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2017年01月02日

春の風物詩に加わるキジ

 キジはめったに写真に撮ることのできない野鳥である。それが桜並木の花が見ごろで、鯉幟の川渡しも写真に収めることができる場所に姿を現すとは、幸運である。これらの被写体を、写真の三大噺の構成にしようと、軽川の桜つつみ、川の上に泳ぐ鯉幟、キジを配して写真撮影を試みる。大きさの異なる被写体を、場所の移動の注文なんかに耳を貸さないキジを相手に、同じ画面に撮りこむのは難しい。それでもどうにか三者を入れた写真が撮れて、大収穫の取材になったと満足である。

キジの目に 大型鳥で 空の鯉

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軽川(がるがわ)で キジも花見か 五月なり

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2017年01月01日

百合が原公園のカラス

 五月は、カラスは巣作りの大仕事で忙しい。百合が原公園に春の花を見にいったら、巣材を集めているつがいのカラスに出会った。カラスの方は仕事の邪魔をするな、とでも言わんばかりの態度である。口を開けて威嚇の泣き声を出せば口に咥えた枝や枯れ草が落ちてしまうので、この状況では声も出せない。それにしてもつがいで良く働く。こんな時カラスの方は手がほしいと思っているに違いないけれど、口が自由になり泣き声を出されては煩いので、脚二本は人間には好都合である。

この季節 番とわかる カラスかな

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威嚇する 声の出せずに 口巣材

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2016年12月31日

飛ぶヒガラの狙い撮り

 野鳥の飛び姿を撮るのは難しい。大抵の場合、望遠レンズの倍率を大きくした状態で野鳥を狙い撮りしていて、野鳥が飛ぶと直ぐにレンズの視界から消えてしまう。野鳥を視界に捕らえておいて、飛ぶ瞬間にシャッターを押してみるのだが、間に合わないことが多い。それでも飛ぶ瞬間を撮ることができる場合もあるけれど、今度はぶれたり流れ画像になっていたりする。ヒガラが枝にいるのを見つけ、飛ぶ瞬間を待って撮った写真に、かろうじて羽を広げたこの小さな野鳥が写っている。

ヒガラ見て 今に飛ぶかと しばし待ち

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飛ぶ瞬間 シャッター押す指 力入り

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2012年12月30日

今日(12月30日)の一枚

シジュウカラ 写真絵になり 雪降り日

 年末年始は天気が悪そうで、その前触れの雪降りである。悪い天気では野鳥も餌探しに大変そうである。ベランダの餌場にやって来る野鳥は、人影を警戒して枝に止まってこちらを観察している。シジュウカラのようで、雪降り日でも絵になる。

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2012年07月19日

写すに難易のあるカワラヒワ

 同じ野鳥でも、場所や状況で撮りやすかったり、撮りにくかったりする。カワラヒワは比較的よく目に付くので、撮る機会が多い。川に沿った道を歩いていると、カワラヒワが地面で餌を探している。近づくと飛び立つものも居て、飛び姿は流れ画像で写っている。飛ぶ野鳥を撮るのは難しい。庭の木に止まっているカワラヒワは近くで動かないので鮮明な写真が撮れる。一部黄色が目立つ羽や胸の縞模様も写真ではっきり観察できる。止まっている木はナツツバキで、今年は花が少ない。

カワラヒワ 飛び立つ姿 ボケ写り

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鳥の客 お休み処 ナツツバキ

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2012年07月02日

モエレ沼公園のトビ

 モエレ沼公園はトビの多いところである。公園を囲むように沼があり、餌が得易いことがトビが集まる理由かもしれない。公園の上空を旋回しているトビを見ていると、ここは人工の山モエレ山やプレイマウンテンがあって、上昇気流が発生し易いところをトビが気に入っているようである。空の上で羽を広げて滑空するトビを下から撮ってみると、結構羽が痛んでいるのが確認でき、自然の厳しさが垣間見える。トビが2匹接近して飛んでいるのは、じゃれて遊んでいるようでもある。

見上げれば 痛み目立ちて トビの羽

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ニアミスで 遊ぶかに見え トビ二匹

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2012年06月30日

朝の散歩時に出合ったアカゲラ

 アカゲラは山に近い住宅街では時折目にする野鳥である。後頭部と下腹の辺りに赤い毛があるのは雄である。この赤色があるので、すぐにアカゲラとわかる。アカゲラが止まった木に狙いをつけてカメラを向ける。葉の茂みから幹にアカゲラが姿を現す。これは好機とシャッターを押す。アカゲラの方は写真に撮られていることなどお構いなく、木の幹を突く動作を習い性のように繰り返す。そのうち、止まっている木に見切りをつけたか、住宅の屋根を飛び越して去って行ってしまった。

過(よ)ぎる赤 アカゲラ見つけ 急ぎ撮り

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幹あれば 突(つつ)く動作の 習い性

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2012年06月27日

庭にやって来たカワラヒワ

 リスの餌用にヒマワリの種を置いておいたら、野鳥も来くるようになった。シジュウカラやスズメはしばしば見かけ、時にはカワラヒワも来ることがある。スズメ目アトリ科の鳥でスズメに似ていて、それほど珍しい鳥でもない。羽の一部に黄色い部分があり、この特徴でスズメとは見分けがつく。ガラス窓の向こうで後ろ姿の披露で、黒いハート形を羽に描いたように見える。庭の地面に降りたカワラヒワは盛んに地面で餌になる物を探しているようで、さて虫でも居るのだろうか。

後ろ向き 心形見よと カワラヒワ

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草むらで 動く黄の線 目立ちたり

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2012年06月22日

雨の日のシジュウカラ撮り

 小雨で外に出る気分にならない。リスの餌で置いてあるヒマワリの種を、野鳥も啄ばんでいくようである。リスは食べる時に音を立てないけれど、鳥の場合は板の上のヒマワリを突く音がして、姿は見えなくても鳥であることがわかる。鳥はカメラを持って窓際に近づくと直ぐに逃げてしまう。窓から離れたところからやって来たシジュウカラを望遠レンズで撮ってみる。ガラス越しに鳥にフォーカスを合わせるのが難しい。庭木に止まって木の葉の間から顔を出してところも撮影する。

リスの餌 鳥も突いて シジュウカラ

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窓の外 庭木に野鳥 小雨なり

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2012年06月18日

寄せ波模様の羽のキジバト

 キジバトは住宅街の草地や畑で餌を探しているところを見かける。街の中で見かけるカワラバトと比べると、キジバトの方が、警戒心が強く、カメラを構える前に逃げてしまう。畑に豆類を植えると掘り出して食べてしまうのはキジバトらしい。名前の修飾語になっているキジ(雉)ほどの派手なデザインではないけれど、黒と焦げ茶の寄せ波模様の羽はお洒落の感じがする。石ころのある地面では、保護色にもなっていて、気がつかないで傍まで寄ると、急に飛び立つので驚かされる。

キジバトや 石ころ浜に 寄せる波

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キジバトが 探し掘り出す 苗の豆

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2012年06月17日

同定に迷うルリ色の野鳥

ルリ色の 野鳥一撮 同定難

 視力が良くない状態で、スズメかな、ぐらいで撮った野鳥にルリ色のものが居る。オオルリ、コルリ、ルリビタキと図鑑の野鳥と比べてみても一枚の写真では同定は無理である。撮る機会の少ない野鳥なのに、たった一枚しか撮っていなかった。

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2012年06月06日

飛ぶトビで確認する鳶色

 鳶色の言葉を耳にする。言葉通り鳥のトビの色を言っている。羽の濃い部分の焦茶色を指しているようだ。生活の中でこの色を意識する場面はあまり経験したことはない。ただ、「風景印で巡る札幌の秘境」(北海道新聞社)を出版する際、郵便局で切手に押す風景印を集めて周った。その際、風景印を押すスタンプの色が定められていて、これが鳶色であった。因みに、鳶色のスタンプは入手できない。モエレ沼公園で写真に収めたトビは、天気が良くなく鳶色ははっきり写らなかった。

鳶色を 霞む緑と 色合わせ

鳶色が 小雨横切り モエレ沼

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2012年06月05日

猫とキセキレイの掛け合い

 太った猫を地面に降りたキセキレイが見ている。どうしてこんな状況になっているのかわからない。肥満体なので捕まえられないだろうとキセキレイに見透かされているのかもしれない。猫の方も、動きの速いキセキレイを捕らえるなど、最初から考えていないみたいである。それでも猫がキセキレイの方に顔を向けると、鳥は素早く飛び立っていく。面白い掛け合いなのだが、写真を撮る方へのサービスなど猫もキセキレイも持ち合わせていなくて、一瞬のシーンで終わってしまった。

キセキレイ 肥満の猫の お供役

猫向けば 素早く飛んで 速さ誇示

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2012年05月26日

ホテルの池に棲みついた鴨

 札幌グランドホテルは都心部にある。建物の外側から見るだけなら、この建物の4階からの吹き抜け空間部に池があるとは思いもよらない。ホテル内のレストランから見ることのできる庭園の池に、鴨の親子が棲みついている。子育てが一段落するまでここを居場所と決めているようである。親鴨の周りに仔鴨が泳ぎ、水面に落ちてくるツツジの花弁や草の葉などを餌にしているようである。親鳥の顔を拡大してみると円らな瞳の表現が合っていて、仔鴨の方は目元がはっきりしていない。

ホテル池 親子のカモも 泊まり客

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親鳥の 円らな瞳 仔に見えず

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2012年05月22日

鴨々川の親子鴨

 鴨が子育ての時期に入っている。大都会札幌の都心部を流れる鴨々川に親子鴨が泳いでいる。子供は人間でも動物でも自由気ままな行動をとり、見張り役の親カモは気疲れするのではなかろうか。子の水搔きは発達しているようで、水の上での動きは素早い。水面に落ちてくる花弁を取って食べているようである。川の中にある柵を越える時、親鳥は飛び上がって柵を越える。子鴨はどうするかと見ていると、狭い柵をすり抜けて行く。親子で環境に適応して生きているのが印象的だった。

親子鴨 隊列組んで 都市の川

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嘴と 水搔き大きく 生溢れ

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2012年05月21日

耕運機の後を追うハクセキレイ

 子供の頃、町の往来をチンドンヤが歩いていると、子供達がその後をついて歩いたのに加わった記憶がある。住宅地に残された狭い土地を耕している耕作を機の後をついて周るハクセキレイを見ていると、記憶の中の、物珍しいものに付いて歩いている好奇心旺盛な子供達に重なる。ハクセキレイの方は好奇心というより、掘り起こされた土の中の虫を探しているのだろうけれど、耕運機の後ろに付いて歩いているところが面白い。それにしても家一軒程度の広さの土地に耕運機も珍しい。

耕運機 ハクセキレイの 先導車

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鳥の目が 餌を探して 餌覆(かえ)る土

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2012年05月20日

黒い錐の嘴のゴジュウカラ

 林に緑が戻ると、鳴き声はしても小型の野鳥は木の葉に隠れ、その姿を写真に収めるのが難しい。それでも森林浴を兼ねて朝の林道を歩くたびに野鳥の姿を写真に撮る機会をうかがう。そんな時、目の前の葉の出ない枯れ木に野鳥が止まったりする。この時は野鳥の種類の詮索は後回しで、何枚か撮っておく。パソコンで拡大した写真でゴジュウカラと確認する。丈夫そうな錐のような黒色の嘴を持った鳥である。この嘴で枯れ木に錐を立てて、枯れ木の中の虫を探しているようである。

動きあり 黒い錐持ち 顔出なり

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朝食の 虫見つけたか 錐を立て

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2012年05月19日

人懐こいハクセキレイ

 ハクセキレイは里の鳥である。時々人懐こい態度で接してくる。家人が庭の雑草取りを行っている回りを行ったり来たりしている姿が目に入ってくる。カメラを向けても逃げ出す様子もない。時にはカメラを構えているこちらに向かって歩いてくる。こういう時はかなりの枚数の写真が撮れ、近くでの撮影なので遠くの鳥を狙って撮ったものより格段に鮮明な写真になっている。しかし、同じような写真が並んでいて、爪句のテーマが思いつかないようなものはどんどん捨てる事になる。

草取りを 手伝うごとく 里の鳥

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人相手 会話したきか ハクセキレイ

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2012年05月18日

姿を捉えるのが難しいウグイス

声の主 ウグイスなりと この一撮

 野鳥の鳴き声で一番わかり易いのがウグイスである。「ホーホケキョ」の表記のように耳に入ってくる。しかし、声はすれども姿は見えず、の喩えはこの鳥にあるようだ。声の方向に居た野鳥をなんとか撮影できたが、ウグイスのようである。

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2012年05月16日

葉の繁る中のキビタキ

キビタキと 確信持てず 黄の眉班(びはん)

 枝に葉が繁ってくると、幸運が見方しないと野鳥の姿を写真に残せない。枝に止まっている鳥にフォーカスを合わせて撮ったものを野鳥図鑑で調べるとキビタキのようである。喉元の橙色と眉班が黄色いのを決め手にしたが、確信は持てない。

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2012年05月14日

キセキレイの巣作り

 中の川の護岸の石組みのところをひっきりなしにキセキレイが飛んでいる。写真に撮って後で拡大してみると、口に枯れ枝を咥えている。巣作りのためで工務店の開業である。キセキレイが石組みの間に入っていくのは巣をそこに作っているらしい。ここで卵を産み、雛を育てることになるのだろうか。周囲は住宅地で、野鳥がこんなところで子育てをするものかと、今まで気が付かなかったことに驚きである。季節は急速に変化していて、その速さが野鳥たちの生の営みを急かせいる。

キセキレイ 春の営業 工務店

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石造り 新居の内装 進みたり

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2012年05月13日

カワラヒワの水浴び

 野鳥が毛繕いをするのを見たことがあるけれど、野鳥の水浴びというのは珍しい。厚別川の岸辺近くの流れの中にカワラヒワが居て、何かしている。遠目なのでその行動をはっきり見ることができない。望遠レンズで撮ったものをパソコン画面で拡大して見ると水浴びしている様子が写っている。羽をうまく使って水を背後から体に掛けている。桜の花の季節で、それほど気温が高くないのに、水浴びをしているところをみると、これは「河原」の名前のあるこの鳥の特性のようである。

水泳を 見せるがごとく カワラヒワ

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羽使い 跳ね上げ水の 玉となり

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2012年05月12日

カラスの巣材集め

 カラスが巣作りを始めたようだ。枯れた蔓のあるところでせっせと巣作りに適した材料集めをやっている。二本足はもっぱら立つためにあるので、嘴を使って、一度に運ぶ材料をなるべく多く咥えようとする。一度でうまくはいかないので、幾度も咥え直す。それにしてもカラスの嘴は、手のように色んな作業に使われる。嘴は時には武器にもなり、その丈夫そうで鋭い嘴は近くでみると少々恐ろしい。家の近くで巣を作らないように見張っているけれど、カラスの方はどこ吹く風である。

巣作りの 巣材集めて 番(つがい)なり

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嘴を 動く手にして 器用なり

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2012年05月10日

厚別川河川敷のカワラヒワ

 野鳥の名前はその生育環境がつけられているものもある。カワラヒワは河川敷のような河原でよく見かけることからこの名前になったようである。厚別川の土手道で野鳥が飛び交っているのを目にして、川の近くまで行ってみる。小石のある水際にカワラヒワが居る。遠目にははっきりしない鳥影でも、写真を拡大してみると、一部黄色い部分の目立つカワラヒワの特徴ある羽が写っている。橙色のずんぐりした嘴もカワラヒワであることを示している。水辺が好きな鳥のようである。

名の通り 河原棲家か カワラヒワ

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水際で 小石に擬して カワラヒワ

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2012年05月07日

軽川桜つつみで見た野生のキジ

 軽川の桜つつみの土手道にある桜並木を見に行く。桜の花を撮っていると、同行の家人がキジを見たという。土手に目を凝らして探すと、草むらにキジが居る。向こう岸なので軽川に架かる橋を渡りキジにかなり近づいて写真を撮る。キジの方は時々威嚇するような大きな鳴き声を発するけれど飛び立ちはせず、歩いて遠ざかろうとする。結構足が速い。しかし、こんなところで野生のキジと遭遇するのは想定外で、桜撮影よりキジの追いかけを行って、その見事な姿をカメラに収めた。

土手道を 逃げるキジ追い 春連休

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狩猟鳥 野に放たれて 居つきたり

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2012年05月06日

月寒公園の池のカモメ

 月寒公園に池があり、池の中に木内礼智の「壷をもつ女」の彫刻がある。彫刻の写真を撮る目的で池に近づくと、カモメが2羽、彫刻のところに止まっている。1羽は彫刻の頭の上で羽を休めている。彫刻と比較してみると、カモメは結構大きな鳥である。なかなかきかなそうな顔をしている。海鳥なのに、海の無い大都会札幌の池や川で見かける。大都会なので餌にありつける機会が多いのだろうか。彫刻には白い筋が見えるけれど、カモメの糞のようで、彫刻にとっては糞害である。

壷を持つ 女に止まる カモメ二羽

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彫刻に 白き筋あり カモメ糞(ふん)

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2012年05月05日

円山公園の池で見たオシドリ

 円山公園には小さな池がある。派手な装いのカモがいるので近づいて見るとオシドリである。札幌で野生のオシドリを見ることができるのを今まで知らなかった。雄はオレンジ色の羽を帆のように立てて泳ぐ。黒に太い白い線や白地に黒い目玉と、雄のオシドリは目立つ格好である。上向きに口を開けて雄雌が同時に鳴いている。合唱の態勢で、春の到来で嬉しいに違いない。オシドリ夫婦の言葉もあり、番でいつも一緒と思われているけれど、子育の時期によって番を解消するらしい。

狭き池 オシドリ泳ぎ 大都会

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合唱は 春の賛歌か 息の合い

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2012年05月04日

朝日を浴びたマミチャジナイ

 いつも散歩している住宅地から山林に続く道で、遠目にはスズメかと思われる鳥を目にする。近くを通る時スズメとは違うと気づき、写真を撮って後で調べてみる。目の上下に白い眉斑があるマミチャジナイらしい。通常下腹は白毛なのだが、朝日を浴びて明るい褐色に見えているのかもしれない。早春で膨らみ始めてきている木の芽の上に止まっている。最初は初めて見る鳥とも考えず、2,3枚写真を撮っただけで、後で調べてなかなかお目にかかれそうもない鳥と知ることになる。

眉斑(びはん)あり マミチャジナイと 同定し

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朝日浴び 下腹(したはら)白毛 赤味帯び

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2012年05月03日

月寒公園で見たシジュウカラの毛繕い

 早春の月寒公園を歩いていると、近くの枝でシジュウカラが盛んに羽を膨らませたり広げたりしている。毛繕いを行っているようである。結構な時間をかけて行っている。傍に人が立ってカメラを自分に向けているのに気づいているだろうに、堂々と身だしなみを整えている。脈絡もなく地下鉄車内の人前で化粧をする若い女性の姿に重なる。このシジュウカラもきっと若い鳥なのだと思ってみる。長々の毛繕いの写真を何枚も撮っている筆者も、暇なことだと言われるとその通りである。

余念なき 毛繕い見せ シジュウカラ

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羽ばたいて 佳境に入(い)りて 毛繕い

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住宅地近くでアカハラと判定した野鳥

 住宅地に隣接する山へと続く空き地に野鳥を見かける。望遠レンズで撮ったものを拡大して見ると、灰褐色の羽に橙色の胸毛があり、嘴は黄色で先が黒ずんでいる。野鳥図鑑やインターネットの鳥の写真と比べて、アカハラと判定する。しかし、この判定は自分だけのもので自信のあるのものではない。何度も見ているうちに確信が持てるようになるのだろうが、この野鳥を写真に撮ったのは初めてである。アカハラの名前の由来が不明だけれど、腹の部分の橙色からの命名かもしれない。

見下ろして 朝日に光る 鳥を撮り

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拡大画 これアカハラか 図鑑見る

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2012年05月02日

北大構内で見たコムクドリ

 4月末、北大で一番早咲きのサクラを見に行って、中央ローンの木に止まっている野鳥を撮る。撮った写真を拡大して野鳥図鑑に載っているものと比較する。顔の頬のところに茶色の斑があり、嘴が黒く、羽の縁のところに黒白の模様が見える。胸から下腹部にかけての白毛が目立つ。これらの特徴を総合してコムクドリと推定する。ムクドリとはかなり異なる容姿の鳥である。初めて写真に撮った野鳥で、拡大写真では口を開けて鳴いているようであるけれど、鳴き声は確認していない。

頬の斑 決め手となりて コムクドリ

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口開き 発す鳴き声 未確認

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宮の森緑地のコゲラ

 宮の森緑地を歩いていると、遠方の木の枝に野鳥が止まっている。こんな場合には鳥の種類はわからなくてもとにかく写真撮影である。後で写真を拡大してみてコゲラとわかる。キツツキ類の鳥なので、木の内に潜む虫などが餌となる。撮影した写真では、木の芽を食べているようにも見え、虫以外の色んなものも食べるようである。宮の森緑地の木々がやっと冬から目覚めたようで、GWの期間中に一斉に葉を広げて、緑の林に変身だろう。野鳥が観察し易い時季も過ぎようとしている。

拡大し 枝に張り付く コゲラ見る

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口開き 木の芽啄ばむ コゲラかな

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2012年04月30日

西野市民の森のゴジュウカラ

 早朝、西野市民の森の遊歩道で、頭上を小柄の野鳥が飛んでいる。動体視力が悪く、肉眼では野鳥の種類が判別できない。望遠レンズで撮った写真をパソコン画面に表示してみて、ゴジュウカラとわかる。その他のカラ類の野鳥としてシジュウカラ、ヤマガラ、コガラ等がいるが、「カラ」の意味がはっきりしない。これらの野鳥は殻付きのヒマワリの種などを、殻を上手に割って食べることからカラの名前なのかな、と思ったことがある。これはまったく外れで、別の諸説があると知る。

得意技 幹横歩き 披露なり

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画面には 二羽二重でも ゴジュウカラ

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2012年04月27日

雪解けの川水で遊ぶキセキレイ

 都会の住宅街を流れる小さな川でも、春先の雪解け水を集めて流れが勢いを増す。近寄ると水飛沫が飛んでくるほどである。川に沿って歩いていると、護岸の石組みやコンクリートのところで野鳥が動いている。長めの尾羽と胸から下腹部が黄色で、キセキレイらしい。水を怖がらない鳥のようで、流れの中にある石に止まったりする。近寄って撮影しようとするのだが、場所を変えられ、間合いを詰めさせてもらえない。仕方が無いので望遠レンズ撮った画像でキセキレイを再確認する。

雪解けの 奔流眺め キセキレイ

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野鳥には 春雨如き 水飛沫(みずしぶき)

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2012年04月25日

サクランボ園で見かけたカケス

 カケスは木の実を蓄えて、これを冬期間食べる習性がある。そのためか、冬の間カケスが地面に降りてきて餌を探す行動をしばしば見かけることがある。スズメ目カラス科カケス属に分類されていて、形や大きさはカラスに似たところもある。体毛や羽はカラスのように黒一色でなく、遠目にも目立つ色の組み合わせで、この点目立つ鳥である。未だ枝の木の芽が大きくなっていないサクランボ園で、カケスが餌探しを行っている。その姿を撮ろうとして、この鳥と追いかけっこである。

撮る人と 間合い計りて カケス居り

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用心か 頭傾(かし)げて 飛ぶ準備

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2012年04月24日

アオサギの飛び姿

 小型の野鳥の飛び姿を撮るには目、腕、カメラ装備に自信が持てず、無理である。しかし、大型の鳥であればなんとかなりそうである。五ノ戸の森のアオサギのコロニーは、高い木の枝に巣があるので、下からアオサギを見て撮ることができる。時には、その飛ぶ姿をカメラに収めることができるチャンスもある。写真に撮ることのできた飛び姿は、長い首と脚を胴体に格納した格好で、大きな翼を広げている。大空を自由に悠々と飛ぶ姿には、大型の野鳥の威厳と誇りが感じられる。

アオサギは グライダーかと 見上げ撮り

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羽ばたきの 風の来そうな 飛び姿

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ミズバショウの傍で餌を求めるカモ

 ミズバショウガ咲き出したか確かめるため、星置緑地に出かける。白い苞に護られるように黄色い棒状の花の集まりが、雪解け水から顔を出している。この春の訪れを楽しむため緑地にやって来るのは人ばかりではない。番のカモもミズバショウの傍らで餌探しに余念がない。首を水面に突っ込み、水底の水草を咥えようとしている。野ガモは必ず番で居て、お互い同じような行動を取る。しかし、春が進行して雛が育つ頃には母鳥と雛が一緒に居ても、雄が寄り添うのは見られない。

カモ突く 水の底から ミズバショウ

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餌探し 番(つがい)で披露 春湿地

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2012年04月23日

種の同定に自信の持てないマヒワ

 小型の野鳥は見た目でも写真でも種類の同定が難しい。小さいので視力の落ちた肉眼では良く見えない。撮影した写真も木の枝で隠れたり、鳥に焦点が合っていなかったりで、同定向きの写真がなかなか撮れない。胸から腹にかけて黄色い毛のある鳥が枝に止まっている。マヒワではないかと思われる。羽の見える写真からもマヒワの羽のようでもある。ヒワの仲間にカワラヒワやベニヒワがいて、「真鶸」の名前にしてヒワといえばこの鳥だ、と命名したのかなと不確かな推測である。

図鑑見て マヒワなりかと 黄毛の鳥

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羽模様 スズメ似の鳥 マヒワかな

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2012年04月22日

ビー玉の目玉を持つカケス

 春先、雪解け直後の枯葉ばかりが目につくところで動く鳥がいる。結構大きく頭部や胸毛が枯葉色で、こちら向きでは枯葉と重なって鳥の種類がわからない。横向きになった羽のところに明るい水色が見え、カケスである。この水色と黒の縞模様がカケスを特徴づけていて、これが目に入ればカケスとわかる。写真に撮り拡大してみると、ガラス玉のような円い目玉がある。嘴は太いけれど鋭い感じはしない。地面を歩き周り、この丈夫そうな嘴で突きながら地面の虫を探しているようだ。

切り株に 止まる鳥いて カケスなり

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ビー玉の 目玉占拠の カケス顔

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2012年04月17日

正面は白エプロン掛けのハクセキレイ

 ハクセキレイを正面から写してみると、一見では訳のわからない格好である。目玉と頭の部分を確認すると、黒服に白いエプロン掛けをした姿に見えてくる。横から見ると頭部、背中から尻尾、胸のところが黒く、その他の部分が白い配色であるのがわかる。嘴から目を通過する黒い過眼線で、正面から見ると顔は半分に割れたようにも見えてくる。良く動かす長い尻尾がこの鳥の特徴である。残雪の上を歩きまわりながら、さかんに餌を探している。住宅街でもよく見かける鳥である。

白エプロン 掛けて探すは 朝餉なり

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黒白で 決めて胸張る お洒落鳥

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2012年04月13日

朝日の中のハクセキレイ

 野鳥を撮るのは日の出前後が良い。この時間帯野鳥の活動が活発なようで、騒音が無い中での鳴き声で鳥の居場所も同定し易い。朝日の中で鳥の姿が上手く撮れると、雰囲気のある写真になって、これもよい。しかし、相手は野鳥である。うまい具合にこちらの注文には応じてくれない。それでも何枚か撮っていると、見られる写真も得られる。雪解けが始まって、地面の土が顔を出しているところにハクセキレイが餌を探して動いている。朝日がその白黒の毛を明るく染めている。

忙しき ハクセキレイに 朝日差し

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積雪も 残り数日 白毛鳥

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2012年04月12日

春先地面で餌探を探すツグミ

 春先、未だ雪が解けきらない地面で餌を探している鳥が居る。ツグミである。雪の上に落ちた木の実が、雪解けとともに地表に出てくるのを探しているらしい。冬の間は見かけないので、旅鳥のようである。解ける雪を追いかけて北上していくのだろうか。胸から腹にかけてある白黒の斑点模様が洒落ている。明るい濃い茶色の羽が遠目にも目立つ鳥である。身体の大きさなどからヒヨドリと間違えそうになるけれど、ヒヨドリよりは貌つきがおとなしそうで、鳴き声もあまり聞かない。

地に落ちた 木の実探して ツグミかな

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解ける雪 旅の鳥かと ツグミ撮り

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2012年03月29日

平凡な里の鳥のスズメ撮り

 スズメは里の鳥である。山林でスズメの姿はほとんど見かけない。住宅街から山林に続く道で鳴き声を耳にする。表記すれば「チュンチュン」とでも書け、これはスズメと大方見当がつく。珍しくもない鳥なので、カメラを向ける気にならない。しかし、鳴き声が写真を撮ってほしいと言っているような気にもさせられ、撮ってみる。細枝に止まり、灰白色の空を背景に、様になっている。スズメが枝から飛び去る瞬間シャッターを押してみる。かろうじて画面に飛び姿が写っている。

鳴き声に 誘われ撮りて スズメかな

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空中で 羽動かして 舞い姿

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2012年03月28日

喫茶店のバードテーブルに来るシジュウカラ

 北大植物園の西側で、石山通を挟んでミニ大通公園に面し「Café倫敦館」という老舗の喫茶店がある。店の前に常緑の木が植えられている。この立木にバードテーブルが架けられ、冬に野鳥が集まってくる。野山で野鳥の姿を見つけるのは大変で、見つけても遠くの梢に居たりして撮影に難儀する。この点、バードテーブルに集まる野鳥は、場所が始めから決まっていて、比較的近くで撮影できる。この喫茶店の近くを通る機会があると、バードテーブルをしばし眺めて野鳥撮りである。

客集め 野鳥も一役 倫敦館

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毛繕い 近くで見せて シジュウカラ

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2012年03月25日

ガラス越しに撮るヤマガラ

 野鳥撮りで一番楽なのは、室内からガラス戸越しの撮影である。難点はガラスがあるため写真の切れの悪さで、カメラアングルの自由度が制限されることも加わる。しかし、カメラを抱えて出かける気分にならない冴えない天気の日に、室内で野鳥が視界に入ってくれば格好の撮影対象となる。冬芽が育ち、枝が赤味を帯びてきた庭のカエデの枝にヤマガラが止まっている。黒と白の首筋の毛に、体の背中と前面にある茶色の毛で、遠目にもヤマガラとわかり、これを室内から撮ってみる。

ガラス越し 楽撮影で 切れ悪し

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ヤマガラの 特徴色は 黒、白、茶

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2012年03月17日

枯れ枝のシジュウカラ

 雑木林にも日の出の光が届いて赤味を帯びてくる。その中をシジュウカラが枝から枝に飛び移っている。この種の野鳥は一所に少しも落ち着いていない。写真を撮るため、鳥の姿全体が枝に邪魔されない角度を選ぶ、といった余裕を与えてくれない。それでも撮った幾枚かには野生の姿が写っている。餌付けされ、バードテーブルなどに集まる鳥なら比較的余裕を持って撮れる。しかし、これを野鳥撮りというのには違和感がある。林の中に鳥影を探して撮るのが野鳥撮りの面白さである。

枝の鳥 日の出が染めて シジュウカラ

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一瞬の 見上げた角度 野鳥撮り

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2012年03月14日

三角山頂上のヒヨドリ

 標高311 mの低山の三角山では、頂上周辺に雑木林が広がり、野鳥が飛んでくる。3月11日の三角山の日に登山した頂上の周囲の立木に、ヒヨドリが来て止まっている。ビー玉をはめ込んだような目と鋭い嘴の鳥である。枝に止まっているところを自動設定で撮る場合には、鳥を画面内に入れシャッターを押すだけである。しかし、飛ぶところを撮ろうと、マニュアルモードでシャッター速度を上げて撮ってみると、露出不足だったりする。望遠レンズ使用で山麓の家がぼやけて写っている。

ヒヨドリも 三角山の日 登山なり

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ヒヨドリの 背景山麓 人家なり

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2012年03月12日

雪の晴れ間のシジュウカラ

 遠くに野鳥の姿があったので一応撮ってみる。パソコンで拡大してみるとシジュウカラである。一羽は尻が写っている。鳥飼いの人の話では、鳥の尻の糞を出すところが鳥の健康状態をチェックするポイントだそうである。写真に撮った野鳥の尻の状態から、鳥の健康診断ができるほどの知識は持ち合わせていない。しかし、元気に飛び回っている様子を見れば、健康なのであろう。枝に止まったシジュウカラは体温を逃がさないようにするためか、毛を膨らませて、体型が太って見える。

健康の チェックポイント 鳥の尻

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枝に雪 毛を膨らませ シジュウカラ

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2012年03月11日

ヒヨドリ二態

 雪の季節に街の中や里山とでも呼称したくなる山で一番良く見かける鳥はヒヨドリである。身体の大きさがスズメとカラスの中間ぐらいで、結構目立つ鳥である。集団で移動するのも見かける。こんな状況で、ヒヨドリは野鳥撮りには格好の対象である。どんな鳥でもそうだけれど、枝などに止まっているところは鳥の表情まで撮れる場合がある。これが飛ぶ瞬間には、我が技量では、幸運が加勢してくれないと画面内に納めることは出来ない。飛び姿も羽の部分は流れ画像になっている。

ヒヨドリの 円らな瞳 撮らえたり

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幸運が 加勢で撮れて 飛ぶ瞬間

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2012年03月10日

錐先の嘴のアカゲラ

 撮った写真でアカゲラの嘴を見ると、錐先のようである。この嘴で木を突いて内の虫を追い出し、捕まえる。アカゲラの雄は下腹部の毛の他に後頭部の毛も赤い。どうしてこの二ヶ所が赤い毛なのか、威嚇の色なのか、考えても正答に辿りつけそうにもない。露出不足の写真は、周囲の雪の白さの中でアカゲラが日本画で描かれているようである。アカゲラは体の目立つデザインから、花鳥風月の画題を選ぶ日本画に向いていると思われるけれど、絵に描かれたものは未だ見たことがない。

鋭錐(えいすい)を 自在に使い 匠技

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日本画調 露出不足の 結果なり

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2012年01月27日

器用なヒヨドリの嘴

 藻岩山の平和塔へつながる雪道を歩いていると、野鳥が鳴き声をあげながら梢から梢に飛び交っている。視力の低い目には、遠くの鳥の種類をはっきりさせるのが難しい。しかし、大きさや全体の色からしてヒヨドリと見当をつける。後で、パソコンで画像を拡大してヒヨドリと確認する。ヒヨドリが木の実を鋭い嘴で摘む様子が写真に写っている。まるで嘴が箸のようで、開いた箸で枝に残っている実を摘もうとしている。器用に摘んだ実は一度嘴に乗せてから、次に口の内に入れる。

ヒヨドリは 箸の使い手 梢の実

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嘴で 摘んだ実見せて 朝餉なり

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2012年01月08日

円山川沿いのシジュウカラ

 野鳥を撮るのは枝の葉が落ちた冬場がよい。山歩きも熊笹の上に雪が積もり、その上を歩いてゆけるので冬山がよい、というのに通じている。円山の裾野を流れる円山川は野鳥を撮ることのできる場所のようで、野鳥撮り用の大きな望遠レンズを抱えた人に出会う。狙う野鳥はシジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラの小さな鳥たちで、動きが速くて未熟な野鳥撮りでは止まったところしか撮ることができない。黒白デザインのシジュウカラは、雪景色の中では絵に描いたようでもある。

雪の画布 白黒で描(か)き シジュウカラ

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薄萌黄 肩掛け見せて シジュウカラ

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2012年01月06日

幹を下りるゴジュウカラ

 円山の裾を流れる円山川に沿って、木道がある。動物園に行く時利用する木道で、リスや野鳥の姿を写真に撮ることのできる場所である。木道には杉の木があって、その太い幹の周囲を小さな鳥が動き回っている。体を下に向けて幹を下りてくるのでゴジュウカラとわかる。面白い鳥である。黒い過眼線もこの鳥の特徴で、アイシャドウで目元を引き締めている。野鳥は体のサイズに反比例して動きが速くなるようで、ゴジュウカラも追いかけて写真を撮ろうとするとその動きに手こずる。

下向きて 得意下(お)り技 ゴジュウカラ

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過眼線 目元引き締め 小躯鳥

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2012年01月03日

止まるスズメ撮り

 スズメは街の鳥で散歩中によく見かける。しかし、いざ写真に撮ろうとすると案外と難しい。動きが素早く、一ヶ所になかなか止まってくれない。どこかに止まれ、と心の中で念じていたら、止まれ信号のところに止まった。これも望遠でズームアップしている隙に飛び立ってしまうので、拡大撮影もできない。群れに出くわす場合もあり、こちらは数が多いので、群れの一部がカメラに収まる。しかし、雪の中で群れていて何か餌になるものがあるのだろうか、と疑問も湧いてくる。

交通の 規則守りて 止まりたり

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群れ止まり 機を逃さずと 焦り撮り

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2012年01月02日

冬の赤れんが庁舎池のカモ

 赤れんが庁舎の庭には南北に分かれて池がある。この池は豊平川の伏流水が地上に湧き出していたメムの跡である。この池にカモが群れて棲みついている。夏場なら池の中でも周囲でも餌はあると思われるけれど、冬場では池の中にしか餌を求めることはできず、何を食べて春まで持ちこたえているのか謎である。その池にも氷が張り出してきていて、厳寒期には全面凍結にはならないのだろうか。その場合、この数の群れのカモはどこに移動するのだろうか。考えると謎だらけである。

氷張り 餌場狭まり メムの池

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水面に 立つかに見えて カモ休み

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2012年01月01日

熱帯鳥類館のスズメ

 円山動物園の熱帯鳥類館の中にサンショクキムネオオハシという、いかにも熱帯ジャングルに居そうな鳥が飼われている。メキシコの熱帯からコロンビア北部、ベネズエラ北西部の熱帯に生息して、赤、黄緑、橙の三色の大きな嘴で胸元が黄色いことから名前が付けられている。ほとんど動かないこの鳥を金網越しに撮っていると、小さな鳥が檻の中を飛んでいる。スズメである。スズメは大威張りで檻の中の餌を食べている。どこから入り込んだものか、その要領の良さには脱帽である。

オオハシ(大嘴)は 熱帯思い 不動なり

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檻スズメ 餌(えさ)を横取り 野生止め

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2011年12月31日

坊主頭を見せるコゲラ

 コゲラはキツツキの種類で、キツツキの仲間では最小の種である。最小で身軽のせいか、細い枝に止まって虫を探している。遠いところの枝に止まっていても、羽の白黒の縞模様がはっきりしていて、コゲラとわかる。似た鳥にアカゲラがいるけれど、アカゲラは頭や尻尾に近いところに赤い毛の部分があるので、コゲラと区別がつく。コゲラの頭は黒味がかった焦げ茶色で、まるで坊主頭のようである。枝の中の虫を追い出そうとするのか、この坊主頭を左右にして激しく動かしている。

縞模様 遠目認めて コゲラなり

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虫探し 坊主頭を 右左(みぎひだり)

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2011年12月30日

三角山登山道でのヤマガラ

 三角山は時折登山する。しかし、登山道で野鳥に出会うことが少ない。人気の山で登山者が多い登山道の近くには野鳥が寄ってこないためかな、とも思ってみる。その登山道でヤマガラを見つけた。雪の季節で葉の落ちた枝は見通しがきくので、野鳥の姿を目で追いかけることができる。しかし、動きが速いのでカメラに収めるのが難しい。どうにか撮った後頭部の写っている写真には、黒地に三本の白い筋が写っている。ヤマガラをこの角度で見るとこのように見えるのを初めて知った。

ヤマガラを 三角山で 撮らえたり

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後頭部 白黒縞の 初見なり

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2011年12月22日

肥満体に見えるシマエナガ

 小さな体のせいか、今まで注意から漏れていた野鳥にシマエナガがいる。写真を撮り鳥の名前を知ってからはよく目につくようになった。シマエナガは小柄な鳥ながら、太った肥満体に見える。枝の一方に雪の塊があり、他方に白い体毛のシマエナガが止まっていると、雪の塊を分銅にした天秤ばかりで体重測定をしているようにも見えてくる。カラマツの枝に止まって頭を少し傾けた様子は、体重が増えた悩みを抱えた姿なのだ、と勝手な想像である。野鳥も擬人化して考えると面白い。

天秤で 雪の分銅 体重計

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肥満体 悩むが如く シマエナガ

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2011年12月21日

ヒヨドリとナナカマドの実

 ヒヨドリがナナカマドの枝に止まっている。灰色と白の斑模様の胸毛と、目の縁からあごにかけ茶色の模様があり、色彩的にはくすんだ色の鳥である。周囲のナナカマドの赤い実と背景の青空が、この地味な色の鳥を引き立てている。写真を撮られるのを嫌った訳でもないのだろうが、急に枝から飛び立った。自動撮影の設定では、広げた羽はぶれて写ってしまう。マニュアルモードでシャッター速度を調整して撮れば、羽の一枚一枚が鮮明に写せるのだろうが、そこまでの腕は無い。

地味色の ヒヨドリ飾る ナナカマド

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自動撮り 瞬時撮り得ず 羽のぶれ

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2011年12月16日

雪の中のカケス追い

 雪の原っぱに動くものがある。鳥が雪の下の土から餌になる物を掘り出しているようである。写真を撮っても頭しか見えない。多分逃げるだろうと思いながら近づくと、やはり逃げられてしまう。近くの枯れ枝の茂みに入ってしまうと枝が邪魔で、鳥だけを写すことができない。ここでも近づくと別の場所に逃げてしまう。野鳥と追いかけっこをしているみたいである。羽の一部に目立つ水色、黒、白の縞模様があり、この鳥はカケスである。雪を漕ぎながらのカケス追いは運動になる。

雪の中 頭動いて カケス居り

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枯れ枝に 水色縞の 目立ちたり

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2011年12月15日

尾羽に白黒の縞模様のあるシマエナガ

 野鳥図鑑によれば、シマエナガはエナガの亜種とある。エナガを漢字表記にすると柄長である。長い尾を柄に見立てたものだろう。尾が長いのであればオナガ(尾長)の方が合っていると思われるけれど、この名前には先客の鳥がいる。ただし、オナガは本州の一部では見られても、北海道では見ることはない。長い尾を見上げるようにして撮ると、黒と白の縞のように見え、これがシマエナガの名前の基になっているようである。この尾が無ければ、枝に残された雪塊のようでもある。

尾の縞が 名前の由来か シマエナガ

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雪塊(せっかい)が 枝に残りて シマエナガ

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2011年12月14日

ぎょろ目を見せるアカゲラ

 自宅の軒に接してナナカマドの木がある。その辺りから木を叩く音がする。この音はアカゲラと予想をつけ、カメラを持って木の下から音のする方向を見上げる。やはりアカゲラで、ナナカマドの幹の枯れた部分をその丈夫な嘴で激しく叩いている。虫を探すことに集中しているようでいて、近づくと逃げてしまう。遠くから上手く写るアングルを探し、何枚か撮ってみる。嘴で叩いて虫を追い出しても、最終的には目で虫の存在を確かめるためか、見開いた目は大きく印象的である。

アカゲラの 赤き頭や ナナカマド

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虫を追う アカゲラの目の ぎょろ目かな

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2011年12月13日

カラマツの梢に止まるヒヨドリ

 カラマツの林沿いの雪道を、写真の対象に気を配りながら歩く。すっかり葉を落としたカラマツの高い梢で鳥が鋭く鳴いている。肉眼では鳥の種類を判別できない。遠すぎるとは思ったけれど、望遠レンズで野鳥の姿をカメラに撮り込んだ後で、パソコンで見る。鋭い嘴と斑模様の胸毛からヒヨドリとわかる。二匹で止まっているヒヨドリは、一方が話しかけているのに、片方は無視しているようにも見える。そうではないのだろうけれど、瞬間を切り取った写真ではそれも有りである。

カラマツの 高き梢で 叫び鳴き

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語りかけ 無視のヒヨドリ 雪梢

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2011年12月12日

明るい色のヤマガラ

 雪で埋まった林は積雪と枯れ木で色に乏しい。そんな林道を雪を漕ぎ分けて歩いていると、明るい色が目の前を横切る。野鳥であるのは認識できても、動きが速いので鳥を同定できない。飛んでいるところを撮る腕もなく、枝に止まったところをカメラに収める。後でパソコンで見てみると濃い橙色の毛の胴体に、頭の上と首のところに黒毛を配したヤマガラである。この鳥は、秋に種子などを幹の割れ目に貯食し、冬にそれを餌にする習性を持っている。貯食とは初めて知る言葉である。

ヤマガラの 止まる瞬間 狙い撮り

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嘴で 摘(つま)み出すのか 貯食種子

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2011年12月07日

トビと推定する大型野鳥

 高い木の先に大型の鳥が止まっている。光りの加減で、シルエットに近い写りとなっていて、色合いがわからず、何の鳥かはっきりしない。格好からはトビのようである。望遠レンズを向けてしばらく待機していると、梢から飛び上がった。開いた翼羽の様子や三味線のバチ状の尾羽から、トビである可能性が高い。小雪模様で、鉛色の空に合わせたように濃い灰色の姿で飛び去って行った。これから雪で覆われる山野で餌を捕獲するのは難儀なことであろうと、飛びゆく先を見やった。

鳥梢(とりこずえ) 小雪の空で 影絵なり

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飛び姿 トビと推定 初冬空

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2011年12月04日

毛を膨らませたスズメ

 スズメが飛び回って枯れ枝に残る実を啄ばんでいる。撮った写真を見ると毛を膨らませているのか、ずんぐりした体型である。師走に入っているけれど、比較的暖かな日で保温のために体毛を膨らませるほどではないとは思われる。しかし、スズメの体型は相撲取りを連想してしまう。それにしてもこの鳥は忙しない。カメラを向けるとその瞬間に飛び去ってしまい、フォーカスを合わせる暇がない。珍しい鳥でもないので、撮り逃がしてもまたの機会があり、気楽に撮れる野鳥である。

毛膨らみ 連想するは 相撲取り

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フォーカス 合わせ難くて スズメかな

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2011年12月03日

図鑑の写真並みに撮れたシジュウカラ

 カメラに望遠レンズを装着しているけれど、野鳥を専門に撮る人が持っているバズーカ砲のようなレンズではない。したがって、遠くの梢に止まっている野鳥はそこそこ形を撮ることができても、フォーカスは甘い。時たま野鳥が間近の木に止まることがある。このシャッターチャンスを生かすことができれば、鮮明な写真を撮ることができる。シジュウカラが目の前の木に止まった得がたいチャンスを生かして撮った写真は、羽の縞筋も鮮明に写っていて、図鑑の写真並みに撮れている。

間近撮り 図鑑写真の シジュウカラ

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拡大で 黒毛の中の 目確認

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2011年12月02日

白い頭部と長い尾のシマエナガ

 身体は小さい頭部の白い鳥を撮る。拡大して見ると、長い尾を持ち、嘴が小さい。野鳥図鑑で照合するとエナガの亜種のシマエナガらしい。北海道でよく見られる野鳥とあるから間違いないようである。雌雄同色とあるから、二羽でいたのは番いかも知れない。大抵の野鳥は、過眼線のような頭部や眼の周囲に色違いの模様があるのが普通なのに、この鳥は頭部が白一色である。その頭部に小さな目と嘴がついていて、手作りの鳥の感じがする。季節は師走に入り、野鳥も忙しそうである。

目嘴 小さくありて シマエナガ

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雰囲気は 同色なれど 番(つがい)なり

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2011年07月28日

大都会の川に棲みつくカモメ

 カモメは海の鳥かと思っていると、大都会札幌で結構カモメの姿を見かける。早朝、琴似発寒川沿いの遊歩道からカモメが一羽居るのを見つけ、写真を撮ってみる。カモメは海岸などに群れて生活しているのが普通なのに、都会では単独で行動するのを時々見かける。カラスより体が大きく、カラスに襲われることはなさそうで、単独でも支障は無いのだろう。水鳥であるので、川や池の水のあるところがお気に入りのようで、流れに浮かんだり、流れの中の岩で体を休めていたりする。

川原を カモメが歩き 大都会

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カモメ鳥 滑る岩乗り 特技なり

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2011年07月12日

モエレ沼の上を飛ぶトビ

 NHKの取材でモエレ沼公園のガラスのピラミッドに出向く。この建物の屋上に登ってモエレ沼を見下ろしていると、トビが飛んでいる。望遠レンズを使用しての撮影を試みるけれど、ファインダーの中に飛ぶ姿を捉えるのが難しい。野鳥図鑑には、トビの尾は広げると三味線のバチの形になると記載されている。撮ってきた写真をパソコンで拡大して見ると、確かに尾はバチの形をしている。小雨で光が弱く、水面の水草がどうにか見える中で、トビの姿も少しぼやけたように写っている。

飛ぶトビを カメラで追いて モエレ沼

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飛翔時は 三味線のバチ 尾の形

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2011年06月25日

朝日の光の帯の中を飛ぶカラス

 雲の切れ間から差す朝日の光の帯を撮っていると、画面に黒い点のようなものが写ってくる。カラスである。この情景にツルか、それが望めなくてもせめてアオサギぐらいが飛んでいると絵になるのに、と写真の被写体としてもカラスは低く見られる。それにしても早朝から飛んでいる鳥である。天気は安定していなくて、曇り、雨、時々晴れと目まぐるしく変わる。この天気では鳥も落ち着いていられないのか、飛び回っている感じである。さて、今日一日の天気はどうなるだろうか。

写り込む 飛び行くカラス 黒き点

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早朝に カラス横切る 光帯(ひかりおび)

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2011年05月26日

草地で餌さの虫を探すムクドリ

 発寒川緑地のサイクリングロードを自転車で走行していると、草地に少し大きめの鳥が動いている。草地に嘴を突っ込んで何かを捕っているようである。動きのある鳥をカメラで追って写真を撮ることに気がとられ、鳥の判定は二の次になる。後でパソコンに表示してみると、どうやらムクドリのようである。さらに拡大して見ると、嘴に虫をくわえている。草地に居る虫を探して、餌さにしているようである。二羽揃って下を向いて餌さ探しをしている場面も目につく、春の午前である。

ムクドリは 大虫くわえ 豪華食

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友に見え 餌捕り争の 熾烈なり

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2011年05月02日

サクシュコトニ川のミズバショウとカモ

 北大構内を流れる人工のサクシュコトニ川は、大野池の横に水路が延びている。この辺りは環境整備が徐々に進められていて、池と川の間の木道も新しい部分が出来ている。ここは春先ミズバショウが見られので、写真撮影である。カメラをミズバショウに向けていると、雌のカモが水草の間から顔を出す。つがいではなく一羽で行動している。サクシュコトニ川を遡るように泳いで行くのをカメラで追いかける。丁度ミズバショウのある場所を通過したところの写真を撮ることができた。

カモ一羽 サクシュコトニの 川潜み

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カモと花 春の構図を 急ぎ撮り

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2011年05月01日

散歩道で出会ったアカゲラ

 住宅街はずれの、宮丘公園につながる道を散歩道にしていて、いつものように歩いていると、野鳥が横切り木にとまる。この鳥は体の配色ですぐにわかり、アカゲラの雄である。頭と尻尾のところが赤く、黒い羽に白い斑点がある。白黒模様に赤が効果的なアクセントになっていて、枯れ木のくすんだ茶色の中でくっきりと目立っている。虫を見つけたか、くちばしを木の幹に突っ込む動作を行っている。それも束の間で、シャッターを2,3回押しているうちに飛び去ってしまった。

アカゲラは 赤を効かせて 伊達男

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食卓は 垂直配置 枯れ木なり

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2011年04月27日

飛んで衣装を見せるシジュウカラ

 庭の朴の木にシジュウカラが止まっている。ガラス窓越しにカメラを向けて何枚か撮ってみる。丁度枝から飛び立つ瞬間の写真が撮れる。羽を広げて、着ている衣装を披露するかのようである。後頭部が黒く、背中の辺りが黄色く、灰青色の体に青味がかった尻尾が伸びている。羽に青と白の横線が入っている。こうやって見ると、なかなかのデザインである。ヤマザクラの花芽が膨らんできている枝にもシジュウカラが止まっている。桜の花と一緒のところを撮ってみたいものである。

これ見よと 衣装見せ飛ぶ シジュウカラ

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鳥来ても 花は未だなり ヤマザクラ

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2011年04月26日

番(つがい)のスズメの会話

 スズメは雌雄の区別がつかない上、群れて飛んでいたり、1羽でいたりするので、つがいになっているのかどうかわからない。しかし、つがいで行動しているのもいるらしい。庭のフェンスのところに2羽のスズメが居て、餌さを探している。付いたり離れたりしていても、2羽で行動しているのでつがいのようである。同じ方向に進んでいくかと思えば、向き合って相談しているようにも見える。つがいのスズメ同士がどんな会話をしているのか、爪句で表現してみて、面白がっている。

よく見てね 見落とす餌は まかせてね

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変えてみる 今一つなの この餌場

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2011年04月25日

首の長いアオサギ

 五ノ戸の森にアオサギの写真を撮りにゆく。飛んでいる鳥を撮る技量はないので、高い梢で休んでいるアオサギを狙ってみる。うまくゆくと、時々羽を広げたりする姿を写すことができる。カメラとアオサギの間には木の枝があって、これがアオサギ撮影の邪魔になる。アオサギは首が長いけれど、枝に止まっている時は折り重ねるようにしている。嘴が橙色の立派なもので、枝に止まっている姿は威厳に満ちている。時たま、何かを突こうとするのか首を伸ばすけれど、長い首である。

首縮め 不動の姿勢 威厳あり

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伸ばす首 梢に似せて 早き春

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2011年04月20日

大通公園のカモメ

 赤れんが庁舎前の池にカモメが泳いでいるのは何度か見ている。海鳥が海の無い大都会までやってきて長居を決め込んでいるようである。このカモメが春先水の抜かれた噴水のところに居たのには少々驚いた。カメラでカモメを追っていると、通りすがりの人が、何の鳥かと聞いてくる。水の無いところでこの鳥を見かければ、カモメと直ぐには判別できなくても不思議ではない。向けられたカメラを嫌ったか、カモメは早々に飛び去ってしまった。それをカラスやハトが見守っていた。

水もなく 餌も無きプール カモメ居り

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近づけば 飛び去るカモメ カメラ追い

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2011年04月19日

中の川で見かけたキセキレイ

 自宅の近くを流れている中の川は、大都市を流れる川の例に漏れず護岸が徹底的に行われていて、両岸が石組みで固められている。そこに野鳥が飛んできて護岸の石の上に止まる。遠くなので何の鳥なのかわからない。とりあえず写真を撮って、帰宅して調べてみと、キセキレイとわかる。胸から下腹にかけてきれいな黄色で、これにより名前がついたのだろう。頭部は灰色で、目の上やあごのところに白い線が見え、胸毛と羽の部分が黒い部分がある。岩を舞台にした役者のようである。

川岸で 黄色を誇示し キセキレイ

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春公演 岩を舞台に 見得を切り

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2011年04月17日

星置緑地のコゲラ

 ミズバショウが咲いているのを期待して、星置緑地に出向く。緑地の木道の入口のところに、明日から開放の張り紙があり、作業員が木道のベンチのビニールシートを取り除いている。ミズバショウは小さな株が、緑の葉と白い苞を見せ始めている。雪解け水の傍の花を撮っていると、目の前の枯れ木に急に野鳥が現れる。コゲラである。急いでカメラを向けて撮る。背中の白黒の縞模様がきれいに並んで、目立つ鳥である。ドラミング動作もせず、観察の暇も与えず飛び去ってしまった。

ミズバショウ 撮るカメラ向け コゲラかな

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コゲラ着る 横縞スーツ 新年度

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2011年04月12日

キレンジャクの群れとの追いかけっこ

 散歩道で鳥の一群に出会う。遠目には何の鳥かわからない。後で写真を拡大してみて、キレンジャクと判明する。鳥の群れは近づくと集団で移動していく。写真を撮るために追いかけっこをしている塩梅である。鳥たちは餌を求めて移動しているけれど、止まっているナナカマドの枝にあった赤い実はすっかり無くなっている。カメラのシャッターを押すと同時に、キレンジャクが枝から飛び立った。望遠レンズの倍率がもっとあると、あるいはさらに鮮明な飛翔像が摂れたかもしれない。

ナナカマド 赤実代わりて キレンジャク

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望遠の 倍率ほしき 飛翔像

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2011年04月10日

五ノ戸の森のアオサギ

 旧琴似川に沿って五ノ戸の森の緑地がある。ここは春先にアオサギが巣作りをするコロニーになっていると聞いていたので、早朝に出かけてみる。緑地の周囲は住宅街や商業地なのに、アオサギが飛び交っている。ファインダー無しで飛ぶアオサギを撮るのは難しく、木の枝に止まっているところを狙ってみる。撮る方向で、姿は同じ鳥とは思えないほど変化する。早朝の曇り空で、陽の光が弱い。加えて、望遠レンズの倍率もそこそこで、満足の行く写真を撮ることができなかった。

枝先の アオサギ撮りて 五ノ戸森

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アオサギは 枝の置物 不動なり

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2011年04月09日

散歩で見かけたハクセキレイ

 電線に鳥が止まっている。下から見上げると、白い胸毛の一部が黒毛になっていて首のところにつながっている。黒い過眼線があり、尖った嘴と長い尾羽を持っている。ハクセキレイである。住宅街などの身近なところでも見かける鳥で、近づいても距離があればすぐ逃げるようなこともない。しかし、カメラを向けられると鳥も警戒するのか、電線から飛び立って、地上からより離れた家の屋根に止まってこちらを見ている。未だ寒いせいか、胸から腹の辺りの毛を膨らませている。

電線上 バランス取りて ハクセキレイ

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屋根上で 身を膨らませ 早き春

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2011年04月05日

日本最小のカラ種のヒガラ

 写真判定でシジュウカラとわかった鳥と一緒に飛び交っている野鳥を、最初シジュウカラと思っていた。しかし、写真でよく見ると、シジュウカラの特徴の黒ネクタイの模様がない。野鳥図鑑でさらに調べると、これはヒガラのようである。日本のカラ種では最小のものとある。特徴として頭部に短い冠羽があり、写真を拡大して見ると、冠羽らしきものが見える。野鳥も小さい種類のものほどよく動きまわるようで、シャッターを押すのと同時に枝から飛び立ち、その姿が写っている。

冠羽(かんう)あり 威厳を示し ヒガラかな

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最小の カラ種の動き 瞬時なり

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2011年04月04日

黒ネクタイの目立つシジュウカラ

 春の入口にさしかかっているのは、目に止まる野鳥が増えたことでも感じられる。庭の松の木の辺りから鳥のさえずりが聞こえてくる。よく見ると、小さな野鳥が飛び交っている。松の木に止まったところを写真に撮って画像を表示してみると、胸のところに黒ネクタイを締めたような模様がある。シジュウカラである。画像を拡大してみると、黒ネクタイはジグザグ模様になっている。好みでこの模様を選んだ訳でもなかろうが、普通の真直ぐなものとは異なったデザインで洒落ている。

黒タイを 締めてお目見え シジュウカラ

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黒タイは ジグザグ模様 お洒落なり

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2011年02月24日

リンゴの実を啄むキレンジャク

 枝に残っている萎びたリンゴの実を目当てに野鳥が集まっている。リンゴの木が道路脇にあるので、車や人通りの少ない早朝に、枝に留まっている。撮った野鳥の写真と図鑑の鳥を比べて、キレンジャクと判定する。図鑑にはっきりした写真があって、過眼線と喉の部分が黒く、尾に赤と黄色の部分が見える。白、赤、黒、黄色の配色が羽にあり、この鳥の特徴である。似た鳥のヒレンジャクの羽には、黄色や黒が見られない。寒いせいか、体毛を膨らませて、丸いボールみたいのもいる。

朝日浴び 萎び実突(つつ)く キレンジャク

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寒き朝 枝に乗りたり 鳥の球(たま)

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2010年05月01日

北大植物園のシジュウカラ

 例年、北大植物園は昭和の日(4月29日)の祝日に合わせて開園する。その翌日は平日で、今年(2010年)はぐずついた天候の続く雨模様の日で、園内の客は申し訳程度の数である。緑が戻ってきた芝生の上で小さな野鳥が飛び跳ねている。餌になるものでも探しているのだろう。翼の中雨覆あたりに白線が目立つ。黒いネクタイをしているようで、シジュウカラである。正面から見ると、首から胸、腹にかけての黒いネクタイ状の模様が線状で、雌の特徴である。雄はタイが太く広がる。

緑芝 白黒模様 目立ちたり

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シジュウカラ 黒いネクタイ 雌鳥なり

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2010年04月30日

バッコヤナギとヒヨドリ

 春先は、鳥が啄ばむ木の芽はそれほど多くない。その中でバッコヤナギの花が、白い穂から黄色くなって膨らんでいる。ヒヨドリがこのバッコヤナギの花を嘴でつついているのは、花を食べているのだろう。ヒヨドリは、木の幹の色で体を覆っているように見え、色彩的には目立つ鳥ではない。それでも、バッコヤナギの木にとまっているところは、絵になっている。枝で反り返っているところを見上げると、春の到来で、野鳥も嬉しさを体で表現しているのかと、勝手に思ってしまう。

ヒヨドリが バッコヤナギの 花突き

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身を反らせ 野鳥喜ぶ 森の春

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2010年02月08日

庭木で休むヒヨドリ

 厳寒期に、庭木に飛来する少し大きめの鳥がいる。ヒヨドリである。羽を休めるためか、啄ばむ実も無い木の枝にしばし止まっている。木の実や木の芽があれば、それを啄ばむための長く鋭い嘴が顔の先に突き出ている。顔をこちらに向けると、頭と顎の毛が逆立っている。寒いので保温のためだろう。翁の顔のように見える。カメラを変えて撮影しようとしている間に、その姿は消えている。野鳥を撮るには、束の間の猶予しか残されておらず、撮れると幸運としかいいようがない。

庭木には 啄ばむ実なく 厳寒期

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ヒヨドリは 毛を逆立てて 翁顔

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2010年01月17日

餌箱のゴジュウカラ

 ゴジュウカラは白い体に灰青色の羽があり、目の部分を通過する黒い過眼線が特徴である。円山の登山口から少し登ったところにある餌箱にやって来た野鳥を撮った写真には、ゴジュウカラのこれらの特徴がはっきりと見て取れる。小鳥の野鳥は体が小さいのに加えて、動きがすばやくて、写真に撮って判定しないと識別が難しいことがある。ゴジュウカラを見分ける方法としては、その特技がある。木の幹を、頭を下にして下りてくることができる。餌箱ではその特技は未公開である。

これ見てと 黒のラインの 過眼線

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餌箱で 特技の披露 未公開

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2010年01月14日

円山登山道のヤマガラ

 円山の上り口のところに餌箱があって、登山者が種を置いて野鳥を呼んでいる。この季節、餌探しも困難なのだろう、野鳥が間を置いて餌箱に飛来する。それらの野鳥のうち、ヤマガラは黒と焦げ茶色で目立つ小鳥である。頭部と胸のところが黒く、頬から胴体にかけて茶色の配色で、カラーコーディネイトが決まっている。昔、この鳥は飼い慣らされて、おみくじ引きの芸を披露した。しかし、種の保護の観点から芸をさせる目的の飼育も廃れ、代わって餌箱の種を嘴で挟んでいた。

ヤマガラは 黒の頭髪 黒胸毛

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みくじ引く 芸の廃れて 種を引き

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2009年12月13日

ホシガラス 円山の地に 人集め

 家でデスクワークばかりしていると、メタボ予備軍であることをより確定的にしてしまうので、円山近辺を歩くことにして出かけました。人が集まっているので、何かと聞いてみると、ホシガラスが来ているとのことです。野鳥には不案内で、この鳥が普段は高山に棲んでいて、人里には姿を現さないそうです。どうにかホシガラスを写真に収めることができました。それにしても、ホシガラスが来ている噂で、探鳥会の人とか野鳥撮影の人がやってくるのには驚きます。

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2009年07月07日

前田森林公園の鴨

 前田森林公園には長さ600m、15mのカナル(運河)がある。ここに鴨が群れて棲んでいる。カナルといっても夏に水が張られるだけである。鴨の食するものはなさそうに見え、鴨はいったい何を食べているのだろうか。その解答に出会う光景を目にした。カナルの両脇にはポプラの並木があって、ポプラの綿毛が道やカナルの水面を覆うよう舞い落ちている。カナルに泳いでいる鴨がこの綿毛の種を啄ばんでいる。鴨は種子や水草を餌にしているのである。仔鴨もせっせと食事中であった。

好物は ポプラの綿毛 親仔鴨

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食べ飽きか そこここにある 綿毛餌

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2009年05月22日

丘珠緑地公園のハクセキレイ

 この鳥は開けた野原のような場所を好み、写真は丘珠緑地公園の造成された草原のところにいたのを撮っている。人をあまり怖がらない鳥のようで、カメラをむけても我関せずの態である。ただし、鳥と我が方の距離は十分にあったけれど。この鳥は尾羽を三分割して、中央の尾羽を立てたりする動作をする。これに何の意味があるのか分からない。雄鳥は頭部から背中にかけて黒色が強いのに対して、雌鳥は背中の部分が灰色に近いと図鑑に解説があり、写真のものは雌かもしれない。

カメラ向き 逃げるでもなく 里の鳥

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尾羽立て 何を意味して ハクセキレイ

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2009年05月21日

青葉の中のヒヨドリ

 青葉が茂るようになると野鳥を撮るのが難しくなる。木の葉が邪魔をするからである。小型の野鳥になると、鳴き声は聞こえるけれど、姿は重なる木の葉に隠れてどこにいるのか目で見つけるのさえ難しい。ヒヨドリは比較的大きな鳥で、木の上で木の芽でも食べているのだろうか、近づいても人間をあまり気に掛けないところがある。望遠レンズのあるカメラでもなく、ズーム機能で何枚か撮ってみる。考え事をしているようなもの、口をあけ話しているようなもの等々と写っていた。

ヒヨドリは 喋るが如く 口開き

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思案気な 顔こちら向け 青葉中

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2009年05月18日

琴似発寒川のアオサギ

 札樽自動車道が琴似発寒川を跨ぐ新発寒橋の写真を、これまた同じ川を跨いでいる下手稲通の八軒橋から撮っていると、川の中洲のところにアオサギがいる。道路は車の往来が激しいけれど、木立で隠されたようになっている中州や川岸は意外と人目のつかない場所で、アオサギの居場所の一つらしい。一羽で佇んでいる姿は、孤高の鳥である。手にしたカメラのズーム機能でかなり離れたところから撮影を試みる。羽替わりするのだろうか、箕の笠を着たような羽になって写っている。

アオサギは 孤高の鳥で 都市の川

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蓑笠を 着たるが如き サギの羽

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2009年05月08日

アカゲラの雌

 野鳥は動きが早く、木の枝や葉に隠れたりしていて、カメラに収めるのに精いっぱいである。この状況では、野鳥に雌雄があって体や羽の色が微妙に違っているのなどと観察している余裕もなく、見つけ次第にシャッターを押している。あとで図鑑を調べると、写真のものはアカゲラの雌である。雄との差は、後頭部に赤い模様があるのが雄で雌にはそれがない。白樺の幹に止まっていると、白樺の白い幹に黒い部分があるのに合わせたような羽模様にして擬態しているかのようである。

後頭部 赤斑無くて 雌鳥なり

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白黒の 白樺幹に 擬態かな

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2009年05月04日

カケスの初列雨覆

 鳥の羽には、その機能に応じて風切(かぜきり)とか雨覆(あまおおい)の名称がついている。文字通り風を切る(風に乗る)ためのものや、雨に対する覆いの役目を果たしている。それらの羽で、最初に並んでいるものが初列となる。カケスの初列雨覆は青、白、黒を交互に並べたチェッカー模様になっている。羽の色は羽の機能に直接関係なく、どうしてこんな配色と模様になったのか謎である。色模様だけなら、カケスの初列雨覆は、他の鳥と比べてなかなか洒落たデザインである。

雨覆(あまおおい) 初列のデザイン お洒落なり

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鳴き声は 何を真似てか カケスなり

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2009年04月24日

頭上のヒヨドリ

 この鳥は住宅地でも群れをなして飛んでいるのを見かける。全体が灰褐色で、胸のところに白斑があるのが特徴である。写真で嘴を開けているのを見ると、かなり鋭い嘴である。木の実などを器用に摘んで食べるため、先細の箸のような嘴になっているのだろう。木の実を摘んでいるところの写真を撮ってみたいものである。花芽も食べるとのことで、森に緑が戻ってきて、花芽が膨らんできたせいか、山道を歩いていると頭上に止まっている。下から見上げた写真をすばやく撮ってみた。

ヒヨドリは 白斑の胸 膨らませ

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口元に 先細箸を 用意して

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2009年04月23日

落葉松に 等伯描く カラスなり

 長谷川等伯と狩野永徳のライバル対決をテーマにしたテレビ番組で、等伯描く国宝「松林図」が出てきた。少し前に、散歩道で撮った落葉松(からまつ)の写真を思い出した。落葉松は等伯描く松林図の松ではないけれど、モノクロの落葉松に黒いカラスが止まっている写真は、墨絵の感じが出ている。等伯が落葉松にカラスを加えて描いた絵のように見えてきた。

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2009年04月21日

最小のキツツキの仲間

 キツツキの仲間で最小の種といわれるだけあって、木の上で活動しているのを見つけるのが難しい。しかし、歩いていて、急に木の上に姿を見せることもあり、写真に収めようとするのだが、動きが早く、カメラの焦点を合わせる間もあらばこそ、幹の反対側に隠れてしまったりする。似た鳥にコアカゲラがいるが、雄鳥の頭頂部分に赤班があり区別ができる。しかし、雌のコアカゲラにはこの赤班がなく、コゲラとの差は頭部から首辺りが茶色のがコゲラ、白がコアカゲラの雌となる。

最小の キツツキ種でも 存在感

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写真撮る 間もあらばこそ かくれんぼ

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2009年04月18日

春先のカケス

  この鳥の写真を撮ってから野鳥図鑑を買ってきて何という鳥かと調べてみる。最初はモズかとも思ったけれど、モズは目の周りが黒く隈取されている。特徴ある羽(初列雨覆)や全体赤褐色がカケスと一致する。猛禽類の鳥や他の小鳥の鳴き声を真似する器用な鳥である。秋に樹洞や浅く掘った地面にドングリなどを隠す習性がある。虫類や爬虫類に加えてネズミなども食べるというから、食欲のすさまじい鳥である。そのうち飛び去って行ったけれど、背景の山には未だ雪が残っている。

図鑑見て モズと間違う カケスなり

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浅き春 カケスの彼方 残り雪

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2009年03月18日

庭に来たアカゲラ

 窓の外のオンコの樹の幹に、下半身が赤く特徴のある鳥が取り付いて、盛んに動き回っている。アカゲラである。樹の中の虫を探しているのだろう。幹のウロ状のところなんかにも頭を突っ込むようにして突いている。突く音に目覚めた虫にアカゲラの嘴が迫るという図になるのか。もっとも、虫は樹の中でも凍りついていて、外気がもっと暖かくならないと動き出さないだろう。アカゲラを背中から見ると、白黒の礼服を着込んでいるように見える。春の式にでも出席したようである。

目覚めれば 嘴迫る 樹中虫

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アカゲラは 礼服まとい 春の式

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2009年01月24日

庭の立木のヒヨドリ

 雪が降って、庭の立木の枝にも雪が積もっていたのに、いつのまにか解けてなくなっている。雪がなければ枝は鳥たちの止まり木となり、ヒヨドリが五,六羽ほど群れて止まっては、また飛んで枝を替えている。食べるものもないのに、と思いながらガラス窓越しに写真を撮ってみる。写真をパソコンの画面でみると、春に備えて脹らみ始めている木の新芽をヒヨドリが啄ばんでいるらしく、芽を狙ってくちばしを開いている。冬の間に生をつないでいる秘密を、偶然垣間見たようである。

ヒヨドリの 止まり木になり 雪解け木

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ヒヨドリに 啄ばまれるや 冬新芽

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2008年09月02日

カラス

 札幌はカラスの多い街である。これは周囲に山が多くてカラスのねぐらに適していて、都会の残飯やゴミに餌を確保できる条件が揃っているためであろう。しかし、人間側から見ればカラスは厄介な鳥である。カラスによるゴミ場のゴミの散乱は衛生と美観上から問題である。さらに切実な問題は、子育て時期のカラスで、目をつけられると歩いていても後ろから襲われたりするから恐ろしい。小さな子カラスを見たことがないけれど、カラスはすぐに親カラス大になるのだろうか。

青空に 威嚇の声の 広がりて

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若ガラス 遊ぶが如く 地を歩き

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