17文字で表現されたもので把握できれば、次に文章を読む気にさせるだろう。
二番目は、表現者としては写真を撮ったり文章を書いたりする動機に関することで、見る人や読者に伝えたいものを提示しようとしている。ブログに写真と爪句を掲載するのは、不特定多数、場合によっては顔の見えている読み手に作品の形式で読んでもらいたいためである。
三番目に挙げた点は、創作の継続の要点でもある。パノラマ写真処理には時間を要し、特段のテーマが無ければ続けていて飽きがくる。爪句も同じようなものが並べば句作の熱も冷める。そこで、パノラマの全体写真から切り取る2次元写真を、普通のカメラでは写すのが難しい画面にする工夫等を施し切り取る。爪句も説明に主体を置く文章から離れて、17文字で意外性のある描写を試みる。その作品創作のための創意工夫は際限の無いところがあって、何度でも挑戦してみたくなる。
本爪句集は「北大物語」として北大に焦点を合わせている。一番目の論点については、撮影して北大の景観や対象を一瞥できるようにしている。さらに詳しく見たいとなれば、添付されたQRコードでサイトに入り、パノラマ写真を見て楽しめる。本爪句集は北大のパノラマ写真ガイドブックになっていて、その見出し写真と説明の爪句が並べられていると考えてもらってもよい。
二番目の点については、これまで北大の写真集やガイドブックでは無かったパノラマ写真集であり句集である点を強調しておきたい。北大は学問の府ではあるけれど、写真や文芸の上でも多くの勝れた素材を提供してくれる場所でもある。その得難い素材を、曲りなりにも表現者を自認している筆者の欲求を解消させる事に利用している。
北大構内は広く、四季折々の景観を見せてくれるので、同じ場所でも異なるテーマとしてパノラマ写真の作品として残すことができる。場所を少しずらせただけでもテーマは変わってくる場合もある。カメラの前にその時々見せる学生達の姿もある。これらは撮っても、撮っても撮り尽くした感じになることがなく、三番目に挙げた工夫を凝らすための余地が次々と出てくる。今のところ、北大に出向いてのパノラマ写真撮影で飽きるということがない。
ただ、当然ながら問題点もある。爪句は文芸のカテゴリーに入る作品なのか、それとも17音に形を整えた単なる写真のキャプションなのか、に悩む。パノラマ写真合成に膨大な時間を割いた後で、ごく短時間で句作した爪句はパノラマ写真の整理のためのファイル名の域を出ない感じもしている。元々「爪句」の造語がこのファイル名に発しているとしても、作り続けていると作品と呼ばれる領域に達したいものだと密かに思っている。
パノラマ写真はスマホやPCの画面で回転や拡大・縮小しながら見て、初めてその面白さを感じ取ることが出来る。本爪句集のような豆本スタイルで小さな写真を並べたものは、パノラマ写真のカタログみたいなところがある。掲載された写真を鑑賞するのは小さな画面で不満が残る。しかし、出版経費のことを考えると、止むを得ないところでもある。
本爪句集は、北大のパノラマ写真を集めたサイト(http://www.panofudoki.com/?cat=21)にある膨大なパノラマ写真を検索する上でのガイドブックの位置づけでも意味がある。さらに北大のパノラマ写真を撮り続け、将来はもっと本格的なパノラマ写真集の出版につなげていきたいものだと思っている。
地下鉄東西線南郷通7丁目駅から歩いてエイブルソフトビルにエイブルソフト社長の森成市氏を訪ねる。森氏とはもう30年を超す知り合いなのに、会社の社長室に入ったのは初めてである。
森氏が1982年現在の会社(当初の社名は「森コンピュータビジネス」)を立ち上げた翌年の12月に、千歳のホテルで記念講演会が催され、筆者はその講師に招かれた事で森氏とご縁ができた。取材中の話で、この講演会の講師の話は「ハドソン」、丸井今井デパート、東芝の三社で創った新会社「ディテール」の社長に就任した小林健夫氏からの紹介でまとまったそうである。小林氏は当時ハドソンの専務であった。マイコンやパソコンの黎明期の話になると、この産業の勃興期の景気の良かった話で尽きることがない。
森氏は1953年1月15日に恵庭で生まれ、成人の日と父豊市氏から一文字ずつ採って「成市」と命名された。札幌東高校から早稲田大学の商学部に進み、商社マンを夢見て「東京貿易」に入社する。当時はオイルショックの影響で、大手の総合商社の就職が厳しかったので、専門商社を選んでの入社となる。入社後の1980年、通産省貿易大学(院)の海外との人材交流事業に採用され、サンフランシスコ大学経営大学院に1年間の留学をする。国際マーケティングを専攻し、この1年間が人生で最も充実していたと森氏は語る。
帰国後色んな経緯があり、恵庭市に戻って起業している。当時オフイスコンピュータが普及し出した頃で、OAブームに乗り、東芝情報機器を通じてパッケージソフトの注文が全国から入ってきて、急成長していく。旧北海道拓殖銀行の「たくぎんどさんこ技術開発奨励賞」の3回目で受賞している。筆者はこの賞の審査員側にいて、当時の成長株のベンチャー企業を横目で眺めていた。同賞の1回目がハドソン、2回目が「ビー・ユー・ジー」であった。ハドソンは既に会社は無く、ビー・ユー・ジーは創業者が去り、本州資本の傘下で「ビー・ユー・ジー・森精機」と社名を変えている。企業寿命30年説というのがあって、エイブルソフトはその寿命の壁を乗り越えている。
森氏は千歳青年会議所理事長や日本青年会議所北海道地区協議会会長などでも活躍している。その関係から、小沢一郎氏との対談が地元の政治・経済誌にも取り上げられている。小沢氏からは政界入りを勧められたが、政治の道には進まなかった。早稲田大学のOBで組織されている「札幌稲門会」の幹事長を務めている。取材中、小保方晴子氏の早稲田大学の博士論文問題も話題になる。
ビジネスに関してはアイディアマンで、アイディアを実行に移す行動力がある。筆者の記憶に残るものは「サンプルプラザ」を立ち上げた時で、この時も頼まれて創業開店のテープカットの来賓者の一名として加わった。街の中で宣伝のために新商品のサンプルを配るのを一カ所に集約して、客に無料のサンプルを提供するというものであった。無料ということになれば口コミで人は集まる。札幌中央警察署の向かい側にオープンした店の横には人の長い列ができ、歩道をふさいだ。中央警察署からも警告が来る。これほどの人数に配るサンプルを企業から集めるのも限度がある。森氏が最初に考えたことは、ほどほどの人数で、サンプル品であるからリピータも無いだろう、という予測であった。しかし、無料のものは列に並んで何でも持っていくという「おばちゃんパワー」に負けて、1年で共同経営から撤退する。
これからの仕事の抱負に話を向けると、最近特許取得をしたヘッドレスト装置「セイフメット(仮称)」をマネキンの頭部に装着したモデルを手にして説明してくれる。これは自動車が衝突した時、シートベルトで身体が固定されているため、頭部が前に飛び出て頸椎の部分が損傷するのを防ぐ装置である。衝突時に額の部分にベルトが出て抑える仕組みになっている。使い方によっては居眠り運転防止にもなる。ただ、商品化に向けた装置の開発はこれからとのことで、試作品の製作や機械設計などと多くの課題があるうようだ。
マネキンの頭を手にして座ってもらい、社長室でのパノラマ写真撮影となる。同席していた福本工業の福本義隆社長は撮影の間は席を外した。取材を兼ねて、筆者が企画している来年の鉄道駅カレンダー(会社名入り)の注文をお願いすることになり、パノラマ写真サイトの「パノテツ本舗」を運営していて、森氏と長年の交友関係にある福本氏も同席しての取材となった。(2014・9・2)
2014年09月02日
昇る陽に 狙い定めて 誕生日
めっきり涼しくなった朝に、小高いところで日の出を待つ。琴似の街の高層マンションの屋上から昇る朝日を狙う。雲が水平方向に筋状になっている。今日は自分の誕生日で73才にもなる。特段のことも無く、写真を撮って日々が過ぎて行く。
大学祭のように模擬店が並び人が多い状況でパノラマ写真を撮ると、色んな対象のごった煮みたいになって、何に焦点を合わせたいのか撮る方も見る方もわからなくなる。流れる人の中で時間差のある写真を貼り合わせると、人の重なりも不自然な部分が出てきて、変な感じの写真にもなる。しかし、記録性という点では通常の写真に勝るものがあり、毎年の大学祭のパノラマ写真を撮っている。テントと人で普段の景観とは様変わりで、医学部横辺りで撮影したようである。(2012.6.8)
パノラマで 撮る学祭は 非日常
2014年09月01日
8月は北海道マラソンで、札幌市内を走り抜けるコースの一部に北大構内が組み込まれる。博物館前が選手達の給水場所となり、マラソンの当日は朝からボランティアが準備に忙しそうである。2014年大会の走者は過去最多の1万3千人となる。選手が現れる時間帯にはコースのメインストリートの両側に応援者が並び声援を送る。北大構内を駆け抜けていく選手達を待ち構えて撮る。優勝者は男子が辻茂樹(大塚製薬)で、女子は野尻あずさ(ヒラツカ・リース)であった。(2014.8.31)
構え撮る 女子の先頭 優勝者