「身近な都市秘境を歩いてみよう」講座はGW期間中はお休みで、5月13日から再開です。今回は伏見界隈とギャラリー巡りです。集合場所は市電の西線16条の停留所です。最近の市電は車体に広告宣伝が描かれていて、カラフルです。
ここから伏見稲荷の横を通って、奥井理(みがく)ギャラリーまで歩いて行きました。画家を目指して勉強中に、19歳の若さで交通事故死した奥井理の作品が展示されている、入場料無料のギャラリーです。ギャラリーを建設したご両親の奥井則行・登代さんのうち、則行氏にご子息とこのギャラリー建設などを話していただきました。
ギャラリー内は若くして急逝した才能の遺作や日記帳が展示されています。日記は「19歳の叫び」として出版されています。今年の秋にはNHKのドキュメンタリーが放送予定で、取材が行われている最中です。
このギャラリーの近くに観音寺があり、桜の花の咲いている境内を見ました。藻岩山登山口がこの近くにあります。
幹に直接花をつけている木がありましたが、桜でもなさそうで、何の木花かわかりませんでした。
途中Gravelという名のガーデニングの店があったので、予定にはなかったのですが、ちょっと寄り道です。
伏見界隈はスイーツの店が集まっています。開店間もないスイーツの店の前を通って、ここにひっかかりました。狭い店内に入って、私をはじめ参加者の皆さん買い物です。しかし、この店は値段も大したもので、まあ、普通なら敬遠するお値段です。皆で買えば怖くない、心理が働いてしまいました。
最後の目的の場所は本田明二ギャラリーです。遺族がこのギャラリーを運営していて、本田明二の娘さんの近藤泉さんが、本田明二の作品について説明してくれました。今期の展示はテラコッタで、これは素焼きです。このギャラリーも無料で、持ち出しの運営です。当方、根が貧乏性で、無料で運営している方に気がとられ、肝心の作品をよく鑑賞したとはいえませんでした。